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介護生活第2弾、スタートかも?! [病気]

いやぁ~寒い日が続きますね。それでもオードリー地方は寒いだけですが、大雪に見舞われている地域もあって、大変だと思います。春が待ち遠しいです。

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えっと、タイトルでもうピ~ンときちゃった方もいらっしゃるでしょうが、オードリーが少々厳しい状況になってきております。

まだアップしておりませんが、11月に後肢が立たなくなったときに一応予約だけといっていた大学病院の神経科、散々迷った挙句に先週の金曜に受診しました。その間に後肢以外でも脳神経系統の異変を疑うようなことがチョコチョコあったので、それも含めて診て貰えるのではという思いがあってのことでした。

が、診断結果は、知覚系運動系ともに神経学的にはなんら異常はなく、後肢の件は股関節の炎症が原因ではないかと思われます。自分(神経科の医者)は腰椎の末端まで(脊椎)が担当なので股関節は守備範囲ではないため詳しいことは整形を予約・受診して下さい。

なんとも、あいた口が塞がらないような顛末でした(結果だけじゃなくて諸々の対応にも少々腹の立ってるオーママですが、そこはいずれまた...)。

えぇ、受診時に症状が出なかったのでしょう。よくある話といえばいえますけど。

そして受診翌日、土曜日の午前中は、ここ最近の“普通”のオードリーながら、ちょっとグッタリ感があるかも、みたいな。

メチャクチャ寒かったし、オーパパも休日出勤で出かけていったので、無理に散歩に連れ出さなくてもいいか~と寝かしておいたのですが、12時を過ぎた頃に起きて、なんとな~く外に出たいとアピールしていたため、ちょっとだけのつもりで散歩に出ました。

でもね、出れば臭いかぎに没頭してしまうので、一ヶ所に数分は費やすため、寒いの何の。声には全く反応しなくなってますけど、状態が良い時は口笛には振り向くため、そのつどオヤツを鼻先に持っていってさりげな~くその場から離れ歩き出します。

でも、ものの10mも行かないうちに、また気になる臭いに吸い寄せられてしまいます。そういう時はとっても俊敏に突進、臭い嗅いでる間は、口笛にチラっと反応しつつも、視線をママに移さず執着し続けることも多々あり、足腰のことがあるから強引に引き摺る訳にも行かないし、けっきょくこの日は1キロ足らずの散歩に45分かかってしまいました。

玄関の中で軽くブラッシングと足の泥を洗い落とし・・・あがりガマチでシコリのジュクジュクを消毒して・・・暖かな室内に戻ったときには家を出てから1時間半くらい経過してました。

えぇ、出るときも、室内外の温度差を考えて、だいぶ前から暖房を徐々に落とし、ドアを開けて冷たい空気を少しずつ呼び込み、服を着せて玄関に下ろし、と徐々に外気温に慣れさせるように気をつけてもいます。

でもね~土曜日は寒かった。(>_<)

体が冷えたのは間違いありません。前日の受診疲れもあったでしょう。昼ご飯のあと、軽くマッサージしてやると、死んだように眠っていました。

で、パパが帰宅した夕方からはまぁまぁちょこちょこ動いていて、疲れもとれたかな~と一安心してたのですが・・・

昨日の日曜は、朝からとっても元気が無くて、年末年始に「もうこのまま逝っちゃうんじゃないか?」くらい弱々しくなってたときと同じ様子で(それでもご飯はちゃんと食べます!)、午前中は突っ伏してウトウトしていました。

が、どうも右前肢に違和感を覚えているようで、舐めてみたり、上体を起こして落ち着きなく横にドタバタ移動したり、ちょうどギュスが最後の日々にしていたような動きを繰り返してました。

それでも右前足の指先や肉球を軽くさすってやってたら横になって伸びて眠り始めました。ヤレヤレ。

ところがお昼過ぎに、人間が昼ご飯食べてるのに気付いて起きてきて、自分もお昼だと。いつもは1時過ぎなんだけど、まぁいいか~と早めに昼ご飯をあげ、食後に洗面所で食器を洗っていたら、ガラガラどった~んみたいな音がして、部屋に居たパパが、「オードリーが変だよ!」と。

飛んでいくと、もうオードリーは立ち上がっていましたが、歩こうとすると右に傾いて倒れます。右足が前も後もちゃんと力が入らないというか、麻痺してるみたい?? しかも右前足は痙攣してるし。

時計をみたら1時になるところでしたが、かかりつけに電話すると運よく応答してくれて、連れて来てくださいとのこと。

だけどね~オーパパが、「病院いってもどうなるもんでもないんじゃない?」とか言い出して、でも単に関節炎で立てないのとは明らかに違うし、もし脳梗塞みたいなことだったら、適切な処置ができれば半身不随を免れることもできるし、パパ置きざりにして家を出たオーママでした。(汗;)

走り出したときは突っ伏していて、途中気配がないくらい静かで、思わず信号待ちで呼吸や意識を確認してしまいました。なのに、病院近くになったらむっくり起き上がって、最後は下り坂なのに立ち上がって、興奮気味にハァハァ。車から降ろすと、よろめきながら数歩進んで街路樹の根元で排便。そういえば今日はまだだったね~^^;

午後休診なので院長先生以外のスタッフの方は帰ったらしく、ガランとした待合で何故かテンション[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]で歩き回るオードリー。えっ、歩けるじゃん?!ふらつきも徐々になくなって、歩様を観察してた先生が「じゃ診察台へ」と仰ったころにはほとんど普通にもどってました。

う~ん、オーママの経験(父が、50代以降何度かの脳梗塞の発作を経て、最後はドカ~ンと右半身麻痺+高次脳機能障害になって10年以上の介護生活でした)からすると、これって一過性の脳虚血発作というヤツじゃない?という疑念が沸き起こって、先生に訊ねてみましたが、「犬では脳梗塞はあまり聞かないんですよね。このところの経過からすると脳腫瘍の可能性はなくはないです。神経科の先生から報告は受けてますけど、股関節の炎症が原因の運動機能低下ではないでしょう」って。

そうだよね~ど素人のママでも、股関節に痛みがあって歩けないわけじゃないというのは一目瞭然。脳(血管かもしれないけど)の方だよね~でも脳梗塞じゃないのね。

先生は、症状の持続時間が短いことから、脳腫瘍にしてはなんかな~という感想らしく、顔付き(表情がなくなっちゃってる?)からは甲状腺機能低下の感じもあるけど、他に甲状腺を疑うような所見はないし、MRI撮って診断がついたとして、脳腫瘍摘出するつもりもないことは前から話してあるので、注意して経過見てくださいということで終了。

途中から、家に置き去りにしてきた(笑)パパが合流してたので、まぁ仮に重篤な病気の予兆だとしても、これ以上大掛かりな処置を考えるつもりはない旨お話して引き上げました。 

でもね~ママとしては、症状が急激に出て、短時間で消失することが何とも引っかかって、人間だったら十中八九TIAだと思うのよね~ということで、一応このところの貧血の状態(こちらも記事アップしてませんが、引き続き横ばいで、プログラフを二日に1回に減薬して経過観察中)もあることだし、血液内科の主治医の先生に様子を知らせたら、こちらは片麻痺っぽいので脳梗塞を疑うけど、脳腫瘍もあるかも的な・・・

万が一脳梗塞的なことであれば現段階で薬を服用すれば少しは改善するかもしれないので、このまま経過見てていいものか今も悶々としているのだけれど、溶血性貧血のことを考えたら血栓溶かす系の薬は使えないのかもしれないし、うぅぅ~みてるしかないのかな?

で、オードリーはというと、クリニックではしゃっきりしてたけど、帰宅後はまたちょっと右前足に痙攣が出たり、硬直してるような感触のときもあったり、呼吸数も上がったり下がったり、でも午後はずっと眠ってました。

そうこうしてたら、また余りにも呼吸が弱々しくなって、このまま目が覚めないのが一番幸せなのかも~みたいな。

しか~し、「あちらにいく前に何か食べる?」(爆)」と台所でヤギミルクを出してたら、むっくり体を起こし・・・

「それじゃこれは?」って冷蔵庫からロールケーキ出したら、立ち上がって、よろめきながら台所にやってきて・・・

えぇえぇ、そこからはいつものように食器がセットされるまでストーカーして、置いたらガツガツと飲み干して、ロールケーキも1切れペロッと平らげ、「もっとあるでしょ?」って。

あぁ~まだまだ死なないね、オーちゃんは。となると、しばらくは介護生活になるんだよね?母さん、ガンバラナクチャ。

そんなこんななここ数日の出来事でした。(^^)

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昨日の夜も、ご飯はきっちり食べたけど、こちらからの声かけなどには反応ナッシング。表情もナッシング??

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険しい顔付きでバタバタ落ち着かなかったので、右前足のマッサージをしたら、11時くらいから横になって穏やかに眠りに尽き、今朝5時半まで寝てました。途中少し上体起こしてハァハァしたり、突っ伏して軽いイビキをかいてる時間もありましたが、まぁまぁよく寝たかな?

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5時半に起きてトイレに向かい、たっぷりチッコして、二度寝。起きないから8時くらいに朝ご飯の仕度はじめたら、フードプロセッサーのガーが終わったところで台所にやってきて、そこからはここ最近のいつも通りの朝食風景。

1回目が終わって、ママの朝ご飯になると、おねだりモード。

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苺とクロワッサン少々をせしめて、2回目の朝ご飯もがっつり完食。

ここまでは普通なんだけど、食べ終わっちゃうと、その場でフリーズ。呼べども押せども反応無くて、食器を前にして佇む事10分くらい?やっと振り返ってリビングのマットにもどるかと思いきや、またまたフリーズ。

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ママがゴミ出ししてくると、やっとマットに戻ってましたが、立ったままフリーズ。

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ここで、お尻に手を添えて腰を落としてやると、お座りでまたしばらくフリーズ。

そこでちょいと用を足して戻ると、崩れて伏せてました。

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トイレのときも、尿意を催すと立ち上がって(習慣からか?)トイレスペースに向かうので介助します。で、出るもの出るまではよいのだけれど、終わった後、その場に立ちつくして、次の動作に移れません。調子がよければトイレから出てきて、足を拭く位置に移動しますが、拭き終わって「いいよ!」と声をかけ、お尻を軽く押し出しながら部屋に戻るよう促しても、聞こえないのか、何をすればいいか分からないのか、立ったまま。

昨日今日の様子をみてると、本能的な欲求(排泄・食事)で突き動かされるときは行動できるんだけど、欲求が満たされたあとどうするかという部分の記憶に辿りつくのはかなり困難みたいです。脳幹あたりのダメージを疑うママなのです。

ハテ、さて、どんな展開になりますことやら。

実は、ママにおねだりしてる“笑顔”、感情表現ではありません。興奮してハァハァしてるだけ。もうだいぶ前から表情に乏しくて、調子が悪いときは能面のような顔付きなんです。

「食べ物の気配だわ!」
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メンタルにしても、フィジカルにしても、確かに年齢的な衰えもあるでしょう。でもね、この1年くらい、特に昨年の春以降は、“歳のせい”で片付けるには無理があるな~という諸々の状況に遭遇してきました。

そして自問自答を繰り返してきました。

パパとも話しました。

結論は、原因究明して治療に繋げるという選択、今回はないです。といいつつまだ揺れてる? いや、ないです。

それでも、ギュスのときに強く意識した“軟着陸”ができるようなターミナルケアだけはしてやりたいのです。

何があってもオードリーはオードリー、QOLを維持できるようにとことん付き合うけど、とにかく苦痛だけは最小限にしてやりたいものです。


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オードリーの貧血 : 再発。orz [病気]

昨夜からの雨、朝には上がるといっていたのに、ほぼ午前中いっぱい残ってスッキリしなかったオードリー地方です。

昨日の夕方からオーちゃんの後肢というかお尻尾さんがグニャーっと下がってしまって、小康状態だったシコリもジュクジュク浸み出すわ、おまけにママも不調で、本日はお散歩パスして静養日になりました~(^_^.)

