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アタシ、介護ハーネスは要りませんから! [病気]

今日は関東地方に初雪が降りました。しかも積雪ですと。

まだ11月ですが・・・この冬は先が思いやられる??

朝5時台は雨でした。7時ごろから雪に変わり、お昼前くらいが一番雪らしい雪だったかな・・・その後は水っぽくなって、15時過ぎに上がって、夕焼け空が広がりました。

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というわけで、日中けっこう寒かったので、オードリーは朝からネックウォーマーで代用してる腰巻にカイロ貼って、ホットカーペットの上でヌクヌクすやすや過ごしておりました。

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先週水曜に突然後肢が麻痺して立てなくなってから1週間、麻痺はほとんど元に戻ったように見えますけど、左はあんまり力が入っていないみたいです。くわえて、朝起き抜けはやはり右が調子よくないため、よろけています。

そこで、一昨日かかりつけの先生と相談して、漢方薬使うことにしました。

今回はコレ。↓ 

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オードリー、中年以降は夏の終わりから秋口に何かしら勃発してるので、今年の夏は補中益気湯で乗り切りましたが、ぼちぼち冬場の処方に変えたいな~と考えていた矢先の後肢の麻痺ということで、疎経活血湯を試してみることにしました。

冷えからくる痛み&痺れに効く漢方薬は色々ありますが、その中でも、疎経活血湯は下肢の症状に特に効くとのこと、また夜間の気血のうっ滞によって朝症状が悪化する場合にもいいのだとか。

ただ、構成生薬が17と多いため、IgE検査では植物にもけっこう反応してるオードリーですので、アレルギーがちょっと心配ではあります。5歳以上7歳未満の1回量で、1日3回のところを朝と就寝前の2回で様子見中です。三日目の今日現在、特に問題は起きていないので、大丈夫そうなら1日3回にしてみようと思ってます。 

      ******

寒さもですけど、しっかり覚醒しているときは状態がいいようにも見えます。

オードリーは2階の寝室で一緒に寝ていますので、もうだいぶ前から朝は抱っこでリビングに下ろしています。以前はママがやってましたけど、昨年膝の具合が悪くなって以来、現在はパパが降ろしてくれてます。そうなると、平日はパパが出勤する前、6時過ぎには降ろす事になるのですが、オーちゃん、この時刻にはまだお目覚めではないのです。

そこを起こして立たそうとするとダメなんです。とりあえず抱っこで1階に連れて来て床に下ろすと、後肢に力が入らずよろけたり尻餅つくことがほとんどです。頭がまだ起きてなくて、神経伝達が上手くいってない?みたいな・・・

で、リビングのマットで即眠りに落ち、そうですねぇ~7時半を回ったころ自発的に起きて立ち上がります。この時は、ちょっとフラフラしてますけど、倒れるような事はなくて、トイレにも行けます。

そして、ご飯を食器に盛ってるうちにすっかり目がさめて、後肢の2本立ち跳躍(汗;)が始まります。少し前までは、眠っていても、台所でオードリーのご飯の仕度を始めると起きてきたものですが、ここ最近は、いよいよ食器に盛るころになってようやく起きてきます。ときどき起きてこないことも・・・=.=;

となると、やっぱり “歳のせい” というのがメインの理由なのかな~と思うんですが、一昨日かかりつけを受診した時は、今度は左はふつうに反応していて、一方で右は、なんと、まったく反応しませんでした。

あ、甲を引っくり返してどれくらいで元に戻すかという反射テストです。

先週は、右は2~3秒、左が10秒ちかくかかってたたものの、一応元に戻りました。でも今回は、左は引っくり返したら、即、「何すんのよ!」とばかり元に戻したのですが、右は全然気がつかなくて、引っくり返ったまま歩いてました。orz

なので先生も、やっぱり神経科を受診してみてはどうかと仰りまして、初診でMRI撮るほど切迫してないだろうから、神経学的検査というのだけ受けてみればということで、大学病院の予約をしました。ところが、神経科がと~っても混んでるそうで、年内は無理、新年1月13日とのことでした。

まぁね、オーちゃんの場合、前足は今のところしっかり機能してるし、体重が21~22キロですので、万が一後肢が立たなくなっても、それこそ車イスで補助でもすれば、すぐに寝たきり生活になることはないだろう、ギュスのようなことはないでしょうという話もされてました。

それで、理学療法というか、リハビリマッサージやストレッチ、バランスディスクなどで刺激しつつ、お散歩も過剰にならない程度に、でも筋力は維持できるくらいに、と。

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オードリー自身はお散歩ウェルカムなんですけど、やっぱりふらつくことがあるため、後肢用の介護ハーネスというのを装着して出かければ少しは安心かな~とネットで物色したら、サイズが微妙。

いつものことですけど、2Lと3Lの間ぐらいなのよねぇ~(T_T)

というわけで、ネットより高いけど、近所のペットショップで試着してから買うことにして、お店に行きました。

そしたら、やっぱり2Lは足回りが食い込んじゃって歩くどころじゃないので、3Lを履かせたら、今度は足回りも胴回りもぶかぶか~(/_;)

お店の方は、「お腹はマジックテープだから正常位置よりもう少し絞れるし、紐で支えるので大丈夫じゃないかな~ダメだったら返品して頂いても構いません」というので、だったらイイカ~と購入。

でもやっぱり気になって、お店の近くの公園で試しにお散歩してみることにしました。

そしたら、やっぱり歩き出すと脱げそうになり、だからといって紐にテンションがかかるほどまで吊り上げると、「やめて!」っと歩みを止めて抗議します。そうだよね~裸族のオーちゃんにしたら、身に纏うだけでもストレスなのに、自分の動きがちょっとでも制御されようもんなら怒り心頭よね。

というわけで、いざという時はサポートしてそれ以外は弛ませておけば・・・なんて思ったのが甘かった。10mも行かないうちにずり落ちて、その場に脱ぎ捨てる格好で置き去りになってしまいました。それくらいブカブカということ?

