オードリーの不調 : 迷いに迷って。。 [病気]
10月に入って秋晴れの日が続いています。絶好のお散歩日和ですねぇ。。
さて、前回の記事から1週間以上経ちまして、その間、若干の進展がありました。
なんと、オードリー婆ちゃん、13日の嘔吐を最後に持ち直しておりまして、引き続き流動食ながら健常時の8~9割くらい食べられるようになりました。いや、オードリーは「いくらでも食べられるわよ!」って食欲モリモリなんですけど、だからといってどんどんあげるとゲブゲブと胃の具合が悪そうにしてるので、飼い主が制限してるんです。^^;
お散歩は、お昼頃になるので(1日6~7回に分けて給餌してるのでタイミングが...T_T;)、陽射しが強いこともあって呼吸が辛そうなのと、やっぱり痩せてきてることから、オードリーが好きなだけ歩き回ると後でへたばって復活できないので、これまた飼い主がホドホドで切り上げちゃってますけど、一応毎日1キロ弱は歩いています。
<10月19日のお散歩で>
家ではほとんど寝ていますが、10月前半ほどには変に緊張した姿勢ですごすことはなくて、四肢を投げ出し伸び伸びと眠ってることも増えています。
そんな姿を見るにつけ、これはやっぱりこのまま見送ったら後悔するかも・・・
というわけで、一昨日(10月20日)、保留になっていた大学病院での穿刺検査とCT検査を受けてきました。
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前回のことがあったからか、指定された12時に駐車場に着いたものの車から降りようとしないし、やっと降りたと思ったら、建物に近付こうとしなくて、散々ふらふらクンクンした挙句にやっと中に入ってくれました。
診察室に入るときも入口で軽く拒否り、研修医(運悪くニューフェース!)の問診が始まると、 途端に心臓バクバク、全身ガタガタぶるぶる尻尾が入り脱走モードになって、こりゃ~無理かもという状態でした。
でも、ママ、麻酔でボーっとする前の諸々の検査で補ていに入らせて欲しいと要望しました。研修医が主治医と協議すると退席。結果は受け入れて貰えました。
いったん退室して待合で様子を見に来てくださったラウルスママさんにスリスリしたオードリー、落ち着きを取り戻し震えも止みました。
しばらくして診察室に呼ばれると、研修医と一緒に主治医も診察室にやってきまして、ママのいる前で診察を始めたところ、オードリー、やや逃げ腰でしたが、まぁまぁ落ち着いていて心拍もそんなには上がりませんでした。少し離れて見ていた研修医の方が「さっきと全然ちがいますね。先生だと平気なんですねぇ...」って驚いた様子でした。
採血まですんなり終わって、麻酔の前に心電図やレントゲンがあるので移動、部屋をかえ、鉛のエプロンつけたママがここでも補てい、少し力は入ったものの、特にゼーゼーハァハァすることなく全て無事クリア。
血液検査の結果をみてから麻酔ということで、結果を待つこと1時間ちょっと。
前回と比べると全体的に良好な数値が並んでいて、CBCも、PCVが2%上がって39.8%まで戻ってきていました。網赤が減ってるのに赤血球は増えていて、なんだかキツネにつままれた気分でしたけど、貧血が進んでいなくて、ちょっとホッとしました。
で、いよいよ全身麻酔でCT撮影です。
オードリー、最初ちょっと躊躇ったけど、自ら主治医の先生にくっついて検査エリアに消えていきました。
検査時間は5分か10分と言ってた割にはなかなか呼ばれなくて、5時を廻り、受付のシャッターが閉まろうというときにやっと呼ばれました。
「もう麻酔から醒めてますけど、今連れて来ると興奮するかもね~ちょっと待ってもらいましょう」といいながら、主治医の先生、結果を話し始めました。
穿刺の方は、3回針を刺したものの、なんと、(ガン)細胞は採取できなかったそうな。orz
次に、同席していた画像診断科かつ腫瘍科の先生からCTスキャンした画像を見ながらの説明がありました。
結論からいうと、「問題になっている小腸部分以外には何も見つからなかったので、手術適用のケース」だそうな。
でも、小腸ってクネクネしてるから、ピンポイントで腫瘍のある部位を特定するのは難しく、もしかすると大腸との境、盲腸の辺りかもしれなくて、その部分だと手術は少々難儀なんだとか(術後に下痢しやすくなることがあるらしい)。
