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オードリーの貧血 : 山からの通院 [病気]

気付けば今日から8月。最初に「オードリーの散歩の歩み、少~し遅いんじゃない?」なんて感じ始めたのがオーパパの夏休みだった8月の中旬でした。それからもうすぐ1年。オードリー、頑張ってるなぁ~と思います。

今回山に来る直前、とっても具合悪そうで、色々気を揉んだわけですが、山に来てからというもの、徐々に元気を取り戻して、一昨日はゆっくりながら30分も散歩をしました。

そして昨日(7月31日)は、初めての山からの日帰り大学病院受診を無事クリアしました。

主治医の先生も、「こんなに元気だとは思ってもいなかったよ~」と驚いていました。

体調の良さが検査結果にも出ていて、ママも嬉しかったです。

      ******

11時の予約でしたが、家から持ってこなければならない物が幾つかあって、受診前に行って来たかったので8時くらいには出発したかったのですけど、結局8時半になってしまいました。

高尾ICを出るまでは順調で、9時半には町田街道に入っていたのですが、そこから結構混んでいて、大学病院に曲がる信号を通過したのが10時4分。ギリギリだ~と思いつつ自宅へ。

車の温度計が34度だったこともあり、エアコンつけて犬を乗せたままロック、必要なものだけかっさらって5分足らずで車に戻り、病院に向かいました。

11時丁度に滑り込み、受付を済ませましたが、すご~く混んでいて、こりゃあ終わると2時になるかも・・・なんてげんなりしていたらすぐに呼ばれて、研修医の問診からです。

わりとよく当たる女医さんで、「元気良さそうですね~♪ でも下痢したんですかね?」「はい、今朝はなんとか形になってましたけど...^^;」

「それから犬に噛まれたというのは?」「耳です。ここなんですけど(とオーママが耳をめくって傷を見せました)」

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実は、月曜の夕方、グランドでリーフィ君とお散歩していたとき、ママ&オーギュスにとっては“はじめまして”の和犬+ラブ(?)ミックスを連れたオジサンがやってきまして、そのミックスくんに、オードリー、いきなり噛みつかれました。

オジサンがオードリーを撫でてくれていて、飼い主さんにリードを握られたミックス君は気にする風もなく、とくに興奮した様子もなく傍らで佇んでいたのですが、いきなり噛みつきました。

オードリーはフリーだったので、2mくらい離れていたオーママの元に逃げてきましたけど、時既に遅く、耳の辺りの毛が食いちぎられて舞っていました。

大急ぎで抱き寄せて見てみたら、耳の穴の脇から血が出ていたものの、流れ出るという感じではなく、すぐに止まりました。傷口の大きさは7~8ミリでした。

<噛み付かれた翌日、大学病院でのステイプル縫合の処置後>
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<アップにした図>
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血も止まったことだし、普通の健康な犬だったら、消毒して抗生剤の軟膏塗って様子見で済んだ程度だったと思いますが、免疫抑制をかけ続けているオードリーです。常々先生から、傷には気をつけるようにと言われていましたので、かなり焦りました。

とにかく急いで帰宅、まずは傷口の消毒と思ったら、なんと無水エタノールしか見当たりません。でも精製水はないし・・・さらに、今回山に来る際、常備薬を持ってくるのを忘れて、イソジンとかマキロンといった消毒薬も手元にありません。

で、レッティママさんに電話したら、消毒薬を持ってきてくださいました。河口湖か富士宮の獣医さんに連れて行くかという話もしましたが、オードリー自身がさほど心的ダメージを受けている風ではなく、傷のことすら気にしてない様子だったこともあり、翌日が大学病院受診なので、できるだけの処置をして様子を見ることにしました。

が、一応、麻布の主治医の先生には連絡しておこうと電話したところ、先生、けっこう動揺してる様子だったので、ママ、内心ビビってしまいました。

「傷口(表面)を消毒することはあまり意味がないんだよね~今出してる抗生剤はフラジールだけでしたよね・・・困ったなぁ・・・」「あの~ギュスターヴの皮膚炎の“万が一”に備えてラリキシンを持っています」「そう、それはよかった!すぐに飲ませてください。それと傷口は消毒より、流水でよく洗ってください」「ゲンタシン軟膏がありますが・・・」「じゃぁ洗った後に塗っておいてください。血は止まっているんですね?明日よく診ますので、お大事に」というわけで、思った以上に深刻なのかも~(/_;)

もし化膿したり、感染から敗血症にでもなったら致命傷じゃん。あ~うかつだった、と後悔しても後の祭り。オードリー、ゴメンよ~m(._.)m

オードリーを噛んだミックス犬、実は“噛み犬”で有名なんだとか・・・飼い主さん自身、「この犬、私がよその犬構うとやきもち焼くんだよね~」ですと。そんな犬の前でよその犬撫でちゃダメでしょ!