いえね、ママがちょうどいい高さで紐をキープしてればいいのでしょうけど、婆さま、今では耳がかなり遠くて、いざというときのストップが間に合わないので、手綱(=リード)をしっかり握っていなきゃなりませんし、一方の手には、マーキングした時に流すためのペットボトルはじめ諸々のお散歩グッズの入ったバッグを携帯していますので、そんなに都合よい高さを保持しながら散歩するのは困難です。

というわけで、「3Lはやっぱり大きすぎました。汚れないうちにお返しします」と返品させて頂きました。^^ゞ

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そうはいっても、ふらついたり、散歩途中で麻痺が起きたら、距離にもよりますけど、抱っこで帰宅するのも辛いものがあるので、先週の麻痺騒ぎ以来、腰に布を巻いて散歩に出かけてます。

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ギュスの巨大シコリのアイシングに四苦八苦してると話したら、お友だちが、保冷剤を挟んで体に巻いておけるようにと、長い布を円筒状に縫って送って下さったのですが、素材がオーガニックガーゼでとても手に馴染むし、模様が可愛らしくて、オーちゃんに流用しました。(朋さん、ありがとう!^o^)

両後肢の付根を回すスタイルでも充分足りる長さなんですが、オーちゃん、股関節に巻くと文句垂れるため、このスタイルに落ち着きました。

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調子のいいときは手を添えず、千鳥足になってきて危ういな~と感じたら手を添えて、よろけた時だけ支えます。

素材がソフトだからでしょうか、この巻き方であれば文句垂れない婆さまです。^^;

「あんまり違和感ないわね。これだったら許す!」
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今日は雪が降りましたけど、オードリー地方、紅葉真っ只中です。名所に出かけずとも、樹々の色付きを楽しんでいます。(*^^)v

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ちょっとした傾斜を登ったら、腰が落ちてきちゃった? 

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しばし休憩。

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この日は小春日和で、足取りもまぁまぁ軽やか、気持ち良さそうなオーちゃん! 

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ご機嫌 ♪♪♪

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アップでもう一枚!

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「お散歩びよりだったわね~(^^♪」
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最後は、この日のベストショット。(*^_^*)

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最後の日々 [病気]

今日はギュスターヴの三七日です。

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まだまだ区切りをつけようとは思わないけれど、ギュスと共に過ごした最後の時間について書き記す事で、ちゃんと送ってやれるのではないかと考えて、ブログにアップすることにしました。

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10月26日の記事の後から時系列に記憶を辿ろうと思います。

26日の時点では、食欲はかなり落ちていたものの、まだ鶏レバーのジャーキーやお薬ゼリーを口にしていました。

そして、脇から胸にかけての巨大シコリが消滅した後お腹に溜まっていた(と思われる)水分も徐々に吸収されてタポタポした感じが薄らいでいき、27日には、寝たきりになって以来すっかりお世話になっている近所のワン友Yさん、ラウルスママさんとお姉ちゃんがお見舞いに来てくれて、ギュスも体起こしてお出迎え、余裕をみせてくれていました。

この頃一番心配だったのが脱水症状でして、ギュスの状況&それまでの飲水習慣からして3リットル/日くらいは給水したいといわれていたものの、口から飲むのはかなり厳しくなっていて、スポーツドリンクを薄めたものを1.5~2リットル程度摂取してもらって、不足分を皮下点滴による輸液で補っていました。

が、すっかり骨と皮になってしまっていたことや、飲んでもちゃんと吸収できていないのでしょう、全身が常に軽い脱水症状を呈していたため、点滴の針を挿すために表皮を摘まんで引き上げても針の先を入れる空間が確保できなくてスムーズに輸液ができなかったり、なんとかスペースが見つかって輸液が落ち始めたと思ったら、今度は挿入した針と皮膚の間に隙間ができてるのか(皮膚に弾力がなくなってるから?)、いったん入った輸液が噴出してきてしまうことも多々ありました。

そんな話をしたら、獣医さんであるラウルスのお姉ちゃんが輸液をしてくださって、さすがです、すんなり500cc入り、乾き気味だった目や口の粘膜に潤いが戻ってきました。

お客さんたちを見送った後もわりと落ち着いていたものの、食べたり飲んだりは進まず、夕方、今度はママが輸液をしました。昼間500cc入れてもらってまだ潤いが残っていたからか、この時もすんなり針を挿せて、戻ることなく500cc入りました。もう1パック入れておこうか迷ったものの、ここは500ccで止めました。

