オードリーの貧血 : 祝杯はお預け。 [病気]
今日はオードリーの大学病院受診日でした。
前回までに、赤血球数とヘモグロビンは標準値まで上がってきていて、残るはPCVのみということで、期待はありました。でも9月以来あれこれ変調が起き、前回の受診以降も、大雑把な言い方をすると“やや低調な中での小幅なアップダウンを繰り返してる”という状況が続いていました。
その間、舌や歯茎などの血色もイマイチだったし、う~ん増えないまでも減っていませんように・・・というのが本音かな?みたいな。
が、先週に入ってから、冷え込みが強まったにもかかわらず、何気に調子が上向き(血色が戻りました!)、関節症状もほとんどでなくなり、この1週間は毎日1時間くらいの散歩をクリアできていて、見た目は調子が良さそうだったので、前回レベルは維持できているかも~と、予想を上方修正しての受診となりました。
そして、結果はというと・・・
3大指針(?)である赤血球数・ヘモグロビン・PCVの値が、とうとう全て標準値内に上がっていました。
丸1年、ほぼ月1回ペースで続けた輸血、最後は去年の9月でした。大学で用意している供血犬中、クロスマッチをクリアした全ての犬から1回ずつ供血を受け、もう後がないという状況だったのが遠い昔のように思い出されますが、1年2ヶ月前のことなのです。(犬にとってはかなりの時間になるのですけど...)
この日が来るのをどれほど待ち望んでいたことか。(って、本当に実現するかもしれないと思えるようになったのは、ここ1~2ヶ月のことです!)
次の目標は、免疫抑制剤(プログラフ)の減薬、そして寛解もあり?な~んて、ママ、テンション上がってました。
ところが、先生、なんだか難しい表情で、ちっとも嬉しそうではありません。
そして、「う~ん血管内溶血が起きてるんですよね~今まで“+++”は無かったよね?」と分厚くなったオードリーのカルテを繰って確認しています。
そうなんです。結果シートの一番下の方、“溶血”という項目の値が“+++”だったのです!
オードリーの場合、発症以来、(血管内)溶血はいつも“-”、たま~に“+”があっても、それは採血の際の不手際(?)が原因だろうということで、次まで引き摺ったことは一度もありませんでした。
ところが今回は“+++”、さすがに採血の不手際ではないだろうと。
しかしながら、CBCの値は順調に回復しているし、夏の間若干上がり気味で“要注意項目”だったT-Bilも久々に0.00と良好、生化学検査の肝臓や腎臓関連の数値も問題ないし・・・
いかにも解せないという表情の主治医です。
そこで、ママ、恐る恐る切り出しました。
はい、なんと、日曜の朝、帰宅していたオーパパが、“ショコラ・バナーヌ”というココアパウダーとチョコチップを練りこんだパンを、オードリーにやってしまったのです。
食前、食事中、そして最後には、お皿に取り置いているのを見て、合計3回も警告したにもかかわらず、例によってママの話を聞き流していたのか、はたまた、少しくらいやったってどうってこと無いだろ~ガタガタ言うんじゃないよと思ったのか、一口大のかけらを食べさせたのです!(休日の朝、のどかな住宅街に「何やってんのさぁ~!!!」っとオーママの絶叫が轟き渡ったのは言うまでもありません。=_=;)
犬はテオブロミンの代謝に時間がかかるため、チョコ(カカオ)を食べると中毒を起こす(100~200mg/kgが危険量らしいが個体差が大きい?)というのは最早犬飼いの常識?!でもって、中毒とどういう関係が有るのかは知りませんが、チョコで溶血が起きるという話も聞いたような・・・
というわけで、その話をしたら、先生も、「実際の症例を扱ったことはないのですが、チョコで溶血というのは聞いたことがあります」って。
ただし、摂取した量が少ないし、時節柄、補体活動が賦活して血管を侵襲しているなど、今までになくても新たな症状の始まりという線も除外はできないので、あまり間隔をあけずに検査した方がいいだろうということになり、3日後の22日(金曜)に検査することになりました。(それまでにチョコの件も調べてみるそうな...)
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あ~ぁ、待ちに待った“歓喜の瞬間”になるはずが・・・祝杯はお預けとなったのであります。
でもね、先週からオードリーが調子良さそうなので、この先またまた何か起こったとしても、元気な今を大切にしようと気を取り直し、病院の帰り、小山田緑地に寄りました。
実は11月5日にも何ヶ月ぶりかで出かけたのですが、その時は(鼻が利かないことによる?)精神状態の悪さからガンガン引っ張りまくり、後半はびっこになってしまいました。(/_;)
でも今日は、精神状態も落ち着いていたし、歩様も最後まで乱れることなく、楽しいお散歩ができました。(*^_^*)
いつもの展望台で記念撮影と思ったら逆光だったので、ちょっと場所をずらして、「はい、ポーズ!」。ギュスはオードリーのハイ・ペースに着いてきたからお疲れ?(^_^;
本日のオードリー、後半になってもペースは落ちず・・・
だけど、「オードリー!」って声をかけると、立ち止まってちゃんと振り向く冷静さ。
2週間前より一段と色付き、秋の深まりを感じさせる樹々。
最後は、モデル賃(=オヤツ!)を車に置き忘れたにもかかわらず、何度も何度もカメラを向けるので、「いい加減にして!」とそっぽ向いたオーギュス。(^^ゞ
<追記>
オーちゃんにダニが付きました。山から戻って以来、いい案配に草叢とかに突っ込んでも付く気配が無かったので止めていた忌避剤、また付けておかなくちゃ。(-_-)
富士山は冠雪してるのですね。久しく生で見てないなー。
オーちゃん、ギュスくん、気温が下がってくると調子は上向きましたね。我が家でもそうです。やはり大型犬たち、日本の暑さは辛いのですね。オーちゃんの完全復活、見えてきたんじゃないですか。油断は大敵なのでしょうけれど、この期間、ずっと写真でオーちゃんを拝見していますけれど、落ち着いてるなと感じますよ。きっと、この調子でいい歳をとってくれるんじゃない? オーママは寒さに気をつけてください。人は寒さに弱いですものね。私は家でもダウンを着込んで、やんちゃ坊主に対応してます。寒い寒い。
by 前田朋 (2013-11-20 09:33)
> 前田朋さん、
たまたま訪れた日の前日が雨だったので、富士山、上の方はうっすら
雪化粧していました。地肌が見え隠れする程度の積雪でしたけど、
遠目には奇麗でした~(^^♪
冷え込みが厳しくなってきていますね。段々朝が辛くなってます。
でもわんぱく坊ちゃんたちの季節到来ですね!どこでも飼い主は
屋内でも防寒着着用で、御犬様は快適に過ごしているのかしら。。
ウチは、オードリーは若い頃から、けっこうストーブに引っ付いてます。
じっとしてる時は寒がり??ギュスは暖房から離れた場所に避難して
ますが。(^^ゞ
巷は風邪やらインフルエンザの季節、出歩く機会の多いであろう朋さん、
どうぞ気をつけてお過ごし下さいませね。
by ジャンニスキッキ (2013-11-21 09:00)