SSブログ

ギュスの肢 : 混迷中。 [病気]

八月も中旬になってしまいました。立秋過ぎてから頭がくらくらしそうな酷暑に見舞われたオーギュス地方ですが、今日はちょっと一息つけてます。お陰で、ギュスがものすご~く久しぶりに早朝散歩(といっても距離にしたら200mくらい!)することができました。(^o^)

けれども、肢の具合が良いわけではないのです。

<タイルだと滑って立てないので、出入りの時はカーペット敷いて対応中!>
16080101.jpg

6月下旬からズンズン悪化した右後肢の方は、パラディア服用を中止して丸2週間経過した8月4日頃から改善の兆しが見えだして、やっぱり副作用だったのかも~と思いはじめていました。かれこれ2週間以上、ほとんど感覚がなくなって力が入らずブラブラで、ナックリング状態のまま加重したり、よろけて尻餅ついたりだったのが、今日現在、かなり力が入るようになっていて、他の足をあげてもよろめくことがなくなってきているし、ナックリングも見られなくなりました。

本当なら、やれやれなんですが・・・

右後肢が改善傾向になったのと入れ替わりで、8月6日から左後肢が右後肢と同じような状態になってしまって、今度は左の感覚が麻痺傾向(=力が入らない&ナックリングのまま加重)、さらに追い討ちを掛けるかのように、翌7日の昼頃から突然骨肉腫の患部(右前肢)が腫れあがってきて、久々のびっこ!(>_<)

まぁ、骨肉腫部位の腫れは、パラディア中止して2週間以上経過してることから、腫瘍の症状が進んだのだろうと予想がつきましたが、左後肢については「?」でした。

話が前後しますが、8月5日の金曜日、オードリーの大学病院受診に合わせて、今後痛みがぶり返した際に再び放射線照射をするべきか、だとしたらどのタイミングがいいのか等々、放射線疼痛治療を担当してくれた先生と話をすることにしました。

たまたま駐車場で正にギュスがスロープを下っているところへ担当の先生が通りかかり、「前肢、なんともないみたいですね~あれ、後肢どうしたの?」と声をかけられました。この時点では左後肢はまだ症状は顕著でなく、しかし右後肢もやっと少し回復の兆しがみえた程度で、ちょっとヨロヨロしていましたので。

診察室で話す段になって、「7月8日に(かかりつけで)撮ったレントゲン画像を見た限り、ガンは活動休止してるようですね。(放射線あてた)5月より、見た目、腫れが小さくなってますよね。じんわり進行ともいえないレベルに思えるんですけど。だって骨肉腫ですよ!」って典型的な骨肉腫の進行を示す症例の画像を何枚も見せてくれました。

<先生がエアコンを20度に設定してくれたので、スヤスヤ眠るギュス♪>
16080501.jpg

ギュスが受けた放射線治療は、ガンを消滅させるための治療ではなくて痛みを緩和するためのものですから、放射線照射によってガンの活動が抑制されることは通常は考えられないけど、なんででしょうね~とも。

とりあえず骨肉腫の方は落ち着いているので、残り2回の放射線治療を受けるとしても、また痛みがでてきて経口の鎮痛剤では対処できなくなってからでいいのではないかと。

そこでママ、カクカクシカジカ、現在パラディアを止めていて、その間異常なパンティングが起きたり、全身状態が落ちてきているようでもあり、肺転移が進行しているかもしれないので、痛みが再燃する頃には全身麻酔に耐えられなくなるのではと尋ねると、「肺の70%くらいが腫瘍で侵されないかぎり顕著な呼吸器の症状はでないから、時々肺のレントゲンを撮りつつ肢の状態を見ながら決める事になるのかな~その時麻酔に耐えられそうにない状況だったらその時考えましょう」と。

一方で、右後肢の麻痺(?)がパラディアの副作用ということは考えられるか尋ねたところ、それは有り得ると。この先生、自分はこの病院では一番パラディアを使っていると思うけど、今まで副作用として後肢の跛行が出たケースはないものの、海外ではかなり報告されていて、用量が多いのかもしれないと。

