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レオンベルガーと訓練競技をするということ-ギュスターヴとの競技生活を終えるにあたって [競技会]

10日ばかり前のことですが、3月に登録申請したJKCオビディエンスⅢの合格証書と、書き換えられた血統書が届きました。

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ギュスの血統書、何度書き換えたのかなぁ・・・オーナーの名義変更に始まり、訓練試験に受かるたび、そしてチャンピオンタイトルを取るごとに、合わせて5~6回は更新したでしょう。

でも、それも今回が最後です。

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ギュスターヴ&ママチーム、JKCの訓練関連のタイトル全10種類(=家庭犬訓練試験CDⅠ~Ⅹ(4種目)、オビディエンスⅠ~Ⅲ(3種目)、BH、トレーニング・チャンピオン、グランド・トレーニング・チャンピオン)獲得したので、これでタイトル挑戦はお終いです。

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よって、血統書の書き換えも今回が最後というわけです。

よくここまで頑張ったなぁ~というのが、一番の感想です。

ドッグ・スポーツを楽しむペアの中には、訓練(CD&オビ)だけではなく、アジリティやフライボールといった、ダブル、トリプルでタイトルを持ってるペアも大勢いることを思えば、声を大にして「すんごく頑張ったんだよ~!」っていうほどのことではないのかもしれませんけど、超大型犬種ということを考慮したら、相当頑張ったのではないかと思います。^^;

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ここまで書いて、夕方の散歩に行って、帰ってきて郵便受けを覗いたら、こんなものが届いておりました。(*_*);

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何かと思ったら、“オビディエンス・チャンピオン”の登録申請書でした。

オビⅢのお受験のとき、じぃママさんから、オビ・チャンというタイトルができるという話は聞いていましたけど、この先オビⅢに出陳することもないだろうし、ギュス&ママが競技生活を送っていた時期にはなかったタイトル、関係ないや~と思っていました。

が、どうやら現時点で保有しているオビディエンスで獲得したポイント全てを(オビⅠ・オビⅡもOK!)算入するらしいです。

というわけで、ギュスは、オビⅠ・オビⅡ・オビⅢ、各1回ずつしか出陳していませんが、全部ポイント貰っているため、オビでゲットしたポイントが27点ありまして、「登録してください」とお知らせがきたのでした。

う~ん、オビ・チャンということはグランド・オビ・チャンもあるんでしょうか? そこまで狙うんだったらチャンピオン登録しておかなきゃダメだけど、ギュスにはもう先はないからねぇ・・・登録料も必要だし、考えちゃいますわ。たぶんオーパパは「必要ない!」っていうだろうなぁ~(=.=)

でもね、申請書見ると、“FCIインターナショナルオビディエンスチャンピオン”ていうタイトルになってます。ひょっとして、FCIの訓練資格なのかな? だとしたら、このタイトル持ってるレオンベルガーって世界中にどのぐらいいるんだろうか・・・レオンベルガーは個体数自体が少ないから、“FCIインターナショナルワーキングドッグチャンピオン(IPOⅢ)”持ってるシェパさんたちより少ないことは確実だと思う。やっぱり、登録しちゃおうか??(追記:FCIの資格は以前からあるそうで、今回やはりJKCのオビディエンス・チャンピオンとグランド・オビディエンス・チャンピオンというタイトルが新設されたそうです。確認訂正情報でした。^^)

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新たなタイトル登場(?!)で、なんだか書こうと思ってたことがとっ散らかってしまいましたが・・・

今日は、4年間のギュスとの競技生活を振り返りながら、超大型犬であるレオンベルガーとの訓練について少し書き記そうと思っています。

これまでも、HPやブログに“躾と訓練”について何度か書いて来ましたが、オーママにとって、躾はmustだけど、訓練(ここでは、トレーニング全般としての訓練ではなくて、“訓練競技”というドッグ・スポーツの一つの分野としての訓練です!)は犬と一緒に楽しむレクリエーション(=オマケ?)という位置づけです。

なので、極論するなら、日常生活の中での“待て”や“来い”は絶対ですが、訓練の課目としての“休止”や“招呼”は出来なくたって目くじら立てて怒ることはないのです。でも、出来たら褒めると犬が喜ぶし、褒められると自信がついて堂々としてくるから、そんな犬の姿を見るのが嬉しくて、トレーニングに励んじゃうんです。

ま、オードリーの時は、ビビリの克服という永遠の課題がありましたから、競技会やお受験も躾の延長という色合いが濃かったですけど、ギュスターヴについては、今にして思うと、肩肘張って躾とかトレーニングとか頑張らなくても、日常生活に支障をきたすようなことは(恐らく)なかったんじゃないかな~と感じています。

最初に迎えた犬に散々手古摺った経験から、ハイパーじゃないけどデカいから“備えあれば憂いなし”だよね~みたいな感覚が半分、そして、散々手古摺ったとはいえ、躾→訓練→競技会というトレーニングの過程があったからこそ築けたオードリーとの関係を、ギュスターヴとも築きたいという思い半分で、訓練を始めたのでした。

犬と遊ぶ(散歩とか、ボール遊びとか、登山とか、水遊びとか、雪遊びとか、旅行とか、エトセトラetc.)のはもちろん楽しいんですよ。

でもね、一つの目標に向かって、パートナーとして互いに切磋琢磨する時間ていうのかな・・・そして、結果として目標を達成した時の充実感というのは、一味も、二味も違うように思います。

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レオンベルガーを含めて、超大型犬種の場合、ゆっくりゆっくり体が出来ていって、出来上がったと思ったら、あっという間にピークを迎えて、いっきにシニア期に突入しちゃうようなところがあるので、思いっきり動ける時間が短い分、決してドッグ・スポーツに向いているとはいえないかもしれません。

唯一、無理なく続けられるのがウォーターワークかな~と思って、当初は、オードリーとは頓挫した水難救助犬を目指してみようかなんて考えていたのですが、ギュスは皮膚が弱くて、水に濡れた状態でいると皮膚炎が悪化することが判明したため、諦めざるをえませんでした。

また、ひょろひょろの若犬だった時分、2~3歳の頃には、オードリーのアジ練に同伴して、楽しく走ったりもしましたが、体重がのってきてからは怪我が心配で続ける気にはなれませんでした。 

となると、残るは、(ママ的にはそんなに好きじゃないけど)“訓練”くらい?

最初のうちは、オードリーの学校や自主トレに同伴したら、「オイラもやるぅ~ワンワンワンッ!!!」ってアピールするものだから、それこそ遊びの一環で練習をしたものの、競技会なんていうことは念頭になかったんですが・・・

だって、動きは緩慢だし、ツーといえばカーのオードリーみたいに一瞬にして指導手の意図を理解するタイプではないし、オヤツにも反応しないし、パピパピのほんの一時期を除いたら、基本テンション低いし、と、おおよそ競技会向きではないように思えたんです。

だからといって理解がことさら遅いわけではなく、学習能力は存外優秀、そして何より、(これはレオンベルガーだからというよりはギュスの個性?)冷静沈着で環境の変化に動じないという、競技会や試験ではけっこう重要な部分でかな~りイケてるということが、徐々に明らかになりまして・・・^^;

そんな頃、同じ地元で訓練競技で頑張ってるレオンベルガー嬢(ありがとう~ロージーちゃん!)がいることを知り、「だったらギュスも試しに出てみる?」みたいなことで、競技会デビューに向けて準備を始めたのでした。

ただ、オードリーが訓練でお世話になっていたO先生のポリシー(?)は、競技会出陳は急ぐ必要ないというもので、ゆっくり作っていけばいいんですよ~という方針だったので、デビューは2歳を過ぎてからでした。

でも、超大型犬の成長スピードを考えると、これって、すごく良かったのかもしれません。

身体もさることながら、オツムの成長もけっこうスローペースだったから、色んなことが噛み合って来たのが2歳前後だった気がしますので、うん、急がなくて正解でした。

ただね、いざ競技会に出てみて、最初は撃沈続きで期待できないと思ったのに、波に乗ってからというもの、ママに欲が出てきて、ひょっとしたら良い線いくかも~となったとき、超大型犬の“良い時期(=4歳前後の1~2年?)”に照準合わせて一気にタイトル狙わないと難しいと気付き、そこからは、日々のトレーニングを楽しんだ結果としての競技会出陳から、目標達成のための競技会出陳に変わってしまって、う~ん、ギュスターヴ的には、ちょっときつかったのかもしれません。

しかし、犬というのは素晴らしい相棒でして・・・

あんなに箸にも棒にもかからなかったオードリーにしても、時を重ねるに連れて、本当に“良いパートナー”になりました。指導手が求めれば求めるだけ、どこまでも付き合ってくれるんです。人間だったらここまで付き合ってくれないかも~くらいの辛抱強さでして、ホント、泣けてきます。

お陰で、ギュスターヴとは、一番輝ける時期を過ぎてからも、2年近く充実した時間を過ごすことができました。

ここに、競技会デビューから引退までの記録を列挙してみますね。(詳細については個別の記事を参照下さい)

2010/02/11 (2歳1ヶ月)
第24回神奈川訓練士会競技会☆競技会デビュー!
CD1(家庭犬初等科) 46.9点/50点 5席/22頭中

2010/03/28
JKC神奈川ブロック訓練競技大会★初JKC→撃沈(/_;)
CD2(家庭犬中等科) 93.6点/100点 14席/27頭中

2010/11/02
JKC第80回2010秋季訓練競技大会★2度目の撃沈orz
CD2(家庭犬中等科) 92.4点/100点 席次不明

2010/12/23
JKC2010ST連合会東日本訓練競技会☆3度目の正直で初のPointゲット+初・表彰台!
CD2(家庭犬中等科) 96.4点/100点 5席/23頭中 ポイント

2011/02/27
JKC埼玉ブロック訓練競技会
CD2(家庭犬中等科) 98.2点/100点 6席/29頭中 ポイント

『2011/05/07
OPDES オビディエンス競技会
オビディエンス2 87点 2席/7頭中』

2011/06/26 (3歳5ヶ月)
JKC2011FCI東日本インターナショナルトライアル☆T.ch完成!
CD2(家庭犬中等科) 96.3点/100点 12席/25頭中 ポイント

2011/10/15
大島ドッグトレーニングスクールにて
公開訓練試験初等科&中等科(CD1&2)受験 48点&95.2点 優合格

2011/10/30
JKC神奈川ブロック訓練競技会
CD2(家庭犬中等科) 96.8点/100点 8席/24頭中 ポイント

2011/12/24
JKC2011ST連合会東日本訓練競技会
CD2(家庭犬中等科) 98点/100点 4席/27頭中 ポイント

2012/02/26
JKC埼玉ブロック訓練競技会
CD2(家庭犬中等科) 97.1点/100点 6席/29頭中 ポイント
公開訓練試験高等科(CD3)受験 196.1点/200点 優合格

2012/03/25
JKC2012FCI東日本インターナショナルトライアル☆オビⅠ初出陳で合格+1席+ポイント!
オビディエンスⅠ 274点/320点 1席/4頭中 Mポイント 特良合格
CD2(家庭犬中等科) 96点/100点 11席/37頭中 ポイント

2012/04/22 (4歳3ヶ月)
JKC第82回2012春季訓練競技大会☆G.T.ch完成、CDⅢ初出陳で表彰台+ポイント!
CD3(家庭犬高等科) 195.4点/200点 4席/12頭中 Mポイント

2012/11/03
JKC第83回2012秋季訓練競技会☆オビⅡ初出陳で合格+3席+ポイント!
オビディエンスⅡ 259点/320点 3席/17頭中 Mポイント 特良合格

2012/12/24
JKC神奈川北スーパードッグトレーナーズクラブ訓練競技会
公開訓練試験大学科(CDX)受験 285点/300点 優合格

2013/03/24
JKC東京ブロック訓練競技会☆選別デビューで表彰台!
臭気選別(自臭の部) 全問正解 5席/9頭中 ポイント
BH受験 44点/60点 合格

2013/12/01
JKC神奈川北スーパードッグトレーナーズクラブ訓練競技会☆高等科で1席!
CD3(家庭犬高等科) 198.4点/200点 1席/6頭中 Mポイント

2014/03/09 (6歳2ヶ月)
JKC北関東ブロック訓練競技会 ☆オビⅢ初出陳で合格+3席+ポイント、オビ・チャン完成!
オビディエンスⅢ 263.5点/320点 3席/14頭中 Mポイント 特良合格

4年間で18回競技会に出陳(or お受験)して、その内の16回がJKCの競技会&公開訓練試験受験。最初の2回はオーママがJKCのスタイルに不慣れだったことが災いして(?!)撃沈したものの、3回目以降、引退までの全ての競技会でポイントゲット、お受験は全て(オビディエンスも含めて)一回で合格という、信じられないくらい安定した戦績を残せました。

“花のCD2”ではパッとした成績は残せなかったけれど(笑)、CD3やオビディエンスでは、まさかの1席、ブルーのロゼットを2回も取って、ママをいっぱい喜ばせてくれたギュスターヴでした。

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ついついオードリーと比較してしまい、暑さに滅法弱いわ、体力ないわ、皮膚炎を悪化させずに練習するには天候&時間帯を選ばなきゃならないわ、練習後のキレイキレイには毎度1時間以上かかるわ、途中からは原因不明の体調不良でろくすっぽ練習できないわ、と、正直、超大型犬の長毛種でドッグスポーツするって、体力と忍耐の限界を試されてるんじゃない?もう止めようか~なんて思ったことも幾度となくありましたが、それを補って余りある素晴らしい経験だったと思います。

最近は、国内でもレオンベルガーが増えてきているようですね。

レオンベルガーとの“わんわんライフ”の楽しみの一つにドッグスポーツを加えてみようかな~という飼い主さんが増えてくれたらいいな~と考えて、ギュスターヴとの競技生活について綴ってみました。

超大型犬は動かない、鈍い、テンション低い、競技会には向かない、なんていう雑音はスルーして、どんどん楽しんでくださいね!