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さて、8月中旬にギュスの記事の中でサラッと「絶好調で~す!」の報告をして以来オードリーの貧血について触れていませんでしたが、実は9月30日の定例検査@大学病院でPCVが 41.6% に低下していて(その前、8月5日は 46.4% でした)、中年期以降、夏の暑さを乗り切った後の秋口にガタガタっと崩れているし、そもそもの貧血発症もこの季節だったため、先生と「要注意ですね」と話していました。

でもギュスの状況が状況だったため次回の予約をいれずにいまして、諸々一段楽した先月後半に受診予約をして、先週火曜日(12月6日)に2ヶ月以上ぶりで大学病院を受診しました。

その間、見た目では貧血が進んでる感じはありませんでしたが、後肢の麻痺(?)が落ち着いてきたにしては、なんだか前足をカリカリこすってて、時折カクっとなったり、この時期にしては少々動いただけで息切れしてたり、なんだかな~という気はしてました。

けれども、足の方は、後肢の具合が悪くて歩様が崩れているのかもしれないし・・・息切れは、10月来の鼻水鼻詰まり(季節的なアレルギー性鼻炎ではと言われてます)で、気管が狭まってることもあって息苦しいのかもしれないし・・・可視粘膜の血色からして、貧血が悪化してるという訳じゃなさそう、なんて思っていました。

ところが、血液検査の結果は・・・

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久々に赤血球数が500万個を切って、PCVは 34.7% まで落ちていました。T-Bil は標準値内ながら 0.21 mg/dl、CRPが 1.5 mg/dl で微妙な数値です。11月15日にかかりつけで受けた尿検査のビリルビンは-でしたけど、たいてい血検とは相関しないんですよね。

今年の4月に溶血性貧血の再発らしいといわれた時のPCVが 35.5% 、CRPは 3.4 mg/dl でした。この時は3週間ちょっとプログラフを服用した後の検査でPCV 46.4%、T-Bil 0.00 mg/dl、CRP 1.3 mg/dl まで戻り、投薬も休止となり、6月と8月は花丸な状態を維持できました。

即日プログラフ再開となりましたが、CRP値はそんなに上がっていないから免疫系が賦活しているのかどうか・・・それに投薬と休薬を繰り返していると免疫抑制剤の効きが悪くなる事もあるとか・・・さて、今回もプログラフは効いてくれるのでしょうか?

「年明けでもいいけど、できれば年内に再検査した方が安心です。腫瘍のことがあるから免疫抑制剤の長期服用は避けられるなら避けたいし」ということで、12月20日に次回の予約を入れてきました。

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この日は、普段研修医による問診タイムに(主治医立会いで)学生の実習させて欲しいといわれ、学生さんの問診にママが答えてる間、主治医の先生がオードリーの後肢のことを気にして反射テストしたり触診したりしてくださったのですが、その時たまたま左体側のシコリに触れたらビューっと漿液が滲出して、先生、「わっ、すみません。これって検査しましたっけ?」と言うので、「少し前にかかりつけで病理検査してて、その時点では悪性ではなかったから、基本私が処置して、あまり酷い時はクリニックで切開してもらってます」と返すと、「今日検査します?」と。

ここ最近のオードリーは、耳・鼻・目など感覚器がだいぶ衰えていることもあり、以前のように呼びかけやコマンドに反応しないばかりか、不用意に触ろうものなら、驚いて軽くパニックになって脱走モードのスイッチが入って大騒ぎ、帰宅後は疲労で翌日までグッタリです。なのでその旨お話して、検査はパス。

それでは血液検査だけにしましょうということになり、学生さん(3~4名いたはず)と主治医は退室、残った研修医がその場で採血してくれるというので、ママと看護士さんで補てい。しか~し、研修医は後肢の過剰反射を知らなかったのか(麻痺してるのに、時に強く反応します。不随意ね!)、後肢に針が刺さった瞬間に反射的に蹴りあげて針が抜け、そこから脱走モード全開。

しょうがないので、ママ、渾身の力を込めて抱きかかえましたが、今度は血液が溜まってきません。「貧血で血が採れないんですか?それとも血流のせい?」ときくと、「たぶん血流のせいでしょう」と。ずいぶん時間をかけて、なんとか規定量採血できましたけど、終わったときには、ママは腕がパンパン、オードリーは興奮マックスでゼーハーゼーハー、最後は咳き込んでました。

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この時点ではまだ貧血がそんなに進行してるとは思ってなかったものだから、結果を待つ間、見事に色付いた構内の銀杏並木でお散歩して、オーちゃんのご機嫌を直してもらいました。

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わりと暖かな陽気でしたが、外は風があったので気持ちよく歩けました。

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だんだん機嫌が良くなってきたので、ちょっとヒールウォークの練習なんかもしてみました。

婆ちゃん、ここ最近は“ご褒美” という感覚がなくなっちゃってオヤツはひたすら頂く物と化してます。何かやったら報酬として貰うという図式がなくなっちゃってます!

感覚器の鈍化も相俟って、散歩中、コミュニケーションとるのに一苦労。

かといって、ハーネスなのでチョンチョンと合図してもいっこうに伝わらず、足腰のこと考えたら力づくで引き摺るわけにもいかず、時に危険なシチュエーションに遭遇することだってあるし、なんとかヒールウォークだけでも思い出してもらおうと、日々励んでおります。

その甲斐あってか、一応ヒールポジションにいればオヤツをゲットできるという若かりし日の約束(笑)を思い出したようで、ちょっとはママに注意を払ってくれるようになりましたけど、いやはや忍耐あるのみ!

「何かいった?よく聞こえないんだなぁ~(^^)」
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アタシ、介護ハーネスは要りませんから! [病気]

今日は関東地方に初雪が降りました。しかも積雪ですと。

まだ11月ですが・・・この冬は先が思いやられる??

朝5時台は雨でした。7時ごろから雪に変わり、お昼前くらいが一番雪らしい雪だったかな・・・その後は水っぽくなって、15時過ぎに上がって、夕焼け空が広がりました。

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というわけで、日中けっこう寒かったので、オードリーは朝からネックウォーマーで代用してる腰巻にカイロ貼って、ホットカーペットの上でヌクヌクすやすや過ごしておりました。

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先週水曜に突然後肢が麻痺して立てなくなってから1週間、麻痺はほとんど元に戻ったように見えますけど、左はあんまり力が入っていないみたいです。くわえて、朝起き抜けはやはり右が調子よくないため、よろけています。

そこで、一昨日かかりつけの先生と相談して、漢方薬使うことにしました。

今回はコレ。↓ 

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オードリー、中年以降は夏の終わりから秋口に何かしら勃発してるので、今年の夏は補中益気湯で乗り切りましたが、ぼちぼち冬場の処方に変えたいな~と考えていた矢先の後肢の麻痺ということで、疎経活血湯を試してみることにしました。

冷えからくる痛み&痺れに効く漢方薬は色々ありますが、その中でも、疎経活血湯は下肢の症状に特に効くとのこと、また夜間の気血のうっ滞によって朝症状が悪化する場合にもいいのだとか。

ただ、構成生薬が17と多いため、IgE検査では植物にもけっこう反応してるオードリーですので、アレルギーがちょっと心配ではあります。5歳以上7歳未満の1回量で、1日3回のところを朝と就寝前の2回で様子見中です。三日目の今日現在、特に問題は起きていないので、大丈夫そうなら1日3回にしてみようと思ってます。 

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寒さもですけど、しっかり覚醒しているときは状態がいいようにも見えます。

オードリーは2階の寝室で一緒に寝ていますので、もうだいぶ前から朝は抱っこでリビングに下ろしています。以前はママがやってましたけど、昨年膝の具合が悪くなって以来、現在はパパが降ろしてくれてます。そうなると、平日はパパが出勤する前、6時過ぎには降ろす事になるのですが、オーちゃん、この時刻にはまだお目覚めではないのです。

そこを起こして立たそうとするとダメなんです。とりあえず抱っこで1階に連れて来て床に下ろすと、後肢に力が入らずよろけたり尻餅つくことがほとんどです。頭がまだ起きてなくて、神経伝達が上手くいってない?みたいな・・・

で、リビングのマットで即眠りに落ち、そうですねぇ~7時半を回ったころ自発的に起きて立ち上がります。この時は、ちょっとフラフラしてますけど、倒れるような事はなくて、トイレにも行けます。

そして、ご飯を食器に盛ってるうちにすっかり目がさめて、後肢の2本立ち跳躍(汗;)が始まります。少し前までは、眠っていても、台所でオードリーのご飯の仕度を始めると起きてきたものですが、ここ最近は、いよいよ食器に盛るころになってようやく起きてきます。ときどき起きてこないことも・・・=.=;

となると、やっぱり “歳のせい” というのがメインの理由なのかな~と思うんですが、一昨日かかりつけを受診した時は、今度は左はふつうに反応していて、一方で右は、なんと、まったく反応しませんでした。

あ、甲を引っくり返してどれくらいで元に戻すかという反射テストです。

先週は、右は2~3秒、左が10秒ちかくかかってたたものの、一応元に戻りました。でも今回は、左は引っくり返したら、即、「何すんのよ!」とばかり元に戻したのですが、右は全然気がつかなくて、引っくり返ったまま歩いてました。orz

なので先生も、やっぱり神経科を受診してみてはどうかと仰りまして、初診でMRI撮るほど切迫してないだろうから、神経学的検査というのだけ受けてみればということで、大学病院の予約をしました。ところが、神経科がと~っても混んでるそうで、年内は無理、新年1月13日とのことでした。

まぁね、オーちゃんの場合、前足は今のところしっかり機能してるし、体重が21~22キロですので、万が一後肢が立たなくなっても、それこそ車イスで補助でもすれば、すぐに寝たきり生活になることはないだろう、ギュスのようなことはないでしょうという話もされてました。

それで、理学療法というか、リハビリマッサージやストレッチ、バランスディスクなどで刺激しつつ、お散歩も過剰にならない程度に、でも筋力は維持できるくらいに、と。

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オードリー自身はお散歩ウェルカムなんですけど、やっぱりふらつくことがあるため、後肢用の介護ハーネスというのを装着して出かければ少しは安心かな~とネットで物色したら、サイズが微妙。

いつものことですけど、2Lと3Lの間ぐらいなのよねぇ~(T_T)

というわけで、ネットより高いけど、近所のペットショップで試着してから買うことにして、お店に行きました。

そしたら、やっぱり2Lは足回りが食い込んじゃって歩くどころじゃないので、3Lを履かせたら、今度は足回りも胴回りもぶかぶか~(/_;)

お店の方は、「お腹はマジックテープだから正常位置よりもう少し絞れるし、紐で支えるので大丈夫じゃないかな~ダメだったら返品して頂いても構いません」というので、だったらイイカ~と購入。

でもやっぱり気になって、お店の近くの公園で試しにお散歩してみることにしました。

そしたら、やっぱり歩き出すと脱げそうになり、だからといって紐にテンションがかかるほどまで吊り上げると、「やめて!」っと歩みを止めて抗議します。そうだよね~裸族のオーちゃんにしたら、身に纏うだけでもストレスなのに、自分の動きがちょっとでも制御されようもんなら怒り心頭よね。

というわけで、いざという時はサポートしてそれ以外は弛ませておけば・・・なんて思ったのが甘かった。10mも行かないうちにずり落ちて、その場に脱ぎ捨てる格好で置き去りになってしまいました。それくらいブカブカということ?

