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山荘終い [山暮らし]

三日も天気が愚図ついたオーギュス地方、今日はなんとか持ち直したけれど、まだスカっと秋晴れという感じではありませんでした。

でも、雨の間お散歩に出れなかったオーギュス、今日はやっと外に出られてとっても張り切っていました。

このところは家で安静にしていると全く症状のでないオードリーですが、一歩外へ出ると、嬉しくてテンション上がることも加わり、かなり息が上がっているので、町内の公園巡りしては、ちょこちょこ休憩しています。

そんな状態なので別々散歩していたのですが、オードリーと先に行ってきて、「今度はギュスね!」って交代しようとすると、「アタシも行くぅ~!」ってまた出かけようとするし、ならギュスを先に行ってこようとすると、絶対自分が先だとギュスを押しのけて玄関に降りようとするし、やたら面倒くさいので、けっきょく2匹一緒になってます。

しかも、ハーネス(イージーウォークハーネスという引っ張り防止システムなんですけど、この手のモノはオードリーは全然利きません。orz)ですから、グイグイ引っ張り、速歩状態で息切れに拍車がかかって大変なんです。それでも喉を圧迫しない方がいいんでしょうかね。(=.=);

でもって、休憩で立ち寄った公園で、なんと、ボール遊びをリクエスト。それも、何度も何度もせがみまして・・・こんなこと貧血発症して以来かも~と嬉しいような、怖いような。

でもね、散々ボール遊びした後、すっごくいい表情してたから、もう何も考えないことにしました。(*^_^*)

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おっと、本日のお題は、“山荘終い”でした。

はい、9月に山を降りるときには、パパの手術が終わったらまた山に戻って、今年は夏場1ヶ月しか滞在できなかった分、11月の半ばくらいまで滞在して高原の秋を満喫と考えていたのですが・・・

オードリーの喉のことがあったり、オーパパが、退院したその足で堺から帰宅、丸1週間自宅療養することになったり、ギュスまで気温のアップダウンのせいか皮膚炎が酷くなったり(久々に内服薬の出番でした~>_<)、なんだかすっかり日常のペースが乱れて挫けてしまい、山暮らし第2ラウンド、諦めました~(._.);

というわけで、療養中なのに中々じっとしていないパパを一人にした方が休まるかな~と、10月16日、オーギュス連れて日帰りで山荘を閉めて来ることにしたのです。

が、いざとなったら、オーパパ、着いて来ましたよ~(+_+);

山荘終いといっても、9月に降りるとき、けっこう頑張って片付けてあったので、(虫とかカビとかがなければ!)残してあった荷物を撤収するだけですから、お昼頃出かけて2時くらいに到着。

ざっと山荘周りと室内をチェックしたら特に問題なかったので、とりあえずオーギュスを遊ばせるために広場に行きました。お天気が良くて富士山が綺麗でしたが、日中でも気温が10度以下、風もあって、じっとしてると寒かったです。

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このところ、引っ張らないようにと、3年ぶりにヒールウォークで歩かされてるオードリー、リードを外してやったら、メッチャ嬉しそうに走り回ってました。^o^

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最近はギュスのほうが“レトリーバー”してますが・・・

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この日は、オーちゃん、久しぶりでボールにご執心でした。

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にしても、ギュスはどんだけレトリーバーなんだろう? 楽しそうにボール追いかけてましたわ。

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「十八番取られたかもぉ~^.^;」
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オーギュスとも本当によく走っていましたけど、標高が1,200mくらいなので平地より1割くらい酸素が少なくて(オーパパの計算によると...)息苦しいのか、オードリー、際限なく走り回ることはありませんでした。

何度かボールを追っかけた後は、クンクンふらふら。

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「来年の夏もオードリー来れるのかな?これが最後かな・・・」なんてパパと話しながら、ついついオードリーにカメラを向けてしまうママでした。

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来年も富士山バックに決めてよね、オーちゃん!

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1時間くらい遊んで山荘に戻り、冷凍庫にごっそり残っていたワンsの肉とか、HBとか、本とか、持ち帰るものを車に積み込んで、陽が暮れるころ山荘を後にしました。

あ~ぁ、今年は結局GW後半から10日くらいと、8月半ばからの1ヶ月しか山暮らしできなかったなぁ~また皆で来れるといいな。それには、健康第一だよね。気をつけなくちゃ。

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<オマケというか...=_=;>
山を降りて河口湖で給油して高速道路に入ったら、オーパパが、「ギュス、なんだかボタボタやってるみたいだよ」と。この日はママが運転手だったから、ミラー越しに様子をうかがうと、確かにギュスの様子が・・・