あ、もし訓練競技に出るなら、課目数の多い上級種目が狙い目かもしれません。レオンベルガーって、けっこう集中力が持続するみたいだから、作業時間が長くなるほどに“棚ボタ表彰台”の確率が上がりますぅ~(^^ゞ

レオンベルガー、表現は控え目だけど、ちゃんと主張もするし、ヒトと一緒に作業することに心底喜びを感じてくれる、本当に犬らしい犬で~す。(^_-)-☆

PS:
競技会を引退したギュス&ママ、この先、散歩とお出かけだけじゃやっぱり物足りなくて、Free Style(FS)とまでは行かなくても、色んなポジションでダンスウォークするHeel-walk to music(HTM)を楽しめたらいいな~と、ぼちぼち練習始めてます。(^^♪

「母ちゃんは老後の楽しみ、オイラは足腰の老化防止ってか?」
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2014北関東ブロック訓練競技会-最初で最後のオビディエンスⅢ [競技会]

昨日(3月9日)、栃木県真岡市の鬼怒自然公園で開催された、JKC北関東ブロック訓練競技会に出陳してきました。

3ヶ月ぶりの競技会、それも念願のオビディエンスⅢに、や~~~っとこ出られました。

2012年3月に初めてオビディエンスⅠに出陳して、早や2年が経ちました。

オビⅠ&オビⅡをとんとん拍子でクリアできたことに気をよくして、ここはオビⅢまで頑張ってみようと決心したのに、2012年の暮れ以来、ず~っとギュスの体調がすっきりせず、一時は諦めかけたものの、せっかく練習してきたのだし、なんとか出陳して、ギュス&ママチームの“最後の花道”にしたいと、機会を伺っていたわけです。

が、当初は2シーズンのつもりで始めたギュスとの競技会出陳も、とうとう4シーズン目に入ってしまい・・・

ホントのホントに後が無い今季も、10・11月は大会中止や申し込みの行き違いで出陳できず・・・

12月のSTは競技会の1週間前からギュスの体調が大崩して欠場となり・・・

もう合格は望めないまでも、とにかく一度でもオビⅢのリングに立って競技生活を締め括ろうと、まだ体調回復の兆しが見えないままに北関東ブロックの申し込みを済ませたのが2月13日でした。

12月中旬以降、2月の初めまではほとんど練習らしい練習はできず、やっと再開したら記録的な大雪に見舞われ、自主練で利用してるグランドも、訓練所も、練習できるコンディションには程遠く・・・

15m×30mほどのスペースが必要な課目6・7の練習は、全くできないまま本番を迎えようとしていました。

が、そんな時、訓練所で知り合ったワン友さんがホームグランドにしている広場は、水はけがよくて練習できるとお聞きし、先週の火曜日(3月4日)、久々に本番並みのセッティングで練習することが叶いました。

しかも、2月14日の不整脈&流涎騒動を最後に体調が上向いていたギュス、この日は、「こんなに動けるならまだまだいけるんじゃないの~?」っていうくらい溌溂と動きまわり、ママもすっかりテンション上がったのです。

ところが・・・

金曜日(3月7日)、本番直前なので一応通し練習しましょうということで、相変わらずグランドコンディションはぐちゃぐちゃだったにもかかわらず、2週間ぶりで訓練所に行ったのです。

でもって、スペースの関係もあって、訓練所ではほとんど練習しない課目6・7も省スペース・バージョンでこなし、「ま、問題ないんじゃない?」みたいなコメント頂いて訓練所を後にしました。

そしたら、帰りの車中からギュスの涎ボタボタが始まって、家に帰り着いても治まりません。脈に触れてみたら、案の定、不整脈が出ていて、とっても気分が悪そうでした。

この日は午後から雪が舞うような、とても寒い一日でしたし、先週は冬に逆戻りしたような寒い日が続いていたことから、寒さで心臓&胃の働きが悪くなったようです。

さ~て、日曜の競技会、またしても欠場か?みたいな状況でしたが、土曜日一日養生させて様子を見た結果、12月に欠場したときほど酷くはないと判断。とにかく行くだけは行こう、それでいよいよ無理そうなら、その場で止めてもいいや、と決心したのでした。

で、土曜の夕方帰宅したオーパパのサポートもあり、日曜は、午前3時起きの4時出発で会場に向かいました。

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すっかり前置きが長くなりました。(^^ゞ

やっと競技会当日のレポートですけど、さらに長々続くかも。。

この日、家を出た4時には、まだ2度でした。しかし会場である真岡の朝6時の予想気温は-7度(ヤフー天気!)、下手すると急激な冷え込みでまたギュスの状態が悪化するのでは、と心配していたら、予感的中(><)。

通常、競技会の日は出番が終わるまではご飯はお預けですが、我が家、同伴するオードリーの薬の関係から7時台に朝ご飯をやるため、どうしてもギュスだけ抜くのが難しく、また、あまりにも空きっ腹というのも却って胃酸過多みたいなことになるので、普通の1/4量くらいのフード(@流動食!)とヤギミルク少々を与えます。

昨日も、7時半頃、朝ご飯。

そしたら食後涎が出始めました。涎の方は大したこと無かったのですが、どうやら脈が乱れている様子で、足取りがフワフワしていて、ぼんやりしている感じでした。

受付を済ませると、オビⅢは14組出陳で、ギュス、イの一番(第1グループの1番目)でしたが、オビ・リングが1面のみで、ビギナー~Ⅰ~Ⅱ~Ⅲの順で進行するため、出番は11時半くらいの予定。

う~ん、どうしよう・・・

訓練所の先生にメールで様子を報告、どうしたものか相談した結果、様子見て、気がかりな部分だけ軽く練習してみれば、と。

9時半過ぎに、脚側の真似事と、課目6・7を1回ずつやってみたところ、かな~り危うい足取りながらも、頭の方は朝よりしっかりしてきて、反応は悪くなかったので、腹を括りました。

<出番直前のギュス。ちょっと動くと息が上がって、アクビも連発!>
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「これで最後だから、頑張ろう!」って励まして、いざ出陣。

なんたって初めてのオビⅢですから、要領が今一つのオーママ、リングに入る前にリードを外して置いてくださいといわれて、先ずビックリ(汗;)。

申告を済ませて、1課目目の『犬から見えない場所に隠れての2分間の停座』です。

ギュス、お座り姿勢をキープするのが辛そうで、もしかすると2分もたない(途中で伏せちゃう?)かも~みたいな状態でスタート。(T_T);

隠れたテントの隙間からチラッと覗いたら、なんとか持ちこたえていましたが、ゆ~らゆ~らと身体が振れて、いつになく落ち着かない様子でした。それでも伏せることなく終了、ヤレヤレ。

講評:落ち着いていましたが(ホント?!)、前脚が体重移動で動いたため減点です。9.5点。

2課目目は『妨害を受けながら、犬から見えない場所に隠れての4分間の伏臥』です。

伏せさせて離れた時は、顔は上がっていました。でもこの日の状態だと、途中で潰れるのは必至、下手すると後肢を崩すかも~と、これまた不安だらけ。

そして、今回はお隣のペアが(ギュスと同じ)英語のコマンドだったので、終了時に脚側に戻すとき釣られるかも~と、そちらも心配でしたが、これは無事クリア。

講評:最初に伏せるのが遅かったのと、途中で一度顎を地面に着けて再び戻しました(=姿勢を変えた)ので減点します。ずっと顎を地面に着けているならそれでも良かったんだけどね~(って最初に言ってよ!それで練習したのにぃ~/_;)。9点。

ここまで、ほとんど静止画状態(^^;)ですが、動画貼ります。

動画見てハッキリ分かりましたが、リングに入るときの足の運び(特に後肢)、かなり怪しかったですねぇ~(-_-)

さてさて、本来は第1組の1番なので、休止が終わったらそのまま3課目目以降を続けるはずでしたが、ゼッケン167番の指導手がフライボールチームの代表だそうで、ちょうどフライボールの競技時刻と重なり、ギュス&ママペアと競技順が入れ替わることになって、いったんリングから退出、リングサイドで待機です。

そしたら、4課目目の行進中の作業で、本来二つ目の姿勢は“停座”なのに“伏臥”と声がかかるじゃないですか!

何々?これって、姿勢の順番は固定じゃなかったっけ??

というわけで、ギュスを連れて、いつもと違う順番で一通り練習。

やっぱり足取りが重~い。一応コマンドは聞こえてるみたいだけど・・・頼むよ、ギュス!

<ドンヨリと待機中>
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167番はBコリーのペアでしたが、それはそれは良い動き、見惚れてしまいました。

そして、遂に、ギュス&ママの出番。

これが最後のリングだと思うと、なんとしてもギュスに気分よく動いてもらおうと、そのことだけを考えて、リングに向かいました。

3課目目、紐無し脚側行進。

朝、張り出された“脚側コース図”を見て、ギュス無しで何度も練習しました。今日のギュスの状態から速歩の歩度を決め、そこから常歩&緩歩の歩度を割り出し、左側にギュスが付いてるイメージで姿勢や歩調をチェック、コースもしっかり覚えました(と思っていました!)。

今回のコース、屈折が少なくシンプルでしたが、初っぱなは3~40歩の常歩の直線でした。ここでどれだけ乗せられるかで、この課目のみならず、後々の課目のテンションにもかかわってくるので、とにかく集中を切らさないよう心がけました。はい、減点覚悟で頻繁にアイコンタクトを取りながら歩きましたよ。

遅いのはもう考えても仕方ないので、流れを切らさず、ギュスとママがバランスよく行進できるように頑張ったつもりです。講評では色々指摘されましたけど、ママ的にはけっこう満足できる脚側でした。

ただ、最後の屈折が左か右か思い出せず、その時突然「左!」という指示が耳に飛び込んできて、身体が条件反射のように動いてしまい、うまくタイミングを合わせられないままギュスとぶつかってしまったのが痛恨の極み??

講評:とてもよく集中していて、よい脚側でした。ただ速歩がね~人間は走ってる様に見えたけど、犬が上下に動いてる感じ?もう少し常歩と速歩にメリハリをつけてください。指示無し停座は遅いけど、大型犬だから、ま、大目に見ました。8.5点。

4課目目の『行進中の立止、停座及び伏臥』は、上で書いたとおり、立止~伏臥~停座の順になりましたが、特に問題はありませんでした。

講評:“伏臥”が遅いね~(指導手が)左回りする直前までかかってたよ。回るまでに伏せなかったら零点だからね。9点。

5課目目の『立止と伏臥を伴う招呼』は、この日の状態からしたら、走らない、もしくは途中で足が止まってもおかしくないところでしたが、ギュス的にはトテトテトテと一生懸命走りました。途中、カメラ構えてるオーパパ見つけて、思いっきりカメラ目線でしたから、実はまだゆとりがあったのかも。(-.=);

講評:スピードが遅い分(汗;)、コマンドによく反応していました。9点。

そして、いよいよ問題の(練習不足の!)6課目目、『方向転換を伴う前進、伏臥及び招呼』です。

最初の前進、出だしが歩いてたのでアチャ~と思いかけたけど、2~3歩いったらリズムに乗りました。「見て!」のコマンドでしっかり目が合いました。

ギュスは、コーンの向こう側でママから見て左頭に立つのですが、顔はママに向けます。でもって、左向きなのに、何故か右に方向転換する方が得意なんですけど、この日は左への方向転換でした。

「左っ!」と気合を入れてコマンドを出したら、ここは、ギュスにしてはなかなか良いスピードで真っ直ぐ左に向かいました。

が、4本のコーンに囲われたエリア、最近は規定に厳格で、地面が3cm巾のオレンジ色のテープでキッチリ囲まれてまして、ギュス、ちょっとテープをチェック。

ま、執着せずにエリアに入ったので、「ダウン!」とコマンドを出したら、即反応して、ママの方を向いて伏せました。

入りがど真ん中より若干左よりだったため、ギュスのサイズで反転すると、エリアギリギリでした。心臓によくありません。でも、テープがある分、触らないように気をつけるから、何もないよりははみ出す確率は低いです。(^^ゞ

さて、エリアにしっかり納まったらもう安心かというと、ギュスの場合、招呼でスタスタ走れないと、ママがスタート地点に戻るまでに追いつけないことがありまして、これまた不安材料なんですが、昨日は招呼もいい感じで走ってきて、二人一緒に気分良くゴールできました。(^^♪

講評:課目は結構でしたが、始める前に犬に触りましたよね?あれ、世界大会だったら零点になります。触れるのは課目の合間に褒めるときだけです。(ママ、どこのことを指摘されたのか不明でしたが、動画をチェックした結果、前の課目から移動してきてスタート地点で基本姿勢に入るとき、ギュスのお尻を入れようとして手をかけてました。ママの中では、この時点は、まだ課目6の開始の基本姿勢という意識ではなかったのかも?)9点。

長いですね。やっと半分です。(ーー;

気を取り直して、後半!

7課目目は、『方向変換を伴う持来』です。これは最初の前進の目印として6課目目と同じコーンを使うのかと思ってましたが、この日は別の位置でした。この方が犬は迷わないと思います。

そして左右のダンベルを選ぶのはコイン!

ママが選んだのは左のダンベル。頭が左を向くので左の方がいいのかな~でも右の方が、体を回す向きからして、真ん中のダンベルがあまり目に入らないんだけど・・・ま、これはどっちでも大差ないはず。

最初のコーンまでは、なんともトテトテ。ここも「見て!」でしっかりアイコンタクト。左手を大きく使って「持って来い!」とコマンド。特に問題も無く左に向かいましたけど、途中、なぜか真ん中のダンベルをチラ見。真ん中を持ってくることはないと理解してる(はず...)ので構いませんけど、もっと一目散に目標に向かって欲しいものです。

で、具合が悪いにしては、本番始まってからけっこう良いテンションで来てると思ったら、ぬぁ~んと、滅多にやらないチューイングをしまして、口あんぐりなオーママでした。

講評:少し咥え方が斜めだったのと、カミカミカミ、これは大きく減点です。8点。

8課目目は、オビⅢで一番心配な、『障害飛越を伴う金属物品の持来』です。

今まで競技会の飛越では常に一番高い70cmを飛び続けているギュスですが、飛越だけならまだしも、持来になると咥えることに気を使うからか、足やお腹を当てることが多々あるのです。特に金属ダンベルの場合は、噛みの甘いギュスは保持に気をつけると当てる確率が高くなります。

は~1枚(10cm)抜いてくれないかな~と思っていたら、「1枚取って!」と天の声。(^^♪ 体高基準ということで仕方ないとはいえ、全身バネみたいなBコリーはたいてい5枚、ラブやフラットで6枚、なのにレオンベルガーは7枚なのね~と泣いていたので、超ラッキー!

ところが・・・

順調に戻ってきて、正面停座しようと顔を上げた瞬間、ダンベルが落ちました。orz ま、その前から、咥え方が不味くて、噛みが甘かったからなんですけど。ママが自分で拾ったものか、ギュスに拾わせたものか、迷った挙句、「テイク!」で拾わせました。

講評:咥え上げを嫌がってたし(動画で見る限り、嫌がっていたというより、咥えにくそうにしてた感じ?)、咥え方が斜めでした。で、落としたからね。7点(よく貰えたね!)。

9課目目は、ギュス得意の『嗅覚による最大6個の物品選別』でしたが・・・

リングに入ってからは不調さはどこへやら、すっごく頑張っていたギュス、この辺りで遂にいっぱいいっぱいになってしまったらしく、最初不正解に鼻を付け、次に正解を咥えたものの、(確証が無かったのか?)一度出して、再度咥えて持ってきました。もちろん選別してる時点では、ママ、正解・不正解は分かりませんけど、いつも、ギュスが持ってくるのは正解なんだと信じてます(親バカ~)。

講評:違う木片を嗅いだとき鼻が着いたのと、咥え直ししたので減点です。8.5点。

いよいよ最後、10課目目、『遠隔操作』です。

これが結構曲者でして・・・

オビの遠隔は、CDと違って3つの姿勢(伏臥・立止・停座)の変更を6回連続して行います。後脚固定がきちんと身に着いていれば問題ないのですが、でないと、その場ではできても、ママが15m前方に離れると気持ちが前のめりになり、そうなると前脚加重になり、姿勢を変えるたびにジリジリと前に出て行きます。

かれこれ半年くらい頑張って、ずい分後脚固定で姿勢を変えられるようになってきていますが、この日は足元フラフラのところへ、最終課目。しかも結構短い間隔で変更の指示がでるとあって、もう後脚でちゃっちゃと立ち上がれなかった模様で、徐々に前に出てしまいました。

一犬身前にずれると零点ですが、パッと見、微妙な距離でした。

講評:伏臥が少し遅かったけど、コマンドに対する反応は良かったです。それで、ズレた距離だけど・・・(ギュスの背中を見ながら)う~んギリギリ一犬身以内かな?5.5点。

以上で、全課目終了です。

オビⅢは『指導手態度』という項目が無い分、課目ごとに不用意な動きがあると、これも減点(時には零点!)対象になるようです。また、減点対象ではないけれど、と前置きした上で、移動中も脚側に着けるよう注意されてしまいました。

なんたって、6課目目が終わったとき、ギュス、リングサイドのパパ見つけて、「わ~い!」って走っていきましたから。「ギュス、来い!まだ終わってないよ。まだ、まだ!」って叫んだら戻ってきましたけど、ちゃんと脚側につけるべきでした。

というわけで、始まるまで悩み続けた“オビⅢ初出陳”、なんとか無事乗り切ることができました。

また、最後の遠隔(係数4!)で5.5点を出したものの、零点は無かったし、係数4の課目で9点が取れてたから、合格ライン(7割)には届いたんじゃない?ということで安堵したら、いっきに胸がいっぱいになりました。

終わったんだ。

ギュス、本当によく頑張ったよね!

