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オードリーの不調 : 手術しました! [病気]

ご報告が遅くなってしまい、大変ご心配おかけしたことと思います。申し訳ございませんでした。

オードリー、手術を受けまして、今週火曜日(17日)、なんとか抜糸にこぎつけ、翌日から散歩も再開しております。フェイスブックには何度か状況をアップしていたのですが、まとまった記事にする気力がなくて、長いこと更新できずにおりました。

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前回の記事に書いたとおり、予定していた10月28日(水)に手術を受けました。

当日は絶水・絶食で9時半に受付を済ませると、オードリーは間もなく術前の検査に連れて行かれ、オーママは執刀医から麻酔と手術について説明を受け、同意書にサインをしました。

先生、午前中に1件手術が入っているので、オードリーは午後イチとの説明をうけ、麻酔が始まるまでしばらく時間があるというので、息抜きに病院のドッグランでぶらぶらしていたら、なんと、午前の手術がキャンセルになったからオードリーの手術を前倒し、すぐに麻酔をかけ始めるというのです。

<手術当日・麻酔の直前>
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9月末の激しい嘔吐騒ぎの後、体重は20キロに落ち、10月6日の検査ではPCVが37%台(8月は45%あった!)まで低下、T-bilも上昇傾向。されど消化器の不調ということでプログラフは休薬していたため、貧血の方が心配でしたが、この日はPCV40%台まで戻っていまして、体重も21.3キロに持ち直していました。

しかも、10月25日には徒歩で薬師池公園に散歩に行くくらい元気も取り戻していて、「あ~これで手術中に何かあったら後悔してもしきれないな~」と、ドタキャンしたい気分のママでした。 

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11時半くらいから麻酔をかけ始め、お昼すぎから手術が始まりました。 立会いを希望したのですが、今回の執刀医の先生は見られると集中できないとかで、術後に動画で様子を見せてもらうことになり、手術中は待合室で待機しました。

一人だったらドキドキハラハラ、すっごく長く感じたことでしょうが・・・

実はオードリーに先立ち、10月26日にギュスがデキモノ切除手術を受けていて(無事終了・病理結果も“間違いなく良性”とのことでした)、まだ抜糸前だったため目を離せなくて(エリカラは使わないため)、ご近所のワン友さんが手術前後にママが身軽に動けるようにと付き添ってくれたため、お喋りしながら待ったので気を紛らすことができました。

1時頃だったでしょうか、血液内科の主治医の先生が経過報告にみえて、「幸いにも腫瘤が盲腸の突端部に留まっていたため、盲腸を切除するだけ、そう虫垂炎並みの簡単なオペで済みました。もう表皮の縫合に入るので30分くらいで終了します」と嬉しそうでした。

術前には、CT検査では腫瘤の正確な位置が特定できていないため、盲腸周辺ながら、小腸と大腸の結合部である可能性もあり、その場合少々厄介な手術になる(術後も生涯下痢が続くケースがあるとか...)と説明されていたため、先生の話を聞いて、それはそれは嬉しかったんですが、これが後々大変な事態に至る伏線だったとは、この時は知る由もありませんでした。

付き添ってくれたYさんも、とっても喜んでくれて、ラッキーだったね~なんて話していたら、また主治医がやってきて、「オーちゃん麻酔から覚めてます。会えますけど、その前に執刀医からお話します」と。

切除した部位(盲腸全部)を前に置いて、「腫瘤の部分が盲腸の末端側だったため腸管側の正常な組織でマージンもしっかり取れたし(実は取り切れていなかった事が後に判明!)、癒着等も起きていなくて本当にラッキーなケースでした。腸管は切除せず、盲腸を切り取った部分数cmを閉じて(=吻合)終了でした」と手術中の動画も何カットか見せてくれました。

縫い目もキレイだったし、特に問題なさそうでしたが、執刀医によると、腸の手術というのは術後3~5日目くらいに縫った部分の糸が緩んで吻合部が開いてしまうことがあるため、そこを無事クリアするまで気が抜けないということでした。

話が終わると、主治医の先生が、「オードリーに会いますか?」というので、「会いたいけれど、興奮しているようなら遠くから気付かれないように様子を見るだけにします」と応えたら、「なんかね、麻酔から醒めたらすぐに立ち上がって、普通に(いえ、興奮状態で!)歩いているんですよ。たいていはボーっとするものなんだけど」って。