高尾山ICを出た頃からは立ちっぱなしで、家まで数キロというところで、とうとうオェオェ。路肩に車を停めて様子を見に行くと、シートはベチョベチョ。でも固形物は何もなくて、そうこうしてたら、またまたゲッゲッと嘔吐の気配。

ちょうど診療時間が終わろうとしていたかかりつけに電話したところ、連れてきてくださいというので、家に寄ってパパとオーちゃんを下ろして、そのまま病院へ。

涎は落ち着いてきていたけれど、不整脈が出ていて、パンティングもひどくて、でも原因不明なので、これまでも吐き気止めくらいしか処置の仕様がなくて、この時も吐き気止め注射2種類打って、しばらく様子見。

20分くらいで呼吸が落ち着いて、不整脈もなくなったので、帰宅したのでした。

それでも食欲はあるらしく、絶食だったから、食べたくて大変なギュスでした。オヨヨ。

「オイラ、気持ち悪いかも。。(T_T)」
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久しぶりに“パン屋さん” - お任せコース vs パン生地コース [クッキング]

朝から雨のオーギュス地方です。

というわけでブログの更新。(^^ゞ

最初違う話題で書き出したんですけど、なんだか纏まらなくて、お題変更しました。

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ずい分久しぶりのパンねたです。

9月に山から帰ったとき、また山に戻るつもりだったためHBは持ち帰りませんでした。そして帰京後は何かと忙しない日々だったこともあり、しばらくホームベーキングから遠ざかっていました。

けれども先週の木曜に山荘を閉めに行きまして(この時の様子はいずれまた)、HBを持ち帰りました。

で、19日、翌朝のパンが切れていたものの買い物に出かける気力がなくて、久々にパンを焼きました。

スタート時刻が遅かったのと、少々くたびれていたため、物凄~く久しぶりでホームベーカリーにお任せする事にしました。

タイマーを使うのはちょっとな~でも12時前に焼き上げたいな~というわけで、な、なんと、はじめて“早焼きコース”をチョイス!

全てお任せ、しかも大量にイースト使って時間短縮したコース(レシピはシロカの取り説どおり)ですから、出来栄えは押して知るべし、でした~^^;

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例のごとく羽根が埋まってくっつき、取り出す際に無理したため天辺が凹んじゃうし、イースト臭がキツイとはいわないけど、な~んか芳ばしさが無いし、クラムはフワフワながら肌理はなんかな~だし、クラストが厚くてボソボソだし、なんといっても、羽根の穴!

やっぱり、お任せ、しかも“早焼き”は頂けません。orz

あ、いつもなら寄ってくるオーギュスまで無関心だったのにはビックリでした。

しか~し、モチロン捨てる訳にはいきませんので、いろいろ調理して頂いてます。

本日のランチでは、ピザ風にトマトとモッツァレラチーズなどトッピングしてトーストしたら・・・

<犬用にはチーズだけトッピング!>
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ちゃっかりテーブル脇にスタンバイするオードリーと・・・

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ギュスターヴでした。

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いつもなら全部食べ切ってから次を焼くところですが、なんか気分的にもスッキリしなくて、カタルシスを求めて、中1日で昨日また焼いちゃいましたよ。(^^ゞ

それでも、シンプルな食パンはさすがに“早焼き”を食べ終えてからにしようと思い、ソフトでリッチな生地に甘納豆など折り込んでみました。

ベースにしたのは、『ホームベーカリーBook(荻山和也著)』から、こちらのレシピ(やっぱり“穴”あいてますなぁ~-_=;)。

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オーママ、パン生地に抹茶を使ったの初めてなんですけど、焼き菓子での経験から、抹茶とバター(もしかすると卵も)って、なんかしっくり調和しないように感じてまして、レシピにはなかったけど、大さじ1杯ほどスキムミルクを足しました。抹茶とミルクは相性いいな~と感じるオーママ味覚なので(ラ・テとかも好きです)、緩衝材のつもりでした。

そして、甘納豆、朝から爽やかに頂くパンとして、大納言は強い気がしたので、小豆以外の豆4種がミックスされたモノを使いました。

この日は、製パンには少々低目の気温ながら、湿度はバッチリだったので、温度管理のみでOK、ラクチンでした~^o^

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ホームベーカリーのパン生地コースで1次発酵前半までお任せ。パンチの後、30度弱で1次発酵の後半(40分)。3分割のあと室温(20度)で15分ベンチタイム。

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今回は甘納豆を生地に練り込まないで、成型の段階で生地に散らして巻き込み、三つ編みに。2次発酵はオーブン(40度/スチーム付き)を使って40分。もう一息のところで取り出し、焼成の予熱を待つ間、いつものように自作保温機にて35度くらいをキープしました(7~8分)。