そして、細胞が採れなかったものの、「リンパ腫の可能性はほとんど無い、腺ガンの可能性はゼロではないけれど、GISTの疑いが濃厚」というのが、立ち会った医者たちの一致する診立てなんだとか。
なんだかあまりスッキリしない検査結果に、正直どっと疲れました。
ただ、現状CTで確認できる転移がなく、GISTという腫瘍は比較的予後がいいことから、「今切れば(ほぼ)発症前の生活に戻れる」し、「切るなら早いほうがいい」と。来週水曜(10月28日)に手術の予約を入れるので、週明け(26日)までに返事を下さいと言い渡されたのでした。
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今回の検査は、覚醒状態のときはママが補ていしていたこともあって消耗せず、気管虚脱で狭まってる部分にちょうど麻酔のチューブの端が当たってしまう事から炎症と咳が心配されたものの、それも麻酔終了後のネブライジングを念入りにしてもらった事でクリア、朝から絶食で、覚醒後も水と食事が摂れるまで更に6時間かかるというので、栄養と水分を輸液してもらっていたお陰で、酷い落ち込みはなかったけれど、検査翌日はやっぱりお疲れのオードリーでした。
が、食欲はしっかりあって、かなり頑張っていつもの3割り増しぐらい給餌でき、今日は(最近の)普通に戻りました。
かかりつけの先生も、今日のオードリーを診たら、「この歳でこの元気だったら(GISTであれば)手術を受ける事を勧めます」って。
というわけで、性懲りもなく積極的治療に傾きつつあるオーママですが・・・
オーパパは、“最低1週間の入院” が引っかかっていて、まだ決断できていません。
それに、手術自体は無事クリアできたとしても、通常の食事に戻すのに1ヶ月もしくはそれ以上かかるそうで、その間しっかり栄養状態をコントロールできないと、造血が追いつかないだろうから、溶血が進むようだとあっという間に貧血が悪化してしまうし、そうなると傷の治りもはかばかしくなくなり・・・はい、悪循環に陥って、そのままズルズルというリスクはけっこう高いと思われます。
主治医も、貧血にどう影響するかが心配だといいつつ、でも手術する方を勧めてきます。
そんなこんなで、引き続き、「迷いに迷ってま~す」のご報告でした。
「アタシはね、固形物が食べたいんだな! 今ママが食べてるそのパンとかさ。。」
オードリーの不調 : その後 [病気]
先日の記事から1週間が経ちました。
その間、オードリーは日々アップダウンを繰り返していまして、それにつれてオーパパ&オーママの検査への決心も二転三転、10月11日の時点では「やはり検査だけは受けておこう」という結論に達していました。
が、11日の夜から12日にかけて一波乱あって、12日は終日ぐったりしていたので、主治医の先生とも相談、「持ち直すかどうか少し様子をみてからにしましょう」ということになり、昨日(13日)の検査は保留となりました。
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昨日は昼間、家から1キロちょっとの公園に車ででかけ、ご町内のワン友さんとも会えました。
(photo by アルクスママ)
夕方から少し動きも出てきて、復調するかな~と思ったんだけど、夜中に嘔吐とパンティング、今日明け方にもパンティングで、ママ、右往左往。
でも朝ご飯になったらしっかり台所にやってきて「アタシの分は?」みたいな。^^;
で、恐る恐る濾した鹿肉の煮汁とヨーグルト少々をあげてみたら、がつがつ飲み干し、食後も問題なし。それどころか、ギュスの2回目(?!)の朝ご飯の仕度をはじめたら、「アタシにもちゃんとご飯ちょうだい!」って。いつもの1/3ほどをペロっと平らげて、朝ご飯中のママに張り付いて“ちょうだいビーム”を出しまくっていました。