長いことママの道楽に付き合ってくれて、ありがとう。

すっごく長いですが、課目3~10のムービーです。(課目6の一番肝心の部分でカメラマンが光の加減で液晶画面の中のギュスを見失ってます。それと、課目8のキャプションで“障害持来”が“傷害持来”になってます。m(_ _)m) 

      ******

無事終わってやれやれと思ったのも束の間、ギュスに控えていた朝ご飯を食べさせて、車で休ませ、ママ&パパ、ちょっと競技を見学して戻ったら・・・

ギュスがひどく喘いでいて、「はて?」とバックドアを開けると、ギュス用の車シートが涎でビチョビチョ+嘔吐の跡。戻した物は再度胃袋に納まったらしく、うっすらフードの滓が残っているだけでしたが。

気持ち悪そうにしてましたけど、車から降ろして(濡れたシートの上に座ったり伏せてると皮膚炎になるので...)フラフラしていたら、少し落ち着いたようで、徐々に涎もハァハァも鎮まりました。

<帰るまでにシート乾かさなくちゃ!>
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      ******

今回、場所が栃木ということで、訓練所からは誰も参加無し。でも、同じくオビⅢ出陳のじぃママさんがジニーちゃんと参戦ということで、一緒に観戦したり、お喋りしたり、結果待ちの長い時間も楽しく過ごすことができました。(ジニーちゃんチームは、オビⅢ最後の最後だったので、ずっと緊張されていたと思いますけど...)

<春だ~戦い済んでも日は暮れない??>
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記念撮影にって、犬にゼッケン着せようとしたんだけど、ギュスはジャストフィットながら、スリムなジニーちゃんはぶかぶか~ママさん、苦戦中。

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ギュスがジニーちゃんのことをいたく気に入ってしまい、しつこく迫るので、微妙な距離のスリーショット!(何故かオーちゃん、ご機嫌ナナメ?)

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オビⅢ以外は表彰も全部終わって、会場の撤収も始まる中、やっとオビⅢの結果発表。

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ひょえ~ギュス、な、なんと、合格に加えて、またもやメジャーポイント付きの3席。\(◎o◎)/

もう、ママ、泣きそうでしたよ。

ギュスと競技会に出始めて4年。

初めはオードリーのサイズ&リズムに慣れてしまったママがギュスと上手く調和できなかったところへ、ジャッジからは「なんでこんな(に動きの遅い)犬とでるのかな~」みたいなコメントばかりで凹みまくっていたっけ。

それでもしつこく続けてきて、今日、オビⅢという目標としてきた舞台で、体調の悪さを忘れられるくらいの楽しい脚側ができただけで、もう感無量だったのに・・・

ギュスとの最後の花道を有終の美で飾れて、本当に嬉しく思います。

ギュス、君はすごい奴だよ。4年間、たくさんの素敵な時間を、ありがとう!

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ギュスと再び競技のリングに立つかどうかは体調次第という思いもあるけれど、今回、目標達成できたということで、一応一区切りとするつもりです。

ここまで応援してくれたお友達、指導して下さった先生、そして、いつもサポートしてくれたオーパパ、本当にありがとうございました。

      ******

<オマケ>
ちょうど2年前、同じこの鬼怒自然公園で開催された競技会に同行したときのオードリーからは想像もできないくらいに元気だった、この日のオーちゃん!

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断念。 [競技会]

今日はギュスとST連合会東日本訓練競技会でオビディエンスⅢに出陳することになっていたのですが、散々迷った末に欠場しました。(出陳料+受験料がぁ~>_<って、そこかい?)

でもって、例の肝臓の件で、若い頃の画像を貰うために久しぶりで世田谷の獣医さんを訪ね、ついでにもう一つの懸念(この件はいずれまた...)についても相談、診察して頂いた結果、定期的に経過観察となりました。

はぁ~年末の大掃除でもすればいいものを、結局犬事で潰れてしまったのでした。

      ******

最初で最後のオビⅢ出陳、そしてたぶん競技からの引退になるであろう最後の出陳だし、少々のことなら出したかったのですが、一昨日の明け方も嘔吐があり、家から一番近い、距離にして3~400mの公園まで行ったらもう帰りたいと・・・

で、一昨日の夜はリビングでママ&オードリーも一緒に寝たら、朝まで涎ボタボタも嘔吐もなくてよく眠れたらしく、そのせいか、昨日はちょっと元気復活、これなら行けるかも~とお散歩に。

足取りもマァマァ、帰るとも言い出さなかったので、公園で休止と脚側(5分くらいね)の練習をしたところ、これもマァマァ。これくらいだったらなんとか出れるかもぉ~と思ったのですが・・・

帰宅後、庭でギュス得意の選別をやってみて、ガビ~ン。(+_+)

ママの臭いが分からないのです!

何度かやってみたけど、終いには並んでいる木片スルーして庭中探し回る始末。

選別って、(風向きにも拠りますが...)犬は通常スタートした時点で正解はほぼ分かっているそうです。なので正解に向かってまっしぐらという犬もいるようですが、ギュスは、癖として右端から嗅いでいきます。正解が左端なら全部嗅いで行きます。^^; たま~にいきなり正解に行くこともありますが、基本、右端からです。

それなのに昨日は、木片が並んでいる場所に到達しても嗅ぎ始めようとしないどころか、木片をまたいで先に進み、振り返って、ママに、「ないんだけど、どうしよう?」みたいな自信なさそうな視線を送ってきました。(木片を目視しても“臭い”が分からなければその木片の中に正解があるという思考にはならないらしい...木片であろうが紙切れであろうが要は“(ママの)臭い”を持ってくると理解してるのだそうだ。臭気選別の決定戦で物品の素材が変わっても関係ないのはこのため?)

「探せ!」と声をかけると申し訳程度にかいで、またママを見ます。何度か「探せ!」と声をかけてやらせたら、3度目くらいには正解を持ってきましたが、正解と確信して持ってきたというよりは、アレでだめならコレか?みたいな感じでした。

自信喪失のまま終了するのもねぇ~というわけで、最後は、ダミーの5本は無臭(オビⅢのダミーは人が触るらしいので最初はパパに素手で並べてもらってました)、正解にはママの唾液をつけ、木片の置き場所の奥はどん詰まりで先に行けないセッティングにして、1発で正解させて終わりました。

が、これを見ていたオーパパがガックリしてしまい、「こんなギュス見たことない。調子悪いんだ。もう出すのやめよう!」って。

ママ的には2~3日前よりは良くなってきているように感じたので、「朝いってみて、やっぱり調子悪そうなら止めてもいいんじゃないの?」と言ったけど、行って止めるなんて時間と交通費の無駄だと。(T_T)

夜、大会事務局に電話で欠場の連絡をしました。

      ******

たしかに今日出陳してたら、招呼や前進の走る場面はノソノソ歩き、下手したら途中で止まるかも・・・飛越は障害の手前で2~3回ピョンコピョンコ跳ねて「無理!」って涙目で訴え・・・選別も「わかんな~い!どうする?」ってママを振り返るか、不正解でも持ってくるか、というテイタラクだったに違いありません。

それで終わるよりは、思い切って欠場、今シーズン中に体調が戻れば、仕切りなおした方がいいのだと言い聞かせましたよ。ですが、オビⅢに出るというのは、散歩の途中で遊び感覚のトレーニングという訳にはいかないのです。

招呼・方向転換・方向指示持来など、けっこうな距離をノーリードで動かさねばならない課目もあって、いつでも何処でも気軽に練習できる訳じゃありませんし、一度できるようになったからといって、しばらく練習休むとまた一から出直しみたいなレベルに戻っちゃうので、出陳するならコツコツと練習を続けなくてはいけません。

ここからは愚痴ですが、日々4~5時間もスキンケアに時間を取られ、普通の散歩でも収納時のキレイキレイに4~50分かかるところを、乾燥して土埃の舞うグランド(もしくは雨上がりや霜解けのグランド!)で練習しようものなら軽く1時間以上かかるわ、山盛りの汚れたタオルや雑巾の洗濯に追われ、さらにはデカ犬をノーリードにできる頃合を見計らって練習時間を設定しなければならないわと、練習のために時間を取るだけでも骨のところへ、毎日の練習ををコンスタントにこなせるよう体調維持に心がけなければならないとなると、半病人(?)のオーママには、かなりの負担なのです。

そして、体力は復活してきて持て余し気味だけど、鼻が利かないせいでオツムの状態が少々面倒なことになっているオードリーとの散歩が、これまた体力&気力を吸い取られそうなことになっているわけで、2月の大凧や3月の栃木までママの心身が続くかどうか・・・

それでも、ギュスが元気になって動けるようなら、やっぱり一度はチャレンジしてお終いにしたいんですよね。

犬は競技会なんてどうでもいいのかも、って思うこともあります。

でもね、何年も一緒にやっていると、リングに入ったとき、犬も気持ちの高揚を感じているのが伝わってくるし、作業をやり切ったときには、達成感でいっぱいの自信漲るなんとも良い表情を見せてくれるのです。

“リングびびり”で脱走犬だったオードリーでさえ、6歳を過ぎた辺りからは“相棒”としての役割を自覚して、一緒に作業する喜びを表現していたものです。

やっと「これからだ!」と思えるようになったとき、突然の発病であっけなく終わってしまった無念さ、ギュスとは同じ思いを味わいたくないと思ってきましたが、難しいですね。

終わった訳じゃないと思いたいけど、終わったのかもしれません。

とにかく、当面は体調の建て直しに努めて、健康な日常が戻ってくるよう頑張らねば、です。

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JKC神奈川北スーパードッグトレーナーズクラブ訓練競技会 [競技会]

12月1日の日曜日、ギュスターヴと一年ぶり(以上!)で競技会に出陳しました。

昨年12月にはCDXの受験、今年3月にはBH受験と臭気選別のデビュー戦がありましたが、訓練(オビ)競技への出陳は昨年11月のオビⅡ@本部展以来でした。

初めの頃は受験も競技も同じ感覚だったのですが、段々別物に感じられてきて、なぜか競技の方が緊張するオーママです。(犬は受験も競技も一緒なのかなぁ?)

また、試験は“合格”という明確な目標があるけれど、“競技”はその時々で目標を設定しないとモチベーションを保つのが難しいように思います。

そんなこんなで、昨年4月にグラチャンを完成してからは、競技を続ける目標がいまいちハッキリしなくて、ギュスの体調がスッキリしないことにかこつけて夏中練習さぼっていて、このまま終わるのかも~なんて気持ちに傾きかけていましたが、やっぱり一度はオビⅢのリングに立ってみたいと考え直し・・・

でも11月の本部はスクールとの行き違いで申し込みできず、思いがけずクラブ展なのにオビディエンスがあるということで申し込んだ10月末の大会は台風で中止。となると近場では今月22日のST連合までオビディエンス種目はないし、今回、競技の勘を取り戻すためもあって、久々のCDに出陳することにしました。

当初、大学科で出てみようかと考えたのですが、規定で速歩の課目が入ってくるため、ギュスの体調を考えると30課目の長丁場を乗り切るのはつらいものがあり、高等科にしました。

オビⅢでは最後の最後に“遠隔”があるので、今回の自由選択も最後に遠隔4課目、やはりオビⅢ課目である障害飛越持来(金属ダンベルにしたかったんだけど、あまりマニアックなのもね。^^;)、そして、ダンベルは好きだけど飛越が億劫なギュスのテンションアップのため、飛越持来の前に“咥えて歩く”を入れました。

しかし、12月22日のオビⅢに照準を合わせているため、競技会前もCDの練習はあまりしていなくて、二日前の訓練所で1回通したくらい、飛越はほとんど練習なしで本番に臨みました。

いくら勘を取り戻すのが目的とはいえ、出るからにはもう少し具体的な目標設定が必要ということで、グラチャン・リーチで臨んだ初めての高等科出陳(@昨年春の本部展)のときを上回る成績(得点)を目指しました。

が、本番二日前の訓練所も、前日の最後の自主練(近所の空き地で脚側・招呼のみ!)もシャッキリせず、当日も、到着がギリギリだったり、出番が読めなかったり(同じジャッジで5部・7部・10部が重複)で脚側くらいしか練習できず、オマケに、リングサイドの順番待ちが30分以上、“青菜に塩”ならぬ“ギュスにお日様”のヘロヘロ状態で出番を迎えました。

やってる最中は、いつにも増して動きが遅いな~と感じていましたが、後でビデオを見たら、いつものギュス(笑)でした。ギュスがそうなのか、レオンベルガーという犬種がそうなのか、ロックオンの集中というのはないけれど、ボヨヨ~ンとしつつもコマンドは聞き漏らさない程度の集中力はあるという、普段どおりのギュスでした。(^^ゞ

ここ最近の練習では、理由は分からないけれど、なんだか気持ちが乗らない様子でしたが、この日のギュスは、けっこう気分良さそうに動いてました。

脚側は、復路の速歩は問題ありでしたけど、往路はずいぶんマシになってきたかな? 体躯構成上、最初から最後までママを見上げたままの姿勢を保つのは負担がかかりすぎと言われ、けっこう妥協してますが、もうちょっと行けそうな気もするんですよね。どうでしょう??

招呼は「走らなくてもいいから(良くないけど...)止まらないでね」みたいな気持ちで、心の中でひたすら「お出で~!」っと呼び続けていたら、なんとか走ってきてくれました。^^; 

その場の伏臥と立止、伏臥はアチャ~ですが、立止は良く出来ました。(*^_^*)

行進中の作業は、まぁまぁ?