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発酵がいい感じだったので、蓋をしてみようかとも思いましたが、ま、三つ編みのボコボコした表情も楽しいかな~と蓋をしないで焼きました。

220度に予熱して、190度に下げて焼きはじめ、9分くらいで180度に下げ、合計30分で焼き上げました。

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げんきんなもので、前回は鼻も引っ掛けなかった犬たち、焼き上がり前からオーブン下で待ちわびておりまして、型から取り出したら台所に集結しましたよ。

「今日は焼き上がりが早かったからお夜食に頂きませんか?」
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「お夜食ってなんだ?」
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でもね、とってもソフトな生地だったから、ちゃんと冷めてからナイフを入れたかったので、今朝、切り分けて頂きました。

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焼いてるとき、特に抹茶の香が漂うことは有りませんでしたが、ナイフを入れた瞬間、仄かにお茶の香がして、いい感じかも~(*^_^*)

はい、お味は、全てがとても良いバランスで調和していて、甘納豆が入っているにもかかわらず、食事パンでOK! 食感は、とってもソフトでしっとり、クラストも優しくクラムを包んでいて、乖離感がなくて、う~ん、“お任せ”では得られない満足感です。!(^^)!

使ってる材料(粉・イースト・水・ミルク・砂糖・塩・バター)は全て同じなんだけどね。

もちろんワンコたちも・・・

「ママ、早く食べ終わらないかなぁ。。」
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「姉ちゃん、フライングは無しだよ!」
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そして、久しぶりにオードリーの“つらら”を拝ませて頂きました。(^_-)-☆

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またしてもオードリーに受難が~(>.<) - 気管虚脱って。。 [病気]

2週続けて大型台風が列島を通過していきましたね。オーギュス地方、前回は市内の一部で避難勧告が出て夜中にメールやら防災無線で周知に大童の行政でしたが、今回は避難準備情報のみでした。でも、風雨の強さからすると、オーギュス家周辺に限って言えば今回の方が強かった気がします。皆さんの地域はいかがでしたでしょうか。

台風一過の今朝、空は晴れ渡っていましたが、爽やかというより、暑いっ!という感じで、ギュスは毛皮が邪魔だ~と文句垂れてます(昼前からエアコン稼動...=.=;)。

そして、オードリーですが、前回18号襲来の直前に調子が悪くなったため、今回も心配したのですけど、咳発作や呼吸困難といったシビアな症状はでなくて、ホッとしています。

というわけで、後日別途アップすると書いた“気管狭窄”について、今までの経過を記しておきます。

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先日の“通院日誌”で書いたとおり、大学病院で待ってる間に横になって眠ってしまったかと思えば、夏が戻ってきたかのような暑さの中、帰りに立ち寄った小山田緑地で頑張っちゃったオードリー、帰宅後はご飯と排泄以外は全てスルーして布団で丸まっておりました。

ま、発作で(前回記事参照)疲れが溜まっているんだろうと、そっとしておいたのですが、同じ姿勢をキープしているのが辛いみたいで、頻繁に体位を変えようと動きます。すると、気温が高かったこともあるんでしょうけど、起き上がるのは元より、ちょっと姿勢を変えただけでもハッハッと呼吸が荒くなり、立ち上がって数歩移動しようものなら、散歩でグイグイ引っ張ったときのように呼吸が乱れて、かなり息苦しそうにしていました。

また、就寝のとき2階に上がるのを散々躊躇していたので、置いて上がったら、階段の上り口に佇んで呼吸を荒げ、ママが迎えに降りてくるのをひたすら待ち続けてる様子でしたので、降りていって抱っこで連れて上がりました。腰抜けそうでした~>.<;(こうなるのを懸念して、ギュスは最初から2階に上げない生活をしています!)

夜間、安静にしているにしては呼吸数が多かった(3~40回/分)ものの、異変が起きることもなく朝を迎えました。

が、やっぱり階段がネックで、降りられません。

実は階段の昇降に関しては、9月に山から戻って間もなく、ひどく躊躇するようになっていました。そして、ためらい方が、関節の具合が悪かったときと微妙に違うのです。

関節の具合が悪い時には、先ず下りをためらうようになり、降りて来れなければピーピーと鼻鳴きしてママを呼びますが、今回は、上がるときに踏ん切りがつかない様子でした。

上り口で、何度も体を前後させて反動をつけて踏み出そうとするのですが、でも踏み切れない? 何度目かにやっと踏み切ると、通常は2階までいっきに上りきるのに、中段で一休み、息切れして呼吸を整えてる感じなんです。

それに、関節の不調のときは、散歩では、ママが制止しないと、上りはけっこう上がって行こうとするのですが、9月の下旬くらいから、ママが制止する前に、自ら階段を避けようとしていました。(たとえば近所の公園で、普段は家から近い階段の入口に向かうのに、階段下を迂回するかのように道路の反対に引っ張りながら通り過ぎ、階段ではない方の入口に向かうとか...)

