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オーギュスの通院日誌?! [病気]

今日は花散らしの雨かも~なオーギュス地方です。予報では夕方から風が強まり“春の嵐”なんて云ってた気がするけれど、今のところそこまで荒れてません。でも朝から降りだしたので、本日は休養日にしました。といってもワン友さんが遊びに来てくれたので、2匹ともテンション[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)][るんるん]な午後を過ごしてご機嫌、夕飯前はスヤスヤ眠ってました。(^o^)

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さてさて、書こうと思いつつ溜まっていた最近のギュスの状態など記録しておくことにします。いえ、アップしなくたっていいんですが、後で「どうだったんだっけ?」と思い返すときのリマインダーです。^^;

いつから書こうか・・・

そう、3月24日の木曜にギュスが初めて室内でびっこを引いた時まで遡りましょう。

お彼岸の3連休明け、わりと調子がよさそうだったので、かかりつけの先生からも「筋肉落ちる一方だから、歩けそうなときには少し歩かせてもいいですよ」と言われていたこともあり、火・水・木と400mほどの公園まで往復散歩したのが触ったのか、それまで室内で明らかなびっこを引くことは無かったのに、24日の夕方、かなりハッキリとびっこを引きました。でもすぐに伏せて、次に歩き回った時は普通でした。

翌日も、朝のうちは普通。ところが朝ご飯食べて一眠りして、ママが散歩の仕度を始ると起きてきたのですが、このときに極端なびっこ。ところが玄関に降りたら普通に歩いていて、散歩のときもやや不安定かな~くらいでびっこにはなりませんでした(この日は短く300mコース!)。

が、土曜日の朝、休みだったオーパパが先にリビングに降り、少したってママが起きていくと、「ギュスびっこだよ!」って。この日は朝ご飯終わってもピョコタンピョコタンやってまして、寝姿も縮こまっていて、なんと、ウゥ~ウゥ~と呻くような声まで。

痛いのかな? それとも何か別の不調??

というわけで、4月1日に予定していたかかりつけの受診を1週間早めることにして、クリニックに向かいました。

で、患部(右前肢)のレントゲンに加えて、2月1日にJARMeCで撮って以来、肺のレントゲンを撮っていなかったので、「そろそろチェックしたいですね~とりあえずクリニックのレントゲンでやってみてダメだったらJARMeCにいってください」という話になり、頑張って、肢2方向+胸部3方向(でもギュスは入りきらないので分割して1方向につき2枚!)、合計8枚撮影しました。

高さ60cmくらいのガラスの台、しかもギュスにしたら「身動き取れません!」くらいの狭小スペースに抱っこで乗せて、そこから横臥、180度回して再び横臥、最後に伏臥。一応ママがコマンドで動かしながら補ていしましたが、肢のときのようにすんなりは応じてくれず、ギュスは緊張&興奮でハーハーいってるし、時間もかかってしまい、なんだか可愛そうなことしたな~という感じでしたけど、画像はきちんと写っててヤレヤレ(撮り直しなんてことにならなくてホントよかった!)。

肢については、画像を見る限り3月13日だか14日に撮ったときと比べてすごく進行してる訳じゃないけれど、やはり最初(12月)の画像と比べると腫瘍部分が大きくなってきているし、骨膜の一番外が溶けだしているのではないか(そうなってくると痛みが強まるのだそうだ)という話でした。なので、これまで朝1回だった鎮痛剤を朝晩2回に増やす事にしました。

そして肺は、この日もレントゲンで確認できる転移はありませんでした。

喜ぶべきところなんでしょうけど、幸いといえるのかな~と考え込んでしまいました。

先生は、ギュスの骨肉腫は進行が遅いタイプなのもあるけれど、パラディアが転移を抑えているのは間違いないだろうって。原発部(肢)の状態がここまで来ているのに肺の転移が確認できない(聴診でも呼吸の変化等はまったくないらしい...)というのは、通常は考えられないと。

確かに転移が無ければ即命を脅かされる状況にはならないけど、一方で痛みはどんどん酷くなってきてるわけで、体調的には特に問題なくて元気もあって動きたいのに痛くて動けない、いや、じっとしてても痛いという状況が長引くことになるわけで・・・

そりゃ~少しでも長く一緒にいたいけど、でも尋常じゃない痛みをこらえながら生きてくれというのは酷というものでしょ、とも思うわけです。

だったら、今ならまだ手術できるんだから、やっぱり切る?

原発があることで転移を抑えてるそうだから、切ったとたん一気に転移が進んで、頑張って手術したのに2~3ヶ月で逝ってしまうことも無きにしも非ず。それでも肢の痛みがない方が安らかな時間を過ごせるのかな?