いえね、ママがちょうどいい高さで紐をキープしてればいいのでしょうけど、婆さま、今では耳がかなり遠くて、いざというときのストップが間に合わないので、手綱(=リード)をしっかり握っていなきゃなりませんし、一方の手には、マーキングした時に流すためのペットボトルはじめ諸々のお散歩グッズの入ったバッグを携帯していますので、そんなに都合よい高さを保持しながら散歩するのは困難です。

というわけで、「3Lはやっぱり大きすぎました。汚れないうちにお返しします」と返品させて頂きました。^^ゞ

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そうはいっても、ふらついたり、散歩途中で麻痺が起きたら、距離にもよりますけど、抱っこで帰宅するのも辛いものがあるので、先週の麻痺騒ぎ以来、腰に布を巻いて散歩に出かけてます。

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ギュスの巨大シコリのアイシングに四苦八苦してると話したら、お友だちが、保冷剤を挟んで体に巻いておけるようにと、長い布を円筒状に縫って送って下さったのですが、素材がオーガニックガーゼでとても手に馴染むし、模様が可愛らしくて、オーちゃんに流用しました。(朋さん、ありがとう!^o^)

両後肢の付根を回すスタイルでも充分足りる長さなんですが、オーちゃん、股関節に巻くと文句垂れるため、このスタイルに落ち着きました。

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調子のいいときは手を添えず、千鳥足になってきて危ういな~と感じたら手を添えて、よろけた時だけ支えます。

素材がソフトだからでしょうか、この巻き方であれば文句垂れない婆さまです。^^;

「あんまり違和感ないわね。これだったら許す!」
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今日は雪が降りましたけど、オードリー地方、紅葉真っ只中です。名所に出かけずとも、樹々の色付きを楽しんでいます。(*^^)v

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ちょっとした傾斜を登ったら、腰が落ちてきちゃった? 

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しばし休憩。

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この日は小春日和で、足取りもまぁまぁ軽やか、気持ち良さそうなオーちゃん! 

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ご機嫌 ♪♪♪

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アップでもう一枚!

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「お散歩びよりだったわね~(^^♪」
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最後は、この日のベストショット。(*^_^*)

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最後の日々 [病気]

今日はギュスターヴの三七日です。

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まだまだ区切りをつけようとは思わないけれど、ギュスと共に過ごした最後の時間について書き記す事で、ちゃんと送ってやれるのではないかと考えて、ブログにアップすることにしました。

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10月26日の記事の後から時系列に記憶を辿ろうと思います。

26日の時点では、食欲はかなり落ちていたものの、まだ鶏レバーのジャーキーやお薬ゼリーを口にしていました。

そして、脇から胸にかけての巨大シコリが消滅した後お腹に溜まっていた(と思われる)水分も徐々に吸収されてタポタポした感じが薄らいでいき、27日には、寝たきりになって以来すっかりお世話になっている近所のワン友Yさん、ラウルスママさんとお姉ちゃんがお見舞いに来てくれて、ギュスも体起こしてお出迎え、余裕をみせてくれていました。

この頃一番心配だったのが脱水症状でして、ギュスの状況&それまでの飲水習慣からして3リットル/日くらいは給水したいといわれていたものの、口から飲むのはかなり厳しくなっていて、スポーツドリンクを薄めたものを1.5~2リットル程度摂取してもらって、不足分を皮下点滴による輸液で補っていました。

が、すっかり骨と皮になってしまっていたことや、飲んでもちゃんと吸収できていないのでしょう、全身が常に軽い脱水症状を呈していたため、点滴の針を挿すために表皮を摘まんで引き上げても針の先を入れる空間が確保できなくてスムーズに輸液ができなかったり、なんとかスペースが見つかって輸液が落ち始めたと思ったら、今度は挿入した針と皮膚の間に隙間ができてるのか(皮膚に弾力がなくなってるから?)、いったん入った輸液が噴出してきてしまうことも多々ありました。

そんな話をしたら、獣医さんであるラウルスのお姉ちゃんが輸液をしてくださって、さすがです、すんなり500cc入り、乾き気味だった目や口の粘膜に潤いが戻ってきました。

お客さんたちを見送った後もわりと落ち着いていたものの、食べたり飲んだりは進まず、夕方、今度はママが輸液をしました。昼間500cc入れてもらってまだ潤いが残っていたからか、この時もすんなり針を挿せて、戻ることなく500cc入りました。もう1パック入れておこうか迷ったものの、ここは500ccで止めました。

脱水が幾分なりとも和らいで楽になったのか、この夜はまぁまぁ食べました。といってもササミ1本分とレバー1羽分のジャーキー、シュークリーム、クリームチーズでしたけど。水分も、夕飯から寝るまでに3~400cc摂れました。上出来です。^o^

で、寝る前にもう1回輸液した方がいいね~なんてパパと話したのですが、なんだか夕方入れた分が首から背中あたりの皮下に残っていて、ちっとも吸収されていないようだったので中止しました。

それからオーパパが朝晩の日課にしていた圧迫排尿をして、いつもどおりの量出して、ギュスも安心した表情で眠りに就きました。息遣いはやや浅くて速かったものの、苦しそうではありませんでした。

翌28日、全身状態には特に変化はなかったのですが、26日時点でほぼ塞がりかけていた肛門脇の傷口周辺がプヨプヨになって、一部亀裂が入って膿が滲み出しました。なんと、傷口が順調に塞がったのに、元凶(どこかは不明!)では引き続き膿がどんどん発生していて、出口を塞がれて行き場がなくなっちゃったみたいでした。

で、その後排便(=軟便)があり、処置してるうちに亀裂が広がっていっきに表皮が破け、せっかくキレイになりだしていた肛門周辺がずる剥けになってしまったのでした。orz

まぁね、それでもやることは変わりないのです。できる限り膿を出して、感染が起きないように褥創を消毒液で洗い流し、傷の表面は膿&漿液が次から次へと噴き出てくるので薬は塗れないため、ガーゼにたっぷりゲンタシン軟膏を塗り広げて傷の上から軽く押さえておきます。そして1~2時間おきに同じ処置とガーゼ交換を繰り返します。

なんか冷静に対応してるように書いてますけど、実はけっこうテンヤワンヤ、介護専門職のmimiさんにお知恵拝借したり、Yさんに泣き言メールしたり、かな~りお騒がせしつつのケアでした。^^;

それでも午後には膿の滲出がだいぶ減って、オードリーと30分ばかり散歩にも行ってこれました。

夕飯は前夜ほどではありませんでしたが、まだ一口二口ヨーグルトやゼリーなど口当たりの良い物を食べていましたし、排尿も特に変わりありませんでした。

29日は週末でオーパパがいたため、朝からかいがいしくお世話をしてくれて、ギュスも満足そうにしてました。で、昼過ぎに、2週間ぶりでかかりつけの先生が往診にみえました。

この時も、家族以外が家に入ってくるときのいつもながらのギュスのお迎え風景というか、ウォンウォンウォンと吠えながら体を起こして、リビングに入って来た先生を振り返りました。

触診・聴診の結果、画像でしか確認していなかった(消滅した)巨大シコリの跡がまた脹らみだしていたものの(=浮腫?)、右前肢の骨肉腫の原発部位は腫れも熱感もほとんどなく、全体的に脱水傾向ながらもまだ潤いがあるし、まったく食べれなくなったとしても水分補給がそこそこできていれば今いまどうこうではないでしょうとのことでした。

この時点では肛門周辺の膿の滲出も落ち着いていて、処置は上手くいってるからこのまま続けるように、後は、経口補水が難しいのであれば輸液を2~3パック/日入れるようにと指示されました。

が、針を挿すのが難しくなってきてる話をすると、ギュスであれば一度に1リットルくらいまで輸液しても大丈夫だろうから、針を挿したまま空になった点滴パック側のチューブを新しいモノに差し替えて続ければいいと。でもなかなか吸収されなくて、戻ってくることもあるというと、そしたらそこで針を抜けば大丈夫だからって。

手の届く範囲に必要なものを全部配置して処置してはいるけれど、挿入されてる針を押さえつつ、ぶら下がってる点滴パックのチューブを差し替えるって、けっこう大変なんですけどぉ~ブチブチブチ...みたいな。^^ゞ

いずれにせよ点滴パックの手持ちがなくなってしまったので、先生を送りついでに貰ってくることになりました。その車の中で、ママ、「この1週間程のギュスの呼吸の変化が、肺がんで亡くなった母の最後の1週間ととても似てるんですよ。犬と人だから同じということはないかもしれませんけど・・・」と云うと、「う~ん、顕著な痛みはなさそうですし、呼吸も安定してますよね。咳や痰もほとんど出ていないし、一時高かった熱も平熱ですし、かといって弱って熱が上がらないという状況まではいってないから、それほど切迫した感じではないんだけど・・・脱水が起きなければもう少し時間はあるかと」というお返事でした。

クリニックで、口腔ケア用の軟膏、点眼薬と眼軟膏、そして点滴パックにチューブをセットして頂いたものをもらって帰宅しました。

でもギュス、往診の先生にいいところ見せようと頑張っちゃったからか、この後とっても疲れたらしく、夕飯はお薬ゼリーを少し口にしただけで、スポーツドリンクもほとんど飲めませんでした。そこで輸液と思ったけど、相変わらず背中の側に水が溜まってる感じで、なんとか1本だけ入れました。

呼吸も特に変わりなかったけれど、「今晩はギュスと一緒に寝る」と、パパがシュラフで添い寝。ママとオーちゃんはしっかり2階の寝室で休みました。^^;

そして翌朝、リビングに降りて、ママどっきり。

ギュスの呼吸がとっても弱々しくて、なんかビビッと感じちゃいました。

2~3日前から、自力で体を起こせても姿勢を維持することはできなくて、水を飲むのに難儀していたのですが、この朝は、ホントのホントに頭をもたげることすら辛そうでした。

なのに、痰が頻繁に出るようになって、だけど脱水気味だからか、喉~口までなかなか上がってこなくて、時折 “カァァァーッ” っと苦しそうな息を吐くと口に痰が溢れてきます。そこですかさず頭を持ち上げてやって水飲みを口元に持っていくと、一生懸命水をすすって、入れ替わりに痰を吐きます。

人間だったらカテーテルで吸引してるところなんですけど・・・

そうこうしてたら7時過ぎに嘔吐。半透明のゼリー状の固形物を少々と、血の混じった透明な液体でした。12時間近く経ってるのに、昨夜口にしたゼリーが胃に残ってたの?なんてパパと一緒に吐しゃ物を解析しちゃうママでした(画像あるんですけど、さすがにね。T_T;)。

それにしても、息遣いがどんどん弱まって・・・

でもママが台所に立つと、体は起こせないので目だけで何か訴えてきます。

「大丈夫、ママいるから!」と話しかけて、ギュスの枕元にしゃがんで顔を近づけることしかできません。

この時、ママを見上げながらギュスが、「ママ、もうお別れなんだよ」っていってるように感じました。

パパが、嘔吐の件を一応かかりつけの先生に連絡しておいてというので、クリニックに電話をしました。その時、「今日は朝からとっても息遣いが弱々しくて、昨日までとは全然違うんです。なので輸液も必要なだけできないかもしれませんけど、もうギュスに任せようと思います」と伝えると、先生も了承してくださいました。

そこから、はたと思いついたというか、どうしても生きてるうちに会ってほしい人が浮かんで、連絡しました。一年前にやはり骨肉腫で逝った同胎兄弟シャルモンのママさんでした。

状況を伝えると、ほどなくママさんから、「今出ました!」ってLINEのメッセージ。

1時間半くらいでママさん到着。部屋に入ってきたら、ギュス、もう起き上がれなかったけど、それでもウォンウォンて迎えました。

顔を近づけてはいっぱい撫でて下さりながら1時間ほど一緒に過ごしてくれました。

ママさんが帰ったあとは、時折痰を吐きだして、呼吸もまた弱々しくなっていたものの、苦しげな様子はなくて、口をすすぐ程度に水を飲みながらウトウトしていたと思います。

でも夕方になって、眼球が酷く落ち込み、唇や歯茎が乾いてきたため、また脱水が進んでいるのだと分かりました。なのに背中のタポタポは相変わらずで、「輸液しても吸収できてないんだよね、意味ないよね」と話しつつ・・・ギュスがしきりに何か訴えるのが「喉が乾いた!」っていってるような気がして、点滴することを決断しました。