脱水が幾分なりとも和らいで楽になったのか、この夜はまぁまぁ食べました。といってもササミ1本分とレバー1羽分のジャーキー、シュークリーム、クリームチーズでしたけど。水分も、夕飯から寝るまでに3~400cc摂れました。上出来です。^o^

で、寝る前にもう1回輸液した方がいいね~なんてパパと話したのですが、なんだか夕方入れた分が首から背中あたりの皮下に残っていて、ちっとも吸収されていないようだったので中止しました。

それからオーパパが朝晩の日課にしていた圧迫排尿をして、いつもどおりの量出して、ギュスも安心した表情で眠りに就きました。息遣いはやや浅くて速かったものの、苦しそうではありませんでした。

翌28日、全身状態には特に変化はなかったのですが、26日時点でほぼ塞がりかけていた肛門脇の傷口周辺がプヨプヨになって、一部亀裂が入って膿が滲み出しました。なんと、傷口が順調に塞がったのに、元凶(どこかは不明!)では引き続き膿がどんどん発生していて、出口を塞がれて行き場がなくなっちゃったみたいでした。

で、その後排便(=軟便)があり、処置してるうちに亀裂が広がっていっきに表皮が破け、せっかくキレイになりだしていた肛門周辺がずる剥けになってしまったのでした。orz

まぁね、それでもやることは変わりないのです。できる限り膿を出して、感染が起きないように褥創を消毒液で洗い流し、傷の表面は膿&漿液が次から次へと噴き出てくるので薬は塗れないため、ガーゼにたっぷりゲンタシン軟膏を塗り広げて傷の上から軽く押さえておきます。そして1~2時間おきに同じ処置とガーゼ交換を繰り返します。

なんか冷静に対応してるように書いてますけど、実はけっこうテンヤワンヤ、介護専門職のmimiさんにお知恵拝借したり、Yさんに泣き言メールしたり、かな~りお騒がせしつつのケアでした。^^;

それでも午後には膿の滲出がだいぶ減って、オードリーと30分ばかり散歩にも行ってこれました。

夕飯は前夜ほどではありませんでしたが、まだ一口二口ヨーグルトやゼリーなど口当たりの良い物を食べていましたし、排尿も特に変わりありませんでした。

29日は週末でオーパパがいたため、朝からかいがいしくお世話をしてくれて、ギュスも満足そうにしてました。で、昼過ぎに、2週間ぶりでかかりつけの先生が往診にみえました。

この時も、家族以外が家に入ってくるときのいつもながらのギュスのお迎え風景というか、ウォンウォンウォンと吠えながら体を起こして、リビングに入って来た先生を振り返りました。

触診・聴診の結果、画像でしか確認していなかった(消滅した)巨大シコリの跡がまた脹らみだしていたものの(=浮腫?)、右前肢の骨肉腫の原発部位は腫れも熱感もほとんどなく、全体的に脱水傾向ながらもまだ潤いがあるし、まったく食べれなくなったとしても水分補給がそこそこできていれば今いまどうこうではないでしょうとのことでした。

この時点では肛門周辺の膿の滲出も落ち着いていて、処置は上手くいってるからこのまま続けるように、後は、経口補水が難しいのであれば輸液を2~3パック/日入れるようにと指示されました。

が、針を挿すのが難しくなってきてる話をすると、ギュスであれば一度に1リットルくらいまで輸液しても大丈夫だろうから、針を挿したまま空になった点滴パック側のチューブを新しいモノに差し替えて続ければいいと。でもなかなか吸収されなくて、戻ってくることもあるというと、そしたらそこで針を抜けば大丈夫だからって。

手の届く範囲に必要なものを全部配置して処置してはいるけれど、挿入されてる針を押さえつつ、ぶら下がってる点滴パックのチューブを差し替えるって、けっこう大変なんですけどぉ~ブチブチブチ...みたいな。^^ゞ

いずれにせよ点滴パックの手持ちがなくなってしまったので、先生を送りついでに貰ってくることになりました。その車の中で、ママ、「この1週間程のギュスの呼吸の変化が、肺がんで亡くなった母の最後の1週間ととても似てるんですよ。犬と人だから同じということはないかもしれませんけど・・・」と云うと、「う~ん、顕著な痛みはなさそうですし、呼吸も安定してますよね。咳や痰もほとんど出ていないし、一時高かった熱も平熱ですし、かといって弱って熱が上がらないという状況まではいってないから、それほど切迫した感じではないんだけど・・・脱水が起きなければもう少し時間はあるかと」というお返事でした。

クリニックで、口腔ケア用の軟膏、点眼薬と眼軟膏、そして点滴パックにチューブをセットして頂いたものをもらって帰宅しました。

でもギュス、往診の先生にいいところ見せようと頑張っちゃったからか、この後とっても疲れたらしく、夕飯はお薬ゼリーを少し口にしただけで、スポーツドリンクもほとんど飲めませんでした。そこで輸液と思ったけど、相変わらず背中の側に水が溜まってる感じで、なんとか1本だけ入れました。

呼吸も特に変わりなかったけれど、「今晩はギュスと一緒に寝る」と、パパがシュラフで添い寝。ママとオーちゃんはしっかり2階の寝室で休みました。^^;

