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オードリーの貧血 : 再発らしいと言われても。。 [病気]

九州地方の地震が大変なことになってしまって・・・私自身は被災された方々にお見舞いの言葉を送って見守る事しかできない現状で、ただただ地震活動の終息を願うばかりです。

そして強い余震の続く中、今回の震災でも救助犬が多数出動している模様です。オーギュスがお世話になっていた訓練所の所長さんや訓練士さんもパートナーと共に最初の地震の直後に出動、現地地入りされました。どうか無事救出活動を遂行できますように。

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一度は救助犬目指して訓練に励んだものの、ガンシャイ克服途上で病に倒れ、以後、まったり気ままな犬生を送ることとなったオードリー、緊張感から解放されたお陰もあってか(?!)、厄介な病気を次々と乗り越えてきましたが、昨日の貧血チェック@大学病院で再発を言い渡されてしまいました~(>_<)

年明け頃からジリジリと白血球(好中球)が減っていて、3月の検査値が標準値を下回ったため、念のため1ヶ月後に受診して欲しいといわれて昨日(4月15日)検査にいったのですが、白血球は標準値内に復活、代わって赤血球系が落ち込んでいました。

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貧血と関連があるのかは微妙ですが、前回の記事でチラっと書いたとおり、実は4月6日を境にオードリーの様子に変調が表れておりました。

もっとも顕著なのが聴覚?

非再生性の溶血性貧血を発症した8歳半以降、たいていのことは「いいよ、いいよ」 と大目に見てきたこともあり、10歳くらいからは「都合の悪いことは聞こえない振りしてるんだよね~^^ゞ」なんて冗談半分に流してきましたが、この1年くらいは「本当に聞こえてないのかも... /_;」みたいな状況も散見するようになってはいました。

が、冷蔵庫の開閉やスーパーのポリ袋、食品パッケージのガサゴソいう音は決して聞き漏らすことなく、一見爆睡してるようなときでさえすっくと起き上がって駆け寄ってくるオードリーが、この日、全く反応しなくなりました。

しかも、ギュスが聞きつけて先にアクションを起こし、オードリーの前を通過、ママからオコボレをせしめてモグモグクチャクチャ食べる気配を撒き散らしても、いっこうに気づく気配がありません。たかだか十数畳のリビング内での出来事です。(かつては2階にいても1階で食べ物の気配がしたらすっ飛んできてました!)

13歳を過ぎて8日目の4月6日、前日までとは別犬になったかのように、いっきに変化しました。

この日は、朝、寝室から降ろすとリビングの布団で二度寝。パパが出勤した後、ママが犬たちの朝ご飯の仕度にかかってもグッスリ眠り続け起きる気配がありません。しょうがないから下ごしらえの済んだ食材をいったん冷蔵庫に戻し、お犬様たちが起きてくるのを待ちました。

前夜までは、食餌の仕度を始める頃合になるとチラッチラッとママや冷蔵庫に視線をくれて無言の圧力、冷蔵庫が開いたら台所に飛んできてママにストーカーのオードリーだったのに(ギュスは食器がセットされる頃にお出まし!)、眠ったままです。

これまでも、ご飯の仕度をしていてもやってこないことはありました。それは体調の悪いサインでしたけど、眠ってる(=気付かない)なんてことはありませんでした。体調悪くても食欲が落ちたことの無いオードリーですから、いよいよ食べられる “その瞬間” まで伏せて体力温存、いざ食器が運ばれると逸る気持ちに足がもつれてよろめきながらも食器の前にやってきて、時にはブルブル武者震い(?!)しながらOKの合図を待ち、「いいよ」の「い」が発話されると同時にガツガツと喰らいだすのが常でした。

が、この日から、食器を前にしてOKの合図を今か今かと待ちわびているのは変わり無いものの、「いいよ!」といっても気付かず、目の前でギュスが食べ始めているというのに、二度三度「いいよ!」と声かけしても気付きません。身体に触れて耳元で話しかけるとやっと食べ始めるのですが、言葉に反応したと言うよりは、身体に触れられた事で事態(ギュスが既に食べてる?)を理解したようでした。

そんな状況が続いていた8日、フィラリア検査にいったかかりつけで相談すると、「加齢による聴覚の低下だとは思うけど、前日までとのギャップが大きすぎますよね~他に何か変化に気づいた事ありますか?」と院長先生。

なので、「今年に入った頃からでしょうか、段差や側溝に被さった鉄製の格子なんかを飛び越すときの目測がおかしいんです。物凄く手前(1m以上?)から踏み切って跳んで前足はかかるけど後足が外れちゃうみたいな・・・」という話しをしたところ、「目をチェックしてみましょう」って。

