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シコリがぁ~(=.=)! [病気]

やっと秋の陽気が定着したかな~と思っていたら、本日はまたまた夏日のオーギュス地方です。えぇ、日中はエアコン(冷房!)つけましたよ。昨日の朝は暖房だったけどぉ~(T_T);

半月ばかり更新できなかったからか、ギュスのこと心配してアチコチからメール頂戴しました。ギュス、引き続き頑張っております。たくさんの励まし、ありがとうございます。

とはいっても、このところは、もしギュスが抱っこできるサイズだったら間違いなくかかりつけに駆け込んでるといった状況が頻発しておりまして、ギュスの体に何が起きてるのか、最早お医者さんも正確には把握できてない?みたいな。(@_@。

分かっている事は、ギュスが “まだまだ生きようとしてる” ということ。

一時戻っていた食欲がこの2~3日はめっきり落ちているにもかかわらず、ママが台所に立つと、相変わらず、体を起こして、思いっきり期待を込めた目で、「何かもらえるんだよね?」って。

冷蔵庫なんか開けようものなら、目をキラキラさせちゃって・・・

だけど、ほとんどのモノは鼻で選別されて却下されてしまいます。その瞬間それまでの目の輝きが一気に失せて、バタっと倒れてしまうのです。そのたびに、「ご免よ~ギュスの食べられるものが見つからなくて」と胸が締め付けられる思いです。

それでも先週末までは、レバー偏重の食生活が続いていて、オーパパが口元(鼻先?)に運ぶと起き上がってパクっ。2切3切食べるとバタっ、しばらくすると起き上がってまた1口2口みたいな食事をしていました。( ↓ その頃の画像です) 

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今日は、ここ半月の経過を記録しておくつもりですが、けっこう “うっ。” という画像が並びますので、苦手な方はスルーしてください。畳んでおきますね。^^;

前回の記事では鼻血で騒いでいましたが、その後、鼻血はすっかり出なくなりました。

10月15日の往診で採血した結果、血小板はまだぎりぎり標準値内にとどまっていましたし、心配していた多発的な出血も見られないことから、鼻血はDICではなさそうだということになりましたが、CBCの数値は1ヶ月前と比べて酷いものでした。白血球が26,600と前回の倍以上、PCVは10ポイント近く下がって22%、ヘモグロビンは7.7でした。なのでハァハァ呼吸が苦しいのは貧血によるものかもしれません、と。

というのは、聴診によると肺がんによる特有の呼吸音はあまり聞こえないそうで、やはり肺転移の進行は相当遅いようなので、だとすると胸まで広がった巨大シコリに圧迫されてる物理的要因と貧血で酸素の取り込みが少ないからではないかと。今となっては画像診断もできないので、本当のところは分かりませんが、この状況で肺転移が遅々として進まないのは、やっぱり稀なケースらしいです。

CBC以外の項目でも、BUNの69.1を筆頭に、けっこうボロボロでした。ALPが846というのは骨肉腫ですから当然(?)で、CRPも6.6まで上がってますが、これも現状みれば納得、みたいな。=.=; 

食欲が戻ってるときでも1,000kcal/日くらいですから、とにかく血肉にはならないわけで、引き続き痩せていってるものの、一方で、10月中旬頃には両方の後肢がパンパンに浮腫んでいました。オーパパが朝晩せっせと圧迫排尿してくれるお陰で出るには出てますが、飲んだ量の1/3も出ていないから無理もないのかな~と思っていました。

ちょうどその頃、肛門の左脇がなんだかシコってるのに気付きました。確か体育の日の連休明けくらいでした。そしたら、三日後にはこれまたぷっくり腫れあがって、14日には肛門を圧迫するまでに肥大、排便に支障がでるのではないかと思っていたら、なんのことはない、この日、通常の3回分近い排便がありました。

1週間ぶりだったので、最初はけっこう固いものが出まして(それでシコリの表面に亀裂が入った??)、次にやや軟らかめながら立派なものがたっぷり、最後は下痢Pという感じでした。