そして翌朝、リビングに降りて、ママどっきり。

ギュスの呼吸がとっても弱々しくて、なんかビビッと感じちゃいました。

2~3日前から、自力で体を起こせても姿勢を維持することはできなくて、水を飲むのに難儀していたのですが、この朝は、ホントのホントに頭をもたげることすら辛そうでした。

なのに、痰が頻繁に出るようになって、だけど脱水気味だからか、喉~口までなかなか上がってこなくて、時折 “カァァァーッ” っと苦しそうな息を吐くと口に痰が溢れてきます。そこですかさず頭を持ち上げてやって水飲みを口元に持っていくと、一生懸命水をすすって、入れ替わりに痰を吐きます。

人間だったらカテーテルで吸引してるところなんですけど・・・

そうこうしてたら7時過ぎに嘔吐。半透明のゼリー状の固形物を少々と、血の混じった透明な液体でした。12時間近く経ってるのに、昨夜口にしたゼリーが胃に残ってたの?なんてパパと一緒に吐しゃ物を解析しちゃうママでした(画像あるんですけど、さすがにね。T_T;)。

それにしても、息遣いがどんどん弱まって・・・

でもママが台所に立つと、体は起こせないので目だけで何か訴えてきます。

「大丈夫、ママいるから!」と話しかけて、ギュスの枕元にしゃがんで顔を近づけることしかできません。

この時、ママを見上げながらギュスが、「ママ、もうお別れなんだよ」っていってるように感じました。

パパが、嘔吐の件を一応かかりつけの先生に連絡しておいてというので、クリニックに電話をしました。その時、「今日は朝からとっても息遣いが弱々しくて、昨日までとは全然違うんです。なので輸液も必要なだけできないかもしれませんけど、もうギュスに任せようと思います」と伝えると、先生も了承してくださいました。

そこから、はたと思いついたというか、どうしても生きてるうちに会ってほしい人が浮かんで、連絡しました。一年前にやはり骨肉腫で逝った同胎兄弟シャルモンのママさんでした。

状況を伝えると、ほどなくママさんから、「今出ました!」ってLINEのメッセージ。

1時間半くらいでママさん到着。部屋に入ってきたら、ギュス、もう起き上がれなかったけど、それでもウォンウォンて迎えました。

顔を近づけてはいっぱい撫でて下さりながら1時間ほど一緒に過ごしてくれました。

ママさんが帰ったあとは、時折痰を吐きだして、呼吸もまた弱々しくなっていたものの、苦しげな様子はなくて、口をすすぐ程度に水を飲みながらウトウトしていたと思います。

でも夕方になって、眼球が酷く落ち込み、唇や歯茎が乾いてきたため、また脱水が進んでいるのだと分かりました。なのに背中のタポタポは相変わらずで、「輸液しても吸収できてないんだよね、意味ないよね」と話しつつ・・・ギュスがしきりに何か訴えるのが「喉が乾いた!」っていってるような気がして、点滴することを決断しました。

そしたら思いのほか上手く入って、パパというアシスタントもいたことから、続けて2パック目も落とし始めたところ、なんと全部入ったのでした。

しか~し、終わったら、背中に加えて、肩から首のあたりまでタポタポに水が溜まっていました。吸収されればいいけれど・・・

すると皮下に溜まった水に胃が押されでもしたかのように、2度に渡って嘔吐しました。出てきたのは血液混じりの大量の水。どうやら、朝以降、痰を吐き出すたびに口をすすぎながら飲み込んでいた水が全部胃に溜まっていたようです。

その直後、失禁してることに気付きました。7時半過ぎくらいだったかな。圧迫排尿を受け入れてからは一度も失禁(垂れ流し?)したことはなかったのでちょっとびっくり。キレイにしてしばらくしたら、1時間ちょっとで再度失禁。

パパがまた始末してキレイに拭いてやりながら、「膀胱にまだかなり溜まってるみたいだから圧迫してやろうかな」と。

10時少し前に普段どおりの圧迫排尿を始めたら、2度の失禁にもかかわらず、どんどん出てきて、ママもチッコに気をとられていました。

その時パパが、「ギュス息してないんじゃない?」って。ママ、視線を下腹部から胸部に移すと、胸の上下する動きが止まっていました。口元に近付いて確認しました。えぇ、間違いなく呼吸は止まっていました。

2016年10月30日22時01分、ギュスターヴ永眠です。

9月15日の外出を最後に、19日から寝たきりになって42日目でした。

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以下に、10月31日、フェイスブックに投稿した一文を貼ります。ギュスが息を引き取った直後の昂ぶった気持ちのままに綴った短文ですが、その時の気持ちを一番よく伝えられると思うので。

<昨夜22時01分、ギュスターヴが旅立ちました。静かに静かに。一時は安楽死も考えなきゃならない状況をも覚悟していた事を考えれば、無事見送れてホッとしたという気持ちです。

食べる量がどんどん減っていたのに10月19日から二日に1回便通があり、全く食べなくなってからもちゃんちゃんと出て、昨日の朝もしっかり出し、なんと、オーパパが圧迫排尿してる最中に「あれ、息してないんじゃない?」と言われて気付いたという次第でした。気配すら感じさせない穏やかな最期でした。ギュスなりに10日くらいかけて旅支度を整え、体を空っぽにして、週末パパにお世話する時間をたっぷりあげて、でも月曜の出勤には支障がないように、夜10時という絶妙のタイミングで、そ~~~っと去っていきました。出来すぎです!