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このところ具合が悪くなると激しく震えるオードリーを見ていて、はじめは体調からくる痙攣とかの症状なのではと思っていたけれど、そうではなくて、自分の身体に起きている異変が不安で怖くて震えているような気がしてきちゃって、パパとも、「もう検査とかで独りにするのは止めよう」って話をして、大学病院の先生も、「今後積極的治療を選択しないのであれば、検査しないのもありかな~」と歩み寄ってくれたし、今朝の時点では、再度「検査しなくてもいいよね」という方向に傾き始めています。
だけど、一過性の症状が落ち着くと、しっかり食欲はあるし、先週軟便気味だったお腹も、糞便検査の結果に従って食事内容を見直したらすっかり健康な便に戻ってるし、今のところ通過障害も一気に進行してる様子ではないし・・・
そんなオードリーを見ていると、このまま何もしないのは、ひょっとしたら治療できるかもしれないのに、その可能性を閉ざしているんじゃないか、なんて考えだしてしまうのです。
というわけで、多くの方にご心配おかけしておりますが(たくさんの励ましメッセージ、ありがとうございます)、オードリーの日々の体調に一喜一憂するだけ、寄り添うだけの毎日を送っております。
以上、ご報告まで。
(photo by アルクスママ)
オードリーの不調 : “何か変”は“やっぱり変”だった。 [病気]
日本人二人目のノーベル賞受賞が決まって巷は喜びに溢れているときになんですが、オードリー、最悪の事態になっております。orz
このところの不調と貧血再発の嫌な予感もあって10月23日だった次回の大学病院の受診日を前倒しにして、昨日いってきました。当初は、山での嘔吐・パンティング・痙攣の件の原因として膵炎が疑われて、いつもの貧血検査に加えて膵炎関連の検査をうけることになっていました。
が、研修医の先生、主治医から透視下レントゲンによる気管の撮影指示が出ているというのです。これって昨年気管虚脱が見つかるきっかけとなった検査なんですけど、けっこう犬に(精神的?)負担のかかる検査のようで、それ以来オードリーが病院で震えるようになった検査でして、ママとしてはパスして欲しかったので、その旨伝えました。
その結果、まずは通常の血液検査とCRP、血中酸素流量(だったかと...)測定でスクリーニング、その結果によって追加するか決めるということになりました。
しかし膵炎関連の分まで採血することもあり、近頃では診察室に入るとガタガタ震えっぱなしのオードリーのことを考慮して、処置エリアに連れて行かずに、診察室でママも一緒に補てい、採決することになりました。けっこう震えていて脱走モードでは有りましたが、3人がかりでの補ていで採血は一発で完了。
続けて尻尾にセンサーを着けての流量検査。こちらは4人がかりです。
ママが顔と頭部を担当しましたが、う~ん、こんなに大勢必要なのか?くらいあっけなく済みました。飼い主同席の方が落ち着く(=興奮しない)犬の場合、このパターンでよいのではと思ってしまうオーママでした。補てい人数も少なくていいのでは??
ひとまず最初の検査結果待ちです。
診察室を出てからもしばらく震えていましたが、じき落ち着いて、なかなか余裕のオードリーだったのに・・・
1時間たらずでCBCとCRPの結果が出まして、PCVが37.8%に落ちていました。赤血球関連の項目全て、まだギリチョン標準値にとどまってはいたものの、前回(8月28日)45.1%でしたから7%以上の低下です。前回も、前々回(6月23日)46.8%から若干落ちていたものの、まだ誤差範囲みたいなコメントだったのですが、ここ数ヶ月、検査のたびに“溶血”が+や++だったこと、T-Bilが0.26とか0.24だったので不安は有りましたが、いっきに来たな~という感じです。
9月29日の嘔吐騒ぎ以来、免疫抑制剤(プログラフ)を含めて、一切薬を中止して8日目の検査でしたが、まさかそれだけのせいではないはず。
CRPも4.05mg/dl(限りなく0であるべき数値です)と高目。
この時点で、膵炎もさることながら、脾臓に何かあるのではと疑って(レトリーバーですからねぇ~だって!)エコーを追加する事になりました。ママは、嘔吐の原因として肝臓も気になっていたので、そちらも診て欲しいと伝えました。
ここからはオードリーのみ検査処置エリアに連れて行かれての検査でした。
しばらくして戻ってくると、オードリーかなり震えて興奮状態も加わり呼吸が速いこと!
