ギュスの肢 : 転移の進行 [病気]
今月は本当に雨が多くて、洗濯物乾かすのに四苦八苦です。浴室乾燥フル回転ですけど、ギュスの敷物は人間用なので一度に何枚も干すわけにいかず、外はザーザー降ってても毎日洗濯機回してました。が、今日は久々に外に干せる程度にお天気回復してくれて、ヤレヤレ。
といっても相変わらず湿度高くて・・・台風一過の秋晴れもなかったし、いつになったら大陸からの爽やかな秋風が吹き降りてくるのでしょう。(=.=)
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さてさて、ずいぶんブログご無沙汰でしたけど、その間にギュスターヴの状態に大きな変化がありました。
9月12日ころから、またまた右後肢の脱力(麻痺?)が再発して、こんどは左後肢もなんだかな~という感じになり、かな~り起立や歩行が危うくなっていたものの、今から10日前、9月15日の日中まではママ一人の介助でもなんとか車の乗り降りもできていました。
ですので、この日も昼前に野津田公園に出かけ、その後、かかりつけを受診しました。院長先生、あまりにも急激な後肢の衰弱に困惑していました。しかし右前肢の骨肉腫の患部は熱感もなくて、腫れも若干引いて、8月26日の放射線治療は効果が続いているようでした。
<9月9日のお散歩にて>
ですが、痛みが和らいでいるにしろ、いつ折れてもおかしくない状況に変わりはなく、そこへ後肢が両方とも機能しなくなったからでしょうか、この後いっきに力が入らなくなっていき、遂にはママ一人では起立介助が難しくなりました。
それでもオーパパと二人で立たせて介助しながらトイレスペースまで自力歩行、かろうじて排泄はできていましたが、老人の日の3連休最終日、遂にどうがんばっても立つ事ができなくなってしまいました。後肢両方と、(いくら痛みがほぼないとはいっても)前足1本が使えないわけで、左前肢だけではどうにもならなくなったという訳です。
後肢の状態については、右はパラディアの副反応が発端だったと思われますが断定はできませんし、左は長期に渡ってほとんど運動(歩行)できない生活が続いてすっかり筋力が低下したためだろうけど、最後あまりにもいっきに力が入らなくなってしまって、これまた何で?という感じ。
せっかく放射線治療で骨肉腫の痛みが治まっているというのに、本当に残念です。
はい、一番大きな変化は、寝たきりになったということです。
が、全身状態も日ごと落ちてきています。
9月12日にかかりつけで撮った肺のレントゲンで、右肺に細かな白い点々が多数確認できまして、先生、「だいぶ転移が進んできていますね」って。また、通常レントゲンでは写らない肺(葉)の輪郭が白い細い線となってくっきり写し出されていたことから、「徐々に水が溜まり始めています」とも。
とはいっても、相変わらずのパンティングは肺から来てる様ではないし・・・
右前肢の付根、脇のシコリ(リンパ節転移の可能性大)のこともあるし、体のどこか、見えない部分で転移が進行していて痛みがあるのかもしれないということで、(いずれ使うことになるであろう)医療用麻薬(=モルヒネパッチ、フェンタニル)を使って楽になるかどうか反応をみてみることになりました。
えぇ、肩甲骨の上辺りを10cm四方ほど剃るときいていたので、ママ、バリカン持参しまして、先生の指示に従って、その場でトリミング(?!)しました。だって病院のバリカンにはアタッチメントついてないから、ジョリジョリ刈るとそれだけでギュスの柔肌(笑)は炎症起こしますから~!
でもね、72時間貼ってみたけど、パンティングについては全く変化なくて、痛みのせいじゃないな~と。しかも、うっすら毛を残して刈ったにもかかわらず、パッチの粘着剤に反応してかぶれちゃうし。最後の最後にお世話になるらしいけど、先が思いやられる結果でした。orz
更に、9月に入ってから食欲がめっきり落ちたため、漢方薬をこれまでの十全大補湯から六君子湯にかえてみたところ、びっくりするほど食欲がでて、一時は元気な頃並みの量を平らげるまでに復活したのですが、口はまずいらしくて、フードは食べずに選り好み、くわえて運動もほとんどできず、排便のリズムがすっかり崩れてしまって便秘がちになり・・・
「ライ麦パン、いける!」
丸4日でなかった挙句の9月14日、ママが洗い物だか干し物だかで目を離したタイミングで便意を催し、自力でトイレに立とうとして踏ん張った瞬間に出てしまい、なんとその上に尻餅!