また、昇降の際、ママに助けを求めるとき、鼻鳴きがないのです。ハッハッと荒く呼吸するだけ。声を出すのが苦しいのかな~なんて。^^;(鼻鳴きについては、日常のほかの場面、例えば、バリケンでご飯を待ってるときなども、これまではピーピーやかましかったのに、無言(?)でハァハァみたいな...)

話が逸れてしまいました。

要は、10月4日は、朝から何かにつけ息苦しそうにしていまして、ご飯は完食したものの、いつもならママが食事していると足元にやってきておこぼれに預かれるのではと虎視眈々なのに、布団でふせたまま、台所での挙動にもほとんど反応しないし、何より、表情が憔悴しきった感じで、目が虚ろでした。

で、そうこうするうち、あんまりグッタリしてるので覗き込んだら、半眼の状態で眠っていたんですけど、なんと瞬膜が上がってきてるではありませんか!話には聞いたことあるけれど、ウチの犬で実際目にしたのは初めてだったので、なんかドキっとしてしまいました。(後日かかりつけの先生に話したら、瞬膜が出てくる時は体調イマイチのことが多いようだとか...)

咳は出ないし、呼吸も、安静にしていれば30回/分前後でしたけど、ちょっとした体位の変換だけで息切れする状態が終日続きました。

前日の大学病院のやり取りでは、“気管狭窄の疑い”程度で、もし“気管虚脱”による狭窄だとしても、加齢による部分もあるので、今日明日どうこうはないから~みたいな話でしたので、詳細な検査も4週間後でいいかと考えていたのですが、なんか、日常生活での息切れの症状が気になりだしてから、咳発作と呼吸困難、そしてちょっとした動きで激しく息切れ、さらに(消耗するからか)突如のグッタリ感と、たった1週間であまりにも元気がなくなってしまったオードリーを見ていたら、ママ、あれこれ心配になってきて、午後から“気管狭窄”のことを調べまくってしまいました。

で、調べているうちに、院長先生が呼吸器外科を標榜する“アトム動物病院”のHPに“気管虚脱”についてアップされているのを見つけたのです。(さらに詳しいことが知りたい方はコチラ

素人目には、(大学病院の主治医の先生が説明されたとき描かれた図からすると)このHPによればオードリーはレベルⅢ(Ⅰ:軽度 → Ⅳ:重度)くらいじゃない?

歳とともに緩やかに進行していくにしてはここ1ヶ月くらいで急激に来てる気がするし、う~ん、大学病院の先生には悪いけど、とりあえず“専門医”であるこちらの病院を受診してみようと、翌日(この日は休診)電話したら8日に予約が取れました。

ところがですね・・・

日曜の夕方くらいから少し動きが戻ってきていたオードリー、月曜の台風の通過に合わせたかのように、いっきに元気を取り戻し、呼吸も10月3日以前くらいの状態(少々の動きでは息切れすることはないレベル)に戻り、安静時の呼吸数もすっかり通常(14~5回/分)に戻ってしまい、散歩もまずまずという感じに。

ま、具合が良くなるのは嬉しい事なんですけど、具合が悪い時に診てもらいたかった?

大学病院の先生に、とりあえず首輪をハーネスにしてといわれたものの、この日(6日月曜)はまだ届かなかったから、引っ張らせないために別々散歩でしたが、貧血の発症以来丸3年好き勝手にさせてきたツケは大きくて、ちょっとやそっとじゃママの歩度に合わせて歩くなんてできやしません。

それでもここは頑張りどころ、昔々の“お散歩トレーニング”を思い起こして、3歩進んで2歩下がりを繰り返しながら、とにもかくにも、よろずの刺激の中でもママの声に耳を傾ける練習をして、両者ヘトヘトになって帰ってきました。(オードリーペースなら10分ほどの道のりを45分!)

翌7日、頼んでいたハーネスが届いたのでさっそく試着。

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なんか気乗りしてないオードリーでしたが、「ちょっと着てみる?」と近づけたところ・・・

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ドビュ~ンと逃げていきました。

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なんたって、身に付けるもの一切合財ノーサンキューのオードリーです。(-_-;

お散歩に行きたくなると自分で首輪やリードを咥えて来るとか、リード見せるとお散歩だと思って喜んで飛んでくるとかいう話は、オードリーに限っては全く当てはまらないどころか、どんなに散歩に行きたくても、ウェアなんぞ手にしようものなら部屋の奥に逃げていくので一苦労です。(ふつうの首輪だけは渋々つけるようになりましたけど...)