戻ってきたのと同時に主治医に呼ばれて診察室へ。
「どうやら小腸領域(十二指腸・回腸・空腸)に腸管を取り巻くように腫瘍があって腸を圧迫、通過障害が起きているようです。かなり狭まっていて、これまで詰まらなかったのが不思議なくらいです。閉塞するのも時間の問題です」だって。
青天の霹靂でした。
ゲブゲブ胃でのこなれが悪そうにはしていたけれど、通過障害から来ていたなんて。
しかも末期的に進行しているなんて。
ここで提案されたのが、脇腹からの穿刺で腫瘍の種類(リンパ腫なのか腸線ガンなのかといってたような...)の判別をして、それによって今後の治療方針を立てる云々。
しか~し、ママ、ここで躊躇いました。
オードリーの場合、生涯免疫抑制剤の中止はないと宣言された時点で、いずれ、薬が効かなくなる(=再発)か、薬に負ける(=腫瘍発症)ときが来るであろう事は覚悟しました。で、再発したところでこれ以上薬を増やすつもりもなかったし、ガンになっても積極的治療はせずに、とにかくオードリーの身体に負担のかからない緩和ケアで見送ってやろうと決めていたのです。
なので、もう検査はしなくていいと言うつもりでした。
ところが、現状では数日~1週間くらいで腸閉塞になり、そうなったら吐き戻しを繰り返して苦しみ、遂には水も受け付けなって、それでも体力によっては1~2週間は生きているというではないですか。
いやぁ~貧血で酸素不足になって散々苦しんだオードリーを見てきて、再発になったら本当に可愛そうだなぁ~最後どうしてやるのがいいのかなぁ~って考え続けてきましたよ。
また、ガンやリンパ腫になったら、手術や抗がん剤治療はせずに痛みの緩和だけでしずかに寄り添うつもりでしたよ。
でもね、腸閉塞は全くの想定外でした。
先日の嘔吐以来、ふやかしてガーした流動食的主食と水だけで、オヤツや肉といった固形物を一切あげていなかったので通過障害がおきることもなく、結果発見が遅れたのかもしれませんが、胃の不調らしき症状が出だしてから既に1ヶ月くらいは経っています。
腫瘍がリンパ腫であればもう末期でも不思議じゃないのだとか。抗がん治療で腫瘍を縮小させて通過障害を緩和しようにも、薬が効いてくるまで2週間くらいかかるので、その間に閉塞が起きる可能性は極めて高いそうだし・・・
仮に外科的アプローチの可能な種類のガンだったとして、溶血が再発していて、しかも免疫抑制がかかって術後の傷の上がりが通常よりかなり悪いオードリーですから、こちらも普通だったら選択肢には入らないとか・・・
だったら検査しても意味ないのでは?
それでも医者は穿刺検査を勧めてきます。
けっこう頭真っ白状態だったこともあり、一度は承諾しました。
でもね、エコー検査の後のオードリーは、もう落ち着くことはなくて震えっぱなし。そして、「準備ができましたので」って研修医が連れて行ってしまった後のママの後悔ったら・・・
10分かそこらで戻ってきたときのオードリーは見るに忍びない状態でした。
呼吸数は100を超えているようでしたし、瞳孔があさってのほう向いちゃって呼びかけにも反応しません。
でね、なんと、「今急患がでちゃって先生もスタッフも手一杯になってしまい、まだレントゲンしか済んでないんですよ。30分くらいすれば穿刺検査できるのでお待ちください」って。
ママ、切れました。
この状態で針刺す検査(軽い鎮静かけるといってたけど...)なんてもっての他、しかもこの状態のまま30分(といっても1時間になるかもしれない!)待つなんて、もう4時になろうという時刻、朝から飲まず喰わずでパンティング続けてたら、こないだの山の二の舞で脱水~痙攣~チアノーゼになりかねないじゃん!