とまぁ、ギョッとする事件があった翌日の受診だったのでした。

      ******

研修医の先生、「あ~血は止まってますね。ちょっと深いかな・・・では、お預かりして、何か処置が必要かよく診て見ますね」とオードリーを連れて行きました。

待合室でオードリーが戻ってくるのを待っていたら、主治医の先生がやってきて、「化膿する気配もないし乾いてきているから普通だったらこのままでも大丈夫だと思います。ただ、傷口は1cmないけどけっこう深いんですよ。オードリーちゃんは感染し易い状態だから、早く傷口がくっつくように念のため縫合して置きましょう。局所麻酔でステイプル止めするつもりですけど、処置中に動くようだったらしっかり麻酔しないとダメかも。ま、とにかくやってみて、ダメそうだったらまた相談ということで」といい置いて立ち去りました。

そこへ研修医の女医さんがオードリーを連れて戻ってきて、主治医の先生と同じような話をしながら、「なんかすっごいテンション上がっちゃって・・・これから縫合処置しますので、もうしばらくお預かりしますね~」ってオードリーを連れて行ってしまいました。

時間かかるのかな~と思っていたら10分くらいでまたまた女医さんがオードリーに引きずられてやってきて、「処置は終わりました。ホチキス止めしました。とにかくテンション高くて・・・これで(首に巻くアイスノン)クールダウンしてあげてください。CBCの結果が出るまでもうしばらくお待ちくださいね!」

ちょっと経ったらまたやってきて、「PCV23%くらいです。ご飯あげていいですよ~♪」と。

ギュスがいる横で食べさせると騒ぎになりそうで、いつもはギュスを車にしまってササッとあげているのですが、日向に停めてある車はとてもじゃないけどムリ。仕方ないので、玄関脇の木陰で、ちょっと離れたところにギュスを繋いで、目の前でオードリーにご飯をやりました。

あんなに混んでいたのに12時を過ぎたらいっきにガラガラになり、1時前、今度は診察室から先生に呼ばれました。

血液検査の結果です。

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肝酵素の方はまだまだ標準値には戻らないものの、少し改善傾向。そして、貧血の方は、20日の輸血直後から若干落ちたものの、11日間でこの程度だから、引き続きガンマグロブリンが効いているのだろうね~という話になり、6月後半から始まった急激な溶血の亢進は、一応歯止めがかかっている状態とみて良さそうです。

しかし、毎度輸血後に落ち込む網赤の値が、今回もやはり激減しているため、なんとか造血刺激の方を強化したいとのこと。

実は、これまで豚由来の製剤を使っていたのを、馬由来の方が強い効き目があるらしいとのことで、7月26日から服用したのですが、翌日から下痢Pが始まったため保留中なのです。

今回はまだ肝酵素の数値が落ち着かないため免疫抑制剤の話はしませんでしたが、この“馬由来製剤”は使いたいということで、オードリーのお腹の回復を待っているところでしたけど、そこへ“噛み付き事件”で抗生剤の服用となり、しばらくはお腹の調子が回復することは望めなくなってしまいました。(が、昨日の夕方から便が固まり、軟らかいながらも下痢Pは小康状態となり、本日、先生と協議の結果、“馬”の服用を再開しました!)

先生、「先月の不調はいったいなんだったんだろう・・・すごく元気だよね? なんでもいいや。この際、少しでも良いと思うこと(この話は後日また...)は全部試して・・・オーちゃんが元気なのが一番だから。頑張って!」とにこやかに送り出してくれました。

      ******

次回の受診は8月10日です。

前回(7月20日)のPCVが24.9%で今回が23.3%、11日間で1.6%の低下で、日平均にしたら0.15%くらいのとても緩やかな低下速度ですけど、11日間じわじわと落ちたわけじゃないでしょう、たぶん。

何日前から低下が始まったのか・・・

受診前の2~3日で1.6%落ちていたなら日平均0.5%の低下ですから、次回までに5~6%落ちることもあるし、グロブリンの効果が切れて、また一気に加速、7月初めの1日1%なんて状況もあるわけです。

この1週間で驚くほどの復活ぶりを見せているオードリーですが、引き続き綱渡り状態であることに違いはないんですよね。

でも、いいんです。元気な日には好きなだけお散歩して、お腹の状態が許せば、何でも好きなもの食べて、少しでもハッピースマイルで過ごしてくれれば。

もうじきオーパパの夏休みだよ。毎日パパとお散歩できるよ。頑張れ、オードリー!