直前1週間で何故か頻繁に失敗するようになっていた“行進中の停座”が始まる前、コートの向う正面、フェンスの外を背格好&歩き方(?)がオーパパに似た男性が通り過ぎようとしていたのですが、このとき、ギュスが珍しくロックオン状態になり、視線がずーっと男性を追っていて、審査員からキューが出たけど無視して通り過ぎるのを待ってスタート、なんとか失敗せずに座りましたが、座ってからもまだ男性の姿を追っていました。

久しぶりの平面持来、これはまともだったと思います。咥え上げがちょっと遅いけど、手前から咥えて、そのままくるっと向きを変えて、チューイングもなく、正面停座も決まりました。

遠隔唯一の規定、停座から伏臥は遅かった~orz

据座と休止はOKですね。^^; 

障害飛越、やっぱり苦手意識があるのでしょうね。障害板に向かうとき、さりげなく拒否ってた?片道と、往復の往路でお腹をかすったと思ったのですが、ムービー見たら毛がかすっただけだったみたいでした。このところずっと後肢を当てていたので、「よっしゃ~!」という感じでした。

あ、でも飛越持来は、咥え上げてからよそ見して、その後やっと戻ってきました。オビⅢはグリップが甘いギュスにとって咥えにくい金属ダンベルですから、この課目、ちょっと頑張らないと、です。

“咥えて歩く”は顔が上がらなかったのと(気持ちはママに向いてましたけどね)、ゴールでの脚側停座が離れてしまいました。

遠隔は、停座→立止・伏臥→立止・立止→停座・立止→伏臥。停座から立止は奇麗でしたけど、他はしまりがないなぁ~伏臥から立止が時々停座になるので、ここは少々気合をいれて「スタンド!」とコマンドを出しました。全部決まってヤレヤレ。

全体としては、脚側に着く時の停座、そして伏臥の動作が遅すぎますね。ギュスのペースといえばそれまでだけど、もう少し頑張ってほしいなぁ。

というわけで、と~っても長くなりましたが(22分!)、ムービーをアップしましたので、よろしければご覧下さい。  

10時くらいに競技が終わって、後は会場をフラフラしながら、「お久しぶり!」のお友だちとご挨拶。(^^♪

アジリティも同時開催だったから、オードリーがお世話になっていたクラブの方にも会えて、地獄の底から復活中の報告をしました。

そして、ギュスの競技での先輩格、レオンベルガーのロージー嬢と恐れ多くもツーショット。

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ギュスは萎びてたけど、オーちゃんの関節には丁度いい陽気だったかな?オードリーは終始ご機嫌で愛想振りまいてました~(^_-)-☆ 一足早い(早すぎないか?)クリスマス気分も味わいましたよ!

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フライボールがなかったせいか、すんなり午後の部も始まり、わりと早く結果発表になりそうだったけど、高等科は出陳が6組、5席まで表彰だからギュス&ママだけあぶれたりして~なんてちょっぴりブルー(競技終了時、審査員からは「お疲れ様でした」の一言のみで講評無し。なんとな~く哀れみの眼差しを感じていたので...)だったため、ゼッケン預けて帰ろうかな~とも思ったけど、中等科の決定戦も見たかったし・・・

そうこうするうち結果発表になり、オーパパが見に行きました(発表見るのが好きなんです!)。

戻ってきたパパ、人差し指を立ててます。

「???」

「わん、わん、ギュス、1番だよ!」って。

「え~ホント?!」

ママも見に行くと、本当に1席でした。

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そして、これが嬉しかったんですけど、得点が、規定138.9点/140点中、自由選択59.5点/60点中、合計198.4点/200点中、ということで、前回(195.4点)を上回るという目標を達成することができました。全体として甘目の採点のようにも感じましたが、ギュス&ママチームの自己ベスト(100点満点換算だと99.2点!)更新かも。(*^^)v

ギュス担当のF先生が、今回から指導手チェンジでペアを組んだバディ君と決定戦に出たので、しっかり見学して、いよいよ表彰式。

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二度とないと思っていた表彰台の真ん中、ロゼッタを授与してくださった方(大会委員長?)から、「すごいね~」って言われて、レオンベルガーの競技を認めてもらえたような気がして、ちょっと嬉しくなりました。

ギュス、ありがとう!

「オイラ、失敗しないので。。」
「そ、そうよね。いつだって失敗するのはママよね。^^;」
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帰宅後、ロゼッタと一緒に記念撮影と思ったんだけど、この日の営業は終了したそうで、目も開いてくれませんでした。(=.=);

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挫けたから、2012-2013 競技会シーズンお終いっ! [競技会]

最近、日中はポカポカながら朝はひんやり、そんな日の多いオーギュス地方です。昨日は朝から暖かかったけど、今朝はちょっと涼しかったかなぁ~というわけで、朝の不調が続くオーママです。(=_=)

そんな日はオードリーも寝起きは動きたくないのか、先にリビングに降りて抱っこできるまでウダウダしてると、「早く迎えに来んかい!<`ヘ´>」と階段の降り口で大暴れしてママを呼びつけますが、オードリーもろとも階段を転げ落ちるなんてことになりかねないので「少しお待ちくださいませ~」と返事すると、5分くらいで降りてきます。

う~ん、関節のためには良くないのかも・・・でも自力で降りてきてくれて、助かってます。(^^ゞ

そんなわけで、ギュスターヴの体調はだいぶ戻ってきているし、オードリーも減薬頑張ってるというのに、ママ、とにかく不調でして、午前中はほとんど動けないようなこともしばしば、散歩に出るのは相変わらず冬時間(=11時頃)という有様です。

日中20度超えてきている昨今では、暑さ慣れに一通り流す場合は別ですが、きちんと練習したいときは涼しい時間帯にやらなきゃなりませんから、ギュスとの自主トレがほとんどできていません。

ギュスのオビⅢの到達度はというと、3月末の本部の申し込み期限の時点で、練習のベストでやっと合格点いけるか~くらいの仕上がりでしたので、最後の1ヶ月を調整だけで乗り切るレベルではなく、しかし、追い込みをかけるにはママが上に書いたような体たらくということで、プレッシャーになるようでは競技会出る意味ないし、遂に出陳を諦めました。

“最後の花道出陳”の線も捨て切れなくて、本当に悩みに悩んだのですが、秋までギュスが70cm跳べる状態をキープできる方に賭けて、春の出陳は見送りました。

27日に出陳のお友だちの皆様、声援を送っていますよ~ガンバっ!

      ****** 

今回出陳を見送ったのは、ママの不調による練習不足が最大の理由ということなんですが・・・

でもね、指導手(=ママ)不調の影響は練習不足だけに留まらないように感じています。

ギュスは家庭犬で指導手が飼い主ですから、指導手の不調は競技課目の出来不出来だけでなくて、なんというか、全体的な関係性がギクシャクして、それが色んな面で影響して、「競技会に出よう!」なんていう状態じゃなくなってる気がしたのも理由の一つです。

オードリーのときは、競技会に出陳する目的がメンタル面の育成ということだったので、もっともっと日常に気を配っていて、それを確認する意味での出陳でしたが、ギュスターヴは、日常生活に始まって競技会本番まで、何時でも何処でも比較的安定していて、これまではメンタルな部分は(オードリーと比べたら!)あまり気にせずにきました。

が、それがここへ来て、いっきに噴出したような・・・

年が離れた先住犬のいる家にパピーを迎えた場合、先住犬の所業には目を瞑ってしまうのに、パピーはきっちり躾をしようとして失敗する(姉ちゃんは許されるのに、なんでボクは叱られるのさ!的な...)なんていう話を聞いたことありませんか?

実は、オーママ、ギュスを迎えるにあたって、その辺をすご~く警戒していました。

60キロ近いレオンベルガーのオスがオードリー並みのハイパーお転婆犬に育ってしまっては大変ですから、パピー期からしっかり対応しようと心に決めていたし、それには先住犬(=オードリー)にお行儀よく振舞ってもらわなくちゃということで、オードリーにも睨みを利かせていました。

幸い、ギュスを迎えるのが予定より2年以上遅れて、オードリーの躾もなんとか間に合ったし、何より、ギュスターヴ自身がボヨヨ~ンな性格で、あまり周囲に気が回らなかったこともあって、50過ぎた半病人(?)のオバサンでも統率をとれるパックに纏まったと思っていました。

ところが一昨年のオードリーの発病で、オードリーに対する押さえが甘くなりまして、元々我慢が苦手だったオードリー、この1年半ですっかりパピー当時の“わがまま娘”に戻ってしまいました。

再教育なんて思ってもみたのですが、体調が安定しないためコンスタントに積み重ねることが困難でズルズルと時が経ってしまいました。

それでも、初めのうちはギュスに変化の兆しはありませんでした。ちゃんと“2番手”として振舞っていたし、オードリーはOKでも、自分は違うということも受け入れているかのように見えたのです。

はい、その間、口癖のように、「オードリーはオードリー、ギュスはギュス」とか、「順番だよ!」とか、何かにつけ、全て同じではないんだと態度で示して来ました。もちろん、ベースは“公平”ですけどね。

ま、メス・オスということもあり、体格&体力的には明らかにギュスが優位であっても、いわゆる“序列”がひっくり返るようなことはありませんでした。

ところが、昨年秋口以降、ギュスが少々不調ということで、練習にしても、日常生活にしても、ママの接し方が緩~くなっていたのでしょうか、ギュスがひどく甘ったれだしました。

そして、オードリーがギュスを差し置いてママにアピールすると、押しのけたり制止するような態度に出るようになりまして、オードリーに手をかけたり、キャンキャン吠えながら威嚇したりして、オードリーが自由に振舞うのを阻止しようとするのです。

となれば、ママはやっぱりオードリーに加勢するわけです。

訓練の先生方も、「いくら飼い主が序列をつけても結局は犬同士が決めるものだから介入する必要はない、あくまでも公平な態度で接していればよい、ただし病気&高齢のオードリーにダメージが及ぶような態度をとったら、そこはオードリー優先でギュスを退けても問題ない」と仰るし、このところギュスを制する場面が増えてきていました。

そしたらね、ギュス、とうとうスネオ君というか、イジケ虫というか、ストレートに甘ったれず、なんか歪んだアピール(上手く説明できないんだけど...)をするようになってきちゃって、そうなると、ママもなんだか構えちゃって、コミュニケーションがややこしくなってるのです。

そんな状態ですから、トレーニングでも、これまでの従順さはどこへやら、何かとつっかかっておりました。ギュスの場合、あから様に拒絶ということはこれまで殆どなかったのに、脚側で遅れがちになったときに歩度をあげると、ぐっと力を入れて立ち止まってしまったり、何かにつけ“踏ん張る”のです。(ギュスが踏ん張ったら、ママの力では動かせないということに気付いてしまった?!)

更には、知り合いに会ったり来客に興奮してキャンキャン吠えて飛びつこうとする(するんです!!)のを言葉(大声ですが。-.-;)で静止できていたのに、お構い無しで興奮し続けるので、蹴りをいれるような事態になったり(1歳前くらいに時々あったけど、訓練始めてからはなくなってたのに...)。

このところの自分の体調不良もあって、なんだか色んなことに気を配るのが億劫で、なんとかしなくちゃと思いつつ、なんともならずに時間が過ぎてしまい・・・

生活の部分が上手くいった上ではじめて、ドッグスポーツであり、競技会であると思っているオーママとしては、日常で気持ちが上手く噛みあっていない現状で競技というのは考えられなかったのが一番大きな理由かな、今回の出陳を見送ったのは。

単に練習不足だけだったら“最後の花道出陳”もあったと思うけれど、今出陳しても、合格どころか花道にもならないもんね。

たとえ来季、身体的限界からオビⅢに出れなかったとしても、“最後の花道”にふさわしい競技で締めくくりたいから、今回は涙を呑みます。そして、“来季”があるように、充実した夏を過ごさなくちゃ、と気合を入れ直すつもりで、どうでもいいことを長々と綴ってみました。(^^ゞ

      ******

最後に、今季の総括?!

11月(本部):オビⅡ初出陳、合格@3席
12月(地元クラブ):CDX受験、優合格
3月(東京ブロック):BH受験、ぎりぎり合格,臭気選別(自臭)デビュー、5席入賞

ということで、家庭犬の訓練タイトルとしては残すところオビⅢだけでしたから、心残りがないわけではありませんが、タイトルのために訓練してるわけじゃないものね。しか~し、オビⅢに向けて、CDXで集中力と前進の確認、BHの長い脚側をしっかりクリアして4月の本部、と考えて準備してきただけに、往生際が悪いけど、やっぱり残念な気持ちでいっぱいのままシーズンを終えることになりました。

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BHの脚側がダメダメだったから、登録保留して、秋にまたBHからなんて思ってもみたけれど、F先生に「合格は合格なんだから~」って背中を押されて、先週、登録申請をお願いしました。

そして、JKCとは違う、ちょっと新しいことにチャレンジ中です。そのお話は、次の機会に。(^_-)-☆

「母ちゃん、オイラを姉ちゃんの上に格上げしてくれない?」
「ダメ。絶対にダメっ!一番は決まってるのっ!!(^.^)」
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JKC東京ブロック訓練競技会@平塚市四之宮総合グラウンド [競技会]

24日の日曜日、昨年暮れの『神奈川北スーパードッグトレーナーズクラブ訓練競技会』以来3ヶ月ぶりで競技会に参加して、臭気選別(自臭)に初挑戦、そしてBH(同伴犬試験)を受験してきました。

      ******

事前の天気予報だと、この日は冷たい雨。濡れるとギュスの皮膚炎が悪化するし、寒いと車待機のオードリーが心配だしで、またまた挫けそうでしたが、直前の予報では降り出しは夕方以降ということだったので踏ん切りをつけました。^^;

天気もさることながら、ここ2週間ほどはオーママの不調で訓練所を含めて週2回くらいしか練習していなかったし、年末ほどではないにしろ、今もって本調子からは程遠いギュスターヴの体調のこともあり、正直気乗りがしないまま会場に向かいました。

でも土曜日にオーパパが帰宅していたので、今回も一家揃っての“お出かけ”となり、オードリーは車待機が長かったけれど、けっこう楽しかったみたいです。予報が外れて天気もどんどん良くなり、ポカポカのお花見日和になって、パパといっぱいお散歩もできたしね。(^^♪

そう、ポカポカ陽気だったんですよぉ~!ギュスの皮膚炎にとっては雨で濡れるより良かったけれど、競技環境としてはちょっと辛かったかもぉ~(/_;)

朝のうちは寒々とした曇り空で、先週の初夏の陽気はどこへ行ってしまったの?みたいな・・・暖かさに慣れた体には肌寒いくらいで、ラッキーと思っていたら、次第に雲が取れて、陽が降り注ぎ、そうなればポカポカ陽気で上着が要らないくらい。当然ながらギュスはベロベロ、も~大変でした。

昼近くになったBHは、今にも止まりそうな脚側にくわえて、もう何年もしでかしたこのない行進中の作業(伏臥)の失敗で、ママ、生きた心地がしませんでしたよ。

せっかくの競技会なのにBH受験だけじゃ・・・なんて欲張ったのが仇となって、スケジュール的にタイトでバタバタしたのが最大の敗因だったのかも。やっぱり二兎を追ってはいけませんね。反省。

さて、前置きはこのくらいにして、本題に入りましょう。

      ******

7時過ぎに到着、スクールで一括して受付をしてくれていたので、F先生から目録とゼッケンを受け取ると、臭気選別の出番は9頭中5番目、BHは13ペア中7番目でした。

が、臭気選別は初出陳のため時間の流れが読めないし、BHはいつも昼頃やってるイメージだけど、聞けばCDみたいにいつでも出せる訳じゃなくて、試験開始前にグループ分けの全体ミーティングをするとか・・・

ひょっとしてもしかするとかぶるかもぉ~と受付で相談したら、臭気選別の審査員にBH受験の旨を前もって告げるように言われたため、競技開始前に選別のリングにいってジャッジにそう話したら、「一番にやってもいいよ!」と言われ、いの一番で出ることになってしまいました。^^;

が、金曜に、F先生から、前日は練習しないで、本番前に1回やって出るように言われていたので、大急ぎで1セット(=4回)練習してリングに入りました。

初めての選別リングです!