ありえない。
はい、「今日はもうオードリーがいっぱいいっぱいなので帰ります!」って宣言。
そしたら急患対応で忙しいはずの主治医が出てきて、説得工作にかかるので、とにかくその場を去ってオードリーを落ち着かせたい一心で「それでは仕切りなおしということで」と返すと、「あさって、木曜で調整します」って。
その日はギュスのデキモノ切除手術が予定されていたのでその旨告げ、かかりつけ医とも相談してお返事しますといって病院を後にしました。
でもね、オーちゃんのパンティングは鎮まる事なくて、なんだか体が熱くなってきたのですよ。
気管が狭いから熱の換気が上手くいかないのと、朝から1滴も水飲んでなかったことの軽い脱水と判断して、かかりつけに直行。到着したときにはベロが口からだらーんと出てぐったり。オードリー、起き上がれません。
先生に声をかけて、車に戻って抱きかかえて病院に入り、そのまま診察台に乗せて輸液をして頂きました。
しばらくしたら呼吸が落ち着いて、頭もしっかりしてきましたが、そしたら脱走モード全開で、とにかく不憫というしかありませんでした。
かかりつけの先生に顛末を話すと、先生も穿刺検査だけは受けた方がいいのではと。同席(?)していたギュスのデキモノをチェックして、「ギュスの手術はオーちゃんが一段落するまで延期しても大丈夫だと思うから」って。
それで穿刺検査を受けるつもりに傾いていたものの、よくよく考えるほどに、検査しても先がないんだったらこれ以上オードリーに負担かけることないよな~みたいな。そこへ、オーパパも「もう何もしなくていいよ。大学病院はもう連れて行かなくていい」って。
というわけで、「このまま見守ります」って主治医に連絡して検査をキャンセルしました。
なのに、今朝になって、パパ「やっぱり検査だけするか」と。
うぅぅ・・・
で、先生に再度連絡し、キャンセルのキャンセル。
でもオードリーの負担が大きすぎるから麻酔下で検査するのはどうかと訊ねたら、普通はそこまでしないけど事情が事情だからそれでもいいが、だったら(手術前提の?)CT検査も一緒にしましょうと話が展開し・・・
そうなると段取りつくのが13日火曜日なるそうな。
昨日の受診からちょうど1週間。下手すると腸閉塞になってる(手遅れ?)かもしれないけれど、元々緩和ケアで見守るつもりだったのだから、そこは運を天に任せることにします。
喉のこともあるので、麻酔のリスクはかなり高いです。
何もしないで看取ってやるのが一番いいのかな。いえ、きっと“安楽死”という選択が一番理に叶っているのでしょう。でもね~どうしても決断できないのですよ。
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今度ばかりは、オーママどうにも奮起できません。再発か副作用(腫瘍)か、どっちか一つならまだしも、ダブルで同時に来るなんて、やっぱりオードリーの身体もギリギリのところまで頑張ってきたのだと思います。もういいのかな。
でもね、昨日の帰宅時はぐったりだったのに・・・
収納後に夕飯の仕度始めたら、台所にやってきて・・・
ママの横に座ってプレッシャーかけるくらいに復活。(あ、でも今までは不調でも寝てる時しか出なかったベロが、起きて座っているのにチラっとでちゃってました)
通過障害でそうとう気持ち悪いはずなのに、食欲だけは一向に衰えをしらないだけに、それがまた切ないのです。
他の腫瘍だったら痛みを押さえて、「好きなもの食べろ~!」ってあげられるのに。悲しい。
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あんまり泣き言だけでもね・・・
昨日病院に行く前の散歩@野津田公園を貼っておきます。
ギュスが置いてかれるくらいの元気度でスタートしたんです。
恐る恐るススキの丘のエリアまで足を延ばしました。
少し息が上がっていたけれど、無事てっぺんまで上って記念撮影もしました。
今日はさらに落ち着いて、食欲もあるし、散歩もまぁまぁ。昨日と今日でオードリーに大きな変化はないのに、諸々を知ってしまったオーママは、どうしても同じように見る事ができなくて、一日府抜け、ちょっと気持ちが昂ぶると涙が溢れてしまいます。
オードリーに後どれくらいの時間があるのかは分かりませんが、できるだけ向き合っていたいと思います。なので、まとまった記事を綴るのはこれが最後になるかもしれませんが、ご理解のほど、宜しくお願い致します。
オーちゃん不調で山荘じまい。 [病気]
体育の日の3連休まで滞在するつもりだったのに、9月28日の月曜からオードリーの具合が悪くなり、復調したものの近くに夜間救急がないことから水曜に東京に帰ってきました。トホホ。orz