そしたら思いのほか上手く入って、パパというアシスタントもいたことから、続けて2パック目も落とし始めたところ、なんと全部入ったのでした。

しか~し、終わったら、背中に加えて、肩から首のあたりまでタポタポに水が溜まっていました。吸収されればいいけれど・・・

すると皮下に溜まった水に胃が押されでもしたかのように、2度に渡って嘔吐しました。出てきたのは血液混じりの大量の水。どうやら、朝以降、痰を吐き出すたびに口をすすぎながら飲み込んでいた水が全部胃に溜まっていたようです。

その直後、失禁してることに気付きました。7時半過ぎくらいだったかな。圧迫排尿を受け入れてからは一度も失禁(垂れ流し?)したことはなかったのでちょっとびっくり。キレイにしてしばらくしたら、1時間ちょっとで再度失禁。

パパがまた始末してキレイに拭いてやりながら、「膀胱にまだかなり溜まってるみたいだから圧迫してやろうかな」と。

10時少し前に普段どおりの圧迫排尿を始めたら、2度の失禁にもかかわらず、どんどん出てきて、ママもチッコに気をとられていました。

その時パパが、「ギュス息してないんじゃない?」って。ママ、視線を下腹部から胸部に移すと、胸の上下する動きが止まっていました。口元に近付いて確認しました。えぇ、間違いなく呼吸は止まっていました。

2016年10月30日22時01分、ギュスターヴ永眠です。

9月15日の外出を最後に、19日から寝たきりになって42日目でした。

      ******

以下に、10月31日、フェイスブックに投稿した一文を貼ります。ギュスが息を引き取った直後の昂ぶった気持ちのままに綴った短文ですが、その時の気持ちを一番よく伝えられると思うので。

<昨夜22時01分、ギュスターヴが旅立ちました。静かに静かに。一時は安楽死も考えなきゃならない状況をも覚悟していた事を考えれば、無事見送れてホッとしたという気持ちです。

食べる量がどんどん減っていたのに10月19日から二日に1回便通があり、全く食べなくなってからもちゃんちゃんと出て、昨日の朝もしっかり出し、なんと、オーパパが圧迫排尿してる最中に「あれ、息してないんじゃない?」と言われて気付いたという次第でした。気配すら感じさせない穏やかな最期でした。ギュスなりに10日くらいかけて旅支度を整え、体を空っぽにして、週末パパにお世話する時間をたっぷりあげて、でも月曜の出勤には支障がないように、夜10時という絶妙のタイミングで、そ~~~っと去っていきました。出来すぎです!

骨肉腫自体の痛みは3回目の放射線治療後最後までぶり返すことなく、最初に骨肉腫と宣告されてから10ヶ月と1週間、皆々様の励ましをいっぱい頂戴して、ギュスの思い通りの締め括り方で旅立てました事、飼い主は嬉しく思っております。長きに渡って見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。>

2015年12月初頭、オードリーのGISTが落着しつつある中、ギュスの立ち姿、とりわけ右前肢の力の入り方に違和感を覚えつつも、頭のシコリの巨大化~切除に続き背中のシコリも巨大化して、その病理検査の結果を待っていたのでした。

そうこうするうち20日の日曜にパパが散歩に連れ出した際、膝を折るようにガクッとバランスを崩したことから、「明日、即、レントゲン撮ってこい!」と。それまではいつも「少し様子見よう」というスタンスのオーパパでしたが、母犬が骨肉腫だったこと、前の月にシャルモンも骨肉腫で逝ってることから、一も二も無く “骨肉腫” を疑っての事でした。

そして結果はビンゴ!

病理検査するまでもなく、骨肉腫で間違いないだろうって。

そこからの経緯については書き綴ってきたので、繰り返すつもりはありません。

告知から10ヶ月と1週間、ギュスは旅立っていきました。

最後の最後、まったく苦しまなかったとは言い切れないけれど、少なくとも、筆舌に尽くしがたいといわれている骨肉腫の痛みはありませんでした。用意していた麻薬パッチも使うことなく、それどころか、寝たきりになってからは内服の鎮痛剤すら必要ありませんでした。

濃縮酸素を供給したといっても、箱で囲ったりマスクをあてるほどの呼吸困難に陥る事もありませんでした。

両後肢が麻痺して立てなくなってしまったことは想定外といえば想定外でしたけれど、そのお陰で骨肉腫による病的骨折を免れたのかもしれません。もし折れていたら放射線の疼痛緩和治療も受けられなかった(受けても骨折の痛みは取ってやれないから!)ことを思えば、災い転じてなんとやら?

もっと遡れば、夏前に後肢がふらつき始めたとき、パラディアの副作用の可能性を疑って休薬、いったん回復したのに、また麻痺が起きて、最終的には副作用だったかどうか解明できなかったわけで、休薬直後から体調が落ちていったことを考えると、休薬していなければもう少し時間を延ばせたのかもしれません。

でも骨肉腫というのは、『積極的治療をしなければ余命100日、断脚すれば200日、断脚して抗がん剤治療しても300日』なのだとか。

そんな中、告知から300日以上生きて、亡くなる45日前までは毎日散歩に出かけ、寝たきりになっても最後の数日以外は我が侭放題好きなモノを好きなだけ食べて、最後は気配すら感じさせない静かな臨終だったことを思えば、これ以上の締めくくり方を望むことはできませんよね。

断脚していたらきっと違った経過を辿ったことでしょう。

どっちが良かったのかと考えても始まりません。

でも、原発部位を残したことと早くからパラディアを使ったことで、転移の進行はかなり緩めることができたと思われます。そして、放射線による疼痛緩和治療が予想だにしない効果が出て、しかも効き目が持続してくれたお陰で、最後まで骨肉腫本来(?)の痛みは経験せずに済んだといえるでしょう。治療については、出来る限りの事は尽くしました。

苦痛の全てを除いてやることは出来なかったし、ギュスが全く苦しまなかった訳もありません。そして、最後の最後まで本当に頑張ったんだと思います。しかし、決して無理して頑張ったとは思いません。ギュスはそういうヤツなんです。無理はしないんです。だから、静かに、静かに、去っていったこと、ママはちゃんと納得しています。

さよなら、ギュスターヴ。

      ******

長いですねぇ~^^;

ここからは見送るまでの間の写真を貼ります。

<亡くなった日の昼間=生前の最後の画像>
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<息を引き取った1時間後くらい>
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<翌朝>
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<近寄ろうとしないオードリー>
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亡くなったのが日曜の晩だったため、話し合った結果、オーパパが休みの11月3日にお見送りすることになり、だったら、ギュスの骨肉腫はだいぶ稀な経緯を辿ったようなので、今後の獣医療の一助になればと、病理解剖を申し出ました。

大学病院に申し出れば詳細なデータを収拾してくれるかもしれません。でもここは最後まで診て下さったかかりつけの先生に話をもって行くのが筋だろうということで、11月1日、かかりつけのクリニックでメスを入れることになりました。

個人のクリニックですから、やはり大掛かりなことはできず、病理解剖というよりは組織採取程度で終わってしまいましたけど、肺転移の状況を見るための肺葉摘出と、全貌が全くつかめなかった脇~胸の腫れの原因究明を目指して脇のリンパ節採取をしました。

詳細はうかがっていませんが、肺転移は思いのほか進んでいなかったそうです。

そして、胸水が3リットル近く溜まっていた事から、脇~胸の腫れはリンパ節転移した腫瘍が原因の浮腫だったのではないかと。

また、25日にいったんシコリ(と浮腫)が消失した事態についても、推測の域ではあるけれど、通常外に向かって腫瘍が肥大・崩壊して皮膚が破けるところを、何らかの理由で内側に崩壊して、腫瘍を取り囲んでいた貯留液とともに骨肉腫のがん細胞を多数含む組織がお腹のほうに流れた可能性があるとのことでした。

<メスを入れる前>
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なんと、オーパパ休みをとって解剖に立ち会いまして、ママとオードリーはその間のんびりお散歩。

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<11月3日、お別れ当日の朝>
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今更何を飾ったところで意味はないよね~でもギュスの生きた証だからと、証書やリボンを引っ張り出して、家での最後の記念撮影をしました。

<オーちゃん、神妙な顔付きで観察中>
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遺体を安置していたため、暖房最小限にして、窓も開け放っていたからか(この時期、とっても寒かったんです!)、冷えからオードリーがなんとな~く不調になって、シコリが弾けて膿の手当て。

実は、亡くなった直後は何も流出しなかったギュス、時間が経つにつれ肛門周辺と鼻腔から膿&漿液が出始めて、それが一向に止まらなかったので、朝晩手当てしてまして、ママ、なんだか膿の処置のエキスパートになりそうでしたよ。=.=;

さて、いよいよ斎場のスタッフの方がお迎えにみえて納棺です。生前のギュスの体格を伝えたら、もしかすると棺に納まらないかもしれないといわれていたため心配でしたが、亡くなった直後に始まった硬直、何日かたつとまた解けてくるのだとか!お陰で、ちょっと窮屈そうでしたが、無事納まりました。

<一緒に持たせようと選んだ品々>
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いつも一緒だよ~って引き止めるようで悩んだけど、やっぱり家族一緒の写真、最後の最後までお気に入りだったkiriのクリチ、自家製ジャーキー、シュークリーム、そしてゲンタシン! あ、ダンベルは大きすぎると却下されました。orz

ギュスが乗った斎場の車に着いて、ママの運転で追いかけました。

市内のペット専用斎場までは20分くらいでした。

“単独立会い葬” というスタイルでお願いしたのですが、知り合いが参列するからと、炉にくべる前にお焼香ができるオプションを選択していたら、なんと、人間並みのお別れ式で送ってくれました。(下世話な話になりますが、料金は+千円のみ!)

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スタッフの方が般若心経を唱えて下さる中、お焼香をしたあと、ギュスに持たせる品々とお花を参列者全員で棺に収めました。

<同胎のローザがお別れに来てくれました>
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<オードリーもこの時ばかりは近寄ってお別れ?>
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「ありがとう、ギュス。楽しかったよ!」
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いよいよお別れです。

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14時過ぎ、参列者全員に見守られながら、ギュスはお空に昇っていきました。

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戻ってくるのを待つ間、ローザのパパ&ママと、いっぱい、いっぱい、思い出に浸りましたが、ローザとオードリーは飲めや歌えの賑やかなお見送りが一番とばかり、もりもり食べて居りました。ギュスも喜んでくれたことでしょう。!(^^)!

