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オードリーの貧血 : 減薬開始 [病気]

11月は3連休からのスタートとなりましたが、昨日は生憎のお天気となったオーギュス地方です。

ギュスとの散歩途中からチラチラ降りだした雨、あっという間に本降りとなって、帰り着くまでにしっぽりと濡れてしまいました。あ、折り畳み傘を持っていたのでママは濡れませんでしたが。

というわけで、11月はギュスのシャンプーから始まりました~(^^ゞ

      ******

そして、10月最後の日はオードリーの大学病院でした。 

明け方まで雨模様でしたが、動き出す頃には路面も乾いてきていたので、夕方はまた雨の予報だったし、出かける前に軽く町内散歩を済ませて病院に向かいました。

待合室がとっても混んでいて、いつもは奥の奥で待ちますが、この日は受付前のエリアで待っていたら、もの凄~くお久しぶりのK氏が見かけないワンちゃんと一緒に近づいてきました。こちらのお宅にはオーちゃんより少し年長のラブ2頭とローデシアンリッジバックがいたはずだったけど、この時の相棒はとってもスリムなフィールド系ラブのようなワンちゃんでした。

話を聞けば、この大学病院で供血犬としてお仕事していて引退したワンコさんだとか。名前を聞いたところ、オードリーに供血してくれたワンちゃんたちの1頭でした。「ありがとうね、お陰でオーちゃん生きながらえてるよ~♪」とご挨拶。そうこうしてるうちに、予備問診に呼ばれたので、話途中で御免下さいと相成りました。

この日は当たるのが2回目の女医さんでして、わりとスムーズに話が通りました。

貧血については、見たところ特に変化はなさそうだけど、10月下旬(20日からの週)、またオシッコの色がクリアながらオレンジ色の日が続き、数日前から通常に戻ったこと、後は、あちこちのシコリがまた膨らんできていて、8月に針生検したら化膿性ということでシンプリセフを処方してもらったときのような状態だと報告(丁度その時の担当がこの日の女医さんだったようで、覚えていたみたい)。

呼吸の方は、時々夜間フガフガ苦しそうにしていることがあるけれど、10月初めのような咳発作や喘息様の呼吸困難は起きていないし、呼吸数も、眠っている時は14~5回、起きていても安静状態であれば20~25回くらいで落ち着いている。ただ、散歩にでると気温が18度くらいの日であっても歩き出しから息切れ気味。それでも、イージーウォークハーネス(引っ張り防止システムですが!)が機能しない勢いで引っ張りまくっているし、このところボール遊びをエンドレスにせがむようになってると伝えて、検査に送り出そうとしたら・・・

久々にオードリーが激しく拒絶し、珍しく診察室から出ようとしてキャンキャン鳴きました。

この日は気管狭窄の状態を正確に把握するためのレントゲン撮影が予定されていたのですけど、10月8日にアトム動物病院で撮った画像を持参していたので、もしそれでカバーできるなら今日の撮影はパスして欲しい(興奮すると呼吸が...=_=;)と付け加えて、ママとギュスは退室しました。

この頃には待合室もだいぶ空いてきていたので、定位置の一番奥で、オードリーが戻ってくるのを待ちました。

15分ほどでゼーゼーいいながら戻って来たので、レントゲンは撮ってないな~と思い、ご飯のことを訪ねると、やはりまだレントゲン保留中らしく「もうちょっと待ってください」と。女医さんが消えたとたん、オードリーのご飯頂戴ビームとお手攻撃が始まりましたが、お預けです。

例のごとく、待合室の人&犬影がまばらになってもなかなか声はかからず、1時過ぎくらいに先生が出てきて、診察室に呼ばれました。

いつもは最初に血液検査の結果シートを渡されるのですが、この日は呼吸器の話から。

実は、先生、うちがアトムを受診したあと、麻布に出入りしている呼吸器専門医のことを思い出して少し相談してくださっていて、そちらの先生は気管虚脱よりも喉頭麻痺を疑っているようだと仰っていて、もし気管虚脱の手術を受けることを考えるのであれば、こちらの専門医も受診(セカンドオピニオン?)してみたら、みたいな話もしていました。

が、アトムで撮った画像や、その後のオードリーの状況から、今いま手術は考えなくていいだろうという結論で一致し、冬に向かって少しは呼吸も楽になるかもしれないから、そちらは(呼吸器受診と精密検査)保留することになりました。