「可愛いよぉ~すっごく似合ってるわぁ~♪」と猫なで声でおだてて、どうにか試着。

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ところが、ストラップをどう調整しても、喉に負荷のかからない状態になりません。それでも、このハーネス、胸側にもリードをかけられるような仕様だったため、少しはいいかな~と思ってこれで二日ばかり散歩しましたけど、8日にアトムで診てもらったとき、これじゃ全然意味ないと却下されました。(T_T);

さてさて、当のオードリーは、7日も特に問題なく過ごし、元気度も普通に戻って、やっぱり受診は早まったかな~なんて思ったり。

でもせっかく予約したのだからと、10月8日、長時間一人留守番のできない誰かさんも同伴して、板橋まで1時間半かけて出かけて行きました。(駐車場が1台、待合室の様子なども分からないので、ギュス同伴という事から、またまたラウルスママさんに同行して頂きました。ありがとう!)

運よく病院脇の駐車場に停められて、みんなで院内へ。しかし都内の個人病院ですから、待合室はギュスが伏せたら足の踏み場が~みたいなことになりましたけど、ラウルスママさんが見ていてくれたので、先生とじっくり話すことが出来ました。

2012年の11月、初めてオードリーの呼吸に違和感を覚えた頃に遡って、現在までの経過を話し、その後レントゲン撮影による精査という流れでした。

話の段階から気管虚脱の疑いが濃いな~という見立てでしたが、画像診断の結果、気管虚脱で間違いないということでした。

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診断には、呼気・吸気・前脚を前方に伸ばした状態・逆に前脚を後方に引いた状態などで5~6枚のレントゲン撮影をしていて、姿勢によって若干気道の太い細いはあるものの、虚脱のレベルは平均でⅢであると。

HPを見たときからそんな気はしていたのですが・・・orz

そして、こちらを受診しようと決めた理由として、院長先生が気道虚脱に対して外科的アプローチを試みていて(これまで扱った症例は400以上だとか)、その術式が(オーママ的には)説得力のある方法に思えたので、オードリーが適用ケースなのか、その場合、手術できる状態なのかを聞いてみたいということがありました。

そこで、「手術適用というような状況なんでしょうか?」と訊ねたところ、「11歳半という年齢や溶血性貧血の治療中ということを考慮しないのであれば、即手術した方がいいレベルだと考えます。ここへきて立て続けに症状が出てはいるけれど、この病気は無症状のまま進行しているケースが多くて、オードリーもすごく若い頃から始まっていたのかもしれません。高齢ですと病気の進行は緩やかというのが一般的ですから6ヶ月くらいは様子を見てもいいかもしれません。ですが1年2年という時間はないと思っていてください」との答えでした。

免疫抑制剤によって免疫が落ちているため、日常生活でも些細な事で感染症にかかり、それが重大な結果に繋がるのを一番心配しているわけで、たとえ寛解状態であっても、メスをいれたら傷の治りは健常犬に比べて数段劣るだろうし、呼吸器疾患ということで、麻酔も慎重にならざるを得ないとのことで、即決できるはずもなく、症状が急激に変化するようなことがなければ半年後に再受診になりました。

が、診察室を後にするとき、院長先生が、「聴診器あてたとき、ピューピューという笛のような、そう喘鳴みたいな音が聞こえるんですよ。11歳でしかも病気とは思えない元気だけど、実際は相当苦しいと思いますよ」と仰った言葉が、オーママ、すっごく引っかかっちゃって・・・

オーママ自身喘息持ちだし、母は肺がんで亡くなっていて、呼吸器疾患の苦しさを体験しているので、う~ん、オードリーが、あの“酸素が足りない!”という感覚を味わっているのだとしたら可哀想だな~と胸が締め付けられる思いでいっぱいになりました。

      ******

帰路も悶々とした気持ちだったのですが、翌日がオーパパの手術とあって、なんだか頭がとっちらかっていたため、結論は棚上げ。

とりあえず受診したことを大学病院の主治医に連絡し、アトムの先生からの診断所見は後日郵送されるそうだから、そしたらまた報告すると伝えましたが、大学病院の先生は「手術については慎重に」って。