骨肉腫自体の痛みは3回目の放射線治療後最後までぶり返すことなく、最初に骨肉腫と宣告されてから10ヶ月と1週間、皆々様の励ましをいっぱい頂戴して、ギュスの思い通りの締め括り方で旅立てました事、飼い主は嬉しく思っております。長きに渡って見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。>

2015年12月初頭、オードリーのGISTが落着しつつある中、ギュスの立ち姿、とりわけ右前肢の力の入り方に違和感を覚えつつも、頭のシコリの巨大化~切除に続き背中のシコリも巨大化して、その病理検査の結果を待っていたのでした。

そうこうするうち20日の日曜にパパが散歩に連れ出した際、膝を折るようにガクッとバランスを崩したことから、「明日、即、レントゲン撮ってこい!」と。それまではいつも「少し様子見よう」というスタンスのオーパパでしたが、母犬が骨肉腫だったこと、前の月にシャルモンも骨肉腫で逝ってることから、一も二も無く “骨肉腫” を疑っての事でした。

そして結果はビンゴ!

病理検査するまでもなく、骨肉腫で間違いないだろうって。

そこからの経緯については書き綴ってきたので、繰り返すつもりはありません。

告知から10ヶ月と1週間、ギュスは旅立っていきました。

最後の最後、まったく苦しまなかったとは言い切れないけれど、少なくとも、筆舌に尽くしがたいといわれている骨肉腫の痛みはありませんでした。用意していた麻薬パッチも使うことなく、それどころか、寝たきりになってからは内服の鎮痛剤すら必要ありませんでした。

濃縮酸素を供給したといっても、箱で囲ったりマスクをあてるほどの呼吸困難に陥る事もありませんでした。

両後肢が麻痺して立てなくなってしまったことは想定外といえば想定外でしたけれど、そのお陰で骨肉腫による病的骨折を免れたのかもしれません。もし折れていたら放射線の疼痛緩和治療も受けられなかった(受けても骨折の痛みは取ってやれないから!)ことを思えば、災い転じてなんとやら?

もっと遡れば、夏前に後肢がふらつき始めたとき、パラディアの副作用の可能性を疑って休薬、いったん回復したのに、また麻痺が起きて、最終的には副作用だったかどうか解明できなかったわけで、休薬直後から体調が落ちていったことを考えると、休薬していなければもう少し時間を延ばせたのかもしれません。

でも骨肉腫というのは、『積極的治療をしなければ余命100日、断脚すれば200日、断脚して抗がん剤治療しても300日』なのだとか。

そんな中、告知から300日以上生きて、亡くなる45日前までは毎日散歩に出かけ、寝たきりになっても最後の数日以外は我が侭放題好きなモノを好きなだけ食べて、最後は気配すら感じさせない静かな臨終だったことを思えば、これ以上の締めくくり方を望むことはできませんよね。

断脚していたらきっと違った経過を辿ったことでしょう。

どっちが良かったのかと考えても始まりません。

でも、原発部位を残したことと早くからパラディアを使ったことで、転移の進行はかなり緩めることができたと思われます。そして、放射線による疼痛緩和治療が予想だにしない効果が出て、しかも効き目が持続してくれたお陰で、最後まで骨肉腫本来(?)の痛みは経験せずに済んだといえるでしょう。治療については、出来る限りの事は尽くしました。

苦痛の全てを除いてやることは出来なかったし、ギュスが全く苦しまなかった訳もありません。そして、最後の最後まで本当に頑張ったんだと思います。しかし、決して無理して頑張ったとは思いません。ギュスはそういうヤツなんです。無理はしないんです。だから、静かに、静かに、去っていったこと、ママはちゃんと納得しています。

さよなら、ギュスターヴ。

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長いですねぇ~^^;

ここからは見送るまでの間の写真を貼ります。

<亡くなった日の昼間=生前の最後の画像>
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<息を引き取った1時間後くらい>
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<翌朝>
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<近寄ろうとしないオードリー>
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亡くなったのが日曜の晩だったため、話し合った結果、オーパパが休みの11月3日にお見送りすることになり、だったら、ギュスの骨肉腫はだいぶ稀な経緯を辿ったようなので、今後の獣医療の一助になればと、病理解剖を申し出ました。

大学病院に申し出れば詳細なデータを収拾してくれるかもしれません。でもここは最後まで診て下さったかかりつけの先生に話をもって行くのが筋だろうということで、11月1日、かかりつけのクリニックでメスを入れることになりました。

個人のクリニックですから、やはり大掛かりなことはできず、病理解剖というよりは組織採取程度で終わってしまいましたけど、肺転移の状況を見るための肺葉摘出と、全貌が全くつかめなかった脇~胸の腫れの原因究明を目指して脇のリンパ節採取をしました。

詳細はうかがっていませんが、肺転移は思いのほか進んでいなかったそうです。

そして、胸水が3リットル近く溜まっていた事から、脇~胸の腫れはリンパ節転移した腫瘍が原因の浮腫だったのではないかと。

また、25日にいったんシコリ(と浮腫)が消失した事態についても、推測の域ではあるけれど、通常外に向かって腫瘍が肥大・崩壊して皮膚が破けるところを、何らかの理由で内側に崩壊して、腫瘍を取り囲んでいた貯留液とともに骨肉腫のがん細胞を多数含む組織がお腹のほうに流れた可能性があるとのことでした。