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3時間くらいかかって戻ってきたギュスは、ずいぶんこじんまりしていました。拾骨のときにスタッフの方がなんだか歯切れの悪い口調だったので骨肉腫だったことを伝えると、「あ~やはり骨のご病気でしたか。形が残っているものが少なくて・・・」と、そこからは部位ごとに詳しく説明してくださいました。

超大型犬の場合、一番大きな骨壷でも収納しきれないことがあるそうですが、ギュスは1/3くらいのスペースを残して体部分は全て収まり、最後に頭蓋骨と喉仏を乗せて、蓋を閉めました。

万事終わったのでした。

<帰宅直後>
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オーママ、天国とか、彼岸とか、虹の橋を渡って・・・とかいう概念は持ち合わせていないんですけど、輪廻転生ということは心のどこかで「あるかも~」と思っていて、ギュスといつかどこかで再会するかもしれない、なんて気がします。お互いそうとは知らないまま、もしや今のは・・・みたいに。

      ******

生前ほとんど毎日スキンケアで使っていた櫛、送り出すその日にも梳いてやって、そのままずっと洗えずにいたのですが、今日洗いました。大切な思い出の品です。

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続を読む。。


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オードリーのGIST : 1年経過 [病気]

昨日(11月17日)書いたのですが、上手くアップできなかったので今日アップしました。(^_^);

      ****** 

本日のオードリー地方、移動性高気圧に覆われてポカポカの小春日和でした。(^o^)

そして、ちょうど一年前の今日、オードリーは2度の開腹手術を経て抜糸に漕ぎ着けたのでした。

というわけで一昨日(11月15日)、延ばし延ばししてきた術後1年の検診を受けてきました。

たしか術後1ヶ月から3ヶ月までは毎月、その後6ヶ月目だったかに受けたのが最後でしたから半年ぶりでした。

結果からいうと、特に再発や転移を示唆するような所見は見当たらないということで、無事1年生き延びました。^^;

思えば、去年の10月は本当に胃がキリキリするような決断をいくつもしたのでした。

散々迷って全身麻酔のCT検査や手術を決断、10月28日にGISTの手術を受けたというのに、術後の経過が悪くて(=切開創が感染症で傷口が着かない+内部にも原因のよく分からない激しい炎症が起きていて縫合部位が塞がらない)11月2日に再手術になったときには、もう無理かも~と祈るような気持ちで手術が終わるのを待っていたことを思い出します。

そう、10月26日に頭のデキモノの切除手術を受けたばかりのギュスも一緒に、家族揃って病院のロビーでオードリーの生還を祈っていたのでした。

そして2度目の手術が無事終わったのでした。

夏の終わりから体調を崩し始めて、手術前には貧血も進んでいたオードリーでしたが、大学病院の血液内科の主治医の心配をよそに、1ヶ月後にはめきめきと体調を戻して・・・一方でギュスが骨肉腫だと判明して・・・まだ1年しか経っていないのが信じられないくらい遥か彼方の出来事に思えます。

同じく腫瘍でありながら、オードリーは死線を超えて生き残り、ギュスターヴは逝ってしまいました。

      ******

さて、オードリーの1年検診ですけど、かかりつけで胸部と腹部のレントゲン+腹部エコーを受けました。

肺に一つだけ1~2mmの影がありましたが、血管である可能性が高いとのこと。でも一応経過観察。脾臓に以前からある数個の影は半年前から位置も大きさも変化がないため、髄外造血に関連する何かではないかというこれまで同様の見解。脾臓肝臓が若干腫れぼったいものの、これは溶血性貧血かつ骨髄線維症であることから許容範囲。腎臓には若干石灰化が見られるけれど年齢相応?胆嚢と膀胱はキレイで問題なし。そして切除した部位を含めて腸全般は、腫瘍のような影や癒着をうかがわせる様なものは何もなく、動きもよいとのことでした。

「あれから1年経ったのね!色々あったわよね。。」
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      ******

GISTに関しては、レントゲンとエコーで確認できる範囲には何の問題もなかったのですが・・・

術後1ヶ月のレントゲンに写り込んだ背骨に加齢による(と思われる)骨棘ができていたので、以来レントゲン撮るたびにチェックしていましたが、ここ2ヶ月くらい右後肢の状態がおかしいので、今回は “写り込んだ範囲” だけではなくて、背骨と腰回りをきちんと撮ってもらうことにしていました。

そしたらこの日、最初の聴診・触診のために診察台に乗せたとき、気にしていた右ではなく左後肢に力が入ってなくて、感覚もなかったのか、台の縁を踏み外して落っこちそうになりました。

先生、「なんか麻痺してませんかね?」と仰って、即、反射テストをして下さったところ、左がかなり鈍くてびっくり。軽度の麻痺?みたいな・・・

その後撮影したレントゲン画像を見ながら説明を聞きましたが、背骨の骨棘は半年前からそれほど変化はなくて、でも股関節・仙骨・尻尾の付根側半分辺りまでかなりの炎症が起きているとのことでした。

でもこれらの炎症で歩様に爬行がでることはあっても、麻痺を起こすような類のものではないのだとか。

背骨も、レントゲンに写っている骨棘は下向き(内蔵側)のものだけど、恐らく上向きにも出来てるだろうから、脊髄を傷害してることがあるかもしれないし・・・骨の間も椎間板ヘルニアというほどの状態ではないけど狭まってる部分もあるし・・・ただ、何か麻痺を誘起するような状況があったとして、レントゲンで確認するのは無理、MRIで見つかるかどうか、だと。

となると、13歳7ヶ月という年齢を考えたら、加齢による運動機能低下の範囲と思ってリハビリ的な対処で付き合っていくのが妥当なところかな~という話になり、この先は定期チェックしながら経過を見ていきましょうということに。

ところがクリニックを出たとたん玄関前の段差でこけまして、「股関節周辺の炎症も “痛そうなレベル” のようだから、しばらく消炎鎮痛剤(=プレビコックス)服用しましょう」ということになりました。(T_T);

      ******

この時点では、めちゃめちゃ深刻に受け止めてはいなかったんです。

が、検診の翌朝、オーちゃん、立ち上がれなくなっちゃいました!

左後肢がブラブラという感じで全然力が入ってなくて、その上このところ右後肢も起き抜けは調子悪いから、両後肢とも力が入らなかったので立てなかったようでした。

それでも、少しすれば動き出すだろうと思っていたのですが・・・

オードリーの朝ご飯の仕度をはじめても、いつものように台所にやってきません。だけどなんとな~く気配がしたのでリビングを覗くと、じたばたしてるのにやっぱり立てないらしいのです。

ご飯の仕度を一時中止してマッサージ(というか撫でる程度?)をしていたら、じきに立ち上がり、フラフラと台所に向かいました。えぇ、足が動かなくても食欲は大変なものです。^^;

この時に後から見たら、左後肢は前足の動きに引き摺られて着いていってるだけみたいな感じで、力が入っていませんでした。でも歩様はびっこではなくて、ふ~んオードリーサイズだと後肢1本だけなら麻痺してても動けるんだ、ギュスとは違うわ~なんて妙な感心をしてしまいました。

ご飯はふらつきながらも完食。排泄は、後肢の付根の辺りでお腹にタオルを回して支えてやってクリア。その後は布団で丸まってました。特に足先が冷たいとかではなかったけれど、かかりつけの先生やマッサージケアをお願いしてるゆうさんのアドバイスでカイロ貼って暖めて安静にして様子をみることにしました。

お昼になってまたご飯の仕度を始めたら、今度は自力で立ち上がって台所にやってきました。でも、冷蔵庫の前で突っ立っているうちに次第に体が左に傾いて倒れてしまいました。が、ここは自力で起き上がり・・・なんと、ご飯を食器に盛っていたら、普段どおり後肢で二足立ちになってビョンビョン跳ねて「早くぅ~!」と催促。この時は左後肢もしっかり力が入っていました。

興奮すると運動神経も興奮して神経伝達が上手くいくのでしょうか?!(@_@。

えぇ、ご飯はがっつり完食です。

午後も引き続き暖めながら時折マッサージ。散歩はパスして安静に過ごしました。

そして夕飯の仕度になったら、また昼と同様にやってきましたけど、今度は倒れませんでした。^^;

左後足が右後足と交差したり、ふらついたりはしてましたが、オードリー自身は気にする様子もなく、ご飯は完食。トイレはタオルサポートでクリア。パパが帰宅してからは、けっこうちょこちょこ動き回って、一安心。

ひょっとして、日曜のシャンプーの後すっごくお疲れだったところへ、火曜日の検査で疲労困憊、夜間起き上がることもできないほどくたびれちゃって、朝まで寝返り打たずに眠ったら血行や神経伝達が滞っちゃったのかな?

若ければ体が柔軟だから、少々長い時間死んだように爆睡しても起きればすぐに復活するけど、年取ると戻るのに時間がかかるということ??

単に歳のせいなら進行はそんなに急激ではないのが常だし、こちらもそのつもりで対応すればいいんだけど、病的な要因による異常なんだとしたら一気に歩けなくなっちゃうかもしれないし・・・でも神経系のことだと、仮に診断ついても治療できるケースは少ないような気がするし・・・神経科を受診してMRI検査まで受けるとなれば、またまたオードリーに負担がかかるわけで・・・

はぁ~また悩む材料ができてしまった。

      ******

悩む材料といえば、もう一つ。

これまた夏の終わりごろだったでしょうか、オーちゃんの歯がオハグロ状態になってしまいました。

えぇえぇ、我が家の犬たち、口腔ケアや歯磨きはほとんどしないできました。なので歯垢は溜まりに溜まって歯は茶色っぽくなってました。でもね、白い部分が見えなくなるくらい黒くなっちゃったんです!それも半月ほどで。

そうこうしてたら、前歯(犬歯の間の4本)が半分くらいの長さになっちゃって、ママ、融けてきてるのかと焦りました!

で、他の件でかかりつけ受診した際に診て頂いたら、融ける場合は根元の方からですし、固いもの齧って磨耗したとかでなければ、歯茎が盛り上がってきて埋没したのかも、って。確かに歯茎が凸凹して炎症っぽい部分もありました。けれども歯はぐらついてなくて、「気になるようだったら歯科専門の動物病院紹介しますよ」って。

調べてみると、歯科は検査になるとたいてい麻酔必要らしいし、今のところ大きな支障が出てるわけじゃないから、しばらく様子みてもいいのかな~と考えていた矢先、今度は左側の一番奥、上顎と下顎の接合部あたりに1mmくらいのプチっとしたデキモノが!

オハグロになって以来、一応食後の口腔ケアというか、水で濡らしたガーゼで食べかすを拭う程度のケアをするようになったのですが、その最中にガーゼ越しにプチっとした感触(視認できてませんでした)があったのです。

それで今回また診て頂いたら、白くて先っちょが尖がったコリっとしたデキモノが2個あると。

「メラノーマでも半分くらいは白いんですよ~でも表面がすべっとしてドーム状のことが多いんですよ。ちょっと違う感じですが、こちらも定期チェックしていきましょう」ということになりました。

はい、月末で13歳と8ヶ月、あっちもこっちも色々でてきたって驚くこともないんでしょう。加齢に伴う不具合と、臨機応変に対応していくのがいいのでしょう。分かってるんですよ。でもね、単に老化による劣化(?)レベルなのか病的なレベルなのかくらいは分かっていた方がいいような気もしちゃって・・・ケアする側の心積もりとでもいいましょうか・・・あるのよね~迷う気持ちが。分かるかな???

あ~ぁ、結局あっちもこっちも要経過観察だらけで、テンション下がるぅ~という落ちでした。お粗末さま。(._.)

      ******

待ってるヤツが居ないので、毎日マイペース婆ちゃんの気が済むまで臭い嗅ぎ散歩してます!

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去年の12月初旬だったか、お薬師さんにお礼参りにいったときと同じ散歩道。ちっとも紅葉してないな。それにギュスがいないや。

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今年の1月、ギュスの8歳の誕生日にお友だちワンコさんたちと記念撮影した場所。

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ギュスが好きだった胡桃とイチジクとクランベリーが入ったライ麦パン。

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「ギュスいるじゃん!こないだジャーキー食べてたよ。」
「ジャーキー食べたのアンタでしょっ!<*~*>」
「アタシはお皿のラップ剥がしてあげただけよ。」
「・・・・・・」
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シコリがぁ~(=.=)! [病気]

やっと秋の陽気が定着したかな~と思っていたら、本日はまたまた夏日のオーギュス地方です。えぇ、日中はエアコン(冷房!)つけましたよ。昨日の朝は暖房だったけどぉ~(T_T);

半月ばかり更新できなかったからか、ギュスのこと心配してアチコチからメール頂戴しました。ギュス、引き続き頑張っております。たくさんの励まし、ありがとうございます。

とはいっても、このところは、もしギュスが抱っこできるサイズだったら間違いなくかかりつけに駆け込んでるといった状況が頻発しておりまして、ギュスの体に何が起きてるのか、最早お医者さんも正確には把握できてない?みたいな。(@_@。

分かっている事は、ギュスが “まだまだ生きようとしてる” ということ。

一時戻っていた食欲がこの2~3日はめっきり落ちているにもかかわらず、ママが台所に立つと、相変わらず、体を起こして、思いっきり期待を込めた目で、「何かもらえるんだよね?」って。

冷蔵庫なんか開けようものなら、目をキラキラさせちゃって・・・

だけど、ほとんどのモノは鼻で選別されて却下されてしまいます。その瞬間それまでの目の輝きが一気に失せて、バタっと倒れてしまうのです。そのたびに、「ご免よ~ギュスの食べられるものが見つからなくて」と胸が締め付けられる思いです。

それでも先週末までは、レバー偏重の食生活が続いていて、オーパパが口元(鼻先?)に運ぶと起き上がってパクっ。2切3切食べるとバタっ、しばらくすると起き上がってまた1口2口みたいな食事をしていました。( ↓ その頃の画像です) 

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今日は、ここ半月の経過を記録しておくつもりですが、けっこう “うっ。” という画像が並びますので、苦手な方はスルーしてください。畳んでおきますね。^^;

続きを読む。。


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シコリ成長中。 [病気]

秋晴れ、続きませんね。土日雨模様で、今日は降ってないけれど陽射しがなくて、肌寒い陽気です。もう真夏日は戻ってこないのかな??半袖しまうぞぉ~!!!

