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オードリーのGIST : 1年経過 [病気]

昨日(11月17日)書いたのですが、上手くアップできなかったので今日アップしました。(^_^);

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本日のオードリー地方、移動性高気圧に覆われてポカポカの小春日和でした。(^o^)

そして、ちょうど一年前の今日、オードリーは2度の開腹手術を経て抜糸に漕ぎ着けたのでした。

というわけで一昨日(11月15日)、延ばし延ばししてきた術後1年の検診を受けてきました。

たしか術後1ヶ月から3ヶ月までは毎月、その後6ヶ月目だったかに受けたのが最後でしたから半年ぶりでした。

結果からいうと、特に再発や転移を示唆するような所見は見当たらないということで、無事1年生き延びました。^^;

思えば、去年の10月は本当に胃がキリキリするような決断をいくつもしたのでした。

散々迷って全身麻酔のCT検査や手術を決断、10月28日にGISTの手術を受けたというのに、術後の経過が悪くて(=切開創が感染症で傷口が着かない+内部にも原因のよく分からない激しい炎症が起きていて縫合部位が塞がらない)11月2日に再手術になったときには、もう無理かも~と祈るような気持ちで手術が終わるのを待っていたことを思い出します。

そう、10月26日に頭のデキモノの切除手術を受けたばかりのギュスも一緒に、家族揃って病院のロビーでオードリーの生還を祈っていたのでした。

そして2度目の手術が無事終わったのでした。

夏の終わりから体調を崩し始めて、手術前には貧血も進んでいたオードリーでしたが、大学病院の血液内科の主治医の心配をよそに、1ヶ月後にはめきめきと体調を戻して・・・一方でギュスが骨肉腫だと判明して・・・まだ1年しか経っていないのが信じられないくらい遥か彼方の出来事に思えます。

同じく腫瘍でありながら、オードリーは死線を超えて生き残り、ギュスターヴは逝ってしまいました。

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さて、オードリーの1年検診ですけど、かかりつけで胸部と腹部のレントゲン+腹部エコーを受けました。

肺に一つだけ1~2mmの影がありましたが、血管である可能性が高いとのこと。でも一応経過観察。脾臓に以前からある数個の影は半年前から位置も大きさも変化がないため、髄外造血に関連する何かではないかというこれまで同様の見解。脾臓肝臓が若干腫れぼったいものの、これは溶血性貧血かつ骨髄線維症であることから許容範囲。腎臓には若干石灰化が見られるけれど年齢相応?胆嚢と膀胱はキレイで問題なし。そして切除した部位を含めて腸全般は、腫瘍のような影や癒着をうかがわせる様なものは何もなく、動きもよいとのことでした。

「あれから1年経ったのね!色々あったわよね。。」
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GISTに関しては、レントゲンとエコーで確認できる範囲には何の問題もなかったのですが・・・

術後1ヶ月のレントゲンに写り込んだ背骨に加齢による(と思われる)骨棘ができていたので、以来レントゲン撮るたびにチェックしていましたが、ここ2ヶ月くらい右後肢の状態がおかしいので、今回は “写り込んだ範囲” だけではなくて、背骨と腰回りをきちんと撮ってもらうことにしていました。

そしたらこの日、最初の聴診・触診のために診察台に乗せたとき、気にしていた右ではなく左後肢に力が入ってなくて、感覚もなかったのか、台の縁を踏み外して落っこちそうになりました。

先生、「なんか麻痺してませんかね?」と仰って、即、反射テストをして下さったところ、左がかなり鈍くてびっくり。軽度の麻痺?みたいな・・・

その後撮影したレントゲン画像を見ながら説明を聞きましたが、背骨の骨棘は半年前からそれほど変化はなくて、でも股関節・仙骨・尻尾の付根側半分辺りまでかなりの炎症が起きているとのことでした。

でもこれらの炎症で歩様に爬行がでることはあっても、麻痺を起こすような類のものではないのだとか。

背骨も、レントゲンに写っている骨棘は下向き(内蔵側)のものだけど、恐らく上向きにも出来てるだろうから、脊髄を傷害してることがあるかもしれないし・・・骨の間も椎間板ヘルニアというほどの状態ではないけど狭まってる部分もあるし・・・ただ、何か麻痺を誘起するような状況があったとして、レントゲンで確認するのは無理、MRIで見つかるかどうか、だと。

となると、13歳7ヶ月という年齢を考えたら、加齢による運動機能低下の範囲と思ってリハビリ的な対処で付き合っていくのが妥当なところかな~という話になり、この先は定期チェックしながら経過を見ていきましょうということに。

ところがクリニックを出たとたん玄関前の段差でこけまして、「股関節周辺の炎症も “痛そうなレベル” のようだから、しばらく消炎鎮痛剤(=プレビコックス)服用しましょう」ということになりました。(T_T);

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この時点では、めちゃめちゃ深刻に受け止めてはいなかったんです。

が、検診の翌朝、オーちゃん、立ち上がれなくなっちゃいました!