ドタンという物音でかけつけましたが、時既に遅く、尻尾とお尻回りの毛を刈っていなかったので悲惨なことに。(>_<) 4日分なのでかなりの量でしたが、流れるような軟便ではなかったのが不幸中の幸い??
とりあえずトイレシーツ広げた場所にギュスを移動、ブツの始末と床の掃除をしてからギュスのキレイキレイにとりかかるも、フェルト状の細くて柔らかい毛にこれでもかというほど絡み付いてて、ひとまずコームで出来る限り汚れを落としたものの、洗わなきゃ無理だよね~的な?
しかし、この時のギュスは排便で精根尽き果てたらしく、「もう立てません!」と。シャンプーが難しいとなると、さて、どうするべき?(現場はリビング!)
そこで、ご近所のワン友の一人で、介護の達人YさんにSOSコールをすると、ありがたいことに即座に駆けつけてくれて、お風呂場まで引き摺っていくのが無理だったら、今いる場所でお湯で揉み洗いすればいいと。
テキパキと指示されるままに洗面器(犬用ね!)にお湯をくんでオーママはスタンバイ。汚れの部分にシャンプー溶液をアプリケーターで注入すると、Yさんがギュスの毛を揉み洗い。洗面器のお湯に浸してすすいだところで汚れたお湯をトイレに捨ててくると、今度はキレイなお湯をアプリケーターで注入、またまたYさんがギュスの毛を洗い流し、ママが洗面器でお湯を受け・・・汚れた部分を順々に洗っていって、全て終わるのに2時間ほど。前処理と合わせると3時間超のキレイキレイ作業でした。
Yさんと「なんとか終わったね~^o^」と喜んだのも束の間、なんだかギュスがソワソワしだしてない?
大の次は小かもね~と二人で介助してトイレに連れて行くと、こんどはピーでした~(+_+)
でも二人だったので、尻尾を持ち上げられたし、吊り上げシステムもあって、なんとか洗うまでの酷い汚れは免れて、一応その場でキレイになって、ヤレヤレ。
ここでYさん撤収。後片付けして遅いランチタイム。ママは食欲わかなかったけど、オーギュスとも食べる気満々。ギュスの下痢は便秘の挙句のピーみたいな感じだったので、お腹に触らないような内容で、ほぼいつも通りの1食を平らげてしまったのがよくなったのか・・・
この後6回下痢ピーになり、最後は血便というか、血液がポタポタポタと。
Yさんから、「ブルーシートに乗せてお風呂場に引きずっていって、下半身だけ洗い場に引き入れてシャンプーすれば大丈夫だよ」とアドバイスを受けたので、その場でキレイにしきれなかった3回は、言われたとおりにやってみたところ、思ったほど大事ではありませんでした。あ、一人でお風呂場まで引き摺るのは腰に来ますけど!(._.)
しか~し、下痢ピ~騒動の日はかかりつけが休診だったため留守電に顛末を録音しておいたら院長先生から折り返し電話があって、手持ちの下痢止め&整腸剤で対応しておいて、と。で、翌日薬と点滴もらいにクリニックへ。
血液ボタボタの原因が今ひとつ不明ながら、その後止まっているので下痢を繰り返した結果だろうと。ホッ。
しか~し、ハァハァべろべろ、口の中が粘ついてるし、熱も41度超ということで、抗生剤と輸液セットを持たされました。
ギュスの体重(58キロ@8月26日現在)だと3リットルくらい飲んでもおかしくないので、パンティングも酷いから、とにかく水分補給に努めるよう、できれば水より経口補水液(スポーツドリンクとか...)の方がいいんだけど飲みますか?って。
でも我が家の犬たち、これまでポカリとかは一切飲まなかったし、果汁100%ジュースもダメだったため、念のために点滴で輸液することになったのです。
去年オードリーの嘔吐騒ぎのときに一度練習してましたけど、一応ギュスでもやってみましょうということになったのですが、なんと、ママ、老眼鏡を忘れてて、ちょっと気が進まなかったので、自宅で点滴するにあたっては、これまたご近所のワン友さんのお姉ちゃん(獣医さん!)の指導をうけて、三日ほど朝夕2回の点滴クリアしました。
そんなこんなで、下痢ピーは止まったけれど、またまた食欲が落ちてしまって・・・
ピーになる前は、便秘対策に食物繊維も必要だよね~と焼いた全粒粉入りカボチャケーキなんかもパクパク食べてたのに・・・(下痢ピーの原因だったりして??)