というわけで、中止して改善しているようであれば副作用の可能性は高いので、もうしばらく中止したまま様子をみて、症状がよくならなかったり、悪化するようなら他の原因も疑って神経科を受診してはどうかと。

この時点では、骨肉腫の活動が活発化してる様子も無く、右後肢の麻痺も改善傾向がみえてきて、パラディア中止した結果、いずれ骨肉腫や転移が進行するとしても、まだ切迫してる訳ではないのかな~と、ほんの少しだけ気持ちが明るくなったのでした。

が、その翌日(8月6日土曜日)から左後肢がおかしくなり、さらにその翌日(8月7日日曜日)骨肉腫の患部が腫れあがり、月曜(8月8日)は、車から降りる際、スロープから後肢を踏み外して尻餅つくような姿勢で落下、ママ肝を冷やしました。

大学病院の先生の話しをかかりつけの先生に伝えたときに、前回のレントゲンから1ヶ月、パラディア中止してから2週間以上経っているので、一度肺のレントゲン撮ってみましょうかと言われていたこともあり、散歩のあとクリニックに直行。週末からの状況を話すと、骨肉腫の患部が腫れあがっていたこともあって、「患部のレントゲンとりましょう。それで余力があれば肺も」って。

この日は、右後肢がまだ危うい感じだったところへ左が立たなかったので、いつも後肢で支えてレントゲン台に前肢を乗せる動作が上手くいきません。渾身の力をこめてギュスの体重を受け止め、なんとか右前肢を2枚撮りましたが、ギュスもママもくたくたで、肺まで撮る気力がありませんでした。

で、骨肉腫の状態はというと・・・

1ヶ月前と比べるとずい分骨溶解が進んでいました。これまで腫瘍が肥大していたのとは反対の側も溶け始めていて、棘棘~(/_;)

今までの経緯からして、やはりパラディアが腫瘍の進行を抑えていた事は間違いないだろうという結論に。

とすると、このところの全身状態の悪化を考えると肺転移も始まっているだろうから、近いうちに一度レントゲン撮りましょうということで、この日はお開きになりました。

で、8月9日の火曜日は、東京都心でも37度を超える異常な高温だったこともあって一歩も外に出ず休養、午後はゆうさんがみえてボディケアして頂きました。そしたら、休養とケアのお陰か、なんだか自力で立ち上がれるようになり(=左後肢も復調してる?)、10日も、なにやら終日もぞもぞ姿勢を変えたり立ち上がったり、半月振りくらいでけっこう自力で動き回っていました。

しか~し、動き回ったせいなのか、骨肉腫の患部周辺は更に腫れあがって、今度は前足のびっこがぁ~orz

昨日(8月10日)からとうとう鎮痛剤(=トラマール)の服用を再開しました。

現金なモノで、そしたら今日はちょっと元気になって、朝は涼しかったし、パパが夏休みに入ったこともあって、早朝散歩に出かけたというわけです。(^^)

で、肢の具合がまぁまぁなら車の乗り降りも安心なので、月曜に保留した肺のレントゲンを撮りにいってきました。

先生も、ママも、覚悟していたのですが・・・

結果は、まだ転移してない?!

1ヶ所気になる部分があるにはあったのですが、レントゲンレベルだと、腫瘍なのか、血管なのか判別不能ということで、今日現在、まだ “遂にきたか” という状況ではありませんでした。

そこで、後肢の状態が改善してきているとしたら、パラディアの副作用だった可能性が高いものの、ここは用量を減らして(間隔をあけて=隔日投与だったのを週2回に!)再開してはどうかと提案されました。

でもね、現在右前肢の骨肉腫の痛みも出てるわけで、薬再開して後肢の状態がまた一気に悪化したら間違いなく立てなくなっちゃうだろうから、それはここまで断脚せずにがんばってきたことを考えたら本意ではないわけです。

「オーパパと相談して決めます」と返事して、今日のところは帰って来ました。

一時は、骨肉腫が休眠状態なのに後肢の異常で立てなくなるなんて、と落ち込み・・・

今度は、骨肉腫が活動再開で凹み・・・

確かに、後肢の状態をみながらパラディア再開して、一方で肺転移をチェックしつつ、前肢の痛みの手当て(放射線の残りも含めて)をしていくのがベストなんだと思うんだけど、目先のQOL(=自力で動ける!)を優先させるならパラディアは封印するべきなのかもしれないし・・・