オーちゃんの体調、まだスッキリしたわけではありませんが、覚書を兼ねて記しておきます。
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9月26日土曜日にギュスのシコリ(というよりもうデキモノ?!)を診てもらうために日帰り帰宅したのがこたえたのか、9月前半の “何か変” から脱する兆しがみえていたオードリー、27日は少々元気がありませんでした。
普通に散歩もいったし食欲もあったから、この時点では移動の疲れかな~みたいな感じで、ゆっくり休ませようと、オーパパを送って河口湖に降りたときも留守番させました。
でも、寝ているときにベロが出ちゃうような状態は体調イマイチなんですよね。軟口蓋なんちゃらとか、自己免疫性の神経疾患で喉の機能が落ちてるのだとか言われてますが、検査したところでスパっと治るものでもないらしいし、加齢による影響もあるようだから、オードリーに過度の負担がかかる検査でもあるため診断はついてません。ハッキリした原因は分かりませんけど、病気だったら常に症状がありそうなものですが、出たり引っ込んだり、見ているとどうも体調と相関しているように思われます。
また、9月に入ってから、チッコの後のしまりが悪くて、トイレから出てくるときにポタポタっと滴ることも頻発しています。これも体調相関的というか、貧血の始まる半年くらい前から気になっていたことでした。それが貧血が改善しだしたころかあまり見られなくなって、近頃は滅多に起きていなかったのです。なのに先週は、散歩から戻ってミルクを飲み、玄関ポーチで収納待ちしてた2~30分程のあいだに、ちょぼっとですけどお漏らしもしてました。
どちらの件も、ママ的にはオードリーが不調のサインなんです。
先日も書いたかもしれませんが、このところ何かにつけゲブゲブいってたし、普段あまりしないのに、草を食べたがったり、拾い喰いしそうになったりと、胃の具合が悪いのかも~みたいな素振りもありました。
で、28日の月曜日、いつもなら散歩の催促があるところなのに、寝床で丸まっていて、11時近くなっても起きてきません。「散歩いくけど...」って声をかけても動く気配なし。
なのでギュスだけ連れてでようと玄関で首輪をしていたら、のそのそやってきました。
ハーネスを手にしたらビューンと部屋に戻っていったので、やっぱりそんなに行きたくないんだな~と思って玄関の扉を開けたら、今度はダダダーっと走ってきて土間に飛び降りました。渋々ハーネスもつけたので、一緒に出かけることに・・・
すると、あんなにしっくらもっくら気乗りしなかったのがウソのようにタッタカタッタカ歩き出し、ママとギュスは着いて行くのが大変なくらいの勢いで先頭を行くじゃありませんか!
でもギュスは前の週の流涎+不整脈騒ぎがあって薬で小康状態をたもっているレベルだったし、オードリー自身も出かける前までは元気じゃなかったから、グランド手前で引き返すことにしたのですが、ここでオードリー、前脚突っ張って激しく抵抗。胃の具合悪そうだったのでオヤツで釣るわけにもいかず、言い聞かせる事しばし、やっと納得してUターンしてくれました。
帰りの足取りも軽やかで、家にいたときよりはずっと元気で、調子も悪くなさそうでした。
帰宅したらもうお昼を廻っていたので、いつものようにミルクをやって犬たちはポーチで一休み。その間に部屋の掃除機かけを済ませ、収納にとりかかりました。
オードリーをしまい終わって洗面所でタオルをすすいでいたら背後に何か気配を感じて、振り向くとオードリーがいて、やけに神妙な表情でママを見上げるのです。
いつもは、ギュスの収納が終わるまで自分のマットで休んでいるのですが・・・
何か訴えてる目だったのでリビングを覗いたら、マットに嘔吐の跡。
「ありゃりゃ~やっぱり不調だったのね」って振り向いたら、今度はしゃがんでます。ひゃ~なんと、床の上でチッコしてます!オーちゃんにかぎって、あり得ないんだけど・・・
とりあえずステイさせて、お尻と足回りを拭き拭き、床のチッコの始末をして、お次はリビングの寝床の吐しゃ物の片付け。終わったら、ご当人は和室の寝床で休んでいました。
とっても冴えない寝顔でしたけど、嘔吐をぶり返す様子もなかったのでギュスの収納に玄関ポーチへ。小一時間かかるため、時々オードリーの様子をうかがいながらギュスの収納完了。
午後はギュスのスキンケアをしていたのですが、オードリー、自主的にリビングの寝床に移動して、夕方まで丸まっていました。(この丸まり方も肩甲骨あたりに変に力が入っていて、普段とは違うなぁ~どこか痛いのかなぁ~みたいな...)