入院室の奥まったケージでエリカラ巻かれて点滴挿されて伏せてる(けど舌をだしてハァハァ興奮してる様子)オードリーを確認、目が合いそうになったのですぐに部屋の外に出て、後のことを頼んで引き上げました。

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以前、1泊2日で免疫グロブリン静注処置を受けたとき、帰ってきたらオシッコまみれで滅茶苦茶臭かったので、今回も24時間点滴(抗生剤と輸液)だというから、たぶん多尿になって定時チェックだけではトイレのケアが間に合わないだろうし・・・となると注射針だけならいざしらず、20cm近い切開創がある今回、チッコまみれで感染症にならなきゃいいけど・・・なんて心配しながら、手術翌日のお昼前に面会に行きました。

主治医が対応してくれて、なぜか診察室でご対面。このときのオードリーの形相といったら、もう目付きがおかしくなってて、激しく脱走モード。研修医らしき若者二人が飛び出さないように必死に補ていしていました。

リードを渡されて面会場所に案内される途中、「いやぁ~さっき点滴が抜けちゃったんですよ。手術したばかりなのにすっごくパワフルです」って。いや、それは単に興奮してるだけだと思うけど・・・痛みのあまりアドレナリン出っ放しなんじゃない??

何故か入院室ではなく“応接室”に案内されました。絨毯が敷き詰められて立派なソファーのならぶ部屋の空きスペースにスーパーワイドのトイレシートを何枚か広げてくれたのでオードリーを撫でようと引き寄せてビックリ。体が濡れてます。これってオシッコじゃない? 先生は点滴液ではというものの、チッコなのか微妙だったので、まず乾いたタオルで拭いて、ヒビテン液で流し、再度タオルで拭きましたが、キッチリ拭けた気がしませんでした。(ーー;)

「1時間くらいしたら来ます」と先生が去っていき、しばしの面会タイム。

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しか~し、オーちゃん、ハァハァ息が弾んでるわ、一息つくとピーピーキュンキュンと愁訴啼き(痛いらしい)するわ、抱きしめてやろうにも剥きだしの傷口が気になって、エリカラはずして背中をさすってやることくらいしかできなくて、ママも泣けてきましたよ。

この日はママの前でも妙な興奮状態で、相当痛いらしいのにグッタリ感はありませんでした。やっぱりよく拭けてなかったようで身体ビチョビチョ、そして、なんとお尻に1ヶ所膿皮症になりかけてる赤疹までできちゃってました。嫌な予感的中というわけで、もう一度身体を拭いてやったり、赤疹の手当てしたり、ゆっくり顔を見ることもなく面会終了。

先生に、「赤疹が出てるということは、膿皮症のみならず、傷口の細菌感染もかなりリスク高いはずだから管理をしっかりお願いします」と頼んで病院を後にしました。

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10月30日、手術から二日目の面会もお昼前で、オードリー、先生に連れられて1階に降りて来ました。

手術の麻酔から覚めて以来ずーっと興奮状態だったのが、この日の朝方ついにバッタリ横になって何時間か爆睡したそうで、術後はじめて冷静なオードリーでした。顔付きがだいぶ和らいでいて、ちょっとだけホッとしました。でも、引き続き点滴が抜けたりチッコまみれになったりしてるようでしたけど。(T_T)

先生が屋外で排泄させて構わないというので、オードリーを受け取って外へ出ると排便。手術前の最後の食事が出た模様。すぐに引き返して報告。で、“応接室”で1時間くらい面会タイム。

前日よりは落ち着いていたものの、痛いのか、気分が優れないのか、ず~~~っとヒンヒンぴーぴー辛そうな表情で啼いていたため、面会終了時にオードリー迎えにきた先生に「痛いみたいですが・・・」とママが代わりに訴えると、「痛み止めは処方してます。犬の場合3日目過ぎると痛みは治まってきます」って。

こんなに辛そうなのに明日には痛みが治まる? 本当かな?? しかも傷口が妙に生々しくて、一部ジュクジュクしてるような・・・でも医者なんだからその辺は診てるよね・・・不安いっぱいで家路に就きました。

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10月31日、この日は土曜日だったので、オーパパも一緒に面会。病院がお休みなので、広々とした待合室でギュスも一緒に一日中一緒に過ごすつもりで了解もとっていたんだけど、当直の先生に連れられてきたオードリー、とっても具合悪そうに見えました。