湿度も60%を切ったので、久しぶりにまったくエアコンなしで過ごしてますけど、ギュスは相変わらずしんどそうです。暑いわけじゃないと思いますが、横ベロでパンティング中。なぜか15時を回ると起きては倒れの落ち着かない状態になって夕飯くらいまで続きます。鼻血騒ぎの日から、程度の差はあれ毎日です。

実は鼻血騒動が起きた金曜の晩、ドッタンバッタン自力で180度移動したギュスを元の場所に戻そうとパパが身体をずらしたときに、ギュスがパパに向かって激しく威嚇しました。牙を剥いて、恐ろしい形相で(じゃっかん野生が見えていたというか... あんなギュスを見たのは初めてでした!)、噛みつかれなかったのが不思議なくらいでした。

それで、かかりつけの先生と相談の上、やっぱりどこか痛いからじっとしていられなくて落ち着かないのかもしれないからと、以前一度使った医療用麻薬パッチ(=フェンタニル)を再度試してみることになりました。

確かにこの夜は割と平穏に過ぎました。翌9日もまぁまぁ。食欲もキープしていたし、やっぱり痛みがあって、パッチが効いたのかも~と思っていたら、午後3時を過ぎた辺りから、例のドッタンバッタンが始まり、前日ほどでは無かったけれど夕飯近くまで続きました。

で、昨日は朝から今ひとつ元気がなくて眠り続けていましたが、昼ご飯のあと、やはり午後3時頃から始まって、6時くらいまで。今日も同じく15時10分頃から始まって、今もドッタンバッタン起きたり倒れたり、やってます。

というわけで、ドッタンバッタンについては、パッチが効くわけではなさそうです。

でも、今夜10時半に剥がして、半日~1日様子見て、なにか痛みの表現(=牙を剥くとか?!)が再度出るようならパッチは続けた方がいいだろうといわれてますけど、医療用麻薬なので取り扱い(手続き?)がちょっと面倒なところへ、かな~り高額です。今のところ3日に1枚なので保険でカバーできる額ですけど、貼る場所も替えないと皮膚炎おきちゃうし、できれば使わずに済ませたいところです。

ちょっと脱線すると、骨肉腫の痛みが抑えられてるのが本当に救いです。でも3回目の放射線からもう1ヶ月半経過してるので、この先どうなるかはわかりませんけど。

何の話でしたっけ?そうそう、ドッタンバッタンの原因でした。

前にも書きましたが、9月以降食餌の量が半減してるところへ内容も思いっきり偏っていますし、寝たきりですので腸の動きも悪くなっているので、便秘というのか、週1回くらいしか排便がありません。この半月ほどは、鶏のレバーをメインに、動物性蛋白質ばかり摂取しているため、くさ~いガスがプスプスプスプス出ていますが、なかなか便が出ません。

それで食物繊維を補うために時々“イージーファイバー” なるトクホのサプリを与えますと、半日くらいで便意が起こって、さらに半日くらいするとボチボチ出だします(オーママは便秘なヒトではないので、この手のサプリがどう効くのかはイマイチつかめてません)。それが何故か金曜土曜の周期になっていることもあり、もしや便意を催しているのでは?なんて思っていたら・・・

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はい、この週末も、金曜の夕方と、土曜の飼い主の夕飯中に(笑)まずまずの分量排出されました。で、たいてい最後は下痢Pになるので、それが出切るまで落ち着かないのかな~なんて様子みてます(今週はまだPになってません!)。

鼻血の方は、土曜日は出なかったけど、昨日はまた少し出ました。今日は今までのところ出ていません。止まるという事は血小板の値はそれなりなのでしょう。そして先生が仰るように、まだDICではないとしたら、以前記事にした口腔内の組織の壊死的な事が鼻腔内でも起きていて、壊死の前段階、化膿して膿や血が出ているのでしょうか?

考えても分からないことだらけでどうにもならないから、もう成り行き任せ、その場その場で対応するしかないんだろうけど、シコリの破裂は対応しきれないかもぉ~(T_T);

しか~し、この2週間で、ホント、恐ろしいほどに成長しました。そしてまだまだ進行中です。

9月中旬には6~7cmだったのが、下旬になると片方の掌でなんとか覆えるくらいまでに増大し、昨日は、もう見るのも触るのも恐ろしいほどの大きさになってしまいました。両掌でも覆うのは難しいでしょう。もうシコリというレベルではない?いや、もしかすると全部がシコリではないのかもしれません。シコリ(=腫瘍)によってリンパの流れや血行が悪くなって浮腫んでる部分も一緒くたになってるのかもしれないのですが・・・

右の脇の下から胸に掛けての画像です。線で囲ったエリアは胸側ですけど、脇から背中側にも腫れあがってます。

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オーパパがメジャー当てて撮れというので・・・

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水平のラインが通常の胸の表面。腫れの部分は体位にもよりますが、最大8~10cmくらいの厚みで盛り上がっていて、タポタポした感じはなく、やっぱりしこってるのかな? 昨日からちょっと熱感が強くなっているのでアイシングしていますが、例のごとくドタンバッタン動くので、ほとんど冷えてません。(^^ゞ

でもねぇ~シコリ自体は触ったから痛いというわけではなさそうです。シコリに押されてどこかが痛いみたい。内蔵?これとは別に右の脇腹というか胴体の横の面に(昨日現在)片掌大のシコリ(みたいなモノ)も成長中でして、いやぁ~体中ガンに蝕まれていんじゃないの?みたいな。orz

とにかく、この2週間、食欲はまずまずだったのに、ギュスの体は日ごと痩せ細り、なのにシコリ(=ガン)はどんどん育つ。うぅぅ~ひょっとしてガン細胞がギュスの食欲をコントロールして、自分に必要な栄養分をリクエストしてるんじゃないのか~とSFまがいの妄想に取り付かれそうなオーママです。

でもね、食べるといえば食べさせるしかないでしょ?たとえそれがガン細胞のリクエストだったとしても、ギュスがニコニコ喜んで口にするんだったら、運ぶしかないでしょ。

というわけで、ちょっと早いけど、ハロウィンクッキー焼きました!

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今回は動画もちゃんと保存されてたから、アップしますね。あ、ハイエナ婆ちゃんを牽制する音声がお聞き苦しいかもしれません。^^;


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やっと秋晴れ! [病気]

ギュスのこと、ご心配おかけしております。m(._.)m

お陰さまで大きな変化はなくて、今日も鼻血を噴出した直後にも昼ご飯を食べるなど、苦しそうな息遣いとは裏腹に、まだまだ生きる意思表示しております。(^.^)

9月24日にかかりつけの先生に往診していただいた際、巨大化する脇のシコリについて(医療処置としての)最終的な選択肢として放射線治療(=腫瘍膜の崩壊~表皮の破裂を食い止めるために腫瘍縮小を期待して)する可能性があるのならばシコリが腫瘍であることを確定しておいた方がよいうということで、針生検を受けました。

で、先生が顕微鏡で覗いた感触では悪そう(=骨肉腫の転移らしい)だと。まぁ、ほぼ確定なんだろうけど、それでも手順として病理検査に出すことになり、先日結果が上がってきました。

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予想どおり、骨肉腫のリンパ節転移でした。(何人かの獣医さんから聞きましたが、骨肉腫のリンパ節転移は相当稀なんだとか...なんでそんな事になるんだぁ~!+_+;)

でも検査前には、最後の手段として放射線もありと仰っていたかかりつけの先生、ここへ来てさほど勧めなくなりました。というのは、大きな変化ではないけれど、日々、いえ時々刻々と体調に小さな変化が起きていて、アップダウンしながら落ちていってるのが実感できるからだと思われます。

はい、もう通院はできませんが、ちょっとした変化があるごとにママが連絡するものだから、先生もおおよその事は把握されているのです。

いちばん辛いのは呼吸でしょうか。それとて、他の呼吸器疾患のように気管支拡張剤や咳止め、去痰剤などでどうにかなるわけではないし、酸素濃縮装置(というのが正確な名称らしい。^^ゞ)で濃縮された酸素を送ってやるくらいみたいです。痰の吸引ができないか聞いてみたのだけれど、犬ではやらないようです。

それでオーママも持ち駒を総動員、ちょっとでも楽になる方法はないかと探りまして、“人参養栄湯”という漢方薬を試してみたらどうかな~と。今週火曜日にママ自身の漢方クリニック受診の際に先生に相談したところ、十全大補湯が使えていたのなら試してみる価値はあると。この方剤、十全大補湯の効能に加えて、呼吸器症状の緩和と気持ちを上げてくれる作用もあるから、飲めるならあげてみればと。ただしオウギが入っているので胃もたれ感が強くなると食欲不振が悪化するかも、って。

その日のうちにかかりつけの先生にお願いして、昨日から飲み始めました。

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一時ひどく低下していた食欲が、この1週間くらいは回復していたこともあって、心配をよそに “お薬ゼリー” でなんとか飲んでくれています。

<オーパパ、献身的にお世話してます!>
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排尿の変化もありました。

自力でトイレに行けなくなってからというもの、寝床で排泄することはどうにも受け入れられずギリギリまで我慢、圧迫排尿を試みても、お腹に力をいれてなかなか出してくれませんでした。

が、9月28日未明から、なんとチョロチョロと尿漏れが!とうとう排尿の神経もダメになっちゃった?と落胆したものの、三日目だったか、圧迫排尿中に、ジョーっと大量放出。以来垂れ流し状態はピタッとやんで、1日2回、オーパパが頃合を見計らって圧迫すると出してくれるようになりました。(ママだと相変わらず力入れて我慢してます!)