でも夕飯の準備に取り掛かったら台所にやってきてせっつくので、思案の末、ふやかしてガーしたいつものフードを半分あげることにしました。
食後特に問題はなく、1食を2分割しているギュスに合わせて、オードリーにも残り半分をやりました。(肉はパス!)
その後もゲブゲブすることもなくて、ママが夕飯食べているときも脇でスタンバっていたし、昼間ほどには力の入った丸まり方でもなく、時折寝息をたてて休んでいました。
この日はスーパームーン。前日の満月は見えなかったから期待していたのですが、夕方から雲が出てやっぱりダメか~と諦めかけてると、10時を過ぎて雨戸を閉めようとしたら外がとっても明るい!
窓から見上げたら、雲間から明るく輝くお月様がのぞいていました。
一瞬でしたがお月さんも愛でたし、オーギュスとも穏やかに寝息をたててるし、ママもぼつぼつ床に就きますか。
ママが布団に潜り込んだら、オードリーも、ママの横に敷いてる自分の布団にやってきて、再び眠りに落ちたのでした。
が、2時間くらいたったでしょうか、オードリー、立ち上がっては布団の上でグルグル回る動作を繰り返すようになり、15分くらいして、ついにオエッオエッとむせはじめ、嘔吐しました。午前1時半過ぎでした。
最初の時は間に合わなくて毛布に吐いたので、剥がしてお風呂場ですすいで戻ると、ママの布団でぐったり横たわっていました。
新しいタオルを敷いて、念のためトイレシーツも広げておいたら、しばらくして自分の布団に戻っていったものの、このとき、左前脚と右後肢の膝から下がすっごく冷たくて、しばらくさすってやっていたら暖まってきて、寝息をたて始めました。
なのでママもウトウトしていたら、4時ころから、今度はハァハァいいだしました。最初は横になったまま上体を起こしてハァハァやっていたのですけど、徐々に呼吸数が上がってきて、とうとう立ち上がりました。
涎もでてきて、呼吸数は1分間に110回くらいまで上がり、かなり苦しそうです。
そしたら、突然オエッオエッと胃液を吐きました。
それでもパンティングはおさまらず、それどころか呼吸数が更に増えて、120回/分を超えてきたあたりから小刻みに震えだしました。
キャ~痙攣なの?
ママ、軽くパニックです。
この日はほぼ通常量の水分を摂っていたものの、嘔吐3回、パンティングで流涎すること1時間、それに嘔吐のたびに排尿を伴っていて、最後は少量ながらかなり濃くて暗褐色に近い色合いだった事から、もしや脱水による痙攣?
だったら緊急を要するよね~普通の水じゃダメなんだよね~吐くかもしれないけど30倍くらいに薄めてヤギミルクを与えようとしたものの、臭いはかいだけど口はつけません。
ヤバくないか~と焦りつつも、夜間救急ないし、とりあえず富士宮の動物病院の緊急用の番号に電話して状況を録音、返事を待ちながら、大学病院の先生にショートメッセージいれたり、5時になったので早起き鳥のラウルスママさんに電話して、獣医さんのお姉ちゃんに相談したり・・・
そうこうしてたら、なんかオードリーの舌が白っぽくなってて、呼吸数は130回くらいに上がってヒューヒューという喘鳴のような音がして、なんだか紫色っぽくなってきてる?!
ぎょえ~チアノーゼか?!
パパに「もしかすると朝までもたないかも」なんてメールいれてたら、富士宮の病院から電話がかかってきて、連れて行くことになりました。
でも、呼吸数が120回を超えたころから、オードリー、うつむいて立ち尽くすだけで一歩も動かなくて(動けなかった?)、5時ころだったか、とうとう腰砕けのように尻餅ついたっきり固まっちゃってて・・・
このままじゃ車に乗せて山道下るのも難しいかも・・・
待てよ、これって喘息みたいなこと?
理由はどうあれ、呼吸困難、酸素不足でチアノーゼって、症状的には喘息発作と一緒だよね?