<メスを入れる前>
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なんと、オーパパ休みをとって解剖に立ち会いまして、ママとオードリーはその間のんびりお散歩。

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<11月3日、お別れ当日の朝>
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今更何を飾ったところで意味はないよね~でもギュスの生きた証だからと、証書やリボンを引っ張り出して、家での最後の記念撮影をしました。

<オーちゃん、神妙な顔付きで観察中>
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遺体を安置していたため、暖房最小限にして、窓も開け放っていたからか(この時期、とっても寒かったんです!)、冷えからオードリーがなんとな~く不調になって、シコリが弾けて膿の手当て。

実は、亡くなった直後は何も流出しなかったギュス、時間が経つにつれ肛門周辺と鼻腔から膿&漿液が出始めて、それが一向に止まらなかったので、朝晩手当てしてまして、ママ、なんだか膿の処置のエキスパートになりそうでしたよ。=.=;

さて、いよいよ斎場のスタッフの方がお迎えにみえて納棺です。生前のギュスの体格を伝えたら、もしかすると棺に納まらないかもしれないといわれていたため心配でしたが、亡くなった直後に始まった硬直、何日かたつとまた解けてくるのだとか!お陰で、ちょっと窮屈そうでしたが、無事納まりました。

<一緒に持たせようと選んだ品々>
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いつも一緒だよ~って引き止めるようで悩んだけど、やっぱり家族一緒の写真、最後の最後までお気に入りだったkiriのクリチ、自家製ジャーキー、シュークリーム、そしてゲンタシン! あ、ダンベルは大きすぎると却下されました。orz

ギュスが乗った斎場の車に着いて、ママの運転で追いかけました。

市内のペット専用斎場までは20分くらいでした。

“単独立会い葬” というスタイルでお願いしたのですが、知り合いが参列するからと、炉にくべる前にお焼香ができるオプションを選択していたら、なんと、人間並みのお別れ式で送ってくれました。(下世話な話になりますが、料金は+千円のみ!)

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スタッフの方が般若心経を唱えて下さる中、お焼香をしたあと、ギュスに持たせる品々とお花を参列者全員で棺に収めました。

<同胎のローザがお別れに来てくれました>
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<オードリーもこの時ばかりは近寄ってお別れ?>
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「ありがとう、ギュス。楽しかったよ!」
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いよいよお別れです。

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14時過ぎ、参列者全員に見守られながら、ギュスはお空に昇っていきました。

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戻ってくるのを待つ間、ローザのパパ&ママと、いっぱい、いっぱい、思い出に浸りましたが、ローザとオードリーは飲めや歌えの賑やかなお見送りが一番とばかり、もりもり食べて居りました。ギュスも喜んでくれたことでしょう。!(^^)!

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3時間くらいかかって戻ってきたギュスは、ずいぶんこじんまりしていました。拾骨のときにスタッフの方がなんだか歯切れの悪い口調だったので骨肉腫だったことを伝えると、「あ~やはり骨のご病気でしたか。形が残っているものが少なくて・・・」と、そこからは部位ごとに詳しく説明してくださいました。

超大型犬の場合、一番大きな骨壷でも収納しきれないことがあるそうですが、ギュスは1/3くらいのスペースを残して体部分は全て収まり、最後に頭蓋骨と喉仏を乗せて、蓋を閉めました。

万事終わったのでした。

<帰宅直後>
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オーママ、天国とか、彼岸とか、虹の橋を渡って・・・とかいう概念は持ち合わせていないんですけど、輪廻転生ということは心のどこかで「あるかも~」と思っていて、ギュスといつかどこかで再会するかもしれない、なんて気がします。お互いそうとは知らないまま、もしや今のは・・・みたいに。

      ******

生前ほとんど毎日スキンケアで使っていた櫛、送り出すその日にも梳いてやって、そのままずっと洗えずにいたのですが、今日洗いました。大切な思い出の品です。

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続を読む。。


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オードリーのGIST : 1年経過 [病気]

昨日(11月17日)書いたのですが、上手くアップできなかったので今日アップしました。(^_^);

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本日のオードリー地方、移動性高気圧に覆われてポカポカの小春日和でした。(^o^)

そして、ちょうど一年前の今日、オードリーは2度の開腹手術を経て抜糸に漕ぎ着けたのでした。

というわけで一昨日(11月15日)、延ばし延ばししてきた術後1年の検診を受けてきました。

たしか術後1ヶ月から3ヶ月までは毎月、その後6ヶ月目だったかに受けたのが最後でしたから半年ぶりでした。

結果からいうと、特に再発や転移を示唆するような所見は見当たらないということで、無事1年生き延びました。^^;

思えば、去年の10月は本当に胃がキリキリするような決断をいくつもしたのでした。

散々迷って全身麻酔のCT検査や手術を決断、10月28日にGISTの手術を受けたというのに、術後の経過が悪くて(=切開創が感染症で傷口が着かない+内部にも原因のよく分からない激しい炎症が起きていて縫合部位が塞がらない)11月2日に再手術になったときには、もう無理かも~と祈るような気持ちで手術が終わるのを待っていたことを思い出します。