指導手の臭いを着ける正解用の布には切れ込みが入っていて、持ち帰ると分かるようになっていました。ジャッジから合図されたら、臭いを着けた2枚のうち手元に残した1枚の布を犬の鼻に当てて臭いをかがせ、選別台に向けて送り出します。(選別台はオス・メスそれぞれに用意されていました!)

少しドキドキでしたけど、選別に関しては、今のところママはよく分かっていないので、もうギュスに任せるしかありません。

ギュスったら、まるで恋人に会いにいくかのように(?!)ウキウキのテンション、とても軽やかな足取りで選別台に向かいましたよ。(*_*;

全部で4回行うのですが、毎回ちゃんと臭いを嗅いで持ち帰り、全部正解。なんともあっけなく目標だった順位決定戦進出を果たしたのでした。(“臭い”を提供して下さったお散歩仲間の皆さん、どうもありがと~!(^^)!)

布を挿す場面も含めて、オーパパが動画を撮ってくれましたので、よかったらご覧下さい。

でもって、BHのこと話してあったからだと思うのですが、4回終わった時点で審査員が、「続けて“異物品”もやる?」って聞いてきました。

(え、続けて・・・そ、それはムリというもんじゃ・・・)

そりゃ~ママが何かやったわけじゃないけれど、初めてのことだし、それなりに緊張もしていたので、いったん集中が切れてしまった状態から、即、立て直すのは厳しいだろうし、ほとんど練習してない異物品の選別も、付け焼刃というか、泥縄というか、とにかく一度練習してから臨みたかったので、「後にします」と答えて退場しました。

この時、「続けてやらない場合は結構遅くなるよ~午後になるかも」みたいなお話だったので、それだったら10時開始のBHのAセクション(オビ)は終わってるだろうから、却って好都合かもしれないと内心喜んだのですが、実際はそう都合よくは運びませんでした。

今回も選別リングが会場の一番奥で、車を停めたところからは随分歩かなければなりませんでしたが、とりあえずギュスを車にしまって、ママだけで選別の進行状況を見に戻りました。

そしたら、もう自臭の最後のペアが始まっていて、他臭は4組しかいないし、順位決定戦、昼前になりそうな気配です。

ギョェ~異物品の練習した方がいいかも、というわけでギュスを連れにいって、選別リングの近くで、割り箸で2回、封筒で1回練習してみたら全部クリアしたので終了、そのままリング脇で観戦して待つことにしました。

この時、「大きいですね~何という犬種ですか?」と声をかけてきた方がいて、そのまま少々お話してみたら、選別のベテランさんらしいので、“決定戦”のことを教えていただきました。

だって、ママも先生も、異物品の選別に関してほとんど事前に情報がなくて、嗅がせるのは布で、物品は木・紙・ビニールなど色んな素材が使用されるということくらいしか分からないまま、数回練習しただけでしたから。

しか~し、話をうかがってビックリ!

決定戦のスタイルは競技会ごとに違うそうで、布を嗅がせて異物品を持って来ることもあれば、使用されるのと同じ異物品を嗅がせることもあるし、使用されるのとは異なる物品を嗅がせること(例えば、割り箸で選別するのに嗅ぐのは封筒とか!)もあるのだとか。

そうこうするうちに今度は、BH受験者は本部テント前に集合するようにとのアナウンスが!

ギュスをパパに頼んで、とりあえず吹っ飛んでいくと、ちょうど名前を呼ばれているところで、2グループ目に割り当てられたのでした。絶対決定戦と被るタイミング。最悪~(>_<)

一応BHのジャッジに決定戦のことを話したら、「じゃ、3グループにします。3組ずつやるから1時間くらいはかかるよ!」といわれたので、急いで選別のリングに戻りました。

既に自臭の部の決定戦が始まっていました。

使用されるのと同一の物品を嗅がせるスタイルで、ポメラニアンさんが1回目(=割り箸)の選別を終えたところでした。

そして2回目(封筒)の選別に入ったところで、ハプニングは起きました。右端の封筒を選んで一生懸命持ち帰ろうとするものの、封筒が抜けません。でも、ポメさん、絶対の自信で「これが正解!」と何度も何度も咥えては引っ張ります。3分くらい粘ったでしょうか、とうとう封筒が千切れたらしく、やっと持ち帰ることができました。

もちろん正解だったのですが、無情にも、制限時間を超えているため正解にカウントされませんでした。その時は、こんなこともあるんだ~不運だったよね・・・なんて思ったのですが、なんと、同じことがギュスターヴにも起きるなんて、思ってもみませんでした。

3回目のビニールも正解を出してポメさんペアが終了。そしたらジャッジがやってきて、「出せますか?」って聞くので、どのみち今回のスタイルでは練習したことないから経験のため・・・みたいなつもりになっていたので、BHの前に終われたほうがいいか~と出すことにしました。

ギュス、朝と比べると集中がイマイチでしたが、1回目の割り箸は、なんと正解しました!

行けるか~?なんて気を良くして、封筒の臭いを嗅がせて送り出したら、自信たっぷりに右端を咥えました。で、台が動くくらい力強く(?)引っ張ったのに、全然封筒が抜けません。(ここで、ママ、これが正解だと確信しました。で、後からムービーで正解と確認できました!)

先ほどのポメさんと全く同じ状況です。

が、違ったのは、ギュスは根性無しだということ。(といっては気の毒かな・・・^^ゞ)

自信はあったはずなんだけど、ソフトマウスのギュスターヴ、普段から、ちょっとした抵抗で咥えたモノを放しちゃうんです。で、自信喪失したのか、サッサと諦めて、でも手ぶらで帰っちゃいけないと思ったのか、不正解の、でも簡単に抜けた別の封筒を咥えて帰ってきました。はい、不正解です。

この時のギュス、いつものような“ドヤ顔”ではなかったような・・・正解じゃないと分かっているから後ろめたかったのかな??

でも選別初心者のママは、こういうシチュエーション、それも本番でどういう対応をすればいいのかわからず、曖昧に「大丈夫だから~次頑張ろう!」みたいな慰め的対応をして3回目(=ビニール袋)に。

これは全然練習したことがない素材だったのでお手上げでしたが、とにかく掌でごしごしして鼻先に押し当てたら、ギュス、感触が好みではなかったのか仰け反って拒否気味でした。しっかり嗅いでいませんでした。

で、送り出すと、たいして鼻を使う様子もなく、なんだか適当に選んで持ってきたように見えました。これまた不正解。

不甲斐ない結果でしたが、一応、決定戦のムービーもありま~す。(^_^;)

順位決定戦は1勝2敗、ギュスの選別デビュー戦はこれにて終了です。

目標だった予選(?)全問正解は達成したことだし、練習始めて1ヶ月での出陳ということで、結果に不満はありません。それどころか、ギュス、選別が好きらしい(オビじゃ見れない走りっぷり?!)から、これから色んなスタイルの選別にトライして、機会があれば他臭にも挑戦してみようかな~なんて思ったのでした。(*^_^*)

      ******

さてさて、気持ちを切り替えて、今度はBHのAセクション、オビディエンスです!

が、この頃には雲が取れてきて、うららかな春の日差しが降り注ぎ、なんともポカポカの気持ちいい陽気となっておりまして、軽く脚側してみるも、選別で終わってしまったのか、ギュス、魂の抜け殻みたいなボヨヨ~ン状態。ちょっと活を入れてみたけれど、気持ちが戻ってくる気配はありません。

そこへアナウンスが入って、出番だからリングに来るようにと名前を呼ばれちゃって、あたふたと試験会場に向かいました。ギュス、引き摺られるままに後からヨロヨロと着いて来ました。大丈夫か~?

はい、大丈夫ではありませんでした。(ーー;)

同一グループ3組中、ギュス&ママは最初に作業を行うことになり、まずは紐付き脚側からです。

う~ん、今にも止まりそうな歩みで遅れがち。それに、普段あまりないことなんですけど、横にも離れ気味。気合で引き付けながら、なんとか群集まで辿り付いたものの、八の字で有り得ないくらい離れてしまいました。orz

考えていても仕方ありません。リードを外して、更に気を引き締め、紐無し脚側スタートです。あれ、紐付きよりいい感じ?そうそう、いいよいいよ~♪と心の中で思いっきりおだてながら最後まで離れることなく終えたときはホッとしました。

行進中の停座は、まぁこんなもんでしょう。

がぁ~行進中の伏臥から招呼で、ギュス、伏せませんでした。「ダウン!」と声をかけ、そのまま30歩離れて振り向くと、大仏様みたいにデ~ンとギュスが座っているではありませんか。卒倒しそうでしたわ、ママ。

ここで、ジャッジの合図(の指示するところ)がイマイチ不明だったのですが(確認せずに)遠隔から伏せさせ、次の合図で呼び寄せ、正面停座、脚側に付けた所で呼び戻されたのでジャッジの居るところに戻りました。

休止していたペアがいったん退場、入れ替わりでもう1組のペアが入場してきて、ギュス&ママは休止の場所に向かいます。

この日、休止で動いてしまう犬が結構いて、ママ、ちょっと気になったんです。だってね、またしても、とんでもない場所にパパがカメラを構えて陣取っていたのです。(学習してよ~!!!)

「ダウン、ステイ」で離れるとき、ギュス、思いっきりパパを見ていました。

BHの休止、指導手は犬に背を向けているため状況が見えないので、かなり心配でしたが、背中で「動いたらただじゃ置かないよ~<`ヘ´>」っと念を送り続けました。

5分くらいでしょうか、相手ペアの作業が終了し戻るように指示されて振り向くと、今度はちゃんと伏せていました。やれやれ。

ここでギュス&ママはいったん退場、最後のペアの作業終了をリングサイドで待ちます。

全部終わると、再びリングに入って、講評&結果宣告タイムです。

最初に作業したギュス&ママペアからです。

大きな減点を覚悟してはいましたが、な~んと、行進中の伏臥が停座になった課目、0点を告げられました。規定書では伏せずに違う姿勢をとった場合は5点減点とあったんだけど・・・それでも、全体としてそこそこ纏めていたとの評価をいただき、Bセクションに進めることになりました。心臓に悪いわぁ~(T_T)

去年からでしょうか、IPO受験の前提としてBH合格が義務付けられたとかで審査基準が厳しくなったようで、脚側でリードが張っているなどよほどのことがなければ落ちることはなかった(と聞いてました...)それまでとは大分違う基準の評価で、今回も“お散歩風脚側”のペアは弾かれていましたし、ギュス&ママも“0点”つけられましたし、IPO目指してるわけじゃないペアにとっては敷居が高くなったかもぉ~^^;

紐付き脚側 11.5点
紐無し脚側 13.5点
行進中の停座 9点
行進中の伏臥から招呼 0点
休止 10点

合計44点(60点満点、70%以上で合格)

オーパパの誘惑にキョロキョロする休止の様子まで入ってるので、とても長いですが、ムービーをアップします。

この後、昼休みを挟んで(フライボールの終了待ち!)、1時半過ぎからBセクションが始まりました。

Bセクションは、

1)往来で群集と遭遇、そのど真ん中を通り抜ける(往復)、

2)先ほどの群集がジョギングで押し寄せてくる(?)中を通り抜ける(往復)、

3)自転車とバイクが脇を通り抜け、通り抜けざまにベルや警笛を鳴らす(往復)、

4)繋留して離れている間に目の前を犬連れが通過したり、見知らぬ人が触る(撫でる)、

という状況設定で実施。

ちなみに、近付いて犬を撫でたのはジャッジでした。

また、繋留された犬の前を通過するのは、次にBセクションを受けるペアでした。(ギュス&ママも前のペアの犬が繋留されている前を行ったり来たり、その時、かなり犬同士を接近させるよう指示されました。通過する側もチェックされてるのかな?)

基本、犬は全てに無反応であることを求められるようです。

点数ではなく、可・不可で評価され、全て『可』でないと合格になりません。

ギュスは「群集に対して少し不安定ながら問題となるほどではないのでOKです」ということで、
Bセクションは無事クリアしました。(ママ的には、群集に対して不安定というより、何度も行ったり来たりで、ギュスもうヘロヘロ~ふらついて“足元”が不安定だったような気がしましたが。^^ゞ)

Bセクションも撮ってくれてたので、この際、アップしちゃいます。

ハァ~11月のオビⅡに続いて0点出してしまいましたが、かろうじて合格。ヤレヤレのBHお受験の顛末記でした。

      ******

朝の鉛色の空はどこへやら、すっかりお花見日和になったので、満開の桜並み木を愛でながら土手をお花見散歩しました。

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オードリー、なかなかご機嫌の様子です。(*^_^*)

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ギュスは死んでますなぁ~冴えない表情だわ!(=.=)

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で、今回は表彰台も関係ないし、オーパパは堺に戻らなきゃならいので、ゼッケンの返却をF先生にお願いして、早々に引き上げることにしました。

パパを平塚駅で落として、これなら明るいうちに帰れる~なんて帰路に就いたのですが、ママ、にわかに心配になってきました。

BHの結果ってどうするんだっけ?先生は郵送だといってたけど確認した方がよくない??

というわけで、再び競技会場に戻って確認したら、「集計終わったらお渡しします。アナウンスがあるまでお待ちください!」ということでした。確認してよかった~(^^♪

丁度一般の部の中等科の決定戦が始まるところで、F先生が出るので見学しながら待つことに。

それで、どうせなら臭気選別のゼッケンも自分で返そうと受付に行ったところ、「ポイント出てません?席次は?掲示板で確認してきてください」といわれ見に行くと、な、なんと、ギュスターヴ、5席に入賞しておりました。(色々教えて頂いたトイプーさんが1席でした!)

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決定戦で1回しか正解できなかったから入賞はないと思っていたのに、思わぬ“棚ボタ”表彰台となりました。(*^^)v

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      ******

臭気選別が初出陳のところへ、昼頃と思い込んでいたBHのスタートが早くて、なんだかママがバタバタしちゃって、ゆとりのないまま都合4回も“本番”に刈り出されたギュスターヴ、暑い(?!)中、ボケつつもなんとか踏ん張ったよね。お疲れ様。

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(ギュスの幼馴染の黒ラブ・ユリウス坊&そのお友だちワンsと一緒に)

      ******

さて、今週末は4月の本部展の申し込み期限。

どうしたものか・・・

ギュスの体調は持ち直して来ているみたいだけど、まだ日々のスキンケアには3時間かかっているし、暖かくなるとシャンプーも週1回では凌げなくなるかもしれないんですよね。

東京ブロックの動きを見る限り、サボっていたツケがまわってきているようで、出るならベースの部分(特に脚側!)をみっちり練習しないとムリ。オビⅢの課目は一応全部仕上がっているものの、ママが、皮膚のケアと練習の両方をきっちりやり遂げる気力&体力があるかどうかが一番の問題かな。

理想的には、春は諦めて、夏の間に山ごもりしてコツコツと立て直し、秋~冬で出陳だけど、来シーズン、ホントのホントにギュスが70cmの飛越をクリアできなくなってるかもしれないし・・・だったらせっかく練習したんだから、合否は度外視して、当初の予定どおり“最後の花道出陳”しちゃう?

