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断念。 [競技会]

今日はギュスとST連合会東日本訓練競技会でオビディエンスⅢに出陳することになっていたのですが、散々迷った末に欠場しました。(出陳料+受験料がぁ~>_<って、そこかい?)

でもって、例の肝臓の件で、若い頃の画像を貰うために久しぶりで世田谷の獣医さんを訪ね、ついでにもう一つの懸念(この件はいずれまた...)についても相談、診察して頂いた結果、定期的に経過観察となりました。

はぁ~年末の大掃除でもすればいいものを、結局犬事で潰れてしまったのでした。

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最初で最後のオビⅢ出陳、そしてたぶん競技からの引退になるであろう最後の出陳だし、少々のことなら出したかったのですが、一昨日の明け方も嘔吐があり、家から一番近い、距離にして3~400mの公園まで行ったらもう帰りたいと・・・

で、一昨日の夜はリビングでママ&オードリーも一緒に寝たら、朝まで涎ボタボタも嘔吐もなくてよく眠れたらしく、そのせいか、昨日はちょっと元気復活、これなら行けるかも~とお散歩に。

足取りもマァマァ、帰るとも言い出さなかったので、公園で休止と脚側(5分くらいね)の練習をしたところ、これもマァマァ。これくらいだったらなんとか出れるかもぉ~と思ったのですが・・・

帰宅後、庭でギュス得意の選別をやってみて、ガビ~ン。(+_+)

ママの臭いが分からないのです!

何度かやってみたけど、終いには並んでいる木片スルーして庭中探し回る始末。

選別って、(風向きにも拠りますが...)犬は通常スタートした時点で正解はほぼ分かっているそうです。なので正解に向かってまっしぐらという犬もいるようですが、ギュスは、癖として右端から嗅いでいきます。正解が左端なら全部嗅いで行きます。^^; たま~にいきなり正解に行くこともありますが、基本、右端からです。

それなのに昨日は、木片が並んでいる場所に到達しても嗅ぎ始めようとしないどころか、木片をまたいで先に進み、振り返って、ママに、「ないんだけど、どうしよう?」みたいな自信なさそうな視線を送ってきました。(木片を目視しても“臭い”が分からなければその木片の中に正解があるという思考にはならないらしい...木片であろうが紙切れであろうが要は“(ママの)臭い”を持ってくると理解してるのだそうだ。臭気選別の決定戦で物品の素材が変わっても関係ないのはこのため?)

「探せ!」と声をかけると申し訳程度にかいで、またママを見ます。何度か「探せ!」と声をかけてやらせたら、3度目くらいには正解を持ってきましたが、正解と確信して持ってきたというよりは、アレでだめならコレか?みたいな感じでした。

自信喪失のまま終了するのもねぇ~というわけで、最後は、ダミーの5本は無臭(オビⅢのダミーは人が触るらしいので最初はパパに素手で並べてもらってました)、正解にはママの唾液をつけ、木片の置き場所の奥はどん詰まりで先に行けないセッティングにして、1発で正解させて終わりました。

が、これを見ていたオーパパがガックリしてしまい、「こんなギュス見たことない。調子悪いんだ。もう出すのやめよう!」って。

ママ的には2~3日前よりは良くなってきているように感じたので、「朝いってみて、やっぱり調子悪そうなら止めてもいいんじゃないの?」と言ったけど、行って止めるなんて時間と交通費の無駄だと。(T_T)

夜、大会事務局に電話で欠場の連絡をしました。

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たしかに今日出陳してたら、招呼や前進の走る場面はノソノソ歩き、下手したら途中で止まるかも・・・飛越は障害の手前で2~3回ピョンコピョンコ跳ねて「無理!」って涙目で訴え・・・選別も「わかんな~い!どうする?」ってママを振り返るか、不正解でも持ってくるか、というテイタラクだったに違いありません。

それで終わるよりは、思い切って欠場、今シーズン中に体調が戻れば、仕切りなおした方がいいのだと言い聞かせましたよ。ですが、オビⅢに出るというのは、散歩の途中で遊び感覚のトレーニングという訳にはいかないのです。

招呼・方向転換・方向指示持来など、けっこうな距離をノーリードで動かさねばならない課目もあって、いつでも何処でも気軽に練習できる訳じゃありませんし、一度できるようになったからといって、しばらく練習休むとまた一から出直しみたいなレベルに戻っちゃうので、出陳するならコツコツと練習を続けなくてはいけません。

ここからは愚痴ですが、日々4~5時間もスキンケアに時間を取られ、普通の散歩でも収納時のキレイキレイに4~50分かかるところを、乾燥して土埃の舞うグランド(もしくは雨上がりや霜解けのグランド!)で練習しようものなら軽く1時間以上かかるわ、山盛りの汚れたタオルや雑巾の洗濯に追われ、さらにはデカ犬をノーリードにできる頃合を見計らって練習時間を設定しなければならないわと、練習のために時間を取るだけでも骨のところへ、毎日の練習ををコンスタントにこなせるよう体調維持に心がけなければならないとなると、半病人(?)のオーママには、かなりの負担なのです。

そして、体力は復活してきて持て余し気味だけど、鼻が利かないせいでオツムの状態が少々面倒なことになっているオードリーとの散歩が、これまた体力&気力を吸い取られそうなことになっているわけで、2月の大凧や3月の栃木までママの心身が続くかどうか・・・

それでも、ギュスが元気になって動けるようなら、やっぱり一度はチャレンジしてお終いにしたいんですよね。

犬は競技会なんてどうでもいいのかも、って思うこともあります。

でもね、何年も一緒にやっていると、リングに入ったとき、犬も気持ちの高揚を感じているのが伝わってくるし、作業をやり切ったときには、達成感でいっぱいの自信漲るなんとも良い表情を見せてくれるのです。

“リングびびり”で脱走犬だったオードリーでさえ、6歳を過ぎた辺りからは“相棒”としての役割を自覚して、一緒に作業する喜びを表現していたものです。

やっと「これからだ!」と思えるようになったとき、突然の発病であっけなく終わってしまった無念さ、ギュスとは同じ思いを味わいたくないと思ってきましたが、難しいですね。

終わった訳じゃないと思いたいけど、終わったのかもしれません。

とにかく、当面は体調の建て直しに努めて、健康な日常が戻ってくるよう頑張らねば、です。

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コメント(2) 
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コメント 2

前田 朋

オーママの気持ち、わかる。犬って、やっぱり人といっしょに何かをしたいんですよね。それが使役犬として昔から使われてきた根拠だと思います。だから、競技って人の満足でしょって言われるけれど、そうじゃないですもんね。相棒になっていくことにお互いが充実感を持っているってことですものね。
きっとギュス君もオーちゃんも同じ思いで、いつでもママとリングに立つことを、きっと今も考えていると思いますよ。
体調が安定し、目標に迎えることを祈っています。
by 前田 朋 (2013-12-25 08:14) 

ジャンニスキッキ

> 前田朋さん、
はじめは遊びの延長みたいなつもりだったトレーニング、いつしか競技のリングに立つようになって、本当に深く犬と付き合えるようになったと感じました。これまでオーギュスどちらともそんな時間を共有できて幸せでした。最後にきっちり区切りをつけたいと思うけど、それこそ人間の気持ちなのでしょうね。犬はいつだって“その時”を楽しんでいますものね。

いよいよ今年も押し詰まってきましたね。どうぞ佳いお年を!

by ジャンニスキッキ (2013-12-27 20:20) 

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