そう、10月26日に頭のデキモノの切除手術を受けたばかりのギュスも一緒に、家族揃って病院のロビーでオードリーの生還を祈っていたのでした。

そして2度目の手術が無事終わったのでした。

夏の終わりから体調を崩し始めて、手術前には貧血も進んでいたオードリーでしたが、大学病院の血液内科の主治医の心配をよそに、1ヶ月後にはめきめきと体調を戻して・・・一方でギュスが骨肉腫だと判明して・・・まだ1年しか経っていないのが信じられないくらい遥か彼方の出来事に思えます。

同じく腫瘍でありながら、オードリーは死線を超えて生き残り、ギュスターヴは逝ってしまいました。

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さて、オードリーの1年検診ですけど、かかりつけで胸部と腹部のレントゲン+腹部エコーを受けました。

肺に一つだけ1~2mmの影がありましたが、血管である可能性が高いとのこと。でも一応経過観察。脾臓に以前からある数個の影は半年前から位置も大きさも変化がないため、髄外造血に関連する何かではないかというこれまで同様の見解。脾臓肝臓が若干腫れぼったいものの、これは溶血性貧血かつ骨髄線維症であることから許容範囲。腎臓には若干石灰化が見られるけれど年齢相応?胆嚢と膀胱はキレイで問題なし。そして切除した部位を含めて腸全般は、腫瘍のような影や癒着をうかがわせる様なものは何もなく、動きもよいとのことでした。

「あれから1年経ったのね!色々あったわよね。。」
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GISTに関しては、レントゲンとエコーで確認できる範囲には何の問題もなかったのですが・・・

術後1ヶ月のレントゲンに写り込んだ背骨に加齢による(と思われる)骨棘ができていたので、以来レントゲン撮るたびにチェックしていましたが、ここ2ヶ月くらい右後肢の状態がおかしいので、今回は “写り込んだ範囲” だけではなくて、背骨と腰回りをきちんと撮ってもらうことにしていました。

そしたらこの日、最初の聴診・触診のために診察台に乗せたとき、気にしていた右ではなく左後肢に力が入ってなくて、感覚もなかったのか、台の縁を踏み外して落っこちそうになりました。

先生、「なんか麻痺してませんかね?」と仰って、即、反射テストをして下さったところ、左がかなり鈍くてびっくり。軽度の麻痺?みたいな・・・

その後撮影したレントゲン画像を見ながら説明を聞きましたが、背骨の骨棘は半年前からそれほど変化はなくて、でも股関節・仙骨・尻尾の付根側半分辺りまでかなりの炎症が起きているとのことでした。

でもこれらの炎症で歩様に爬行がでることはあっても、麻痺を起こすような類のものではないのだとか。

背骨も、レントゲンに写っている骨棘は下向き(内蔵側)のものだけど、恐らく上向きにも出来てるだろうから、脊髄を傷害してることがあるかもしれないし・・・骨の間も椎間板ヘルニアというほどの状態ではないけど狭まってる部分もあるし・・・ただ、何か麻痺を誘起するような状況があったとして、レントゲンで確認するのは無理、MRIで見つかるかどうか、だと。

となると、13歳7ヶ月という年齢を考えたら、加齢による運動機能低下の範囲と思ってリハビリ的な対処で付き合っていくのが妥当なところかな~という話になり、この先は定期チェックしながら経過を見ていきましょうということに。

ところがクリニックを出たとたん玄関前の段差でこけまして、「股関節周辺の炎症も “痛そうなレベル” のようだから、しばらく消炎鎮痛剤(=プレビコックス)服用しましょう」ということになりました。(T_T);

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この時点では、めちゃめちゃ深刻に受け止めてはいなかったんです。

が、検診の翌朝、オーちゃん、立ち上がれなくなっちゃいました!

左後肢がブラブラという感じで全然力が入ってなくて、その上このところ右後肢も起き抜けは調子悪いから、両後肢とも力が入らなかったので立てなかったようでした。

それでも、少しすれば動き出すだろうと思っていたのですが・・・

オードリーの朝ご飯の仕度をはじめても、いつものように台所にやってきません。だけどなんとな~く気配がしたのでリビングを覗くと、じたばたしてるのにやっぱり立てないらしいのです。

ご飯の仕度を一時中止してマッサージ(というか撫でる程度?)をしていたら、じきに立ち上がり、フラフラと台所に向かいました。えぇ、足が動かなくても食欲は大変なものです。^^;

この時に後から見たら、左後肢は前足の動きに引き摺られて着いていってるだけみたいな感じで、力が入っていませんでした。でも歩様はびっこではなくて、ふ~んオードリーサイズだと後肢1本だけなら麻痺してても動けるんだ、ギュスとは違うわ~なんて妙な感心をしてしまいました。

ご飯はふらつきながらも完食。排泄は、後肢の付根の辺りでお腹にタオルを回して支えてやってクリア。その後は布団で丸まってました。特に足先が冷たいとかではなかったけれど、かかりつけの先生やマッサージケアをお願いしてるゆうさんのアドバイスでカイロ貼って暖めて安静にして様子をみることにしました。