で、脇~胸のシコリが巨大化してからは体を動かすのは最小限に留めていたため、お風呂場まで引きずっていってシャンプーするのも憚られ、汚れは寝床でペットシーツを変えながら消毒用のシャンプー剤とぬるま湯をアプリケーターで注ぎながら洗い流す方法をとっていまして、この日もその方法でタオルに色が着かなくなるまで(!)洗って、最後はしばし体を反転させてドライヤーで乾かしたのですが・・・

右下になるとどうにも堪えられなくて、すぐ起き上がるので、左の腰回りはそんなにキッチリ乾かせませんし、毛も完璧にきれいになったとはいえないわけで、例のシコリ表面の毛穴(か亀裂?)から細菌でも入ったか、翌15日には真っ赤に腫れあがってしまいました。

幸いこの日は往診していただく日だったので、前もって状況を伝えておいたら、先生、ほんのちょっと傷つけて膿を出してくれまして、「しばらくは膿がでますが、できる限り傷口周辺を清潔に保ってください。日に2~3回ヒビテンを傷口の穴から注入して洗い流して、ゲンタシン塗っといてください」とのことでした。

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分かりづらいですが、丸く囲った部分の中央に直径2ミリ程度の穴があいています。 

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これだけでもオーママ的にはヒェ~ンだったんですが、なんと夜になって穴の周辺の薄皮(?)の部分が壊れてしまい、シコリの真ん中に小さな穴が開いてる状態から、長径3~4cmくらい楕円形の陥没状態になりました。最初は薄皮がペラペラ残っていたのですが、なんと、オーパパがハサミでチョキンと切り取りまして、クレーターみたいになりました。

でもって、滲出する膿の量が、も~ハンパじゃないんですわ。先生は日に2~3回の処置とかいってたけど、とにかく止まらないのです! いや、流しておいてもいいんですよ。だけど、毛が膿でべたべたになってる状態を放置したら、どんどん細菌が増えていくわけで、剥き出しの傷口から侵入して感染症が起きちゃいますから、たえず滲出液を拭き取らなくてはいけません。

オーママが若い頃は、創は乾かして治すものでしたが、近年、創は乾かさないのが主流と聞いていたので、何か被覆材を使えないか考えまして、昨年オードリーが開腹手術の後で使った被覆材(MELOLIN)と、Yさんがおじいちゃんの褥創ケアに使っていた被覆材(Tegasorb)を持参して、かかりつけの先生に相談しました。

そしたら、最初の穴程度なら軟膏だけで乾かさずに治せるけれど、現状は覆ったほうがよいレベルで、その場合、膿が出続けてる状態ではオードリーが使っていた被覆材、滲出が一段落したら乾燥を防ぐYさんが提供してくれたものが良いと。

しか~し、ここで問題になったのが創のできた場所。肛門まで1cmあるかなし、しかも肌がデリケートな部位なため、被覆材を固定するための粘着フィルムを貼るのは至難の業というわけで、「うまく使えるといいんだけど。なんとか頑張ってみてください!」って。

そういわれても、やっぱり無理。なので、スキンケアで培ったテクニック(?!)を駆使して、傷口にゲンタシンを埋め込んで膿の滲出と乾燥を防ぐことにしました。

ところが、それまでは週1~2回だったお通じが1日置きの間隔であって、しかも常に軟便。ということは、左下に横臥してるので、便が傷口の上を伝って落ちるわけで・・・そうなると、いくら頑張って洗い流しても、排便後の半日くらいは、細菌と闘うからか膿の量が一段と増え、もう付きっ切りで拭き取るしかないのでした。

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でもでも~クレーター出現から5日目くらいだったでしょうか、膿が減り始め、なんと、新たな組織が形成され始めました!こういってはなんですが、ろくに栄養をとれない、すっかり免疫の低下した身体なのに、再生が始まるなんて、思いもしませんでした。

