角食の次はカンパーニュ - クープ修行?! [クッキング]
2014年も大詰めですが、我が家、相変わらずギュスがシャッキリしなくて、今日も午前中年内最後(にして欲しい...)のかかりつけ受診でした。
22日みたいにすっごく具合が悪いわけじゃなかったけど、今朝も7時前に階下から何やらドタバタ聞こえてきたので降りていくと、嘔吐の跡と、その脇にけっこう大量の涎溜まり。嘔吐は胃液だけでもなさそうで、フードの滓みたいなモノが床にこびりついていました。戻したブツを即刻再摂取(!)したと思われます。(ーー;)
涎ボタボタもたいしたことはなくて、朝ご飯食べてしばらくしたら落ち着いてきました。
以前は食事してるうちにボタボタ始まるパターンでしたが、最近は明け方(空腹時?)が多いかも。
昨日で胃の薬が切れたので、年末年始の休診に備えてお薬補充もあって行ってきました。
先生、「今日は特におかしなことにはなってませんね。でも安静ね!」だって。
昼からは、今日からお休みになって帰宅したオーパパに散歩を任せて、ママは台所のお掃除。換気扇・ガスレンジ・台所全般を3時間ほどかけてキレイにしました。ひとつ年末のお仕事が片付いてヤレヤレです。
本当なら夜なべでギュスのスキンケアなんですけど、現状5時間以上かかるので、明日の大掃除に備えて今晩はサボることにしました。サボると後が怖いけど、今年は大掃除を優先させる事に決めたのです。(キッパリ!)
というわけで夕飯後一段落しているから、本年最後のパン記事をアップしちゃいます。^^;
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12月も角食を焼き続けるつもりだったんですけど、なんかフワフワ食パンではなく、リーンでハードなパンが食べたくなって、だったらライ麦パンを焼こう、と路線変更。
山型食パンとかテーブルロール、はたまたクッペで焼いてもいいんだけど、ちょっと新しいことにトライしたいな~とカンパーニュにしました。
ママ、いわゆる“カンパーニュ型(=バヌトン)”を持っていませんので、こんなもので代用することにしました。
¥100ショップで売ってました。これに軽く霧吹くか、ごくごく薄くサラダ油を塗ってから、小麦粉をふるい掛けて使うことにしました。(伯母はザルに布被せてましたけど、適当な布がなかったので...)
なんとかなると思いつつも失敗したらもったいないので、1回目はライ麦少な目(材料費節減 ^^;)、限りなくグラハムロールみたいな味わいの、とてもフワフワした食感に焼き上がりました。
しかも、この型の容量でどのくらいの大きさが焼けるか不明だったため、若干小ぶりにしてみました。
<レシピ>
ハルユタカブレンド250g
国産全粒粉25g
ライ麦粉(アーレミッテル)25g
水195cc(加水率 65%)
赤サフ3g
塩6g
砂糖12g
ショートニング12g
スキムミルク6g
生地コース~ガス抜き~分割・ベンチ(10分@25度)~オーブンで2次発酵(30分@35度設定)~保温器で予熱待機@35度(17分半くらい)~270度まで予熱後スイッチOFFで生地を入れて5分、再びスイッチONして230度設定で10分→190度で8分
という工程で焼き上げたのですが・・・
4本入れたクープのうち1本だけが全開(?)、あとはボチボチ、なんでだろう?? 生地の発酵力にそんなに差があるとも思えないので、オーブン庫内の温度ムラでしょうか。前途多難なり。
ま、ポリ容器でも“なんちゃってカンパーニュ”の成型ができることを確認したので良しとしましょう。(生地の量はもう少し増やしても大丈夫そうですね)
2回目はもう少し“ライ麦パン”らしい配合で!