考えれば考えるほど分からなくなってしまいます。

それで温肢術というか、肢を残しつつ痛みをなくす手段について少し相談しました。

海外ではけっこう実施されてるインプラントによる温肢術(腫瘍部位をスパっと切り取り、液体窒素に浸して癌細胞を死滅させた上で元の場所に戻し、後は骨折の手術と同様に金属プレートで固定・補強する)があるようだがと訊ねたら、先生、調べてくれました。

が、国内でも東大で実施しているものの、金属プレート(=異物)を埋め込むことから感染症が起き易いのと、低温でガンを死滅させたといっても患部に隣接する部位に侵襲している癌細胞を取り切ることはできないので、数ヶ月後には再発するのだとか。そして同様の病的骨折の痛みが出て、最後は断脚ということになりかねないとも。

それくらいだったら放射線で原発部位の癌細胞を死滅させる方法の方が、施術後すぐに歩けるし、同じ理由から隣接部の再発は起きるけれど、インプラント術よりは予後が長いというデータがあるそうで、そっちを考えた方がいいかもしれないと。

ただ、放射線あてて骨が脆くなって体重を支えきれずに骨折ということはないのかと訊ねたら、これまた「大丈夫!」と言い切れるわけじゃないみたいで、だったら装具でサポートしてはどうかという提案も頂き・・・

いずれにせよ、骨の溶解がだいぶ進んできているから、ぼつぼつ結論を出したほうがいいと。

でもね~やっぱり決められなくて、とりあえず(付け焼刃??)ビスホスフォネート製剤(=骨の溶解を抑制するらしい。骨粗しょう症に使うのが一般的)を使ってみようということになりました。

が、この日の触診で、これまで触診では触れたことの無い肝臓が触れて、どうも腫れてるようだというので、レントゲンに写り込んでいないかチェックしたら、確かに肝臓が若干肥大してる? 超大型犬だからこれくらいあってもおかしくないんだろうけど、ギュスは元々スモールレバーと言われていた事もあり、ちょっと様子見て次回も腫れてるようだったらエコー検査しましょうと。

そして4月1日に再度受診したのですが、やはり腫れていたためエコーで診てもらったら、なんと、肝臓より脾臓が腫大していて、かつ、何やら黒い陰が点々と写りました。オードリーの場合は(おそらく)髄外造血ということになってますが、ギュス程度の貧血でそれは考えにくく、単なる良性の血腫もあるけど、リンパ腫や血管肉腫という悪性のケースも想定した方が、なんて脅かされました。orz

肝臓の状態が悪いなら、新たな薬どころかパラディアの中止もありましたが、脾臓ということで、とりあえず投薬は進める方向になり、ボノテオというBP剤を使ってみることになりました。ところが今度は、尿の質&量がなんだか気になる状態になりまして、明日(4月8日)尿検査と血液検査で腎臓チェックをしてから服用するかどうか決める事にしました。(T_T)

こんなこと書くと不謹慎かもしれませんが、ママとしては、ここまできたら成り行きに任せるというか、骨肉腫の痛みが耐え難いレベルに達する前に、なんらかの理由で全身状態が落ちて(衰弱して)、そちらが原因で最期を迎えるほうが幸せなんじゃないかとまで考えてしまう今日この頃です。

ハァ~それだって決して何の苦痛も伴わずにと云う訳にはいかないんでしょうね。どうしたらいいんだろう?オードリーのサイズだったら、きっと切ってるんだろうな。うぅ~悩む。

そんなわけで、ギュスの今後についてはなかなか方針が決められずにいますが、鎮痛剤を増やしてから歩様は再び安定して、びっこも屋内外とわず出ていません。時々飛び跳ねてますぅ~ーー;

      ******

さて、ここまでギュスのことを書いて来ましたが、オードリーも4月1日にGISTの定期健診を受けました。

手術から5ヶ月経ちました。

今回は、4月15日に大学病院での貧血検診を控えているので血液検査はしませんでした。ですので、胸・腹部のレントゲンとエコー、糞便検査、尿検査というメニューでしたが、いずれも問題無し。転移・再発を疑うような所見は見つかりませんでした!ホッ。

ところが、3月中旬くらいから喉(気管?)の具合が徐々に悪化していて、今週は散歩での呼吸がかなり苦しそうです。苦しければゆっくり歩くだろうに、相変わらずズンズンひっぱるわ、段差でぶっ飛ぶわ、困ったもんです。

なので近頃は常にオヤツを手にもって、ママとアイコンタクトとることでスローダウンさせたり、50mくらい歩いたら(走ったら?!)止まってお座りさせてオヤツをあげて呼吸を整えるなど、なるべくゼーハーしっぱなしにならないように気をつけています。