貧血でお世話になっている大学病院も含めて、一般的に、気管虚脱に対しては、内科アプローチ(気管を支える軟骨を強化すると思われる投薬、気管を狭める要因となる咳や炎症を鎮めるためのステロイドや鎮咳剤の投与etc.)が第一選択肢で、外科的アプローチには懐疑的なようです。

が、海外のDBも含めて文献をあさったところ、近年外科的アプローチも試みられていて、大きく分けると、気管内にステント留置して内側から気管を支える方法と、気管の外側に正常な気管の骨格にそったプロテーゼを装着して崩落してる気管を引き上げる方法の二通りがあって、気管内から支える方法はあまり芳しい成果を上げていないということが見えてきました。

アトムの米澤先生の術式は気管外から支える方式でして、素人的には納得できるメソッドに思えるし、先生によれば、2000年以降400例以上の手術を行っていて、成功率96%、長期維持の記録は13年超で継続中だとか。

諸々の条件がなければ、手術に踏み切りたいのが人情ですが・・・

実は、いくつか気にかかっていることがあります。

元々、気管虚脱というのは、ミニチュアやトイといった小型犬が頻発犬種で、アトムの先生が説明で引き合いに出されたケースも小型犬でした。そして、手術で埋め込むアクリル製の装具を実際見せて頂いたのですが、犬の気管のサイズに合わせて一つ一つ製作するとのことでしたが、この日触れたのは小型犬種サイズと思われる物だけだったため、オードリーのように径が2cmほどになった場合、強度はどうなのかな~というのが一点。

そして、聴診器の音がかなり苦しそうだったとのことでしたが、後日(10日)、かかりつけに行ったついでに話をしたら、聴診器をあててくれて、この時はまったく正常な音しか聞こえないというのです。日に日に状態が良くなっていたので、8日の受診のときには苦しそうだったのが正常になっていたのでしょうか。だとしたら、やっぱりしばらく様子見でいいのかな~?というのがもう一点。

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この1週間、日常生活では特に顕著な息切れはなく、咳発作や呼吸困難もなく、異常事態から明日で2週間が過ぎようとしています。

腰仙椎障害(馬尾症候群)で尻尾がおかしくなって、整形外科の先生に「できれば手術なんだけど、病気があるからね~」といわれたのが今年の6月。なのに半月ほどですっかり復活、今じゃ以前同様ブンブン尻尾振り回しているオーちゃんだから、今度も、次回大学病院でレントゲン撮ったら狭窄がなくなっていた、なんてことになったらいいのだけれど。

そんなママの心中を知ってか、知らずか、オードリー婆ちゃんは、新調したものの却下されたラフウェアのハーネスに替えて、イージーウォークハーネスでママを引きずり倒さんばかりの勢いで引っ張りまくってお散歩してます。

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(photos by ラウルスママさん)

そんなに引っ張ってると、また咳が出るよ~! 今度発作が起きたら、ママの薬吸わせちゃうぞ~なんてね。^^ゞ

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大学病院の先生は、咳で気管の炎症がひどい場合などは、ネブライザーで気管拡張剤などを吸入させる手もあるけれど、虚脱自体は不可逆的なものだから薬は期待できないといってましたが、息苦しそうにしているのを見るとなんとかできないのかな~と。

人間みたいに酸素ボンベ引っ張って動き回れる訳じゃないし、何かしてやれるとこないかなぁ~??

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オーパパの手術も無事終わって(残すは胆嚢がんの病理検査のみ?)、ここ数日でオードリーも落ち着いてきたから、オーママもやっと平常心に戻り、ブログを書く気にもなりましたが、先週は、ホント、思考回路プッツン状態でした。

そんな時、またまた励ましてくれたワン友さんたちに、深く感謝です。

9日、オーパパの手術当日には、月イチのオードリーのマッサージにみえたゆうさんが、パパの手術が終わる頃まで付き合ってくれたり、入れ替わりで、東京出張だったからと、7月にお世話になった京都の前田さんが帰路わざわざ立ち寄ってくださったり。そして、ラウルスママさんには、毎度お世話になりっぱなし。

いつも支えてくれて、本当にありがとうございます。お陰さまで、オードリーの新たな病気についても、ママ、冷静に対応していけそうです。m(._.)m

「頭冷やして、よ~く考えてね!」
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オードリーの貧血 : 宙ぶらりん [病気]

いつの間にか10月になってる~と思ってたら、もう中旬!@_@;

今月に入ってからというもの、色々バタバタ続いてまして、鉄の心臓とか、心臓に毛が生えてるとかいわれてるオーママも、気持ちがぽっきり折れそうな日々でした。

何から書こう・・・

先ずは、グッドニュース。

オーパパが、10月9日に胆嚢切除して、本日無事退院しました。

<さっそくお薬師さんへお礼参り@今日のお散歩>
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そして、お次はバッドニュース。