今日から夏休みのオーパパは、能天気に「明日からお山にいって考えよう!」とかいってるけど、暑さの中移動するだけでもかなり消耗するわけで、7月の3連休の二の舞はやだなぁ~と踏ん切りのつかないオーママです。

      ******

ついでに、オードリーの定例貧血チェック@大学病院受診のこと記しておきます。

result_20160805_azabu.jpg

はい、「年齢考えなければ献血できる数値です!」 だそうです。

      ******

貧血の方は問題なさそうですが、実は7月下旬から喉の方が不調です。

肺炎とか気管支炎ではなさそうとのことですが、気管虚脱が進行してるかも、ということで、これまた気管のレントゲンを撮ったほうがいいかも~といわれてますが、近頃言葉が通じなくなってきてるオードリー婆さんですので、けっこう大変そうでして、まだ保留中です。^^;

<どこでも、いつでも、マイワールド!>
16080301a.jpg

<とある木の根元に、なんと4~50もの蝉の抜け殻が!>
16080301b.jpg

とにかく、自分の関心事以外は眼中になし。ま、今に始まったわけじゃありませんけどね。(汗;)

すっかり仔犬というか、トレーニングする以前の素のオーちゃんに戻ってまして、滅多にママのことを気にかけることがなくなってます。(大汗;;;)

一方で、食への執着は増すばかり。

「オイラもう食べられないから~姉ちゃん、ヨロシク!」
16081002.jpg

「ギュスもああいってるじゃない。片付けてあげるわよ!」
16081001.jpg

「姉ちゃん、すっごい食欲だね。夏バテとかしないのかな?」
「あれはボケが入ってるのかも。。。
 “ ゾンビなオーちゃん” 改め “ハイエナ婆さん” て呼ぶことにしましょ!」
16081003.jpg

物凄い食欲といえば・・・

16080801.jpg

久々の長~いヨダレ!

ロックオンしてるのは、ごまパン。

16080701.jpg

発酵までは、やや過発酵気味かも~でしたが、その結果(?)釜伸びがイマイチだったかも・・・

16080702.jpg

そんなことは気にしない方々です。(^^ゞ

食欲落ちてきてるギュスにも “ごまパン” 好評でした。

16080802.jpg


コメント(2) 
共通テーマ:ペット

コメント 2

前田朋

おはようございます。猛暑がつづく京都です。
東京も暑そうですね。外に出るのに決心しないといけませんね。
少し、朝晩は気温が下がるようになり、敏感な犬たちが部屋で寝るようになりましたよ。

ギュス、しんどいね。痛みがでないで、病気とつき合っていける方法が見つかればいいね。薬は元気な細胞にとっては毒だから、塩梅がむずかしいところですね。
オーちゃんみたいな婆さんになれると、きっと幸せだな。ね、ギュス。

気温やのんびりさを考えると、お山での夏休みはいいかもしれませんね。大型夏休みなら、オーパパといっしょに、オーママもリフレッシュしてくださいね。

秋の出版シーズン前の夏(当たり前だけど)は、いがいとバタバタなんですけれど、また、お邪魔させてもらえるように、がんんばりまーす。

ギュス、オーちゃん、オーパパにくれぐれもよろしくお伝えくださいな。
by 前田朋 (2016-08-12 06:20) 

ジャンニスキッキ

> 前田朋さん、
西日本はずっと猛暑日ですよね。関東は今年は続きません。
おととい昨日と少し暑さが下火だったので、昨日思い切って山にやって来ました。ギュス、今回も到着からしばらくは問題なかったのに、夜の10時頃からハッハッハッハとやり始め、明け方まで続きました。でも前回より酷くないので様子見てます。状況によっては帰るのかな??

山はやっぱり涼しいです。でも日中はエアコン+保冷剤の必要なギュスです。居場所が20度超えるとダメみたいです。あと湿度との兼ね合い?
神山は日が落ちれば涼しくなるから一息つけますね。でも、どうぞ体調に気をつけて、夏終盤乗り切ってください!

by ジャンニスキッキ (2016-08-13 17:39) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。