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オードリーの貧血 : 晴れて祝杯? [病気]

素敵な秋晴れの週末でしたね。日中は寒さも和らぎ絶好の行楽日和だったけれど、今週末はオーパパも帰って来れなかったし、先週は2回もオードリーの大学病院でくたびれちゃったし、今日は、ママ、ちょっと用事があって出かけたし、二日とも家の近所をちょろちょろお散歩して終わってしまいました。紅葉狩り行きたかったな~(=.=)

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さてさて、前回の通院日誌で書いたとおり、22日の金曜、中二日でまたもや大学病院を受診してきました。

19日の検査で引っかかった“(血管内)溶血+++”の追跡検査です。

火曜に受診して、その週の金曜の予約を取ろうとしたって空きのあるはずも無く、先生、なんとか一番最後に突っ込んでくれまして、14時半の予約でした。

それでも朝ご飯は抜いてくるように指示されていて、オードリー、何かにつけ、「アタシ、今日ご飯もらったっけ?」って確認してくるし、散歩してても「帰ってご飯にしよう!」とか、「帰るまで待てないからオヤツ頂戴!」とか、ず~~~っと催促してまして、終いには目を合わせるのが恐ろしくなり^_^;、車に待たせてギュスと自主トレ、少し早めの14時15分くらいに病院に到着。

待合室はガラガラでしたが、なかなか呼ばれず・・・

30分以上待って、やっと研修医の予備問診。今回もまたまたニューフェースの先生で、どこから話せば話が通じるのかしら?みたいな・・・

とりあえず、この三日間は特に大きな変化はない(くしゃみ鼻水がちょっと多いのと、鼻か耳か、マズルを両前脚で挿むようにして顔を擦りまくっているけど...)旨告げて、オードリーは検査エリアへ。

退室して待合室で腰を下ろしたら主治医の先生がやってきて、前回、溶血に絡んで話題に上ったチョコレート中毒との関連について資料を用意してくれて、丁寧に説明して下さいました。(水曜にメールで概要は説明を受けていたのですが...)

要約すると、重篤なチョコ中毒の症状が出た場合、DICが起きることがあって、その結果としての溶血なので、今回のオードリーのケースでは、摂取量が極めて少量(調理用チョコ+ココアなので少量にしてはカカオの量は多い=テオブロミンとカフェインの含有量も多いけど、体重21キロのオードリーとしたら大した量ではない!)であり、摂取後(頂いた資料によると)2~4時間で第1次、6~12時間で第2次の症状が発現するといわれているが、特に目立った症状(下痢・嘔吐・発熱・ショックetc)がなかったことから、チョコ中毒が起きたとは考えにくい。よって、DICによる溶血ということも可能性としては極めて低い、と結論付けてよいのでは、と。

となると、溶血の原因は?

ま、とりあえず今回の結果を待ちましょうということで、「また後ほど」と、先生は去っていきました。

CBCの方は三日くらいでそんなに落ち込むこともないだろうし、「ご飯あげてもいいですか?」って聞いたら、「溶血の値によっては追加検査があるかもしれないから」とお預け。オードリーの“お手お変わり”攻撃をかわしながら待つこと1時間ちょい、他の患者(犬)が招き入れられた時、先生が顔を出して、「溶血は(-)でした!」と声をかけてくれました。

でも次くらいに呼ばれるかな~と結局ご飯をあげるタイミングを逸したまま、16時過ぎに診察室へ。

先生、「溶血は陰性でした。う~ん、自己免疫の持病ということから、何か一過性の補体活性が起きて溶血したのかもしれませんね~でもハッキリしたことは分かりません。ま、経過観察ということで、貧血の方はPCVも37%超えてきてるし、順調ですから、投薬も現状維持でいいと思います」って。

result_20131122_azabu.jpg

でも、差し出された検査結果シートを見たら、「溶血」の項目が空欄だったので確認すると、「記入してませんけど、実際血清もチェックしていますので大丈夫です」といって(-)を記入してくれました。

次の予約の話になったとき、「いや~よくここまで回復したよね。2年前の秋のことを思ったら、奇跡的としか言いようが無いです。僕もずいぶんたくさんこの病気(=免疫介在性溶血性貧血)みてるけど、2年もかかったケースは他に1~2例あったかどうかくらいです。たいていはもっと早く上がってくるんだよね(=上がってこないケースは予後不良、発症1年後生存率50%以下(30%とかもいわれてる?)の病気です)、オードリーちゃんの場合、骨髄線維症もあるし、2年も頑張るとは・・・」と、先生、言葉が続きません。