ピーの後は、フレンチトーストなんかしてみても、そっぽ向かれちゃって・・・
なのに、これまで全く鼻も引っ掛けなかったスポーツドリンクやりんごジュースをゴクゴク飲むようになって、これならエネルギー補給ゼリー(?)もいけるかな~なんて試したら・・・
三日くらいはいい調子で口にしてくれたんだけど、その後パッタリ。orz
なので、またまた漢方薬のお世話になることに。六君子湯はあまりにも食欲出すぎちゃったから、もうちょっとマイルドな補中益気湯で様子見ていたら、22日の夕飯から食欲復活、というか、今度はひたすら肉(それも臓物ばかり!)をリクエスト。毎食レバー・ハツ・砂肝を100~150gも。内蔵ばかり食べて大丈夫なのか心配になって先生にうかがったら、今は食べること優先ですので構いません、と。
以前は水煮だった肉類、このところはチキンスープで煮ていますが、味が濃くなるのもいたしかたないと。
他には、果物、とくにバナナと擦りりんご、ヨーグルト、シュークリーム、kiri(銘柄指定!笑)のクリチ、時々ワッフルみたいな食生活ですが、まだまだ食べたいという気持ちはあるのです。
ギュスの給仕中にオードリーが顔を近づけると、「うぅっ。オイラのだい!」と追っ払います。^^;
この10日で生活激変、しかも一昨日あたりからは痰絡みの呼吸と咳が酷くなってきて、昨日往診してくださったかかりつけの先生も、肺転移が50%くらいまで進行してきてる状態かな~と。
しかしながら、脇のシコリが掌に収まらないほどまで急激に増大していることから、肺の転移が進行する前に腫瘍が皮膚を突き破って噴出してくる恐れも現実的になってきていて、破ける前に放射線で縮小させるという最後の手段も視野に入れて、この先どうしたものか模索中です。
肺がかなり弱ってきているので全身麻酔に耐えられない確率も高まってるわけで、前にも書いたけど、麻酔から醒めないまま逝く(消極的)安楽死もありかな~と真剣に考えています。
他にも、ちょっとグロイ画像で済みませんが、口腔内の組織が壊死して剥落、上唇の縁~外側も肥厚してて、これも壊死して唇に穴が開くかも~とか。
<ゆで卵の白身みたいなブラブラしてるのが壊死した組織。オーパパが引きちぎっちゃいました!*.*>
背中にも掌大の扁平なシコリができたり、なにより、咳と痰で辛そうで・・・
床ずれ対策に体位を変えようにも、右下はおろか、左下でも横になっていられないようだし、身動き取れないというのに、腰を基点にたえず身体を回転移動させたり、上体起こして喘いでいたかと思えば、バタっと頭を打ちつけて横倒しになることの繰り返し。
それでも寝床で排泄するのは受け入れられないようで、膀胱圧迫しても力をいれて反発、ギリギリまで我慢してるし、便意を催すと、なんとか立ち上がろうともがいて脱糞、尻餅ついて力尽きます。
いえね、介護自体は、予想していたより大変ではありません。(お風呂場に移動するときを除いてね!(^_^;)
思うに、長らく日々のスキンケアや頻回のシャンプーで、ギュスの扱いに慣れていたのが幸いしているのかな~と。ちょっとエラそうに書くと、大型、超大型の飼い主さんほど、日頃から犬をいじり倒しておいた方が、いざという時に面食らわずに済むと思います。ずーっとサロン任せのお手入れだけで来ていたら、おそらく途方にくれていたことでしょう。ママもギュスも、いじりいじられることに慣れているので、どう動かせばお互い楽できるかが分かる、みたいな。
でも、日ごとギュスの辛さが増していくのを見るにつけ、ママは気持ちが折れそうになるのです。
それでも、ギュスが「食べたい!お水ちょうだい!」と生きる意欲を示す限りは応えてやるのかな?
今日は呼吸が一層苦しそうになってきているので、上手くいくかわからないけど、明日クリニックに在宅の酸素発生器をお願いするつもりです。ちょっとでも楽になるといいね。
「酸素よりトイレなんとかならない?」
トイレスペースの脇に寝場所を移し、オーパパが段差解消の工作もしてくれたけど、ちょっと難しいんだよね。
「トイレ我慢するのはつらいわよね。。」
重苦しい近況報告となってしまいましたが、オードリーがいるお陰で、塞ぎがちのママも和んでいます。そして何より、ご近所のワン友さんたちが、「こんなに頼っていいものだろうか?」と恐縮するくらい力を貸してくれるので、まだまだママもギュスも頑張れそうです。みんな、ありがとう。(*^_^*)
<姉さん、添い寝中?>
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