あ~迷う。

「ギュスは出たくないと思うわ!」
「そうかな? そうだよね、今日でもベロベロなんだから。。」
「え、何の話??」
「アンタが動かないっていう話っ!!」
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JKC公開訓練試験大学科(CDX)お受験@神奈川北スーパードッグトレーナーズクラブ訓練競技会 [競技会]

寒いですねぇ~なんて東京人が言ったら雪国の方から怒られちゃうかもしれないけど、寒いです。

そんな中、昨日今日と二日続けてオーギュスの通院で、なんだかドーーーッと疲れております。

できれば年内に(!)通院日誌もアップしたいので、今回はサラっと“お受験報告”をば。

      ******

競技会に出るようになってからは、クリスマスもイブもなくなってしまった我が家、今年も当然のように、イブの早朝から平塚の河川敷でウロウロしてきました。

3連休最終日でもあり、オーパパ&オードリーも一緒でしたが、とても寒かったので、オードリーは車待機の時間が長くなっちゃって少々オカンムリでした~^^;

それで、お受験ですが・・・

この日、会場に到着したころからギュスに異変が起きて、マジで棄権を考えました。

本番1週間前に皮膚炎の薬を変更した辺りから色々あったのですが(それについては別途アップ予定)、前日にはほぼ落ち着いたため受験することにしたのです。

なのになのに、車から降ろした途端、鼻面を地面に持って行ったかと思ったら、いきなり草を貪り食い始めまして、歩こうが、ショックをかまそうが、一向にやめる気配が無く、ひたすら草を食べ続けるではありませんか。

移動中寝ていたギュス、到着したと知って起き上がったころからしゃっくりをしたり、ゲップを連発したり、どうも胃液がこみ上げて来ている様な感じが見て取れたので、胸焼けというか、気持ち悪くて吐きたかったんだと思われます。

試験ですので出番は割と融通が利くため、しばらく様子をみて落ち着くようなら出るし、ダメなら棄権もあり、みたいな状態でしたが、小1時間したら治まりましたので、訓練士のF先生と相談して、一通り課目を流して、大丈夫だったら出すことにしました。

で、先生はご自分の出陳で忙しい時間帯になってしまったので、ママとギュスで調整。

CDXは30課目ですから一通りといっても30分くらいはかかります。そして、やはり朝の不調を引きずっているのか集中がイマサン、遠隔でコマンドを聞き間違えたり、飛越は全部足やお腹をかすってしまうなど、不安だらけの直前練習となりました。(というか、練習が終わったらバテバテで、少量のヤギミルクをあげて休ませました! もっとゆっくり休ませたかったけど、試験なのに早く出してくださいと呼び出しをくらってしまいました~>_<)

競技だったら、間違いなく棄権していたと思います。

でも試験だし、この日のために30課目の長丁場に向けて調整してきた訳で、この機会を逃したら大学科の受験なんてできないかもしれないので、頑張って出ることに決めました。

決めてしまえば、腹が据わるところがオバサンです。先ほどまでの不安はどこへやら、撮影係のパパに11月の二の舞(前進の失敗!)にならないように立ち位置を指示して、いざ出陣。

11月のオビⅡも長かったけど、今回のCDXも負けず劣らず長いですが、動画をアップしますので、よろしければご覧下さい。

<家庭犬訓練試験・大学科・規定20課目>

<家庭犬訓練試験・大学科・自由選択10課目>

最初に言い訳したとおり、今回は本当に調子の悪かったギュスターヴ、決して良い出来ではありませんでしたが、ヨロヨロの足取りながらも最後まで一生懸命頑張ってくれました。

気持ちが定まらないため、脚側行進の復路(速歩)はシッチャカメッチャカ、行進中の作業も、速歩の方は、出だしの数歩が常歩になっちゃってるし、伏臥を伴う作業は普段でも遅いけど、輪をかけて鈍い動き、飛越は、ジャッジが「70cmだけど60cmに下げましょう。怪我でもされたら大変だから」なんて気を遣ってくれたにもかかわらず、片道と往復の往路で足をあててしまう始末。 

平面持来の前くらいからフェンスぎりぎりに寄って大きな望遠レンズを構えた見知らぬオッサンが連写しまくっていて、持来の戻りの時なんて、ギュスに諸にレンズを向けて一緒に移動しながらシャカシャカとシャッター切りまくるから、すっごく気が散っちゃったりで、スタート位置で脚側に付ける時のオーママ、思いっきり声張り上げてるわ、行進中や遠隔のコマンドは、普段の練習ではありえないくらい気合入れまくってて、なんだかな~だけど、それくらいギュスの意識がフワフワだったんです。

そして自由選択課目に入ってからは、“行進中の伏臥(立止)からの招呼”で、もうほとんど走れなかったけれど、遂に最後の“8の字”まで大きなミスも無くやり切りました。

で、嬉しかったのは、CDXの“前進”はオビⅡに比べたら距離が短いけれど、何の目印もないわけで、そういう意味では難しいと思うけど、(パパの立ち位置が良かったお陰で?!)オビⅡのリベンジを果たして満点でした。(*^^)v

気象条件的にはギュスにとって絶好のコンディションだったのに、この1ヶ月集中的に取り組んである程度形になってきていた“速歩”が思うように動けなかったのがとても残念だったけれど、棄権しようか~なんていう状態でも30課目やり切ったことは、ギュスにも、ママにも、大きな自信になりました。

      ******

お昼休みが終わる頃に結果発表があり、285点(300点満点)。

なんとか優合格できました。!(^^)!

以下、課目&得点の詳細です。

  『規定20課目:合計190点』
  1.紐付き脚側行進   9.5

  2.紐無し脚側行進   9.5

  3.停座及び招呼    9.5

  4.その場の伏臥    9.5

  5.その場の立止    9.5

  6.常歩行進中の伏臥 9.5

  7.速歩行進中の伏臥 9.0

  8.常歩行進中の停座 9.5

  9.速歩行進中の停座 9.5

 10.常歩行進中の立止 9.5

 11.速歩行進中の立止 9.5

 12.物品持来       9.5

 13.前進          10

 14.遠隔・伏臥から立止 9.5

 15.遠隔・停座から伏臥 9.5

 16.遠隔・停座から立止 9.5

 17.障害飛越(片道)   9.0

 18.障害飛越(往復)   9.0

 19.据座          10

 20.休止          10

 

 『自由選択10課目:95点』(自由選択は全課目9.5点でした!)

 21:咥えて歩く 
 22:障害飛越持来
 
 23:常歩行進中の伏臥から招呼
 24:速歩行進中の伏臥から招呼
 25:常歩行進中の立止から招呼
 26:速歩行進中の立止から招呼
 27:遠隔・伏臥から停座
 28:遠隔・立止から停座
 29:遠隔・立止から伏臥
 30:8の字股くぐり

高等科受験の時は、ジャッジが「競技会基準で採点します!」といいつつ、0.1点刻みの減点だったので9.5点は少なかったけど、今回は0.5点刻みで減点したようで伸び悩みました。(大雑把といえばいえるかもぉ~^^;)

ま、競技とは別物の基準でしょうけど、285点はポイントライン(=95%)ギリギリだから、結果オーライかな?

オビⅢの最大の鍵は“集中力”と考えての大学科(30課目の長丁場!)受験でしたが、状態が悪いながらも最後までノーミスでやり切ったことは評価してもいいのかな??

ギュス、ご苦労様。

      ******

この日も大勢のお友だちに会いましたが、ブログではすっかり“お友だち”で、オビディエンス競技の先輩として色々教えて頂いているジニーちゃん&ママさんに、“はじめまして”のご挨拶をしました。

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初対面なのに、なんだか馴れ馴れしいギュスに、ジニーちゃん引いてます。ごめんさないね。

そして、友人のドッグトレーナーゆうさんところに顔を出したら、生徒さんのパピヨンちゃんたちがいっぱい。サイズの比較に並んで撮影。あ、ゆうさんがギュスにサンタ帽を貸してくれたんですけど、ギュスの頭は入りませんでした~(T_T);

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最後は、やっぱりこの方に締めて頂きましょう!

「フ~ムなんだか退屈な一日だったわね。車待機が長すぎよ!」
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オビディエンスⅡ合格したけれど。。@ 2012秋季訓練競技会 in 江戸川河川公園 [競技会]

昨日(11月3日)は、ギュスターヴと今シーズン初めてとなるJKCの訓練競技会に出陳してきました。

先日も書いたように、出陳種目は“オビディエンスⅡ”です。CD(家庭犬各クラス)と違って、オビディエンスには一般(アマチュアもエントリーできますが、主にプロの訓練士さんが出ます)とアマチュア指導手の区別がないので、二日間開催の本部展では、初日(一般の部を実施)に行われています。

そして、本部展では前もって大よその出陳時間帯を知らせてくれまして、ギュス&ママは13時50分集合の第2組となっていました。オビⅡの場合、通常オビⅠが終わった後になるため、出番は昼前後になるんだろうな~と思っていましたが、さすが“本部”です。オビⅡの出陳が17頭いて、6・6・5頭の3組に分けられたのでした。

で、2組の6頭のうち何番目かまでは事前には知らされないため、2組のトップバッターなら14時、最後なら15時半頃の出番になるわけで、いつもどおり競技開始時刻から待機するとなると、とても待ち時間が長くなって調整が難しいのですが、お世話になっている訓練所の先生達が出陳するので、受付は訓練所で一括でしておくから適当に時間を見計らって来て構いませんよと言っていただき、10~11時に会場入りすることにしました。

しかし心配性なオーママ、もし事故渋滞にでも巻き込まれたら・・・とか、進行の都合で出番が早まったら・・・なんて考えて、7時半くらいに家を出ました。首都高が朝のラッシュに入っていて少々渋滞がありましたが、9時半前に到着しました。

で、今回も悩んだものの、金曜の夜オーパパが帰宅したので、またまた一家総出で出かけまして、パパにオーギュスの朝散をお任せして、ママは会場の様子を見に行きました。

途中で、お友だちのおふみさん姉妹に遭遇し、ご自身のプロデュースで最近販売開始された『hadami』の実物などを拝見しながら、ブラックラブカンパニーの店先で立ち話し。

そしたら、なにやらオビⅡの第1組に出る人たちを招集するアナウンスが流れるではありませんか!

予定表では第1組は確か12時くらいの集合だったはずですから1時間以上早い?!

とりあえずオビⅡのリングに行ってみると、オビⅠの終わりの方(お山でお友だちになったタービュレンのレッティちゃんチームでした!)が始まるところでしたので、最後まで見学させて頂きました。

レッティちゃん&ママさん、見たところすごく落ち着いていて、山で一緒に練習したときのように着実にこなしていました。あ、内心は緊張されていたのかな・・・^^;。(しかし、この日のジャッジ、採点が厳しそうですよぉ~T_T;)

そうこうしていたら、またオビⅡ1組の召集アナウンスがありましたが、そんなにすぐ始まる感じではなかったので、ママは脚側のコース図を確認しにリングサイドのテントに。

家庭犬(CD)と違って、オビディエンスでは脚側課目のコースは決まっておらず、競技会ごとに設定されて、当日朝発表になります。 3月のオビⅠ受験のときは、このコース図を見つけられず、予備知識無しのぶっつけ本番、スチュワードに指示されるままに動いたのですが、今回は必ず事前にチェックしようと決めていました。

テントの中に入ると、張り出してありましたよ、天井の方に。

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う~ん、緩歩からいきなり速歩への歩度変更、しかも速歩が2ヶ所で、速歩からの指示無し停座、停座からいきなり速歩で再スタート、最後も速歩からの停座です。

正直、速歩が得意でないギュス&ママペアにとっては侮れないコースです。事前に確認できてよかったです。ギュスの担当の訓練士さんに相談して、直前調整の指南をして頂きました。

到着したころは曇って寒々しい陽気だったのに、昼ころから風が強まって雲を追っ払ってしまったので日差しが燦々と降り注ぎ、ギュスにとっては残念な天気になりましたが、こればかりはどうしようもありません。

到着が遅かったので、駐車した場所は本部テントのずっと手前、即ち、会場の一番奥のオビリングからは最も遠いエリアとあって、移動するだけでもベロベロのギュス、調整が済んだ後、いったん車に仕舞って休ませるよう言われたのですが、往復したらバテちゃいそうだったため、オビリングの更に奥の空きスペースで第1組の5頭が終わるまで待機しました。

12時過ぎに第1組が終了し、2組の集合かと思いきや、ジャッジのランチタイムで30分ほど待たされました。

12時半くらいに課目7・8で使う自前のダンベルを預けるように言われ、いよいよ競技開始です。

      ******

課目1と2は、同一組の6頭が一緒にリングに入って行う“待て”です。

長いので編集しましたが、それでも長いムービーをどうぞ。(^^ゞ

この2課目については、ギュスターヴはほぼ問題ないというか、この2課目で稼がないことには他に満点取れる課目はないので、一応どちらも10点もらえてホッとしました。^^;

最初の集団で行う2課目が終了すると、いったん全員リングから退場、今度は第2組の先頭のチームから個別に競技を行います。

ギュス&ママチームは6チーム中5番目でしたので、集団課目が終わってから出番まで、約1時間さらに待機です。このときも当然ながら車に戻って休むのは却ってギュスが疲れそう(“待て”で既にベロが...>_<)だったので、リングサイドでギュス担当のF先生と一緒に他のチームを見学しながら待機しました。

そして4番目のチームが始まったところで、本当に最後の最後、出番直前の調整をして(脚側と遠隔)、練習を終えたときのアイコンタクトを保ったままリングサイドに向かいました。

13時50分くらい、遂にギュス&ママチームの競技開始です。

これまたと~~~っても長いですけど、ムービーでご覧下さい。

のっけの紐無し脚側行進については、事前のコース確認に基づいた調整がある程度上手く行ったかなぁ~でも“車は急には停まれない!”の標語よろしく、速歩からの停座が前に出そうというか、出ちゃったというか・・・

それでも去年のシーズン中から修正を始めたギュスの脚側位置はまぁまぁにキープできて、まだオーママの手の振り方はぎごちないものの、なんとか纏まってきている感じ? 1年近くかけて、やっとギュスのペースをオーママの身体が覚えたというところでしょうか。

ママとしては現状のベストに近い出来だったと思います。

で、講評(オビディエンスは1課目終わるごとに寸評と点数発表があります!)で言われたことが、すご~く嬉しかったので書いちゃいますね。(^^♪

「とても良くやっています!もう少しこの犬の表現が欲しいですが、本当に良くやっていますよ!!」

大抵のジャッジは、この後に、「遅いけど」って付くんですが、この日のジャッジはギュスの動きを遅いとは一度も言いませんでした。いえ、正確には1回言いました。でも、それはボーダーに比べて遅いけど、だからなんなの的な視点で、超大型犬らしい、レオンベルガーという犬種の特性を最大限引き出すような表現を追及するべきだということを強調されたのでした。

以前一人だけそういうジャッジに当たったことがあったけれど、とにかく競技会のたびに、「超大型犬にしてはよく頑張ってるけど、でも遅いよね」ということで、得点は伸びませんでした。

が、この時の脚側に対しては9点を頂き、ママ、感激でした!