お昼になってまたご飯の仕度を始めたら、今度は自力で立ち上がって台所にやってきました。でも、冷蔵庫の前で突っ立っているうちに次第に体が左に傾いて倒れてしまいました。が、ここは自力で起き上がり・・・なんと、ご飯を食器に盛っていたら、普段どおり後肢で二足立ちになってビョンビョン跳ねて「早くぅ~!」と催促。この時は左後肢もしっかり力が入っていました。

興奮すると運動神経も興奮して神経伝達が上手くいくのでしょうか?!(@_@。

えぇ、ご飯はがっつり完食です。

午後も引き続き暖めながら時折マッサージ。散歩はパスして安静に過ごしました。

そして夕飯の仕度になったら、また昼と同様にやってきましたけど、今度は倒れませんでした。^^;

左後足が右後足と交差したり、ふらついたりはしてましたが、オードリー自身は気にする様子もなく、ご飯は完食。トイレはタオルサポートでクリア。パパが帰宅してからは、けっこうちょこちょこ動き回って、一安心。

ひょっとして、日曜のシャンプーの後すっごくお疲れだったところへ、火曜日の検査で疲労困憊、夜間起き上がることもできないほどくたびれちゃって、朝まで寝返り打たずに眠ったら血行や神経伝達が滞っちゃったのかな?

若ければ体が柔軟だから、少々長い時間死んだように爆睡しても起きればすぐに復活するけど、年取ると戻るのに時間がかかるということ??

単に歳のせいなら進行はそんなに急激ではないのが常だし、こちらもそのつもりで対応すればいいんだけど、病的な要因による異常なんだとしたら一気に歩けなくなっちゃうかもしれないし・・・でも神経系のことだと、仮に診断ついても治療できるケースは少ないような気がするし・・・神経科を受診してMRI検査まで受けるとなれば、またまたオードリーに負担がかかるわけで・・・

はぁ~また悩む材料ができてしまった。

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悩む材料といえば、もう一つ。

これまた夏の終わりごろだったでしょうか、オーちゃんの歯がオハグロ状態になってしまいました。

えぇえぇ、我が家の犬たち、口腔ケアや歯磨きはほとんどしないできました。なので歯垢は溜まりに溜まって歯は茶色っぽくなってました。でもね、白い部分が見えなくなるくらい黒くなっちゃったんです!それも半月ほどで。

そうこうしてたら、前歯(犬歯の間の4本)が半分くらいの長さになっちゃって、ママ、融けてきてるのかと焦りました!

で、他の件でかかりつけ受診した際に診て頂いたら、融ける場合は根元の方からですし、固いもの齧って磨耗したとかでなければ、歯茎が盛り上がってきて埋没したのかも、って。確かに歯茎が凸凹して炎症っぽい部分もありました。けれども歯はぐらついてなくて、「気になるようだったら歯科専門の動物病院紹介しますよ」って。

調べてみると、歯科は検査になるとたいてい麻酔必要らしいし、今のところ大きな支障が出てるわけじゃないから、しばらく様子みてもいいのかな~と考えていた矢先、今度は左側の一番奥、上顎と下顎の接合部あたりに1mmくらいのプチっとしたデキモノが!

オハグロになって以来、一応食後の口腔ケアというか、水で濡らしたガーゼで食べかすを拭う程度のケアをするようになったのですが、その最中にガーゼ越しにプチっとした感触(視認できてませんでした)があったのです。

それで今回また診て頂いたら、白くて先っちょが尖がったコリっとしたデキモノが2個あると。

「メラノーマでも半分くらいは白いんですよ~でも表面がすべっとしてドーム状のことが多いんですよ。ちょっと違う感じですが、こちらも定期チェックしていきましょう」ということになりました。

はい、月末で13歳と8ヶ月、あっちもこっちも色々でてきたって驚くこともないんでしょう。加齢に伴う不具合と、臨機応変に対応していくのがいいのでしょう。分かってるんですよ。でもね、単に老化による劣化(?)レベルなのか病的なレベルなのかくらいは分かっていた方がいいような気もしちゃって・・・ケアする側の心積もりとでもいいましょうか・・・あるのよね~迷う気持ちが。分かるかな???

あ~ぁ、結局あっちもこっちも要経過観察だらけで、テンション下がるぅ~という落ちでした。お粗末さま。(._.)

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待ってるヤツが居ないので、毎日マイペース婆ちゃんの気が済むまで臭い嗅ぎ散歩してます!

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去年の12月初旬だったか、お薬師さんにお礼参りにいったときと同じ散歩道。ちっとも紅葉してないな。それにギュスがいないや。

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今年の1月、ギュスの8歳の誕生日にお友だちワンコさんたちと記念撮影した場所。

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ギュスが好きだった胡桃とイチジクとクランベリーが入ったライ麦パン。

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「ギュスいるじゃん!こないだジャーキー食べてたよ。」
「ジャーキー食べたのアンタでしょっ!<*~*>」
「アタシはお皿のラップ剥がしてあげただけよ。」
「・・・・・・」
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タグ:GIST
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お知らせ。 [つぶやき]

ギュスターヴがお空に昇っていきました。

いずれ最後の日々のことを綴ろうと思っておりますが、本日はご報告のみ。

骨肉腫の告知を受けてから10ヶ月余りの長きにわたって応援して頂き、
本当にありがとうございました。

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