ママが話を引き取って、このところ白血球の値が低目なことや、ここ最近の赤血球の形状はどうなのかなど、気になっていることをいくつか質問したところ問題ないというので、「それでは次回は少し先でも大丈夫ですか?」と訊ねると、「(箱買いしてる)プログラフが切れる少し前でいいですよ」と先生。「まだ52カプセルあるので、7週間後、年明けでよろしいですか?」「うん、それでいいです。万が一なにか変調があれば連絡下さい」ということで、プログラフ以外の薬をごっそり頂いて、4時半過ぎに病院を後にしました。

病院を出る頃には日没が迫っていたため、この日は帰路のお散歩はパス。あ、主治医との面談が終わって、薬と会計を待つ間に、オードリー、やっと“朝ご飯”にありつけました。(^^ゞ

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奇跡的。

医者としたら、治ることを念頭に置いて治療している訳ですから“奇跡”とは言わないでしょう。だから“奇跡的”と表現したのでしょうが、当事者としては、やっぱり、奇跡、ミラクルだと思います。

一方で、やはり治療の賜物だということも痛感しています。先生、本当にありがとうございました。そして、これからも宜しくお願い致します。

更には、2年超の長きに渡って励まし続けてくださっている訪問者の皆々様のお陰でもあります。心より御礼申し上げます。

といっても、いったい何がどう積み重なって今日という日に繋がったのか、本当のところは誰にも分からないのかもしれません。オードリーの寿命がまだ尽きるところまで到達していないということなのでしょうか?命強いヤツです。(ゾンビというウワサもチラホラ...ーー;)

貧血については引き続き順調に回復しているものの、多発性関節炎(痛)にしろ、嗅覚の件にしろ、今回の血管内溶血にしろ、爆弾はいっぱい抱えているのだけれど、今現在のオードリーは、美味しく食べて、楽しく散歩して、安らかな寝息をたてて眠れるのだから、そんな日々が少しでも長く続けばいいと思います。できることなら“その時”まで、このまんまで過ごして欲しいと思います。

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2年以上に渡って更新してきた“オードリーの貧血”というテーマ、CBCの検査値が一応標準値に戻ったということで、これにて一区切り着けようかと思ったのですが・・・

免疫抑制剤が休薬になっていない現状では寛解とは言えないわけで、先生の話だと、このまま良い状態が続けば減薬プログラムも考えられるということなので、通院が続く限り更新を続けることにしました。どうぞ、これからも応援、宜しくお願い申し上げます。

さ~て、ブログも書いたし、今夜こそ祝杯? いえいえ、やっぱりママ一人だから、何ぞあったときに酔っ払いではどうにもならないので(デカい奴が相変わらず胃炎(?)を引きずってますし...)、ここは断酒続行といたします。(^_-)-☆

(本日、文字ばかりでスミマセン。m(_ _)m)

 


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前田朋

乾杯! って、叫びましょうよ。オーママ、一安心ですね。ほんとうに良かった。オーちゃん、すごい犬ですよ。期待を裏切らない奴、ですね。オーママとオーちゃんを観ていると、やっぱり人が諦めちゃだめだ、その選択肢しかない。と感じます。今の続きが明日だから、やっぱり手を尽くす。それを選んでしまいますね。いっしょに居る、それを条件に、手を尽くす。正解だと思いました。
少しオーママが休める時間が増えますね。オーちゃんも、ギュスくんも、もっともっと元気になることでしょうね。
ほんとうに、よかった。
by 前田朋 (2013-11-25 08:18) 

ジャンニスキッキ

> 前田朋さん、
ずっとずっと励ましてくださったお陰です。ありがとう。(*^_^*)

オードリーは具合が悪いときでも私が関われる部分はあまりないの
ですけど、ギュスはねぇ~とにかく大きいというのはこういうことね、と
日々実感させられております。これからは足腰が萎えないようにメンテ
しっかりしないと大変なことに??ますます手がかかりそうです。

オードリーが元気になったのは嬉しいけれど、2匹同時の老犬介護が
待っていたらどうしましょ。飼い主もヨボヨボだし。。筋トレしないと。(汗;)

by ジャンニスキッキ (2013-11-26 09:23) 

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