前日夕方から経口栄養を始めるというので、手術前に食べていた、ふやかしたフードをミキサーにかけてペーストにしたものを1/4食分くらい預けてあったのですが、「のっけに半分食べたきり食べないんですよ~」と残りをステンレスの食器に入れて持ってきました。一緒に預けていたヤギミルクも別の食器に入れて並べて置かれたので、「フードにかけてよく混ぜてお粥状にしないと」というと匙をもってきて混ぜてくれましたが、冷たいままでした。

それなのに、オードリー、待ちきれない様子でガツガツと完食。

当直医は「食べましたね~♪」と喜んでいたけれど、かかりつけの先生の話では、腸の手術の後は、極々少量から、そして冷たいものはNGといっていたので、術後の吻合部が開く時期と食事の開始が重なっていることもあって、またまたすっごく心配になったママでした。

更に、前日まで剥きだしだった傷口にはガーゼが当たっていて、それを押さえるためなのか、全身ネットを被せられて見ているのが辛くなりました。とてもじゃないけど長々と面会なんかしていられないほどの弱りようで、入院室のケージで大人しく過ごせているならその方が休まるかもしれないと、予定を変更して1時間足らずで切り上げました。 

あんまり様子が悪かったので、帰路、お薬師さんにお参りに寄りました。

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翌日(11月1日)も、朝からみんなで会いに行きました。

また前日と同じ当直医がオードリーを連れて出てきました。前日よりは目付きがしっかりしてるような気もしたけれど、相変わらずピーピー啼いていました。術後3日で痛みがなくなったとは到底思えませんでした。

そしたら、「傷口が感染してまして、膿がボタボタ出てくるんですよ。抗生剤変えて対応中ですが、まだ菌がなくならないんです。それで菌を特定するために検査機関にだしましたが、結果が戻ってくるまで少し時間がかかります」というじゃないですか。

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ここで、ママ、内心切れました。

あんなに気をつけてと言ったじゃない!何やってんのよ!!菌が特定される前に敗血症にでもなったらどうするつもりなのさ!!!<`ヘ´>

でもね~お世話係の若い当直医に文句垂れてもどうにもならないだろうし、口には出しませんでした。 

オードリーが前日よりは落ち着いているようだったので、ご飯をあげたりしながら2時間くらい一緒に過ごしました。

いざ面会終えて帰ろうとしたら、オードリー、当直医に着いていこうとしないので、ママたちが先にその場を離れる事にしましたが、後ろ髪を惹かれる思いでした。本当に大丈夫なんだろうか?

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手術から5日目の11月2日、この日は雨模様で、ギュスを同伴して面会に出かけるのが大変だな~と思っていたら、出社して間もなくオーパパからメールがきて、「午後半休取って帰るから、ギュスと留守番するよ」って。お昼過ぎにパパが帰宅、雨も上がったので、だったら皆で行こうかなんて話していたら、主治医から電話。嫌な予感。

「心配されていたとおりになってしまいました。傷口の感染が抑えられません。菌が中に入っていくのを食い止められないかもしれません。それと、お腹の中も何か状態がよくないようなんです。再度開腹した方がよさそうです。すぐに来て頂けますか?」って。

パパが帰っていたのが幸いでした。ギュス同伴で即刻病院に向かいました。

すぐに主治医と執刀医が出てきて説明を始めました。

傷口は切開創に沿って皮膚が壊死し始めているし、お腹の中はエコーで見た限り、激しい炎症(=腹膜炎)が起きている模様なので、緊急で再手術をして、表皮の壊死した部分を取り除き、お腹の中は、吻合部から漏れ出ている腸の内容物(=便)を除去して奇麗にしないと死んでしまうというような説明でした。

外の傷口の感染は、“なるべくしてなった”としか思えませんでした。 

でもお腹の中については原因を聞いても、術後3~5日目に起きる吻合部の糸の緩みではないというものの、はっきりした返事は返ってきません。

かかりつけの先生に電話で状況を説明すると、表皮の傷口の感染がお腹の中に広がる事は考えにくいので、お腹の中は別の原因だと思うけれど、腹膜炎を起こしているのであればすぐに手術しないと手遅れになりかねなないといわれ、その場にオーパパがいたこともあって、再手術を決断しました。

4時半ころから麻酔をかけはじめて手術を始めるも、長丁場になりそうでした。

面会のときに渡すつもりで用意したオードリーの1日分の食事をギュスの夕飯にあてることにしたものの、ギュスの薬(涎!)を持って出なかったため、ママ一人で家に取りに帰り、とんぼ返りで病院に取って返しました。