4課目目の行進中の停座と伏臥についても、似たような講評ながら、やはり停座や伏臥といった動作が入ってくると、他の犬との比較から引かざるを得ないということで8.5点。

5課目目は、伏臥からの立止を伴う招呼。

ギュスはCDの10mの招呼よりは2~30mのオビの招呼の方が勢いに乗れるというのは以前書きましたが、オビⅡの招呼は中間で一旦止めなければなりません。となると、丁度マックスに達する辺りで急ブレーキを掛けなければならないので、ダッシュを加減しちゃうんですよね。

ま、ギュスに限らず、何度も練習していると、「待て」がかかるのを予測して、「だいたいこの辺ですよね?」という調子でスピードを落としてしまうので、あの手この手で勢いが落ちないように練習はするわけですが、急停車に苦手意識のあるギュスは、やっぱりマックスのスピードを引き出すのが難しいです。

というわけで、今回も、一応走ってますけどぉ~みたいな。(^^ゞ

立止も、60キロの体重からくる慣性の都合で、どうしてもオードリーたちのようにピタっとは止まりませんが、まぁまぁだったかな?

んがぁ~講評の段になって、ママが大きなミスをしたことを指摘されたのでした!

はい、スタート地点で、スチュワードが“伏臥”の指示を出す前にギュスを伏せさせてしまったのです。

「本当なら8.5点のところですが1点引いて7.5点です。もったいない。気を付けて下さい!」と注意されてしまいました。

たかが1点?

いえいえ、この課目、係数4の課目ですので、得点としては4倍の4点損したことになります。(/_;)

さて、済んだことは仕方ありません。気を取り直して6課目目の“前進”です。

そして、ムービーご覧になった方はお分かりでしょうが・・・

やっちまいました~大失敗の“0点”です!(>_<)

確かに本番2週間前に崩れたと書きました。でも修正できていました。そして出番直前の練習でも、3回やって全部成功していたのに、です。

敗因は・・・

実は、コーンで囲われた目標エリアの左前方フェンス際でオーパパがカメラを構えていたのです。

ところが、ギュスを送り出した時点では、ママ、オーパパの存在に気付いていなかったのです。いえ、正確には、カメラを構えているのは分かっていましたが、その立ち位置に問題があると気付けなかったのです。 

一つ前の課目でスチュワードのキューを待たずに動いてしまったことが影響していたのかもしれません。「どうぞ」といわれたら、フライング気味のギュスに対してしっかりコーンを意識付けせずに送り出してしまったのですが・・・

飛び出したギュスが、コーンではなく、コーンの左前方30度の方角を目指して走り出していたのに、それでも尚、パパの立ち位置の事に気付いていませんでした。

さすがに10mほど進んだところで「ヤバっ!」と思ったのですが、時既に遅し。一応、きつめに「前へ!」と2声符目を発してみましたが、ギュス、「何?ボク前進してるよ~!」てなもんです。

そのまま向き直って、またパパ目掛けて前進。

横からコーンエリアに入れられるぎりぎりのタイミングで3度目の「前へ!」を叫んだものの、振り返ったギュス、「だから、ボク前に進んでるってば~(*_*)?」とママの意図は伝わらず・・・

とうとうオーパパの立つフェンス際までいって止まったのでした。orz

オーパパは競技に関しては素人(=無知!)ですから、“前進”に僅かなりとも不安があったのなら事前に立ち位置をきちんと指示しておくべきでした。これまたオーママのミスでした。

まさかの“0点”でしたが、ここは反省会をやっている場合ではありません。競技は続くのであります。

しかし、やはり0点のショックを引きずっていたのでしょうか。7課目目の障害飛越持来で、元々ダンベル投擲が下手くそなオーママ、大失投をしてしまいました。

ダンベルが障害の向こう側の基部にドテっと落下、転がることなくそのまま静止してしまったのです。ギュスが着地するときにダンベルに被って見失うかもしれないな~と思いつつ、「ジャンプ!」と送り出し、障害板を超える瞬間に「持って来い!」と指示しました。

後でムービーを見たら、思ったより障害板に近くはありませんでしたが、それでも咥え上げて振り返ったら目の前に障害板が立ちはだかっているような位置関係で、ギュスにしたら、「ウッ。」てな状況だったと思います。

でもギュスの飛越スタイル(=垂直飛び!)が幸いして、お腹の毛がかすったものの、身体や足は当てることなく飛び越えて戻ってきました。8.5点。

よっしゃ~!

8課目目の金属ダンベル持来はそれほど問題は無い課目ですが、ソフトマウスのギュス、噛みが甘くなってダンベルが斜めになってしまい冷や汗ものでした。斜め噛みを指摘されて8点。

そして9課目目、オビⅡで初挑戦の臭気選別です。

3課目目が始まる前にママの匂いを刷り込むべく木片を渡されていまして、それをポケットから取り出してスチュワードに返します。(あ、木片といわれていたのですが、この日使われたのは、たぶん発泡スチロールに木目をプリントしたモノでした!)

“木片”をセッティングしている間、ママだけが後を向いて待ちます。

「どうぞ!」という合図で向き直り、「探せ!」といってギュスを送りだしました。

臭気選別に関しては、今じゃまったくママの出る幕はありません。いつも、ギュスが持ってくるのが正解だと信じて待つだけです。

木片を置く向きが、練習では垂直方向だったのに、本番は水平方向だったこと、木片の材質が木ではなかったこと、などなど、心配はあったけど、今さら考えてもね~(^^ゞ

普段よりは嗅ぎ方が荒っぽくて、木片が散らばっちゃったけど、正解を選ぶのに問題は無かったようで、正しい木片(木片の断面に小さな丸印がついてます)を持ち帰ってくれました。10点。

心配していた持来途中での落下もなく、満点をもらうことが出来ました。係数4の課目ですから、嬉しかったです。!(^^)!

最後の課目は遠隔。これも、ギュスは得意課目かな・・・ただ、動作(特に伏せるとき!)が緩慢なので高得点は望めませんけど、きっちり得点してくれました。視符は使いませんでした。9点。

最後の最後に、指導手態度的な評価があって、こちらは通常10点が付くようです。

で、最後のまとめの講評でも、「自分も大きい犬で競技する大変さはよ~く分かっています。本当によくやっていましたよ。もうすこし表現に力強さというか、この犬の表現がでればいいですね。確かに、速さも一つの表現ではあるけれど、速さを求めるならボーダーでいいわけだし、ピョンピョン飛んで欲しければプードルがいますよね。速くないから、敏捷でないから、ということで点数が伸びないこともあるかもしれないけれど、どうかこの犬種ならではの良さを引き出す方向でこれからも頑張ってください」と、オーママにとっては何よりも嬉しいコメントを頂きました。(^o^)

競技を終えてリングを出てすぐに、パピーの頃からギュスを見てくださっているF先生にこのことを話したら、先生もとても喜んで下さいました。F先生も、常日頃、ギュスにガンガン強制かけてギチギチの集中力をつけることもできなくはないだろうけど、レオンベルガーという犬種を尊重するなら、それはちょっと違うんじゃないかな~という視点で助言してくださっているし、オーママも、その方向性に納得しているので、そこが認められたのは本当に嬉しかったです。

      ******

しかし、“0点”出してしまった現実が・・・

この時点では、課目7・8の点数が思い出せなくて、“前進”以外の課目で21点(総得点の7割で試験合格ですが、オビの得点計算は10点満点のベースの点数に課目ごとの係数をかけて合計するため、係数3の“前進”の場合7割は21点!)をカバーできていれば、なんとか合格できるのですが、結果発表までは、なんとも心配でした。

結果が期待できないときは、発表を待たずに帰りたい気分ですが、やっぱり気になります。

なのにオビは進行にと~っても時間がかかり、加えて、25頭出ていたオビⅢが終わってから、各クラスの発情犬の競技を行ったらしく、CDの決定戦が終わって、表彰式も全部終わっちゃってるのに、なかなか結果が出なくて、張り出された時は既に陽が暮れてました。

なので最初はよく見えなかったのですが・・・

他の人がカメラに収めるためにフラッシュを焚いたので読めました。

そしたら、なんと、ギュス、259点。オビⅡ16頭中(1頭欠席)3席だったんです!!!オマケにメジャーポイントまで出ちゃって、なんかキツネにつままれた気分でした。

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ぎりぎり合格できるかどうか、というつもりで結果発表を待っていたため、当然ギュスは車の中。なのに陽が暮れちゃったからか、発表と同時にどんどん表彰に移って、パパが大急ぎで連れに行ったけど、ギュスターヴ、表彰式に間に合いませんでした。

あ~本部の3席なんて、2度と無いかもしれないのにぃ~(>_<) 仕方ないので、ママだけでリボンを頂きました。

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(レッティママさん、写真、ありがとう!)

オビⅢまで表彰が終わった頃に、ようやくパパがギュスを連れてやってきました。

なので記念に、ギュス&ママだけの表彰台。(*^_^*)

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      ******

そんなこんなで、終わってみれば思いがけない成績となり、オビⅠに続いて1回で合格できたことだし、ジャッジの講評も良かったし、アマ・プロ一緒のリングで3席取れたし(1&2席はプロ?)、いっぱい喜ぶところなんでしょうけど、そこはそれ、“0点”出しちゃってますからね~手放しでは喜べないんですよね。(ーー;)

でもこれで、今シーズン最大の目標、“オビⅢ出陳を目指すスタートラインに立つこと”は達成できたので、やっぱり良しとしちゃっていいのかな?(*^^)v?

ギュス、0点出しながらもメジャーポイントラインをクリア、本当に頑張ったよね。だけどさぁ~ママは失敗だらけだったね。特に招呼のミス。あそこで普通に出来ていたら、4点加算で席次が一つ上がったかもしれないんだものね。大いに反省してます。

オビⅢに向けて、ギュスもママも、まだまだ修行に励まないと、だね?!

<ママ、決定戦の観戦中!>
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ひと区切り : 2011~2012年 競技会シーズンを終えて思うこと [競技会]

去年の今頃は、オードリーとジャパン・グランプリに向けてせっせとアジ練に通ったっけ。

また、震災で春先の訓練競技会が相次いでキャンセルになりトレチャン完成が危ぶまれたギュスターヴと急遽6月のFCI東日本インターナショナルトライアルに出陳することになって、毎日朝練に励んでいたっけ。

な~んて思い出している今日この頃ですが、今年は本部展が連休前に終わり、早々とシーズン・オフを決め込んで、自主練もサボりがちなオーママ、この辺で、2011-2012年のシーズンを振り返っておこうと思います。(^^ゞ

      ******

今シーズン、特筆すべき出来事といったら、やはり、オードリーに突然降って沸いた“競技会からの引退”でしょうか。

そりゃ~シーズン中に9歳を迎えることから、アジリティはバーダウンしてベテランズにまわろうかとか、それでも厳しいようならアジは引退してオビを楽しもうかとか、はたまた、しつこく発砲音馴致を頑張って最後に救助犬試験に再度チャレンジしてみようかとか、まだまだ続けるつもりでプランを練っていました。

なのに・・・

止めましょう。

書き始めたら支離滅裂になりそうです。

うん、でも一言だけ。

リングびびりの脱走犬とリングに立ち続けたことで得たものは、ママにとって欠け替えのない財産です。自らが決めた“引退”ではなかったけれど後悔はありません。やりたかった事は山ほどあるけれど、やり残したことはありません。

オードリー、長い間ママの道楽に付き合ってくれて、本当にありがとう!

      ******

そして、次はやっぱりギュスのグランド・トレーニング・チャンピオンの完成でしょうか。

2010年2月に神奈川訓練士会にCD1で出陳、競技会デビューしたギュスターヴ&ママペア、翌3月にはJKCの訓練競技会にCD2で初出陳するも、大チョンボで玉砕。練習は楽しくできてるのにねぇ~と、またもやオードリーと同じ轍を踏むことになるのかも、なんてボヤキながらシーズン終了。

で、競技会への本格参戦となった2010-2011年のシーズン開幕戦(CD2@秋季本部展!)でも、またまた大ボケで撃沈。しかし、2度あることは3度あるよね~っと何の期待もせずに臨んだ12月のST連合で、待望のポイント・ゲット&5席入賞。

このとき以来、出るたびに、講評ではママの姿勢やらギュスの動作の緩慢さを指摘され、席次もパッとしなかったけれど、それでも常にポイントはゲットし続け、シーズンが終わってみれば、累計24ポイントでトレチャンを完成したのでした。

ギュスと訓練を始めたころには、超大型犬と訓練競技会に出ることがどういうことかなんて全然考えてなくて、ギュスとも何か一緒に楽しめたらいいな~と競技会に出ることにしたのだけれど、やっぱり練習と本番は別物っていうことを思い知らされ、そうなると俄然本気になってしまうママの性分で、「超大型犬のやる気を見せてやろうじゃないの!」みたいな・・・^^;

で、どうせ頑張るなら目標をということで、“4歳でグラチャン!”を掲げたのでした。

何で4歳かというと、超大型犬だから、かな?

犬の場合、超大型でなくても、心身のバランスが取れて一番充実してくる時期が、たぶん4歳前後だと思うんですよ。身体能力だけで云ったら4歳より3歳かな~とも思うけど、3歳だと精神面がイマイチね。

でもって、レトリーバーやGシェパなんかは5~6歳くらいまでは絶頂期を維持できると思うんだけど、レオンベルガー(超大型犬?)の場合は、個体差はあっても、ピークを持続させるのはかなり難しいような気がするのです。

もちろんピークを過ぎたって、練度が上がって自信を付けることで、まだまだやっていけるだろうけど、60キロ近い体重で危なげなく作業をこなすとなると、そうそういつまでも頑張ってはいられないと思うのです。

というわけで、どうせ頑張るなら、絶頂期に一番輝ける場所に居させてやりたいという親心(?!)で、シーズン中に4歳を迎える2011-2012年にピッカピカのギュスを見たいな~と頑張ってきました。

でも、JKCの競技会に慣れるまで少々時間がかかったことや、東日本大震災で競技会キャンセルが相次ぎ、最初のシーズンには思うようにポイントを貯める事ができませんでした。

加えて、オードリーの発病です。

悩みましたよ。

でもね、タイトルは目標だけど、犬にはそんなことは関係ないわけで、もっといえば、訓練は犬も人も楽しいけれど、競技会は、ある意味、人の楽しみなわけで、それこそ犬には練習も本番もないのです。

少なくとも、我が家の場合、訓練は“人と犬の遊びの時間”で、競技会は“ママの道楽”みたいなものだから、タイトルが取れようと取れまいと、楽しい時間を過ごせればOKなんだと考え直して、ギュスターヴとの楽しい思い出を増やすつもりで出陳し続けた今季です。

      ******

さてさて、シーズン開幕は、トレチャン申請のためのCDⅠ・Ⅱのお受験から。まだまだ暑い10月初め、練習もほとんどできないまま臨み、なんとか優合格できました。

競技会の緒戦は10月末の神奈川ブロック@四之宮。中等科に出陳。96.8点/8席。(ポイント累計31pt.)