ギュスなりに悩んでいたのでしょうか。でも我慢の限界を超えてチョロチョロと意に反して尿漏れ?そして遂に気持ちの整理をつけて、寝床での排尿を受け入れたということではないかと推察してます。哀れというなかれ、よくぞ決心したと褒めてやってくださいませ。(^^♪

垂れ流していた三日間は、1~2時間おきにシーツを交換していても内股~お腹が真っ赤になって、あっという間に湿疹が広がり、膿皮症も起きかけていたので、ギュスとしたら不本意だろうけれど、圧迫排尿を受け入れてくれて助かりました。えぇ、炎症・湿疹もほぼ鎮まりました。

しか~し、今日はまたまた一波乱。

13時ちょっと前、お水を150ccほど飲んだ直後、いつものようにバタッと横倒れ、それと同時にガフッっと、咳とも(荒い)鼻息ともつかないような音とともに右の鼻腔から鼻血が噴出しました。でも流れ続けてるわけじゃなさそう。でもでも~数分後に体を起こしたら、また右の鼻腔から、今度はタラタラ~っと出血。

それでママ一瞬焦りました。

先生から、「腫瘍の末期症状の一つにDICというのがあって、体のアチコチで出血がおき、鼻血もよく出ます」と聞いていたので、ひょっとしてそれか?と。

でも、2回目以降は流血することはなくて、鼻腔内に残っているか滲み出てるくらいの血液が、鼻息が荒くなったときに飛び散ったり、鼻汁が出るときに混じってる程度になって、先生も、「DICなら止まらないから、ここ最近鼻から色んな物が噴出する現象が起きてることだし(汗;)、おそらくそっちの関係でしょう」と。

で、鼻血が一段落して、オーちゃんにお昼ご飯あげてたら、「オイラは?」って。kiriのクリチ2個、自家製ササミジャーキー1本、シュークリーム大1個を平らげ、水150ccを飲み干して、例のごとくばったり倒れました。

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ここまでは特に普段と変わりなかったんだけど、15時くらいから、なんだかいてもたってもいられないという様子で、「母ちゃん、何とかしてくれ!」と頻繁に訴えはじめました。そういわれても、酸素吸入か、給水くらいしかできなくて、さすってやってもあんまり触られたくなさそうだし・・・

そうこうしてたら、もがき出したというか、起きては倒れを繰り返しながら、体(上半身)をほぼ180度移動し、それ以上移動できないため、その場でずっとジタバタしてます。息遣いはとりわけ速くなってるわけじゃないし、体温もこのところの平熱、骨肉腫やシコリは触れたら若干熱っぽかったけど痛みのあるリアクションはないし・・・

先生が、鼻筋辺りを冷やしてみてというので試みるも、激しく拒絶され、為す術もなく見守り中(というわけでブログ更新中?!)。なんなんだか。

<ショッキング画像で失礼します。m(_ _)m>
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ギュスがドッタンバッタン動くものだから、耳の遠くなったオーちゃんも、流石に気付いて、遠巻きに様子見中。

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で、こんな状況なのに、膀胱炎になったオーちゃん用に焼いたクランベリーの全粒粉ビスケットを(先だって全粒粉入りカボチャクッキーをバクバク食べてたから)試しに鼻先に持っていってみたら、食べました!それも何枚も。(@_@)

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ママ、調子にのってどんどんあげて、おまけに動画までとったのに、何故か最後の3秒しか保存されてなかった。orz

というわけで、数日前の夕食の風景など貼って、本日はお開きに致します。(*^_^*)


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ギュスの肢 : 転移の進行 [病気]

今月は本当に雨が多くて、洗濯物乾かすのに四苦八苦です。浴室乾燥フル回転ですけど、ギュスの敷物は人間用なので一度に何枚も干すわけにいかず、外はザーザー降ってても毎日洗濯機回してました。が、今日は久々に外に干せる程度にお天気回復してくれて、ヤレヤレ。

といっても相変わらず湿度高くて・・・台風一過の秋晴れもなかったし、いつになったら大陸からの爽やかな秋風が吹き降りてくるのでしょう。(=.=)

      ******

さてさて、ずいぶんブログご無沙汰でしたけど、その間にギュスターヴの状態に大きな変化がありました。

9月12日ころから、またまた右後肢の脱力(麻痺?)が再発して、こんどは左後肢もなんだかな~という感じになり、かな~り起立や歩行が危うくなっていたものの、今から10日前、9月15日の日中まではママ一人の介助でもなんとか車の乗り降りもできていました。

ですので、この日も昼前に野津田公園に出かけ、その後、かかりつけを受診しました。院長先生、あまりにも急激な後肢の衰弱に困惑していました。しかし右前肢の骨肉腫の患部は熱感もなくて、腫れも若干引いて、8月26日の放射線治療は効果が続いているようでした。

<9月9日のお散歩にて>
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ですが、痛みが和らいでいるにしろ、いつ折れてもおかしくない状況に変わりはなく、そこへ後肢が両方とも機能しなくなったからでしょうか、この後いっきに力が入らなくなっていき、遂にはママ一人では起立介助が難しくなりました。

それでもオーパパと二人で立たせて介助しながらトイレスペースまで自力歩行、かろうじて排泄はできていましたが、老人の日の3連休最終日、遂にどうがんばっても立つ事ができなくなってしまいました。後肢両方と、(いくら痛みがほぼないとはいっても)前足1本が使えないわけで、左前肢だけではどうにもならなくなったという訳です。

後肢の状態については、右はパラディアの副反応が発端だったと思われますが断定はできませんし、左は長期に渡ってほとんど運動(歩行)できない生活が続いてすっかり筋力が低下したためだろうけど、最後あまりにもいっきに力が入らなくなってしまって、これまた何で?という感じ。

せっかく放射線治療で骨肉腫の痛みが治まっているというのに、本当に残念です。

はい、一番大きな変化は、寝たきりになったということです。

が、全身状態も日ごと落ちてきています。

9月12日にかかりつけで撮った肺のレントゲンで、右肺に細かな白い点々が多数確認できまして、先生、「だいぶ転移が進んできていますね」って。また、通常レントゲンでは写らない肺(葉)の輪郭が白い細い線となってくっきり写し出されていたことから、「徐々に水が溜まり始めています」とも。

とはいっても、相変わらずのパンティングは肺から来てる様ではないし・・・

右前肢の付根、脇のシコリ(リンパ節転移の可能性大)のこともあるし、体のどこか、見えない部分で転移が進行していて痛みがあるのかもしれないということで、(いずれ使うことになるであろう)医療用麻薬(=モルヒネパッチ、フェンタニル)を使って楽になるかどうか反応をみてみることになりました。

えぇ、肩甲骨の上辺りを10cm四方ほど剃るときいていたので、ママ、バリカン持参しまして、先生の指示に従って、その場でトリミング(?!)しました。だって病院のバリカンにはアタッチメントついてないから、ジョリジョリ刈るとそれだけでギュスの柔肌(笑)は炎症起こしますから~!

でもね、72時間貼ってみたけど、パンティングについては全く変化なくて、痛みのせいじゃないな~と。しかも、うっすら毛を残して刈ったにもかかわらず、パッチの粘着剤に反応してかぶれちゃうし。最後の最後にお世話になるらしいけど、先が思いやられる結果でした。orz

更に、9月に入ってから食欲がめっきり落ちたため、漢方薬をこれまでの十全大補湯から六君子湯にかえてみたところ、びっくりするほど食欲がでて、一時は元気な頃並みの量を平らげるまでに復活したのですが、口はまずいらしくて、フードは食べずに選り好み、くわえて運動もほとんどできず、排便のリズムがすっかり崩れてしまって便秘がちになり・・・

「ライ麦パン、いける!」
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丸4日でなかった挙句の9月14日、ママが洗い物だか干し物だかで目を離したタイミングで便意を催し、自力でトイレに立とうとして踏ん張った瞬間に出てしまい、なんとその上に尻餅!

ドタンという物音でかけつけましたが、時既に遅く、尻尾とお尻回りの毛を刈っていなかったので悲惨なことに。(>_<) 4日分なのでかなりの量でしたが、流れるような軟便ではなかったのが不幸中の幸い??

とりあえずトイレシーツ広げた場所にギュスを移動、ブツの始末と床の掃除をしてからギュスのキレイキレイにとりかかるも、フェルト状の細くて柔らかい毛にこれでもかというほど絡み付いてて、ひとまずコームで出来る限り汚れを落としたものの、洗わなきゃ無理だよね~的な?

しかし、この時のギュスは排便で精根尽き果てたらしく、「もう立てません!」と。シャンプーが難しいとなると、さて、どうするべき?(現場はリビング!)

そこで、ご近所のワン友の一人で、介護の達人YさんにSOSコールをすると、ありがたいことに即座に駆けつけてくれて、お風呂場まで引き摺っていくのが無理だったら、今いる場所でお湯で揉み洗いすればいいと。

テキパキと指示されるままに洗面器(犬用ね!)にお湯をくんでオーママはスタンバイ。汚れの部分にシャンプー溶液をアプリケーターで注入すると、Yさんがギュスの毛を揉み洗い。洗面器のお湯に浸してすすいだところで汚れたお湯をトイレに捨ててくると、今度はキレイなお湯をアプリケーターで注入、またまたYさんがギュスの毛を洗い流し、ママが洗面器でお湯を受け・・・汚れた部分を順々に洗っていって、全て終わるのに2時間ほど。前処理と合わせると3時間超のキレイキレイ作業でした。

Yさんと「なんとか終わったね~^o^」と喜んだのも束の間、なんだかギュスがソワソワしだしてない?

大の次は小かもね~と二人で介助してトイレに連れて行くと、こんどはピーでした~(+_+)

でも二人だったので、尻尾を持ち上げられたし、吊り上げシステムもあって、なんとか洗うまでの酷い汚れは免れて、一応その場でキレイになって、ヤレヤレ。

ここでYさん撤収。後片付けして遅いランチタイム。ママは食欲わかなかったけど、オーギュスとも食べる気満々。ギュスの下痢は便秘の挙句のピーみたいな感じだったので、お腹に触らないような内容で、ほぼいつも通りの1食を平らげてしまったのがよくなったのか・・・

この後6回下痢ピーになり、最後は血便というか、血液がポタポタポタと。

Yさんから、「ブルーシートに乗せてお風呂場に引きずっていって、下半身だけ洗い場に引き入れてシャンプーすれば大丈夫だよ」とアドバイスを受けたので、その場でキレイにしきれなかった3回は、言われたとおりにやってみたところ、思ったほど大事ではありませんでした。あ、一人でお風呂場まで引き摺るのは腰に来ますけど!(._.)

しか~し、下痢ピ~騒動の日はかかりつけが休診だったため留守電に顛末を録音しておいたら院長先生から折り返し電話があって、手持ちの下痢止め&整腸剤で対応しておいて、と。で、翌日薬と点滴もらいにクリニックへ。

血液ボタボタの原因が今ひとつ不明ながら、その後止まっているので下痢を繰り返した結果だろうと。ホッ。

しか~し、ハァハァべろべろ、口の中が粘ついてるし、熱も41度超ということで、抗生剤と輸液セットを持たされました。

ギュスの体重(58キロ@8月26日現在)だと3リットルくらい飲んでもおかしくないので、パンティングも酷いから、とにかく水分補給に努めるよう、できれば水より経口補水液(スポーツドリンクとか...)の方がいいんだけど飲みますか?って。

でも我が家の犬たち、これまでポカリとかは一切飲まなかったし、果汁100%ジュースもダメだったため、念のために点滴で輸液することになったのです。

去年オードリーの嘔吐騒ぎのときに一度練習してましたけど、一応ギュスでもやってみましょうということになったのですが、なんと、ママ、老眼鏡を忘れてて、ちょっと気が進まなかったので、自宅で点滴するにあたっては、これまたご近所のワン友さんのお姉ちゃん(獣医さん!)の指導をうけて、三日ほど朝夕2回の点滴クリアしました。

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そんなこんなで、下痢ピーは止まったけれど、またまた食欲が落ちてしまって・・・

ピーになる前は、便秘対策に食物繊維も必要だよね~と焼いた全粒粉入りカボチャケーキなんかもパクパク食べてたのに・・・(下痢ピーの原因だったりして??)