6時半くらいに病院に戻り、ギュスに夕飯を食べさせ、ひたすら手術が終わるのを待ちました。

途中で主治医がやってきて、お腹の中が大変なことになっていて、小腸と大腸の結合部(最初の手術で盲腸を切って縫い合せた場所)が激しく炎症を起こしていて周囲と癒着しているため、大きく切除して、小腸と大腸を繋ぐ手術をすることになると告げました。手術が上手くいっても、一生下痢に悩まされるかもしれないというパターンですけど、他に手が無いのだから承諾するしかありません。

9時近くだったでしょうか、再び主治医が来て、「悪い部分は全て取れました。今お腹を閉じているところなので30分くらいで終わると思います。その後執刀医からお話させていただきます」といって去っていきました。

でも30分経っても呼びにこなくて、9時45分くらいになってやっと診察室に呼ばれました。

切り取った部位(小腸から大腸まで30cm位、いやもっとあったかも...)を示しながら、具体的な状況を説明してくれましたけど、素人目には盲腸がくっついていた辺りは組織がグチャグチャで何がどうなっているのかよくわからない状態ながら、前回の吻合部の糸は緩んでいる様子はなく、でも縫い目の間に隙間ができていて、そこから内容物が漏れ出て周囲が汚染されて腹膜炎になったのであろうことは想像できました。

小腸側と大腸側それぞれに正常な部分がごっそりあって、マージンを大量に取ったんだな~と思いました。

今回も手術の動画をみながら、径の違う腸管を縫い合せたので、その方式や、糸のアレルギーの可能性など、思いつく限りの質問を浴びせ、くわえて、前回の感染を教訓に、今回は術後すぐから傷口保護をして欲しい、導尿管使ってでもオシッコまみれを回避して欲しい、痛みをこらえていると休まらないから、そうすると傷の治りも悪くなるので、強い鎮痛剤を使って欲しい、等などの要望を述べました。

言うべき事は言ったけど、何故こんな事態になったのかという点については全く納得いく説明を得られないまま。でもオードリーが麻酔から覚めていると聞いたので、夜も更けたことだし、引き上げることにしました。

主治医がボソっと「長い一日でした」って呟いたのが耳に残っています。本当に長い一日でした。

オードリー、驚異的な頑張りをみせて、乗り越えてくれたのでした(都合3回の全身麻酔、6日の間に2回の開腹手術)。

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翌日は文化の日だったので、またまたみんなで面会に行きました。

最初の手術の後のような興奮状態ではありませんでしたが、痛々しくて見ていられません。カメラを向ける気になれませんでした。

最初の手術の後、想定内ながらCBCの値が悪化していて、40%台まで戻していたPCVは34%に落ちていたのですが・・・

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再手術翌日(11月3日)の検査では、PCVが24%(休診なので普段とは違う測定機器だったためヘマト25%から計算したとか)まで落ちて、もうボロボロ。

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傷口も初回より広がっているし、お腹の中も、盲腸とっただけとは比べ物にならないほどの侵襲なので、この検査値ではもう回復は無理かもしれない。ここまで体力を奪われていると、前回でさえ感染症が起きている環境なのに、今回乗り切れるとは考えられない。病院で逝かせるわけにはいかないから、なんとしても連れ帰らないと。そんなことをオーパパと話しながら、連れ帰るタイミングを計っていたのですが・・・

再手術後の面会では、オードリー興奮した様子はなくて、ピーピーヒンヒン啼くこともありません。大変な手術でもう何か訴える元気もないのかな~なんて思ってもみたけど、どうも様子が違う?

再手術から三日目の11月5日の面会では、表情に余裕が出てきて、最初の手術の後とは全然違うかも~(*_*)

モルヒネ系の強い痛み止めのお陰なのか、はたまた、術後経過が良いのか、“弱った感”がどんどん薄れ、やはり術後三日目から経口栄養の許可が出たためヨーグルトを持参したのを嗅ぎつけて、後足で2足立ちして「ちょうだいちょうだい!」と跳ねる始末。

何なんだ、この元気は?