<10月25日の夜>
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<10月26日の昼>
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たった半日なのに、どんどん傷口が小さくなってきてます。

「あ~ギュスはまだ生きようとしてるんだ!」と思わずにはいられませんでした。

      ******

ここまでお尻のシコリの話を書いてきましたが、本日のタイトルの “シコリ” はこのことではありません。

はい、脇~胸の巨大化したシコリのことです。

前回の記事の後も、さらに大きくなって、もう右下どころか、伏せているのも大変なぐらいまでに胸が腫れあがっていました。(10月21日時点)

でもね、先ほども書きましたけど、排便のたびに、左下横臥の状態で寝床シャンプーを続けて、おまけにろくに乾かすこともできていなかったので、左の腰回りに炎症がおきて(床ずれも加わってるかもしれません)、ギュスのいつもの皮膚炎ジュクジュク一歩手前という状況だったので、22日の午後、思い切って左半身のケアを決行しました。

体位を反転させたとたん、1分ともたずに体を起こし、左下に戻したがるギュスをなだめながら、大急ぎで腰のジュクジュクをケアして元に戻しました。

そしたら、夕方、下腹部右側に2cmくらいの皮下出血ができてるのに気付きました。で、1時間半くらい経ったら、7~8cmに広がっていまして・・・この後、あれよあれよという間に出血が広がっていきました。

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そして、翌朝、なんと、例の巨大なシコリがなくなってしまいました!いえ、正確には、掌大の扁平なコリっとした最初のシコリは残っています。が、その周囲に発達していた丘状の腫れというか浮腫みというかは、消失してしまったのです。

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オーパパと一緒に、シコリが崩壊してお腹の方に流れちゃったのかな? 或いは、シコリを取り巻いていた “水” が、体位変換したことでお腹の方に移動した? 水だとしたら赤いのは何故? と話し合うも埒が明かず・・・

かかりつけの先生に画像を送って電話で話をうかがったのですが、先生も実際に見ていないのでハッキリした事はわからないけれど、骨肉腫のリンパ節転移という病理結果を踏まえれば、内部で腫瘍が崩壊したり、腫瘍の周りの水がお腹の方に移動するというのは聞いたことがないと。

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以後今日現在も右半身のみパンパンというか、タポンタポンというか、皮下出血状態?

左下になっているにもかかわらず、水分(?)が貯留していて内出血みたいに変色しているのは右半身なんです。上の画像では、右半身が垂れ下がって(かぶさって)て左半身は見えていません。

そして、お尻のシコリが破裂して以来、両後肢の浮腫みはすっかり取れていたのですが、今度は、これまた上になってる右後肢だけが丸太のようにパンパンに浮腫んでいて、肉球の間の溝がなくなりそうな勢いです(26日現在)。

そんな状態なので、ここまで驚異の頑張りを見せてきたギュスも、昨日今日はほとんど何も口にしなくなりました。それでも、オードリーがご飯食べてたり、ママが台所に立つと、相変わらず体を起こします。ただ、何か探して口元に運ぶのを待ちきれずに倒れてしまい、鼻先に食べ物をだしても、「ゴメン、起き上がれない」みたいな。(/_;)

次にかかりつけの先生が往診してくれるのは今度の土曜日の予定です。それまで頑張るのかな?辛かったら頑張らなくてもいいよ、といいたいけれど、お尻の傷口を手当するたびに「ギュスはまだ生きていたいんだ」と思うオーママです。

      ******

気の滅入る文章と画像ばかりで申し訳ありませんが、もう少々。

だいぶ前に一部組織が壊死した右上唇の内側がかなり大変なことになっていまして・・・

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口腔ケアで、かろうじて穴があく(外側に貫通する)のは食い止めているんですが、これまた膿や血がでるわけです。

そうなると、口の周りのシーツが汚れます。

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はい、飲食のたびにバタっと倒れるので、倒れる前に口周りを拭けたときはいいけれど、たいていは汚れたまま倒れるので、膿以外にも食べかすなんかがシーツに着きます。