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ピーの後は、フレンチトーストなんかしてみても、そっぽ向かれちゃって・・・

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なのに、これまで全く鼻も引っ掛けなかったスポーツドリンクやりんごジュースをゴクゴク飲むようになって、これならエネルギー補給ゼリー(?)もいけるかな~なんて試したら・・・

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三日くらいはいい調子で口にしてくれたんだけど、その後パッタリ。orz

なので、またまた漢方薬のお世話になることに。六君子湯はあまりにも食欲出すぎちゃったから、もうちょっとマイルドな補中益気湯で様子見ていたら、22日の夕飯から食欲復活、というか、今度はひたすら肉(それも臓物ばかり!)をリクエスト。毎食レバー・ハツ・砂肝を100~150gも。内蔵ばかり食べて大丈夫なのか心配になって先生にうかがったら、今は食べること優先ですので構いません、と。

以前は水煮だった肉類、このところはチキンスープで煮ていますが、味が濃くなるのもいたしかたないと。

他には、果物、とくにバナナと擦りりんご、ヨーグルト、シュークリーム、kiri(銘柄指定!笑)のクリチ、時々ワッフルみたいな食生活ですが、まだまだ食べたいという気持ちはあるのです。

ギュスの給仕中にオードリーが顔を近づけると、「うぅっ。オイラのだい!」と追っ払います。^^;

この10日で生活激変、しかも一昨日あたりからは痰絡みの呼吸と咳が酷くなってきて、昨日往診してくださったかかりつけの先生も、肺転移が50%くらいまで進行してきてる状態かな~と。

しかしながら、脇のシコリが掌に収まらないほどまで急激に増大していることから、肺の転移が進行する前に腫瘍が皮膚を突き破って噴出してくる恐れも現実的になってきていて、破ける前に放射線で縮小させるという最後の手段も視野に入れて、この先どうしたものか模索中です。

肺がかなり弱ってきているので全身麻酔に耐えられない確率も高まってるわけで、前にも書いたけど、麻酔から醒めないまま逝く(消極的)安楽死もありかな~と真剣に考えています。

他にも、ちょっとグロイ画像で済みませんが、口腔内の組織が壊死して剥落、上唇の縁~外側も肥厚してて、これも壊死して唇に穴が開くかも~とか。

<ゆで卵の白身みたいなブラブラしてるのが壊死した組織。オーパパが引きちぎっちゃいました!*.*>
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背中にも掌大の扁平なシコリができたり、なにより、咳と痰で辛そうで・・・

床ずれ対策に体位を変えようにも、右下はおろか、左下でも横になっていられないようだし、身動き取れないというのに、腰を基点にたえず身体を回転移動させたり、上体起こして喘いでいたかと思えば、バタっと頭を打ちつけて横倒しになることの繰り返し。

それでも寝床で排泄するのは受け入れられないようで、膀胱圧迫しても力をいれて反発、ギリギリまで我慢してるし、便意を催すと、なんとか立ち上がろうともがいて脱糞、尻餅ついて力尽きます。

いえね、介護自体は、予想していたより大変ではありません。(お風呂場に移動するときを除いてね!(^_^;)

思うに、長らく日々のスキンケアや頻回のシャンプーで、ギュスの扱いに慣れていたのが幸いしているのかな~と。ちょっとエラそうに書くと、大型、超大型の飼い主さんほど、日頃から犬をいじり倒しておいた方が、いざという時に面食らわずに済むと思います。ずーっとサロン任せのお手入れだけで来ていたら、おそらく途方にくれていたことでしょう。ママもギュスも、いじりいじられることに慣れているので、どう動かせばお互い楽できるかが分かる、みたいな。

でも、日ごとギュスの辛さが増していくのを見るにつけ、ママは気持ちが折れそうになるのです。

それでも、ギュスが「食べたい!お水ちょうだい!」と生きる意欲を示す限りは応えてやるのかな?

今日は呼吸が一層苦しそうになってきているので、上手くいくかわからないけど、明日クリニックに在宅の酸素発生器をお願いするつもりです。ちょっとでも楽になるといいね。

「酸素よりトイレなんとかならない?」
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トイレスペースの脇に寝場所を移し、オーパパが段差解消の工作もしてくれたけど、ちょっと難しいんだよね。

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「トイレ我慢するのはつらいわよね。。」
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重苦しい近況報告となってしまいましたが、オードリーがいるお陰で、塞ぎがちのママも和んでいます。そして何より、ご近所のワン友さんたちが、「こんなに頼っていいものだろうか?」と恐縮するくらい力を貸してくれるので、まだまだママもギュスも頑張れそうです。みんな、ありがとう。(*^_^*)

<姉さん、添い寝中?>
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ギュスの肢 : 3度目の放射線疼痛緩和治療 [病気]

本日、台風から変わった温帯低気圧の影響で朝から猫の目天気なオーギュス地方です。オードリーは降り出す前にパパと早朝散歩に行けたものの、ギュスは出遅れてタイミングを逸してしまいました。orz

      ******

前回の記事をアップした後、骨肉腫の腫れと熱感が続き、びっこも酷くなってきて、「内服薬(トラマール125mg×3回/日)では抑えられないレベルになってるのかもしれませんね。麻薬パッチ使いましょうか。でもその前に残り2回の放射線をしてもいいのかな...」ということになって、8月26日に3ヶ月ぶりで放射線治療を受けました。

5月のときは出張だか研修だかで海外にいってた本来の放射線担当医が戻ってきていて、しばらくぶりだったこともあり、その間の経緯を含めて、実施前に色々話しました。

前回の先生から、疼痛緩和目的の放射線治療の場合、効果は3週間くらいと聞いたのに、3ヶ月近く鎮痛剤の世話にもならず、見た目、ガンが休眠状態になっているくらい効果があったという話になったら、今回の先生は、通常4回1クールの治療で、(効果がでるケースでは)照射後3週間以内に効果が確認できて、最長2ヶ月くらいは効果が持続するといわれているというのです。

なんか前と話が違ってないか?でもギュスの場合、しっかり効果があったということね。

この先生によると、2回の照射でここまで効果がでたのはラッキー[るんるん]みたいな??

で、あと2回残ってるけど、前回同様2回続けて(1週間間隔で)受けた方がいいのか、目下体調が落ちてきていることから、今日(8月26日)照射したらしばらくあけて体力チャージしてからでもいいのかと尋ねたところ、「自分もどっちがいいのか迷うところです」って。

実はこの日、5月の時は2回とも1時間前後で戻ってきたのに、1時間半くらいかかって、呼ばれたときにはしっかり覚醒していたものの、「途中で心房細動がでたときは焦りました」とか言われて、ママ、突っ込まなかったけど、何か蘇生処置でもしてたのでは?みたいなこともあって、1週間後にまた全身麻酔ってどうなんだろうと迷ったわけです。

そりゃ~ね、この先どんな痛みが待っているかわからないし、遠からず病的骨折がおきて寝たきり生活になる確率が高いんだから、麻酔の眠りから醒めずに逝けたら、ある意味 “(消極的?)安楽死” というか、それはそれで苦痛から解放されるんだからと自分に言い聞かせてるけど、いざ現実となったらどうなんだろう?みたいな・・・

照射直後は照射による炎症や浮腫みが出るのは前回経験済みだったものの、前回は1週間後に2回目を受ける時点でどういう状況だったのか(1回で効果があったかどうか)判別できていなかったと告げると、じゃあ少し間隔あけて、様子で次回(最後!)の日程を決めましょうということになりました。

そして今日現在、丸々2週間経ちましたが、骨肉腫の部位に照射前ほどの腫れはなくて、熱感も無し、びっこもひいていません。ただ、後肢はすっかり萎えています。お尻回りの筋肉やハムストリングがすっかり落ちてしまって左まで動きが怪しくなってきてるし、右の麻痺(?)は完全には元に戻っていないようなので、介助しないと起立が大変です。

そのせいか、よほどでないと立って歩き回ることをしないので、そうするとますます関節の動きも悪くなるし、悪循環にはまりつつあります。でもでも~番犬モードのスイッチが入った時は、止めろと制止してもサッと立ち上がって窓辺に走りよっていくので、まだまだ諦めてはいけないな~と。(^^ゞ

そんなわけで、最後の1回(4回目)の放射線治療は保留中ですが・・・

先月来の原因不明のパンティングが、まだまだ肺転移によるものではなさそうというし、温・湿度をコントロールしたり、それでも暑そうなら保冷剤で冷やしたりしてるから暑さのせいでもなさそうだし、足の痛みが落ち着いているのに鎮痛剤でも治まらない痛みによるものだとしたら、いったいどこが痛いんだ?という話になり・・・

よ~くよく見てたら、ずい分前から気になっていた右下にして横臥しないという現象がここへきてすごく顕著になって、ケアの時に右下にしてというと拒否ります。また、右前足の付根付近をスキンケア中に櫛で梳くと反応していたのが徐々に激化して、触ると仰け反る!(今日現在左にも同じような反応が出始めてる...+_+)

そしたら、右の脇の下のリンパが腫れてきました。腫れたというより、コリコリとシコリみたいな感触。先週木曜(9月1日)の時点で6~7cmだったのが、今週月曜には15cmを超えてました。(T_T);

今更調べてもどうなるわけでもないだろうと思いつつ、シロクロつけば今後の展開が少しはみえるかな~と、9月1日に(一番細い針で)針生検を試みましたが、血液しか採取できず、その場は断念。「今度もっと太い針で...」といわれたけど、もう調べなくてもいいよね。

かかりつけの先生、「骨肉腫は血行性でリンパ節への転移は稀だといわれていますが、無くはないです。新たなリンパの腫瘍であれば左右対称に出ることが多いし、首の回りもグリグリしてきますので、放射線による影響も考えられるけど、おそらく転移だと思われます」って。

聞けば、今は膜に覆われて形を成している癌細胞、次第に膜を破壊して外側の筋肉や皮膚組織に浸潤、終いには表皮を突き破って噴出(?)してくることもあるのだとか。(*_*)));

仮に右前肢の骨肉腫の転移だとして、このあと肩関節に飛んでから肺にいくのが想定される転移パターンで、リンパ節のガンが上記のような状態になる前に寿命が尽きることが普通なんですが、(展開の読みづらいギュスの場合は?)最悪のケースも想定して、(そこまで行く前に?)腫瘍が大きくなって右前肢の血管やリンパ管を圧迫してパンパンに浮腫んだり、動作に支障がでた段階で局所的放射線もありです、と。

「えっ、放射線て4回しか受けられないんですよね?」と尋ねると、「たしか1部位につき4回で、違う部位であれば大丈夫だったはずですけど。麻布の先生に聞いてみてください」と。

参りましたよ。

もう “治療” の段階は過ぎたよね~緩和ケア、特に痛みの緩和のための放射線は、ギュスの体がもつなら、残り1回やる意味あるよね~と考えてはいました。

だけど、表皮が破けて癌が吹き出てくるかもしれなくて、それでも寿命は尽きなくて、手立てとしては放射線、て。

ここまで聞いて、ママ、思わず、そうなる前に眠りに就いてくれ~と心の内で叫びましたわ。

何でこんなことになるんだろうね?

ギュスの骨肉腫が進行の遅いタイプで、骨の状態が超大型犬&年齢の割にはとっても状態がよくて、さらにさらに、発症から9ヶ月がたった8月現在でも58キロと体調を保ってきたこと等々、本当なら喜ばしい諸々が全部裏目に出てるんじゃないの?

そんなことを思ったら、すっごくやり切れない気持ちになってしまったオーママでした。

      ******

先週末、夕方、パパ&オードリーも一緒に野津田公園にいきました。

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この前々日だったか(訂正:この日でした。頭が死んでるぅ~-_=;)、日中、ママと二人でやっぱり同じ場所に出かけたのですが・・・

いつもなら往復の車中は伏せてるギュスが、別のエリアの分岐を通り過ぎるところで、なんと起き上がって、後向いて外を見たのです。

なんか気になっちゃって、思わずUターンして、ススキのエリアに行きました。ここは知り合いワンコさんと出会える場所だから? そういえばこの前日、リス園の駐車場にいった時、ずい分辺りを気にしてたっけ。「誰かこないかな~」みたいに。もう何ヶ月も、車から降りて2~30mうろついて車に戻るだけの散歩とも言えない散歩が続いてるものね。ワンコ好きのギュスにしたら、思いっきりワン友と戯れたいのかもしれない。その想い、叶えてやりたいけど・・・

といいつつ、昨日も同じ場所で同じパターン。^^;

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動いてるギュスも載せておこう!


タグ:骨肉腫
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