だったら呼吸を緩めれば少しはいいかも・・・
そう、喘息発作のときって、気管が収縮して酸素が足りない!みたいな苦しさになるから、ついつい呼吸が速くなるんだけど、そうすると呼気と吸気が衝突してますます苦しくなるんだよね。敢えてゆっくり吸ったり吐いたりすることで、徐々に呼吸のバランスがとれて、落ち着いてくることもあるんです。
そこで、びびりのオードリーがパニックでパンティグしている時、マイワールドから呼び戻して落ち着かせるようなことを色々試みたところ、オードリーが顔を上げて、ママと目が合うようになってきて、呼吸数も110回くらいに落ちました。
文章にすると長いですが、紫っぽくなってから5分くらいの出来事でした。
とりあえず舌の色がピンクっぽく戻って来たので出かける仕度をして、オロオロしていたギュスも同伴して富士宮の病院に向かいました。
山荘を出たのは6時頃で、辺りが明るくなりだしていたため、ママとしてはずい分ホッとしました。
しか~し、オーちゃん全く立てないから、寝室から車まで抱っこ。普段は2列目独占ですが、目が行き届かなくて心配なのと、伏せるも座るもできない中途半端な姿勢で進行方向に対して横向きで山道下るのもね~というわけで、助手席倒して乗せました。
だけどやっぱり伏せないから、向きを替えて、こんな感じ。
カーブではママが左手を添えて支えなきゃならなくて危険。距離は長くなるけどいったん国道に出ることにしました。
6時40分、病院に着いたときにはだいぶ落ち着いて、呼吸数も6~70回に減っていて、涎はほとんどでなくなっていました。
詳しい検査をしないことにはパンティングや痙攣の原因は分からないけど、とりあえず嘔吐しているので吐き止めを注射。注射針の跡から感染すると怖いから抗生剤も注射(こちらの院長先生、大学病院の主治医の元で研修していた方で、オードリーの貧血の経過について把握されています)。脱水気味(体重が2キロ弱減っていました)なのでリンゲル液を点滴。これで1日絶水・絶食して様子見ることになって、8時半、病院を後にしました。
内服薬はたぶん吐くだろうからと、お薬は出なくて、吐き止めもさほど強いモノではなかったため少々不安でしたが、そんなに馴染みの病院ではないため、プッシュせずにそのまま帰宅したのでした。
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帰宅後は、ずい分落ち着いた様子でしたけど、終日ぐったりしていました。
でも、お昼からは自力で和室に移動して、ひたすら寝ていました。
30分後も同じ姿勢!
で、山に留まるか、帰京するか、悩みまして・・・
このまま落ち着くようだったら憔悴してるのに無理して帰らなくても2~3日様子みようかと考えたものの、大学病院の先生から「夜間救急対応してもらうのも大変なので帰宅した方がよいのでは?」とアドバイスされ、オーパパも「いざというとき身動き取れないから帰って来い」というので、翌30日、ひとまず帰宅する事に決めました。
******
この日は、今季一番の冷え込みとかで、朝7時前の玄関ポーチの気温が7度でした。
そして、今回の滞在で初めて富士山が裾野まで姿を現していました。
これから空気も乾いてきて、お山も気持ちいい季節になるのにねぇ・・・思えば、2011年以来、ずっと9月はドタバタ月間で、毎度あたふたと山荘じまいしてるよね。今年もそのパターンかな?
心配したオーパパが休みを取って迎えに来てくれたので(バスで山荘から5キロくらいのところまで来てくれたから、犬おいてピックアップしてきました)、持ち帰る荷物を車に積んで、掃除は念入りに済ませ、残りの荷物は最悪日帰りで持ち帰れるように纏めて、3時前に出発。
走り出しは病み上がり感のにじみ出てるオードリーでしたが、談合坂SAが近付くとしっかりアピール。お散歩を楽しんでいました。最後は、恒例の「まだ帰りたくな~い!」も披露。(^^ゞ
途中嘔吐もパンティングもなくて、5時半、無事帰宅できました。
移動疲れか、昨日は、またベロ出して眠っていました。
まぁ、ギュスの流涎+不整脈を思えば似た様な状況だったのかもしれませんけど、痙攣やらチアノーゼが起きかけていたことで、ママ、今回は相当焦りました。
気管狭窄が常態化しているわけですから、呼吸不全で酸欠になってしまったのかもしれません。でも、脱水から痙攣を起こすということはよく聞くし、身に覚えもあるけれど、(喘息で)呼吸困難から痙攣が起きたことはないし、聞いた記憶もなかったので、すっかり狼狽してしまったのでした。
ママったら、腹を括ってるはずなのに全然ダメじゃん。あ~ぁ。(._.)
「びっくりしたな~もぉ。」