前回は、術前の1/4量から食事スタートでしたが・・・

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今回は慎重の上にも慎重に。重湯とヤギミルクに始まり、ヨーグルト、自家製プリン、1匙2匙のペースト状フードと少しずつ増やしていきました。

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また、最初の手術の後にもお願いしたけど却下された“大建中湯”という漢方薬(=人間では術後イレウスや腸重積の予防に使われています)を使うお許しがでたので、こちらも服用させました。

そして11月7日の土曜日、とっても元気で笑顔のオーちゃんが待っていました。一緒に面会にいったパパの喜びようったら。(*^_^*)

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金曜の夜から抗生剤が内服になって点滴がはずれたこともあり、「今回は傷口もキレイに着いてきてるし、今日にでも退院できますよ」と、例の当直の先生が出張中の主治医に電話をしてくれたのですが、この時は捕まらず、残念ながら退院お預けとなったものの、帰宅したら主治医の先生から連絡が入り、翌日退院ということになったのでした。

11月8日(日)は朝から雨模様でしたので、パパとギュスに留守番してもらって、ママ一人で午前10時に迎えに行って連れ帰りました。

「ただいまっ!」
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自宅に戻って安堵し、エリカラからも解放され、すっかり寛ぎモードのオードリーでしたが、お腹はツルツル、点滴の留置針のために左右の前脚も刈られ、後肢はセンサー着けたとかでやはり両脚とも刈られ、首から肩甲骨にかけてはモルヒネパッチを貼るためにごっそり刈られ、それらがバリカン負けの湿疹で痒いのか気にして舐めるのです。

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なので、傷口保護も兼ねてカバーオールのウェアを着てもらったら・・・

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思いっきりブルーになっていましたけど、じきに慣れて、エリカラなしでも傷を気にする事も無くて、ママが買い物に出るときや、ギュスの散歩中の留守番など最低限のエリカラ装着で抜糸までの9日間を乗り切りました。

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二日おきの傷口消毒はかかりつけで対応して頂き、順調に回復中。 

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最後三日はウェアも無し!

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夜は、階段上り下りができないので、ママがリビングのソファで添い寝したから、これまたエリカラ無し(自分のベッドでは寝ないオードリー!)。 

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手術後も全く食欲が落ちること無くて(再手術直前に顔を見に行ったら、元気に尻尾ふって出てきて、隣のケージのフードを見つけて「アタシも~!」ってリクエストしてたっけ)、これが一番厄介です。徐々に量は増えているものの、質は引き続きペースト状のモノばかり。パパやママが食事してると張り付いてます。

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でもね、けっきょくのところ、食べる事は生きること、なんでしょうね。この食欲がオードリーの生命力を支えているのだと、つくづく感じます。

そして、今週火曜日、11月17日、いよいよ抜糸ということで大学病院へ。

<待合室でお近付きになったバーニーズ(アンちゃん)の飼い主さんから頂いたお気に入りのショット>
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ところが、先生の姿をみつけるや、オードリー、逃げ回りまして、貧血の検査だけになりました。

退院前日の血液検査では、PCV26%ということで、主治医の先生は貧血がどうなるかとっても心配だったようですが・・・

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この日のCBCをみてビックリ。10日足らずでPCVが34%まで戻っていました。「何もしてないのに・・・予想外の展開です。もっと難航すると思ったんだけどね」って。この調子で標準値まで戻るといいけど。戻るよね?

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そして抜糸は、夕方かかりつけの病院でして頂きました。

<抜糸直前の診察台上で撮影>
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抜糸後の画像は撮りわすれましたが、キレイに着いてるそうです。

そして、そして~抜糸翌日(11月18日)、待ちに待った3週間ぶりのお散歩に出かけました!

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オードリーはさすがにイケイケどんどんはなくて・・・

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病み上がり感にじみ出てる??

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でもマイペースで匂い嗅ぎまくり~(._.)

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あっちでクンクン、こっちでもクンクン。

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病理検査の結果は「おそらくGISTで、鑑別診断は平滑筋肉腫」で、c-kit 遺伝子検査も一部陽性ながら、抗がん剤治療は骨髄抑制がかかり貧血の方に悪影響が出るため受ける予定は有りません。一方で貧血治療の免疫抑制剤を服用するとガンには悪影響ということで、主治医としては再開したいけど難しいと頭を悩ませている様子です。

「再発・転移が先か、貧血の悪化が先か、でもどうにもならないな~」みたいなこと言ってましたけど、どっちでもいいよ。出たら出たとき、それより、当面は“普通に”食べられるようになれるかどうかが一大関心事です。

好きなものお腹いっぱい食べられるようになるために手術したんだからさ!

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