汚れたシーツの上に横たわっていたからか、1週間くらい前に、左目(下になってる側)が、まるで鮮度の落ちた魚のような白い膜をかぶった状態になるわ、右目は起き上がったら眼球があさっての方向いちゃうわ・・・

<右目の画像:横になると普通?>
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というわけで、最低1日3回、毎食後に口腔ケアしてシーツを交換、目薬(時間差で点眼薬と眼軟膏)をつける日々です。体を起こしてくれるとは限らないので、これがけっこう一仕事です!(+_+)

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「へへ、サッパリしたぜぃ。(*^^)v」
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そして、鼻血は止まったものの、今度は鼻がヒビヒビになって皮膚が剥がれ出したので(尿素配合のママのハンドクリーム塗って対応中!)、酸素濃縮器から送られる空気が乾燥しすぎなのかな~とチェックしてビックリ。

室温21度64%で温湿度計にチューブを近付けたら、ものの1分もかからずに湿度が19%まで落ちました!

これまで加湿しないで使うようにいわれてましたが、ここは加湿するっきゃないでしょ? というわけで精製水をセットしてスイッチオンしたら、こんどは一気に70%まで上昇。

それでギュスの鼻先にチューブを移動したら、な、なんと、温度湿度ともに上昇して、25度85%!

う~ん、悩む。でも乾燥しすぎても増殖する細菌だってあるわけで、囲ってるわけじゃないから加湿機能稼働させたまま様子を見ることにしました。

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もうなんか、毎日色々ありすぎて、書き忘れてることもあるかもしれませんけど、とりあえずの近況報告でした。(^^ゞ

      ****** 

あ、ちょっとオマケ。 

我が家、さながら入院病棟なみにケアグッズが増えてきてますが・・・

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床ずれ対策のクッションを作ってみました。

百均で売ってる洗濯ネットや伸縮性のタオルに、荷物のパッキンとして入ってる繭玉状の発砲スチロールやメラミンフォームとかを適当につめて(包んで)、サイズは部位に合わせて調整してみました。ギュスは肌に密着する素材はNGなのですが、通気性があってけっこういい感じです。それに、お裁縫苦手なオーママでもちょちょいのちょい!(^_^.)

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近頃はワンコの介護についての情報もずい分増えてきているようですけど(介護専門のサービスもあるようですが...)、結局のところ、それぞれの状況に合わせて工夫するしかないのかな~というのが実感です。

超大型犬の長毛種が寝たきり、それも加齢ではなく病気ということで、動かすことに様々な制約もある状況ですから、確かにお世話は大変です。でもね、ふと思ったんです。病気になる以前からギュスには肌トラブルのケアで散々時間と労力を費やしてきたわけで、それと比べたら物理的には大差ないかも、って。

大変なのは気持ちの部分でしょうか。どう頑張っても、ギュスの苦痛を除いてやるどころか、和らげることすら難しくなってきていると思うと、なんとも無力感に襲われるのであります。

そんな淀んだ気分を吹っ飛ばしてくれるのは、やっぱりこの方!

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ちょっと心配な事もでてきてるのですが、まぁまぁ元気にしています。今週末でGISTの開腹手術から丸1年、老齢によるボケなのか、はたまた計算の上なのか、毎日アレコレしでかして楽しませてくれてます!

<ひたすら我が道を進む、マイペース婆ちゃん>
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「何をごちゃごちゃいってんだか...Zzz」
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チェリママ

ずっと心配で見守るだけの私です。
食べたい気持ちは生への証。
看護は辛いだろうに、冷静な記録記事に感動。
頑張れなんて言えません、が、全てがこれで良かったと思える方向に向かえますように。
by チェリママ (2016-10-27 14:17) 

ジャンニスキッキ

> チェリママさん、
応援ありがとうございます。
ギュスが穏やかに過ごせるように寄り添います。(*^_^*)

by ジャンニスキッキ (2016-10-28 07:04) 

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