左後肢がブラブラという感じで全然力が入ってなくて、その上このところ右後肢も起き抜けは調子悪いから、両後肢とも力が入らなかったので立てなかったようでした。

それでも、少しすれば動き出すだろうと思っていたのですが・・・

オードリーの朝ご飯の仕度をはじめても、いつものように台所にやってきません。だけどなんとな~く気配がしたのでリビングを覗くと、じたばたしてるのにやっぱり立てないらしいのです。

ご飯の仕度を一時中止してマッサージ(というか撫でる程度?)をしていたら、じきに立ち上がり、フラフラと台所に向かいました。えぇ、足が動かなくても食欲は大変なものです。^^;

この時に後から見たら、左後肢は前足の動きに引き摺られて着いていってるだけみたいな感じで、力が入っていませんでした。でも歩様はびっこではなくて、ふ~んオードリーサイズだと後肢1本だけなら麻痺してても動けるんだ、ギュスとは違うわ~なんて妙な感心をしてしまいました。

ご飯はふらつきながらも完食。排泄は、後肢の付根の辺りでお腹にタオルを回して支えてやってクリア。その後は布団で丸まってました。特に足先が冷たいとかではなかったけれど、かかりつけの先生やマッサージケアをお願いしてるゆうさんのアドバイスでカイロ貼って暖めて安静にして様子をみることにしました。

お昼になってまたご飯の仕度を始めたら、今度は自力で立ち上がって台所にやってきました。でも、冷蔵庫の前で突っ立っているうちに次第に体が左に傾いて倒れてしまいました。が、ここは自力で起き上がり・・・なんと、ご飯を食器に盛っていたら、普段どおり後肢で二足立ちになってビョンビョン跳ねて「早くぅ~!」と催促。この時は左後肢もしっかり力が入っていました。

興奮すると運動神経も興奮して神経伝達が上手くいくのでしょうか?!(@_@。

えぇ、ご飯はがっつり完食です。

午後も引き続き暖めながら時折マッサージ。散歩はパスして安静に過ごしました。

そして夕飯の仕度になったら、また昼と同様にやってきましたけど、今度は倒れませんでした。^^;

左後足が右後足と交差したり、ふらついたりはしてましたが、オードリー自身は気にする様子もなく、ご飯は完食。トイレはタオルサポートでクリア。パパが帰宅してからは、けっこうちょこちょこ動き回って、一安心。

ひょっとして、日曜のシャンプーの後すっごくお疲れだったところへ、火曜日の検査で疲労困憊、夜間起き上がることもできないほどくたびれちゃって、朝まで寝返り打たずに眠ったら血行や神経伝達が滞っちゃったのかな?

若ければ体が柔軟だから、少々長い時間死んだように爆睡しても起きればすぐに復活するけど、年取ると戻るのに時間がかかるということ??

単に歳のせいなら進行はそんなに急激ではないのが常だし、こちらもそのつもりで対応すればいいんだけど、病的な要因による異常なんだとしたら一気に歩けなくなっちゃうかもしれないし・・・でも神経系のことだと、仮に診断ついても治療できるケースは少ないような気がするし・・・神経科を受診してMRI検査まで受けるとなれば、またまたオードリーに負担がかかるわけで・・・

はぁ~また悩む材料ができてしまった。

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悩む材料といえば、もう一つ。

これまた夏の終わりごろだったでしょうか、オーちゃんの歯がオハグロ状態になってしまいました。

えぇえぇ、我が家の犬たち、口腔ケアや歯磨きはほとんどしないできました。なので歯垢は溜まりに溜まって歯は茶色っぽくなってました。でもね、白い部分が見えなくなるくらい黒くなっちゃったんです!それも半月ほどで。

そうこうしてたら、前歯(犬歯の間の4本)が半分くらいの長さになっちゃって、ママ、融けてきてるのかと焦りました!

