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ギュスの肢 : 3度目の放射線疼痛緩和治療 [病気]

本日、台風から変わった温帯低気圧の影響で朝から猫の目天気なオーギュス地方です。オードリーは降り出す前にパパと早朝散歩に行けたものの、ギュスは出遅れてタイミングを逸してしまいました。orz

      ******

前回の記事をアップした後、骨肉腫の腫れと熱感が続き、びっこも酷くなってきて、「内服薬(トラマール125mg×3回/日)では抑えられないレベルになってるのかもしれませんね。麻薬パッチ使いましょうか。でもその前に残り2回の放射線をしてもいいのかな...」ということになって、8月26日に3ヶ月ぶりで放射線治療を受けました。

5月のときは出張だか研修だかで海外にいってた本来の放射線担当医が戻ってきていて、しばらくぶりだったこともあり、その間の経緯を含めて、実施前に色々話しました。

前回の先生から、疼痛緩和目的の放射線治療の場合、効果は3週間くらいと聞いたのに、3ヶ月近く鎮痛剤の世話にもならず、見た目、ガンが休眠状態になっているくらい効果があったという話になったら、今回の先生は、通常4回1クールの治療で、(効果がでるケースでは)照射後3週間以内に効果が確認できて、最長2ヶ月くらいは効果が持続するといわれているというのです。

なんか前と話が違ってないか?でもギュスの場合、しっかり効果があったということね。

この先生によると、2回の照射でここまで効果がでたのはラッキー[るんるん]みたいな??

で、あと2回残ってるけど、前回同様2回続けて(1週間間隔で)受けた方がいいのか、目下体調が落ちてきていることから、今日(8月26日)照射したらしばらくあけて体力チャージしてからでもいいのかと尋ねたところ、「自分もどっちがいいのか迷うところです」って。

実はこの日、5月の時は2回とも1時間前後で戻ってきたのに、1時間半くらいかかって、呼ばれたときにはしっかり覚醒していたものの、「途中で心房細動がでたときは焦りました」とか言われて、ママ、突っ込まなかったけど、何か蘇生処置でもしてたのでは?みたいなこともあって、1週間後にまた全身麻酔ってどうなんだろうと迷ったわけです。

そりゃ~ね、この先どんな痛みが待っているかわからないし、遠からず病的骨折がおきて寝たきり生活になる確率が高いんだから、麻酔の眠りから醒めずに逝けたら、ある意味 “(消極的?)安楽死” というか、それはそれで苦痛から解放されるんだからと自分に言い聞かせてるけど、いざ現実となったらどうなんだろう?みたいな・・・

照射直後は照射による炎症や浮腫みが出るのは前回経験済みだったものの、前回は1週間後に2回目を受ける時点でどういう状況だったのか(1回で効果があったかどうか)判別できていなかったと告げると、じゃあ少し間隔あけて、様子で次回(最後!)の日程を決めましょうということになりました。

そして今日現在、丸々2週間経ちましたが、骨肉腫の部位に照射前ほどの腫れはなくて、熱感も無し、びっこもひいていません。ただ、後肢はすっかり萎えています。お尻回りの筋肉やハムストリングがすっかり落ちてしまって左まで動きが怪しくなってきてるし、右の麻痺(?)は完全には元に戻っていないようなので、介助しないと起立が大変です。

そのせいか、よほどでないと立って歩き回ることをしないので、そうするとますます関節の動きも悪くなるし、悪循環にはまりつつあります。でもでも~番犬モードのスイッチが入った時は、止めろと制止してもサッと立ち上がって窓辺に走りよっていくので、まだまだ諦めてはいけないな~と。(^^ゞ

そんなわけで、最後の1回(4回目)の放射線治療は保留中ですが・・・

先月来の原因不明のパンティングが、まだまだ肺転移によるものではなさそうというし、温・湿度をコントロールしたり、それでも暑そうなら保冷剤で冷やしたりしてるから暑さのせいでもなさそうだし、足の痛みが落ち着いているのに鎮痛剤でも治まらない痛みによるものだとしたら、いったいどこが痛いんだ?という話になり・・・

よ~くよく見てたら、ずい分前から気になっていた右下にして横臥しないという現象がここへきてすごく顕著になって、ケアの時に右下にしてというと拒否ります。また、右前足の付根付近をスキンケア中に櫛で梳くと反応していたのが徐々に激化して、触ると仰け反る!(今日現在左にも同じような反応が出始めてる...+_+)

そしたら、右の脇の下のリンパが腫れてきました。腫れたというより、コリコリとシコリみたいな感触。先週木曜(9月1日)の時点で6~7cmだったのが、今週月曜には15cmを超えてました。(T_T);