ただし、気管狭窄が起きていることから、これから気温が下がっても、激しく興奮したり運動で体温が上がった場合、上手く換気できないと(呼吸以外に体温調節の手段がない犬は)熱中症になる恐れがあるため、十分気をつけるよう言われました。

このところボール遊びに再び目覚めてしまって、息を切らしながらも何度もせがむといったら、「う~ん12歳になるんですよね?困りましたね~でも運動制限する必要はないでしょう。むしろ、太って喉廻りに脂肪がつくと気管を圧迫しますから、これ以上太らないように気をつけてください」と。

そしてここから貧血の話。

「貧血の方は?」と訊ねると、なぜか検査結果が手元になくて、研修医が探しにいきました。

「PCVは43か45だったような・・・」なんて話していたら、結果を持って研修医が戻ってきました。

result_20141031_azabu.jpg

「43.6%ですね。血液検査上は何の問題もない状態です」と先生。

「T-Bilがまた上がってますけど」とママ。

「ま、この数値なら特に気にしなくても・・・末梢血の溶血も-ですし、43%台で安定しているから、プログラフの減薬始めてもいいかもしれませんね」と。

あれだけ慎重だった先生が減薬に踏み切ると!

先生、「今を逃したら機会があるかどうか・・・」みたいな口ぶりで、内心(う~ん、気管狭窄の進行状況によっては先がないわけで、だったら“再発”を案ずるより、減薬に踏み切ってデータを取りたい?)なんて意地悪なことも思いつつ、でも、ママもパパも、かりに再発して薬が効かなかったとしても、それはその時。この際プログラフの減薬をお願いしようと話していたので、減薬をはじめることに異存は有りませんでした。

でもね、一応確認として・・・

咽喉頭麻痺の場合、ポリニューロパチーによる末梢神経系の障害が考えられるそうで、その原因として、オードリーのような自己免疫疾患のケースでは、免疫の攻撃の矛先が神経に向かっていることは大いに考えられるというので、だったら免疫抑制剤をやめたら、気管狭窄にも影響がありませんか?と聞いてみました。

でも、けっきょく獣医療でプログラフの使用例がほとんど無いわけですから、先生としても、「重症筋無力症に効く薬ではありますが、犬の場合はなんとも・・・」と。

そんなわけで、プログラフの服用を始めてから2年余り、とうとう減薬開始となりました。

最初、2日に1回でいいかな~と仰ったのですが、まずは36時間(1.5日)毎になりました。

そしてそして、今回シコリの件でまたシンプリセフ(=抗生剤)が出た事もあり、フラジールも休薬になり、一気に薬が減りました。すっごく嬉しい反面、正直不安でもあります。

投薬に変更があったから、次回受診までのインターバルが狭まるのかと思いきや、「PCVにゆとりがあるから4週間後で大丈夫でしょう」って。

というわけで、次回は11月28日になりました。

皆様、どうぞ、貧血の再発がないことを願ってくださいませ。m(._.)m

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さて、この日世間はハロウィンということで、パーティだ、仮装行列だと大騒ぎでしたね。我が家、あまりこの手のイベントには乗らないのですが、しばらく前にカボチャのクッキーなど焼いておりました。

14102402a.jpg

オードリーが伏せたところへギュスがかぶさるように伏せて、なんか手を繋いでるみたいな・・・いつもならギュスの手を振り払うオードリーですが、この時はそれどころじゃなかったみたいです。

「早くOKして! じゃないと悪戯しちゃうよっ!!!」14103101.jpg


コメント(2) 
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前田朋

おーちゃん、溶血は安定しているみたいですね。まずは良かったですね。大丈夫だよ、これかで愛されワンコだから。素人の勘ですが、当たるのよー。
それにしても、カボチャ、笑ってるクッキー。あー、いいなー。なんでこのタイミングで出張じゃないんだっ!

京都は急に寒くなりました。ワンと私の温度差が・・・寒がりの私、暑さに弱い奴ら。室内でダウン羽織ってます。
by 前田朋 (2014-11-04 07:59) 

ジャンニスキッキ

> 前田朋さん、
お返事遅くなってスミマセ~ン。m(_ _)m
お陰さまで遂に減薬始まりました。嬉しいけどドキドキの毎日です。
後は呼吸の方の進行がゆっくりであることを願うばかりです。

東京も今日は日差しがなくて鉛色の空、冬のようでした。
でも犬たちは快適みたいです。(^^ゞ

今度の出張はいつかな~決まったらご連絡下さい。
そして、お時間あれば、また寄ってください!

by ジャンニスキッキ (2014-11-08 20:14) 

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