で、他の件でかかりつけ受診した際に診て頂いたら、融ける場合は根元の方からですし、固いもの齧って磨耗したとかでなければ、歯茎が盛り上がってきて埋没したのかも、って。確かに歯茎が凸凹して炎症っぽい部分もありました。けれども歯はぐらついてなくて、「気になるようだったら歯科専門の動物病院紹介しますよ」って。

調べてみると、歯科は検査になるとたいてい麻酔必要らしいし、今のところ大きな支障が出てるわけじゃないから、しばらく様子みてもいいのかな~と考えていた矢先、今度は左側の一番奥、上顎と下顎の接合部あたりに1mmくらいのプチっとしたデキモノが!

オハグロになって以来、一応食後の口腔ケアというか、水で濡らしたガーゼで食べかすを拭う程度のケアをするようになったのですが、その最中にガーゼ越しにプチっとした感触(視認できてませんでした)があったのです。

それで今回また診て頂いたら、白くて先っちょが尖がったコリっとしたデキモノが2個あると。

「メラノーマでも半分くらいは白いんですよ~でも表面がすべっとしてドーム状のことが多いんですよ。ちょっと違う感じですが、こちらも定期チェックしていきましょう」ということになりました。

はい、月末で13歳と8ヶ月、あっちもこっちも色々でてきたって驚くこともないんでしょう。加齢に伴う不具合と、臨機応変に対応していくのがいいのでしょう。分かってるんですよ。でもね、単に老化による劣化(?)レベルなのか病的なレベルなのかくらいは分かっていた方がいいような気もしちゃって・・・ケアする側の心積もりとでもいいましょうか・・・あるのよね~迷う気持ちが。分かるかな???

あ~ぁ、結局あっちもこっちも要経過観察だらけで、テンション下がるぅ~という落ちでした。お粗末さま。(._.)

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待ってるヤツが居ないので、毎日マイペース婆ちゃんの気が済むまで臭い嗅ぎ散歩してます!

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去年の12月初旬だったか、お薬師さんにお礼参りにいったときと同じ散歩道。ちっとも紅葉してないな。それにギュスがいないや。

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今年の1月、ギュスの8歳の誕生日にお友だちワンコさんたちと記念撮影した場所。

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ギュスが好きだった胡桃とイチジクとクランベリーが入ったライ麦パン。

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「ギュスいるじゃん!こないだジャーキー食べてたよ。」
「ジャーキー食べたのアンタでしょっ!<*~*>」
「アタシはお皿のラップ剥がしてあげただけよ。」
「・・・・・・」
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タグ:GIST
コメント(2) 
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コメント 2

前田朋

オーママ、お疲れでませんように。
オーちゃん、13歳と8か月か。そりゃ、いろいろ出るわよ。
人間だって、50歳をまわったら、なんとなく若い頃とは違うって自覚するし、検査しないだけだけど、なんとなく腰や肩、背骨も硬くなったなと自覚するんだもん。
人の4倍で成長する犬たちは、毎日私たちの一週間暮らしているくらいのスピードなんだもの。
そりゃ、そんなもんよ。
オーちゃんは、凄い生命力だと思う。きっととっても良いことを沢山してきた命だんだろうな、とおもっちゃう。それと、オーママやオーパパのところに来たという、その運の強さ。
ちゃんと命をまっとうできる命なんだと思うよ。

でなきゃ、今までの奇跡的な復活、ありえないし。

楽しく、のんびりと毎日を幸せに。

もう、私はそう思うことにしました。デュも、エクも、線が細そうな犬だから、生きるところまで、いっしょに行こうねと言うことにしました。

チョコは生き方太そうだけど・・・・。

by 前田朋 (2016-11-18 18:05) 

ジャンニスキッキ

> 前田朋さん、
そうですよね~自分のこと考えたらオードリーがあちこちにガタが
きたって不思議じゃないんですよね。今回はギュスが寝たきりに
なる前の後肢の麻痺の始まりと似てて、なんかちょっとね。^^;
万が一立てなくなっても、後ろだけならそれこそ車イスもあるし、
なんたって小さい(のか?)からね。

しか~し、どんなに具合悪くても、やりたいことはやる!やなことは
絶対やらない!!という信念はぶれない婆ちゃんなので、付き合う
のはデカい奴より難儀かも。^^ゞ

きっとチョコもそういうシニアになると思います。デュ&エクは妥協点を知ってる犬だよね。どっちも可愛い!(*^^*)

by ジャンニスキッキ (2016-11-19 07:05) 

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