<日帰り受診から帰山後、さっそく散歩をリクエストするオードリー!>
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<まだ日が高いから散歩したくないギュス。^_^;>
12073101b.jpg

 

 


コメント(6) 
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コメント 6

ジェイママ

毎回日記を読む度に、オードリーちゃんの状態が
落ち着いていますようにと祈る気持ちです。
本音を言うと状態があまりよくない時、
オーママの気持ちが痛い程伝わってくるので
コメントができませんでした。
でもね・・・どんな時でもお友達からのコメント読んで
癒されたり、励まされたり、慰められたりして
元気がでる事ってあるんですよね?!
だからいっぱいコメント送りますよ~(^^ゞ

噛まれた傷はどうでうか?完治しましたか?
「噛み付き犬」と評判の犬の飼い主ほど無神経な人が
多いですね。
うちの近所にもいますよ。ジェイもララも噛み付かれそうに
なった事がありましたが、その犬達(シュナウザー2匹)の
評判を知っていたので急いで離れました。
それでも飼い主は「あらら!怖くないわよ~」ですって!

オードリーちゃん、来週はパパも夏休みで一緒ですね。
楽しい時間をいっぱい過ごしてね!
by ジェイママ (2012-08-02 14:06) 

前田 朋

毎日暑いです。京都は36℃を朝から越える酷暑。私も犬たちももうバテバテ。こういう夏は、やっぱり山です。オーちゃんが元気に過ごせる山で、思いっきり楽しい毎日を過ごしてください。
気持ちの元気は、きっと身体にもいい影響を与え、オーちゃんの病状を落ち着かせてくれますよ。
お祈りしておりますよ。
by 前田 朋 (2012-08-02 19:02) 

ちゃなっち

毎日暑いですね
最近コチラは日中は暑いんですけど
朝晩は秋?って思うくらい涼しいです。
でもまだ8月だし また熱帯夜の日がくるのかなぁ…

オーちゃん 元気そうで良かったです^^
お散歩を催促する オーちゃん、楽しそうですね♪
ギュスくんは ちょっと暑そうかな^^

噛まれた傷は どうですか?
飼い主さんの方も わかってるのに オーちゃんに近づくって…
信じられないです(-_-;)
by ちゃなっち (2012-08-03 21:12) 

ジャンニスキッキ

> ジェイママさん、
最近はレポートというより自分の気持ちの整理のための“通院日誌”に
なっちゃってますよね~どうなんだろう、と思いつつはじめた行きがかり
から続けてます。気を使わせてしまって済みません。(^^ゞ

噛み付きくん、ギュスには牙むいてたものの遠吠え状態だったから、
自分より大きい犬が怖いんだな~と思ってたんですよ。実際、ギュスを
車にしまったら落ち着いたので。体格はオードリーと互角で、むこうは
オスだったし、普通なら一見問題なさそうだったんですけどね。“絶対”
大丈夫はないと、改めて思いました。って噛み付きくんの飼い主さんに
分かってほしいんですけど。。^^;

傷はけっこう深いのか、まだ完治ではありませんけど、化膿したりは
ないみたいですので経過観察中です。パパの夏休みまでに治ると
いいな。


by ジャンニスキッキ (2012-08-06 11:13) 

ジャンニスキッキ

> 前田朋さん、
京都、やっぱり暑いんですね!
オーパパに「奈良も暑いの?」って聞いたら、京都ほどじゃないと。
山はやっぱり身体が楽です。消耗が少ないから、オードリーもわりと
元気にしています。夏を越せれば、また良い方に向かうのでは、なんて
思っちゃったり。。まだまだ頑張れそうな気がします。

いつも励まして下さって、本当にありがとうございます。
皆さんも、京都の暑さに負けず、夏を乗り切ってくださいね。!(^^)!

by ジャンニスキッキ (2012-08-06 11:18) 

ジャンニスキッキ

> ちゃなっちさん、
そちらは朝晩過ごしやすいのですね。
日中暑くても、夜涼しいと休めるから助かりますよね。
こちらは、日中日差しが強くても木陰は涼しいです。
明け方は20度前後で、日によっては肌寒いくらいかな。

はい、それでも毛皮着たお坊ちゃまは、家中に汗がわりの(?!)
ヨダレをボタボタたらして回ってます。寝場所を移動せずには
いられないので。。=_=;

咬傷事件は、相手が人間でないと、飼い主も“犬同士のことだから”
みたいな感覚なんですかねぇ? 過去何度も繰り返しているなら、
相応の気遣いが必要なのに。謝罪の言葉があっただけ、まだマシ?
「自分の犬は自分で守る」っていってるワン友さんもいるくらいですから、
私がしっかりしなきゃいけないのかな??気をつけなくっちゃ。

by ジャンニスキッキ (2012-08-06 11:26) 

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