<レシピ>
ハルユタカブレンド100g
ライ麦粉70g
国産全粒粉30g
水131cc(+モルト液4g)
赤サフ2g
塩4g
砂糖8g
ショートニング8g
スキムミルク4g
工程は前回とほぼ同じ。ただ、予熱のときに耐熱容器にお湯をはって蒸気を入れました。で、280度でいったんスイッチOFF、生地を入れて5分待って、再度230度でスタート。10分後190度に下げて合計28分くらいで焼き上げました。
食感も風味も予想通りでしたが、クープはなんかな~でした。
なので、ここでちょっと回り道。
我が家のオーブン(ビストロ)には自動メニューに“フランスパン”というのがあります。オーブン購入したときから試してみようと思いつつ、なかなか実現できていませんでした。
そこで、自動メニューってどうなのよ?ちゃんとクープ開くのかしら? ということで、オーブン取り説付属のレシピ集どおりの配合で“フランスパン”にチャレンジしました。
ここでは“バゲット”になってるけど、レシピからすると“バタール”に近いかも~という感じでスタート。
粉はオーベルジュ、ホームベーカリで捏ねるので水は少な目の180ml、他はレシピ本どおりで。
今回は生地コースではなくて、捏ねコースのみ。「5分捏ね→休憩20分→11分捏ね」というオートリーズ法。捏ね上げ温度24.5度でした。
その後はレシピ本どおりの発酵・パンチ・分割・ベンチ・成型と進めました。
ビストロを使うまではオーブンのサイズの制約で棒状(バゲットやバタール)の成型ってやったことなくて、先だってのイチジクとクルミのバタール風が初めてでした。今回は生地量からしてもっと細長くなるので上手くいくのかな?(^^ゞ
で、いよいよ自動メニューにお任せして、焼き上げます。予熱のだんかいでスチームが出ていましたが、温度が表示されないため、あとどのくらいなのか読めなくて(ストップウォッチで計ったら15分弱でした)、クープ入れたのが早すぎたかも・・・ま、しょうがない。
焼きはじめたときの庫内温度は230度くらいだったような・・・9分経過したところで突然「残り29分」と表示がでました。手元のストップウォッチで計っているので構いませんけど、なんかドキドキです。焼きはじめて20分経過したところで前後を入れ替え、合計38分で出来上がり!(焼き上がり設定“標準”です)
う~ん、ママの切り込みがイマサンなのかもしれませんが、開いてる感じじゃないですね~(-_-; ただ、レシピ本の画像と比べると全然だめというわけでもなさそう?
ビストロの熱の廻り加減(ファンが回るときれいに開かないという説も...)の限界なのかな~とネットで調べてみたら、予熱後スイッチ切る方法でキレイに開いてる例がみつかったので、やっぱりクープの入れ方か生地の発酵力の問題のようです。
断面からも、クープの開きが足りない事が分かります。気泡が全然たりません。先は長い。orz
しか~し、この自動メニュー、ハード系のパンを焼くときに使えそうと分かったので嬉しいかも~^o^
っつうわけで、ふたたび“ライ麦カンパーニュ”に戻ります。
今度はライ麦粉を増やして、かなり“ライ麦パン”になる予感。
<レシピ>
ハルユタカブレンド100g
ライ麦粉80g
国産全粒粉20g
水131g+モルト液4g
赤サフ2.2g
塩4g
砂糖8g
ショートニング4g
今回はライ麦を増やしたのでイーストのBPを1.1%に増やしました。そして、生地コースが終わったところでもうちょっとかな~という気がしたため、ガス抜きの後1次発酵2回目を50分@30度してから、再度軽くガス抜きしてベンチタイム(15分@24度)、成型して型に放り込み、オーブンで2次発酵(35度40分)。
ここから自動メニュースタート。予熱待機は保温器@35度(今回は予熱に17分かかってました!室温と関係あるのかな?)、予熱終了ブザーがなってからクープを入れてオーブンへ。20分で前後入れ替えて合計30分で焼き上げました。
この日は早目に焼きあがってまして、オーギュスがヤイノヤイノせっつくので、一晩置かずに夜食につまみ食いしました。^^;
うん、ライ麦の香が口いっぱいに広がって、やはりこのくらいの配合にしないと“ライ麦パン”とはいえないな~と再確認しました。
そういえば、オーママの伯母がライ麦パンをよく焼いてくれまして、伯母はホシノ酵母で100%ライ麦粉、発酵は室温で24時間~36時間放置という、いまでこそ流行の低温長時間発酵ですが、当時は真似る気になれなかったオーママでした。
で、焼き上がりは、それはそれはどっしり(カーリングのストーンみたいなサイズで焼いてました)していて、酸味の強い、まさにライ麦パンだったのを思い出します。
伯母は、「発酵なんか気つかわなくていいのよ~ドイツよドイツ、寒いし乾燥してる土地柄なんだから。それにパンは主食、日本のご飯と一緒、そんなに気をつかってたら毎日なんて焼けないわよ~」って言ってましたっけ。^^;
パン焼き、そういう面もありますね、たぶん。
おっと脱線しました。
でね、ギュス、ドイツ原産のレオンベルガーだからというわけでもないのでしょうが、ライ麦パンが好きみたいです。おーちゃんはそっけない(味気ない?)リーン&ハード系よりリッチなパンの方が断然すきなんですけどね。不思議だわ。
といっても、サンドウィッチにすればOKらしく、御相伴に預かるまでテコでも動かないって。