今更調べてもどうなるわけでもないだろうと思いつつ、シロクロつけば今後の展開が少しはみえるかな~と、9月1日に(一番細い針で)針生検を試みましたが、血液しか採取できず、その場は断念。「今度もっと太い針で...」といわれたけど、もう調べなくてもいいよね。

かかりつけの先生、「骨肉腫は血行性でリンパ節への転移は稀だといわれていますが、無くはないです。新たなリンパの腫瘍であれば左右対称に出ることが多いし、首の回りもグリグリしてきますので、放射線による影響も考えられるけど、おそらく転移だと思われます」って。

聞けば、今は膜に覆われて形を成している癌細胞、次第に膜を破壊して外側の筋肉や皮膚組織に浸潤、終いには表皮を突き破って噴出(?)してくることもあるのだとか。(*_*)));

仮に右前肢の骨肉腫の転移だとして、このあと肩関節に飛んでから肺にいくのが想定される転移パターンで、リンパ節のガンが上記のような状態になる前に寿命が尽きることが普通なんですが、(展開の読みづらいギュスの場合は?)最悪のケースも想定して、(そこまで行く前に?)腫瘍が大きくなって右前肢の血管やリンパ管を圧迫してパンパンに浮腫んだり、動作に支障がでた段階で局所的放射線もありです、と。

「えっ、放射線て4回しか受けられないんですよね?」と尋ねると、「たしか1部位につき4回で、違う部位であれば大丈夫だったはずですけど。麻布の先生に聞いてみてください」と。

参りましたよ。

もう “治療” の段階は過ぎたよね~緩和ケア、特に痛みの緩和のための放射線は、ギュスの体がもつなら、残り1回やる意味あるよね~と考えてはいました。

だけど、表皮が破けて癌が吹き出てくるかもしれなくて、それでも寿命は尽きなくて、手立てとしては放射線、て。

ここまで聞いて、ママ、思わず、そうなる前に眠りに就いてくれ~と心の内で叫びましたわ。

何でこんなことになるんだろうね?

ギュスの骨肉腫が進行の遅いタイプで、骨の状態が超大型犬&年齢の割にはとっても状態がよくて、さらにさらに、発症から9ヶ月がたった8月現在でも58キロと体調を保ってきたこと等々、本当なら喜ばしい諸々が全部裏目に出てるんじゃないの?

そんなことを思ったら、すっごくやり切れない気持ちになってしまったオーママでした。

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先週末、夕方、パパ&オードリーも一緒に野津田公園にいきました。

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この前々日だったか(訂正:この日でした。頭が死んでるぅ~-_=;)、日中、ママと二人でやっぱり同じ場所に出かけたのですが・・・

いつもなら往復の車中は伏せてるギュスが、別のエリアの分岐を通り過ぎるところで、なんと起き上がって、後向いて外を見たのです。

なんか気になっちゃって、思わずUターンして、ススキのエリアに行きました。ここは知り合いワンコさんと出会える場所だから? そういえばこの前日、リス園の駐車場にいった時、ずい分辺りを気にしてたっけ。「誰かこないかな~」みたいに。もう何ヶ月も、車から降りて2~30mうろついて車に戻るだけの散歩とも言えない散歩が続いてるものね。ワンコ好きのギュスにしたら、思いっきりワン友と戯れたいのかもしれない。その想い、叶えてやりたいけど・・・

といいつつ、昨日も同じ場所で同じパターン。^^;

16090703.jpg

動いてるギュスも載せておこう!


タグ:骨肉腫
コメント(2) 
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コメント 2

前田 朋

おはようございます。
ギュス、穏やかな顔していますね。きっと家族を信頼しきっているからですね。
どうしてあげたら、いちばん良い結果になるんだろう、といつも考えてくれていることが、判っているんですよ。
だから、迷うだろうけれどオーママやオーパパが決めることが正解だと思いますよ。
ギュスはいままで、ちゃんと栄養も運動もしてきているから、病気の進行が読めないのは、体がちゃんと病気に立ち向かっている、という結果なんでしょうね。
オーママ、ちゃんと休息とりながら、ちゃんと食べて下さいね。
幸せな今日でありますように。いつも祈ってます。
by 前田 朋 (2016-09-09 06:48) 

ジャンニスキッキ

> 前田朋さん、
おはようございます。
いつも励ましのコメントありがとうございます。
朝起きて・・・
漢方薬あげて・・・
「さて今朝のメニューは何にしよう?」が日課になってます。
暑さもだけど、とにかく湿度がこたえます。
健康でも食欲落ちるくらいだから、ギュスも辛いんだろうけど。。
さ~て、犬たちの朝ご飯の仕度にかからなくちゃ。(^_-)-☆

by ジャンニスキッキ (2016-09-09 06:54) 

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