オードリーが気管狭窄(気管虚脱)であることが判明しました。(この件については、別途詳しい記事をアップします)

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というわけで、ここから本題、10月3日の通院日誌です。^^;

前回受診の際、T-Bilがじわじわと上昇していたため通常の検査項目に追加して肝機能を調べたもののオールクリア。しかしながら、食事の関係で胆汁酸検査は出来ませんでした。そこで、後日かかりつけで検査して、結果が出たら大学病院を受診することになっていたのですが・・・

胆汁酸の検査結果については、かかりつけのクリニックから9月29日に連絡を貰っていて、全く問題ない数値でした。主治医の先生にも事前に結果は伝わっていて、肝機能の異常は今回のT-Bil値上昇の原因から除外していいだろうということになったので、ならば溶血の可能性が高まるわけで、それではビリルビン分画をみる(D-Bilを計る)のはどうでしょうか、ということも事前にメールで相談していました。

ま、オードリーの状態から、今いま深刻な貧血に陥っているとは思えませんでしたが、溶血が起きているのだとしたら『再発』ということなので気持ちが沈んでいました。更に、そんな落ち込んだ気分に追い討ちをかけるかのように、10月1日の早朝、ちょっとした異変がおきまして、久々にかなり下げ下げのテンションでの受診となりました。

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9月28~30日にかけて気温が上がってまたもや夏日が続いたからか、オードリー、その前の週までの元気印に翳りが見えたという感じで、特に30日は朝イチのみならず、終日オシッコの色が濃くて、いつもより動きが少なかったのです。(台所でビニール袋をガサゴソさせても、布団で上体起こすだけで飛んで来ないとか...散歩から帰ったとたんに行き倒れるとか...ギュスなら普通だけど。^^;)

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やっぱりビリルビン上がってるのかなぁ~溶血かなぁ~やだなぁ~なんて思っていたのですが・・・

翌10月1日の明け方、空気がひんやりしてきたな~と感じていたら、突然オードリーが咳き込みだしたのです。

去年の7月、山に居たときにも一度発作みたいな咳が出たのですが、今回はもっと激しく咳き込み、時間も長くて、15分くらいは咳き込み続けました。いったん収まったものの、その後も7時半頃まで間欠的に繰り返し、かなり苦しそうでした。(涙が出ていましたよ!ヒトと一緒ですね。スマホで動画撮ればよかったのに呆気にとられてしまい...)

しかし咳が鎮まってしまったらケロっとして、「朝ご飯、早くしてっ!」とリクエスト、普通に完食。食後ちょっと咳き込みましたが、これはむせてる感じ?

で、この日は特に変わりなく一日が終わりました。(水曜でかかりつけが休診だったため、一応大学病院の主治医に連絡しておきました)

ところが、夜、床に就いて間もない午前1時前くらいから、ママの隣で寝ていたオードリーの呼吸が乱れはじめ、ガバっと起き上がったオードリー、ハァハァゼェゼェヒーヒーヒューヒューピーピー(喘鳴のような...)みたいな感じでエスカレート、息苦しいからか、顔を掻き毟ったり、頭を振ったり、布団に体をこすり付けたり、最後は部屋をグルグルまわりながら、でんぐり返りそうな勢いでのた打ち回る事15分。

ママ、唖然呆然なすすべもなく見守っておりました。(前日より遥かに激しい状況に、またまた呆気にとられて撮影できず...T_T;)

でも呼吸が落ち着いたら、一時かなり上がっていた呼吸数も落ちてきて、明け方には2~30回/分くらいまで落ち眠りについたので、ママも一眠りしました。

で、7時に起床すると、すっかり落ち着いて、いつもどおりに朝食完食!

かかりつけを受診するべきか悩んだものの、大学病院の先生は、呼吸数が60回/分を超えるような状態が続くようだったら危険だから受診した方がいいと言ってたけど落ち着いてるし、翌日が大学病院の受診日だったこともあり、様子を見る事にしました。

二日続けて夜間の発作(?)が起きたからか、オードリー、さすがにかなりお疲れのようでしたが、この後は発作は起きず、10月3日金曜日、大学病院の受診日を迎えました。

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この日の予備問診を担当した研修医もお初の先生で、ちょっと話が噛みあってないかも~という感じでしたが、咳の事は申し送りがあった模様で、「今日は通常の血液検査に加えて胸のレントゲン写真撮ります」といってオードリーを連れて検査エリアに去って行きました。

30分くらい待ったでしょうか・・・物凄い興奮状態でオードリーが戻ってきました。(後で聞いたところによると、レントゲン撮影の補ていに3人がかりだったのだとか)