にしても、飽きてきましたかね~後もう2回焼いてまして、サクッとレシピと焼き上がりだけのせますね。m(._.)m
レシピは前回とほぼ同じですが、加水率を65%から72%に上げました。ママ、またもやポカやって、粉の量が多かったので型に入りきらず、余剰分はプチ・クッペに成型、同時スタートで焼きはじめ、こちらは18分で取り出しました。
<焼き上がり>
加水率を上げたからか、クープがだいぶ開きました。
気をよくして、今年最後のパンはフランスパン風カンパーニュを焼いてみましたが・・・
<レシピ>
オーベルジュ125g
ライ麦粉75g
国産全粒粉50g
赤サフ2.7g
水180cc+モルト液3g
塩5g
砂糖10g
ショートニング10g
本来は油脂は省きたいところですが、我が家のホームベーカリー、油脂を少々加えたほうが捏ね上がりがいい感じなんです。感じだけでなく、もしかすると摩擦が減るのか捏ね上がりの温度も低めに抑えられるため、少し配合する事にしています。でも風味を考えて、バターではなくてショートニング(トランス脂肪酸フリーのオーガニック)を使ってます。また、今回はスキムミルクも省きました。
で、生地コース~1次発酵2回目~ベンチ~成型~2次発酵~自動メニューの工程で焼きました。
クープ入れたときに、もう少し深く入れるべきだったな~と後悔したのですが、やっぱり...orz な出来栄えでした。
内層も、肌理が揃ってこれはこれでOKなんですけど、フランスパン風の配合にした意味ないかも~不味くはなかったですけどね。
さて、これにて年内のホームベーキング終了です。新年は、カンパーニュで突っ走るか、角食に戻るか、はたまた更に浮気するか、行き当たりばったりの“お家パン屋さん”です。
三回も御相伴にあずかってしまった我が家です。
美味しかったよ~~
こういうパンもつくれちゃうのね、と
食パンコースしかトライしてない私の来年の目標になりそうです。
ライ麦パンはやっぱり好き。
かためのパンも好きです。
御馳走様でした。
今年も残すところ、あと少しだね。
大変お世話になりました。
オーちゃん、大復活の年だったね。
ギュス君のことが気になるけれど、
原因がわかって、快方に向かうこと願ってます。
オーママ、自分のからだも労わってね。
よい年をお迎えください。
by ラウルスママ (2014-12-28 07:20)
またまた、おいしそうに焼き上がってますね。香りが漂ってきそう。
ギュス、落ち着きましたか? オーちゃんはしっかり焼き上がりチェックしてますね。
なんだかんだと今年も残りわずか、また来年も何度も会いに伺えますように。おいしいパンやさんが、開店日でありますよーに。
よいお年をお迎えください。
by 前田朋 (2014-12-28 09:42)
> ラウルスママさん、
いつも試食を引き受けて頂いて助かります。(*^_^*)
思い通りのパンが焼けたら楽しいですよね。
ライ麦パン、ぜひホームベーキングで味わってください!
今年も本当にお世話になりました。いつも支えてくれてありがとう。
みんな元気で新年が迎えられるのが一番の願いです。
ラウルス家も来春は賑やかになりますね。良い年になりますように。
by ジャンニスキッキ (2014-12-28 21:59)
> 前田朋さん、
まだまだ試行錯誤中のカンパーニュで~す。^^;
ギュスは今朝も嘔吐してました。なんなんだか。。
でも全体的には元気が戻ってきてるようにも見えるのですが、
他にも気になることがでてきて、年が明けて検査機関が始まったら
早々に検査かもしれません。はっきり原因が分かって、それが治せる
なら嬉しいんですけど、どうなることやら。とりあえず食欲はあるから、
ま、いいか~みたいな年越しです。
来年もお時間あれば是非お立ち寄りくださいね。楽しみにしてます。
パン屋さんは。。実はオーパパが東京勤務になるようで、年明けに
戻ってくるらしいんです。そうするとパン屋さん、休業が増えるかも?!
でも、がんばりまっす。(^^ゞ
ご家族の皆様が元気で良い年を迎えられますように!
by ジャンニスキッキ (2014-12-28 22:06)
オーパパ、東京勤務に。それは良かったですね。安心ですね。
オーちゃん、ギュスも、それにオーママも嬉しいでしょ。いやー、良かった。
関西へ来る機会がなくなるのは、寂しいですけれど。ま、旅行ってこともありますしね。私が行けば良いのですから。
良い年末年始になりますね。
ギュスが体調、もどしてくれますように。
by 前田朋 (2014-12-29 17:16)
> 前田朋さん、
パパが東京に戻るのは、健康管理という点からはいいのでしょうが、
犬の管理という点では気が重いんです。なんたって、子犬のときハチャ
メチャだったオードリー、訓練の先生や犬友からは、「パパが単身赴任
してくれたからなんとかなったのかも」っていわれてました。とにかく、
犬と一緒に騒いでる人だから、も~大変なんです。(ーー;
堺に移ってからは犬を同伴できない物件だったから、むしろこっちにいて
くれれば、一緒に出れるので、運転交代できるし、旅行するのにはいい
かもしれません。オーギュスが元気なうちに、また近畿方面に出かけた
いです。
朋さんはじめご家族の皆様に大変お世話になった年でした。
ありがとうございました。来年もお目にかかれますよう!
by ジャンニスキッキ (2014-12-30 21:33)