となるとオヤツの消費が激しく、市販品も使っているんですけど、先日ダルフォードのハート型のクッキーを散歩用のトリーツ容器に移していたら、パパが「え、買ってるの?!」っていうので、久々に大量にホームメイドしました。

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クッキーは持ち歩くと崩れる事が多いので、今回アルミで覆って焼成時間を長くとりカチカチに焼きこんだら、あげる際、割るのに大変!(立ち止まるたびに1枚ずつあげたんじゃカロリーオーバーになりますから...=.=;) でもオードリーはカリコリシャリシャリいい音たてて美味しそうに食べてますけどね。^^;

おっと脱線しました。はい、オードリー、5ヶ月検診も無事クリアしましたけど、なんだか呼吸の具合は徐々に悪化していて、これから気温が上がってきたり、梅雨を迎えるとあって、どう対処していけばいいのか、これまた頭が痛いオーママです。

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オードリーも、ギュスも、日常生活では普通、というかかなり元気なだけに、そんなに神経質に考えて頭を抱えるより、今この時を楽しく過ごせばいいのでしょうが、そこはオーママの性格なんでしょうね、気に病んでしまうのです。オヨヨ。

なのでお出かけはおろか、日々の散歩も、車から離れてギュスが歩けなくなったらどうしよう・・・みたいな心配が先にたち、オーギュスとも今ひとつテンション上がってないかもね~(=_=);

それでも、気持ち良さそうな表情を見せてくれることもあります。

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たいていは、先ずギュスと車の近くで10分くらいウロウロ、その後オードリーと小1時間歩いてきて、最後は2匹でもう一度車の周辺をウロウロというパターンになります。

<ギュスを車待機させてオーちゃんとテクテク中!>
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<車待機の前に外の風に吹かれてね!>
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「最近一人で歩けて嬉しいかもぉ~(^_-)-☆」
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「丘の上の桜見に行こうよ!」
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「ずい分あるよ。息苦しくない?」
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「来ちゃった。(^^♪」
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「ちょっと休んでから下ろうね!」
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「大丈夫だったわよ!」
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<春めいてきて車待機が心配だから半開き!>
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「お帰り~オイラもゆっくり休んだよ!」
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前田朋

おはようございます。昨日は京都も終日雨。満開の桜が散り始めています。今度はどうみても桜餅に見えてします八重桜が主役です。

ギュス、脚が痛いときは辛いですね。傷みがなく、ゆっくりと生活できると良いですが。人間の場合のように疼痛ケアにシフトした方法はないのですか? 今、国立がんセンターの麻酔の先生の原稿を扱っているので、かなり進歩している疼痛ケアが獣医学にも応用できていないのか、気になりました。ギュスはきっと人並みの体重だろうし。
成人女性のエビデンスで臨床できないのかな。(無茶ぶりでしょうか?)

オーちゃん、写真のいい顔。サクラの下でご機嫌ですね。
私も、みんなゆっくりと歳をとっているのだから、今日が楽しければいいかな、と私は思うことにしました。デュを留守の間に訓練士の先生に預けたら、円形禿げをつくって帰って来ました。たった1日ですよ! だから、ずっと側にいられる方法を選ぶことにしました。こいつに関しては。そんなこんなな京都です。
また遊びに行きますね。
by 前田朋 (2016-04-08 08:41) 

ジャンニスキッキ


> 前田朋さん、
予想より風が吹かなかったからか、昨日、またお花見できました。
そうそう、桜餅(笑)の桜も八分咲きくらいできれいいでした。

ギュスの肢、どうにも結論がでなくて。。鎮痛剤だけでまだまだ普通の暮らしぶりなので、切る決心がつきません。そうこうしてるうちに選択肢がなくなってしまうのかも。疼痛ケア、ストロンチウム89を使った皮下注射がよさそうだったんですけど、獣医療には適用できないそうで(法的規制)、切らずに最後までいくなら麻薬系に頼ることになるみたいです。それにしても前脚ですからねぇ。。冷静に考えたら安楽死という選択なのかな?

オードリーは誕生日から1週間過ぎた日から、突然(?!)感覚器官の老化ぶりが顕著になり、昨日クリニックでフィラリア検査のとき先生が診てくれたんですが、「全般的には元気ですよね」って。「長生きすると色々出てきます。次から次です」とも。それこそ、緩和ケアで穏やかに過ごせる範囲の“色々” であることを願っています。(^^)

ワンsしょって遊びに来る??(^_-)-☆

by ジャンニスキッキ (2016-04-09 09:29) 

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