この日は待合室がかなり混み合っていまして、たくさん待たされるのは覚悟してましたけど、それにしても長かった。

そしたら、余程でなきゃ外(自分の家以外という意味)で横になることなんかないオードリーが、なんと、手足を投げ出して寝ちゃいましたよ。

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相当お疲れなんだな~具合悪いのかな~検査結果よくないかも~なんて心配しながら呼ばれるのを待ちました。

2時過ぎに呼ばれて診察室へ。

「CBCは変わりないです。一応D-Bil計ったんですけど、T-Bil 0.11に対してD-Bil 0.01ですので、間接ビリルビンが0.1になりますから、理屈でいったら溶血なんですが、犬の場合、実際には、肝機能は直接ビリルビン上昇、溶血は間接ビリルビン上昇と分かれないんですよ。腎臓のクリアランスが人間のようにはいかないんです。なので尿検査でビリルビン“+”は正常範囲としているんです。で、今回T-Bilが0.26から0.11に下がっているので、溶血が再発したとは断定できません。次回まで投薬内容は今のままで様子を見ます」と。

「末梢血にも溶血“+”と出てますが・・・」とママ。

「そうですね~ま、次回の結果次第かな」と先生。

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というわけで、前回けっこう騒いだT-Bil値の上昇、ひとまず下がってはいますが、溶血を示唆する値があるため“再発”を完全に否定することはできないという、宙ぶらりんな状態で次回待ちになりました。

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貧血についてはこれでお終いだったのですが、問題はここから。

「咳のことがあったからレントゲン撮ったんですけど、もしかすると気管狭窄が起きてるかもしれません」と、画像の気管の部分を指し示しながら、「側面から見ている画像ですけど、正常な気道の場合、上部と下部の間は空洞で黒くなりますが、オードリーちゃんの今日の画像には、黒い部分の真ん中に一筋、白い線が見えますよね。去年の9月の画像にも、言われてみれば狭窄かなと云えなくもないボンヤリした筋はあるのですが、今日のはとてもハッキリ、しかも気管支に続くあたりまで写ってます」といって、更に気管狭窄の断面図などを描きながら説明が続きます。

「狭窄の原因には、炎症や腫瘍などもありますが、気管虚脱という病気のことが多いです。でも今日のこの画像だけでは確定診断はつかないので、次回もう少し精密に検査してみましょう。とりあえず首輪はやめてハーネスにしてください」って。

それで、次回は(溶血のこともあるし)できれば2週間後くらいにと言われたものの・・・

この翌週、10月9日がオーパパの手術で、予定どおり腹腔鏡ですんなり終われば5日間の入院で済むけれど、7月の動脈瘤破裂の際に腹腔内に大量出血しているため、血腫や癒着の状況によっては途中から開腹手術に移行することもあり、そうなると入院が長引く訳で、ママが堺に行くことも有り得るし・・・

けっきょく4週間後の10月31日に予約を入れて終了となりました。

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この日は都心が久々に30度超えの真夏日で、病院からの帰路、オーギュス号の車載温度計も28度を示していました。待合室でのオードリーの状態もあり、小山田緑地の日陰をちょこっとだけ歩いて帰ろうと、手前の駐車場に車を止めて、お池の周りを一回り、のはずが・・・

すごく息切れしてるのに、オードリー、ずんずんずんずんママとギュスを引っ張って展望台目掛けて登っていきます。

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日陰は日陰だったけど、かなり暑くて、東屋でたっぷり給水休憩しました。そして、いつもは階段登って展望台に向かうのですが、この日は運動広場に沿って緩やかに登る道を進みました。

で、途中の遊具のところで撮影休憩。

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「お出で~!」と呼んだら・・・

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いつもならオードリーが先頭を切って降りてくるのに動かず、ギュスが「アイアイサー!」って降りて来ました。

降りれなくて困っているオードリーに脇の階段を指し示すと、降り口まで移動したものの、そこから一歩が出ません。

う~ん、そうとう不調みたいです。

関節に痛みがあってびっこ引いていたときですら、ママが制止しないと段差を昇降しようとするオードリーが一歩も動けないんですから、尋常では有りません。

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はい、ママが迎えに行き、抱っこで下ろしました。

なのに、オードリーったら、この後草地の斜面を休み休み登って、展望台に向かったのでした。

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スマホカメラだし、逆光だし、よくわかりませんね~でも、ススキがとっても綺麗でした。

「オーちゃん、こんなに頑張って大丈夫?」
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ええ、あんまり大丈夫ではなかったのです。(次回に続く)


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