翌週の本部はパスして、11月末のクラブ競技会@四之宮に申し込んでいたものの、オードリーを同伴する決心がつかず欠場。

12月はST連合東日本が3連休の中日だったので、パパにオードリーを頼んで出陳。本番で初めて障害飛越を自由選択課目に。98点/4席。(ポイント累計38pt.)

1月は近場で訓練競技会が開催されず出陳無し。

2月末の埼玉ブロック@大凧に、中等科@競技と高等科@公開試験で出陳。97.1点/6席、196.1点の優合格。(ポイント累計45pt.)

そして3月末はFCI東日本インターナショナルトライアル@真岡に、オビディエンスⅠ@競技&試験と中等科@競技に出陳。オビⅠ(274点、特良合格)でまさかの1席、初メジャーポイント獲得。中等科は96点/11席。(ポイント累計65pt.でも同一大会なので10pt.は使えませ~ん。ーー;)

で、シーズン最終戦は4月22日の春季本部展に高等科で出陳。3月の結果が申し込み締め切り前に分かっていれば中等科にしたもを・・・でも天気を味方に着けて、ギュス頑張りました。195.4点/4席で2枚目のメジャーポイント獲得。

これにてポイント累計が75点となり、JKC訓練競技会出陳10回目にして、めでたくグランド・トレーニング・チャンピオン完成です!

trch_pt.jpg

グラチャンの申請はだいぶ先(2ヶ月くらいで申請書が送られてくる?)になると思いますが、先週、高等科とオビⅠの合格証書が、更新された血統書と共に送られてきました。

JKCの合格書って、とってもペラペラなんですよね。ありがたみも薄い??

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血統書は上位の試験に合格するたびに更新されるらしい・・・今回CD2の記載は消えていました。

pedigree_1205.jpg

      ******

とまぁ、シーズン開幕当初は悩みに悩んだけれど、終わってみれば結果がついてきて、目標達成。そして、思いがけず、表彰台の1番高いところにも乗ることができて、“ギュスターヴにピッカピカの4歳を!”という願いを実現することができました。

これで一段落ついたけれど、終わった訳じゃありません。

ギュスにだって、突如“引退勧告”が言い渡されるやもしれませんけれど、少なくとも、もうしばらくはママの道楽に付き合ってもらおうと思っています。

とはいっても、来期はメンテナンスを怠らないようにして、ギュス&ママのコンディションに合わせて、ゆ~るゆ~る楽しんで行くつもりです。

出陳種目もさることながら、もっとベースの部分、美しい脚側とか、俊敏な動きとか、あくまでも理想は高く(笑)、日々精進あるのみ?!

「う~ん、かなり難しいと思うわ。。」(by オードリー)
「そうかしら?そうよね。。でもいいの、その方がいつまでも楽しめるから!」(by ママ)

何で難しいか?

それは画像でご覧くださいませ。

1枚目、「待て!」でシャッター。

12050806a.jpg

2枚目、「来い!」でシャッター。

天地神明にかけて、オーギュスのコマンドへの反応は同時でした。アクションを起こしたのも一緒。でも、シャッター押してるコンマ何秒かで、既にお尻の上がってるオードリーと、まだお尻が地面に着いてるギュス、この差はどうにもならんのよね~オヨヨ。(T_T)/

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グラチャン完成@第82回2012春季訓練競技大会 [競技会]

一昨日、4月22日の日曜日、今シーズン最後となるJKCの訓練競技会に出陳しました。

20日に輸血がなかったので、イマイチ元気ではなかったけれど、今回もパパが一緒だし、オードリー同伴、一家総出の競技会参加となりました。

申し込みした時から、もし初夏のような陽射しの照りつける天気だったらどうしよう・・・なんて気を揉みながら天気予報を気にしていたのですが、当日は、なんと、気温は3月下旬並み、しかも曇り後雨という、ギュスターヴにとってはお誂え向きの日和となるというではありませんか。ラッキー!

しかし、このところのポカポカ陽気で皮膚の状態があまりよろしくないギュス、できれば、濡らしたくないな~降り出す前に出せるといいな~なんて贅沢なことも考えていたのですが、前日一般の部で出陳したトレーナーをしている友人から、「ギュス、高等科12組中11番目だよ!」との知らせが入り、午後に回るかどうか、またもや微妙な順番と判明しました。はい、雨の中の競技を覚悟しました。(T_T)

が、当日になってみたら、朝のうちは高曇りで、上手くすれば夕方くらいまでもちそうな空模様で、少し気分が明るくなりました。

4時半起床、5時半出発、6時40分会場着。

オードリーの薬の関係があるので、7時に朝ご飯。で、やっぱりオードリーだけというわけにはいかず、ギュスにも印し程度のご飯+抗ヒスタミンを与え、排便を済ませた後いったん車にしまいました。

今回、お世話になっている訓練所の方々は、皆さん長野で開かれているIRO(=国際救助犬連盟)の救助犬認定試験に出払っているため、本部展には誰も来ていません。一応12組中11番目だということをメールで知らせたら、出番まではしまっておいて、直前に調整すれば大丈夫だろうとの返事が返ってきたので仰せに従うことに。

朝のうちは、知り合いのバーニーズがJKCデビューでCDⅠ・Ⅱの公開試験とCDⅠの競技に出るというので、試験の様子を見学。ミナちゃん、初めてとは思えない落ち着きでした。それでいてとっても元気があって、すごく頑張ってました。招呼が可愛かった~(^^♪

その後、ギュス&ママが出陳する第5部高等科の進行状況をチェックしに行くと・・・

1組30分まではかからないだろうけど、2時間で5組くらいかな~と予想していたら、意外に進行が早く、1時間で3組のペース。ということは、昼前に全部終わるな~ウチは11時過ぎくらい?

ところが、しばらく見学していたら、ある組のワンちゃんが、競技開始間もなく隣の準高等科のコートに乱入していくという“事件”が起きて、その組は競技中止となってしまい、10分くらい繰り上がりそうな気配になり、急ぎ車に戻って、ギュスの調整を始めました。

まずリンクサイドを一回りして、会場の空気に慣れさせてから、練習開始。脚側や行進中の作業、遠隔などは問題なく、平面持来もマァマァ。

で、今回、選択課目の最後を、後脚を引っ掛ける恐れのある“障害飛越持来”ではなく“咥えて歩く”にしようと思ったので、その練習をしたら、ギュス、最初の「テイク!」でダンベルを差し出すと、立ち上がって咥えるじゃないですか。(._.)

何度かやってみたけれど、毎回立ってから咥えるのです。ヤバっ。危なすぎる。減点覚悟で“障害飛越持来”でいくことにしましたよ。

そして、疲れるといけないので、調整の最後に気分よく飛越の片道と往復を1回ずつ練習して終わりにしようとしたのですが、ここでも、番狂わせが。(ーー;

最初の片道で、着地後「ステイ!」とコマンドをかけたのに、ギュス、飛んで戻ってきました。もう1回やってみたところ、やっぱり留まらずに戻ってきました。

ゲゲゲのゲ~(>_<)

疲れちゃうと本番ドナドナになるから、何度も飛ばすのは嫌だったけれど、ここはしっかり止めなくては。横で見ていたオーパパが「○×△~☆△□~」とゴチャゴチャ話しかけてきたけど完全無視して、鬼母はギュスが正気に戻るまで練習しました。

5回くらい飛ばせたかも・・・で、更に、往復と飛越持来も1回ずつやって、終わったら、当然ながらギュスはベロベロ~(あ、飛越の前から既にベロベロでしたが。^^;)

「あ~疲れた。もう終わりだな、今日は。。」
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あまりにも横ベロだったので少量のヤギミルクをあげて一息つかせ、10分くらいでリンクサイドに行くと、もう前の組が始まっていました。

朝、進行状況を偵察していたとき、今回のジャッジ、なんかちょっと変わった風貌だな~それにほとんど言葉を発しないし、やりにくいかもぉ~と感じたのですが、ママがそういう気持ちになるとギュスも気にするので、大きく深呼吸して周囲のことは全部忘れてリンクに入りました。

規定14課目と自由選択6課目の合計20課目、今回はしっかり最後まで撮れましたので、ムービーでご覧ください。

      ******

2月の公開試験もそうだったけれど、20課目、正直、長いです!いかに集中を切らさないかが最大のポイントでしょう。今回も、ジャッジは次々キューを出してくれるタイプだったので、間合いが長くてだれるという心配はなかったものの、ジャッジのペースに乗って見切り発車しないようマイペースを心がけ、とにかく、ギュスの気持ちを切らさないように頑張りました。

直前の飛越の過剰練習が祟って、ギュスは最初から横ベロ状態でしたが、気持ちは思ったより競技に向かっていたと思います。ただ、身体は辛かったのか、足取りがイマサン? 地面が凸凹していたこともあって、脚側行進では何度か躓く始末でした。(/_;)

それでも8課目目まではそつなくこなしたと思います。(除く“招呼”=.=)

9課目目の平面持来、いつもならウヒョヒョ~と跳んでいくところ、なんだかのそのそ。手が出ることはなかったけど、咥え上げで少々もたつきました。

10課目目の遠隔の停座から伏臥は“こんなもんでしょう”の出来。

で11課目目、いよいよ問題の障害飛越(片道)です!

直前練習で絞られたのを思い出したか、飛越板に向かう足取りの重いこと。しかも、リンクサイドで撮影してるパパに助けを求めるかのように視線を送り、ドナドナもいいところです。

が、根っからの律義者のギュスターヴですから、逃げ出すようなことはありません。諦めてスタート位置につきました。

「ジャンプ!」のコマンドと同時に視符も出して送り、着地したところで、渾身の気合を込めて「ステイ!」と叫びました。ヨッコラショとばかり振り返って、でも、ちゃんと止まりました。やれやれ。

12課目目、飛越(往復)も、やっぱり飛越板に向かうときはドナドナでした。そして、着地点は例のごとく飛越板から逸れた位置。が、復路の「ジャンプ!」のコマンドにしっかり応じて、ちゃんと正面に戻ってきました。!(^^)!

13課目目の据座は少々余所見があったけれど、まぁいいとして、14課目目の休止はダメでした。「ダウン、ステイ」で離れたとたん、潰れた蛙のようなみっともない格好になってすっかり“終わって”ました。

が、ここからが正念場。遠隔の5連発です。

この日のジャッジは全く声を発することがなくて、当然、次の課目が何かなんて言ってくれません(聞けば言ってくれたのでしょうけど...)。

手の甲にカンニング用のメモをするのを忘れたママ、競技開始まで呪文のように遠隔の順番を唱えていたのですが、間違えたらアウトということで、けっこう緊張しました(毎回同じ順番で練習していればこんなこともないのでしょうが、そうすると犬が先読みしちゃうことがあるので、いつも適当にやっているのです)。

それでもなんとか間違えずに5課目クリアしました。

ギュスの動作はというと、ま、こんなもんでしょう。(^^ゞ

そして、遂に最終課目、障害飛越持来です。

公開試験のときも往路で後脚を引っ掛けましたが、練習でもかなりの確率で引っ掛けます。

ただの飛越では引っ掛けないのに、何でだろう?ってよくよく観察しながら分析した結果、ダンベル大好きのギュスは、往路はダンベルにそそられて、ギュスなりに勢いがつくのです。水平方向に勢いがついた状態のまま、高さ70cmの障害を飛ぶために身体を垂直方向にもちあげようとすると、60キロの体重を持ち上げきれずにかすってしまうのだということが判明しました。

後脚の筋力を強化すればなんとかなるのかな??

でも、今シーズン中は間に合いませんので、仕方ありません。

飛越のみの時は飛越板に向かうときあんなにドナドナだったのに、ママがダンベルを持っていることに気づいた途端、どうでしょう、足取りも軽く、すでに気持ちは前のめり?!下手すると飛越板を引っくり返しかねないので、ここは視符は止めて、ちょっとトーンを抑えて声符のみで送り出しました。

しかし、案の定、後脚が当たりました。“ダンベル命!”の割には、なんか咥え上げでチェックしてましたよ。復路は、往路で当てたのが余程嫌だったのでしょうね、でんぐり返るのではないかと思うくらいお尻を高く跳ね上げて、頑張って飛び越えてきました。ちょっと正面停座が離れちゃったけど、しっかり正面に座りました。

最後の飛越持来で脚を当ててしまったのは残念でしたが、他は大きなミスなくやり切ってくれました。よく頑張ったね、ギュス!

課題は色々あるのだけれど、とにもかくにも、高等科を無事クリアしたことは、ギュスにとっても、ママにとっても、大きな自信となりました。(*^_^*)

講評?

「遅いよね~でもこのサイズだからしょうがないよね。あ、障害飛越持来の後脚が当たったのは引きましたよ~」でした。

      ******

競技の途中からチラチラ降り始めた雨、終わるころには小雨となり、毛の表面がすっかり濡れてしまったけれど、中まで浸透する前に拭いてやれたので、気温も低いし、ぎりぎりセーフでした。

車に戻ってお昼を食べ、フライボールの見学なんかしながら結果発表を待ちました。

この頃が一番雨が強かったけれど、それでも傘を差したりつぼめたり、たいした降りにはならず、2時過ぎにはすっかり上がったので、ギュスも少しお散歩!

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そして、午前中に競技が終わっていた高等科は2時半くらいに結果が張り出されました。

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やった~!!ギュス&ママ、195.4点、メジャーポイント獲得です。

しかも、4席入賞のオマケ付きでした~♪

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そして、そして、リーチのかかっていた“グランド・トレーニング・チャンピオン”完成です。(*^o^*)v 

3月のFCI東日本インターナショナルトライアルで思いがけずオビⅠでメジャーポイントが取れたから、最悪、今回の高等科を落としても、来シーズン、中等科で最低5ポイント取ればグラチャンは達成できるので、気楽に行くつもりでした。

それが、大会が近付くにつれて、今までになく緊張しだして大変でした。犬と競技会にでるのにプレッシャーを感じたのって初めてかも。なんたって、大会の何日か前に、本番でギュスが大脱走した夢まで見ちゃったのですから。(^^ゞ

なんでそこまで緊張したのかは今もって不明ですが、終わりよければすべて良しということで、とにかく、ホッとしました。これで夏はのんびり過ごせそうです。

あ、2・3・4月と、ママがオードリーの心配をせずに競技会に参加できるように、毎回競技会翌日に半休や有休をとってサポートしてくれたパパ、本当にありがとう。

オードリーも、ぎりぎりの体調で、毎回々々付き添って応援してくれて、ありがとうね!

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お陰様で、今シーズン中にグラチャン、という大きな目標を達成できました。

ママ、す~~~っごく嬉しいよ。\(^o^)/

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シーズン開幕直前のオードリーの発症で、一時は競技会なんて放ってしまおうかとも思ったけれど、メゲズに頑張ってきて本当によかったと思えた瞬間でした。(^_-)-☆

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