部屋を暗くしてライトで照らしたところ、右の黒目の部分に黒いシミの様なモノがあると。更に左目は黒目と白目の境辺りに縦に黒っぽくなってる部分があると。

「加齢で白くなる(白内障系)方は年の割にはキレイなんだけど、黒いシミはなんだろう?いつ頃からあったか分かりませんかねぇ~」っていわれても、今の今まで気づきませんでしたよ。

「虹彩嚢胞とは違うみたいだし、この先形状が変化したり、眼球表面が盛り上がってくるなどの異常が出なければ、加齢によるシミかも?でも行動異常を考えたら視力や視野に影響しているかもしれないから、近々に大学病院受診するなら診てもらえば?」ということで、その場はお開きに。

そんなこんなで、歳のせいなのか、新たな病気なのか、悶々としながらの1週間でしたけど、その間、色々考えたんですわ。

仮に病気だとして、元々(自分の意思に反して)触られたり拘束されるのが大嫌いなオードリーが、これまでは病気にしては体力も元気もあったから、診察や処置を物凄~く頑張って我慢して(させて?)きたけれど、生来臆病な性格なのに、感覚器の機能が低下してきたら、ますます、何が起きてるのか、何されるのかって不安が募り、強いストレスがかかるわけで、この辺が限界かな~と。

パパともそんな話しをして、昨日(4月15日)の受診を大学病院の最後の受診にしようかと考えていた矢先でした。

このような精神状態で臨んだ昨日の大学病院だったのですが、なんと、溶血性貧血の再発とな!

主治医の先生は、4月1日のガン検診が問題なかったということであれば、溶血性貧血の再発でほぼ間違いないだろうから、即刻免疫抑制剤の服用を始めたほうが良いと。

2週間後に薬の効きをチェックするために受診して、落ち着くようなら減らせばいいから、まずは以前の量を飲ませて欲しいと。

プログラフの手持ちもたくさんあるから、すぐにでも再開はできるのです。

でもね、去年GISTが見つかる前にもCBC(赤血球関連)の値が落ちていて、もし今回の貧血が、手術したGISTの再発・転移とは別の悪性腫瘍(リンパ腫とか血管肉腫とか...)によるものだとしたら、免疫抑制剤使ったらヤバくないか?

コピーを貰うの忘れちゃったんだけど、CBCの結果を聞いたあとで追加検査してもらったCRPが3.5だったとか。しかしながら白血球の値を考えたら炎症性のものを疑うよりは溶血性貧血が疑われるということらしい。

血液塗沫でも赤血球の形状がおかしいものが増えてるような話でもあり、溶血性貧血の再発で間違いないとは思うけど、いつも注目してるT-Bilがそんなに上がってないし、4月1日の尿検査でもビリルビンは全然出てなくて、「本当に溶血なんだろうか?」という疑念が払拭されず・・・

病院からパパにメールしたら、「もう薬やらなくていいんじゃないの?」的な返事がきて・・・帰宅後、夜、話し合い・・・今朝になり・・・けっきょく飲ませてません。(T_T)

かかりつけの先生は、万が一腫瘍による貧血だったとして、1~2週間のプログラフの服用で取り返しがつかなくなるような事態に陥る事は考えにくいといってくれたけど・・・

仮に新たに悪い病気になっても、今度は積極的な治療はしないと決めているだけに、事態を悪化させるようなことは避けたいと考えるわけで・・・

ところが当のオードリー、おととい昨日は4月6日以来の何気に冴えない状況から復活傾向で、食餌の仕度にも反応するし、「いいよ!」の合図を聞き逃す事も無く、目測の誤りもなりを潜めてるような感じ? そもそも脳の活動が低下するほどの貧血ではないことから、そっちと貧血は関係ない??

なんかねぇ~次から次へと決断しなきゃならないことが勃発する日々で、ちょっとお疲れなオーママです。

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そんななか、今朝はギュスの服薬で一騒動でした。

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骨の溶解を抑制する効果を期待して使ってみようということになったビスホスフォネート製剤(ボノテオ錠)を処方されてから、既に半月くらい経っちゃってます。

その間、何を躊躇っていたかというと・・・

この薬、服用方法にあれこれ但し書きがあるんですわ。

朝起き抜けの胃が空っぽなときに、噛み砕かず、多目(コップ1杯=180cc)の水で服用すること。尚、服用後30分~1時間は横にならないこと。

空腹時はいいとして・・・

万が一薬剤が喉や食道に停留したり逆流すると食道炎が起きるので、確実に胃に流し込み、逆流が起きないよう上体を起こした姿勢を1時間くらいキープして欲しいとか、ちょっとした成分によっても代謝に影響が出る薬なので水だけ(ミネラルウォーターすらもNGという厳しさ!)で服用、かつコップ1杯くらいの水分を一緒に摂取しないと吸収が悪いので、薬が飲み込めても、ちゃんと水を飲ませるように、と。

相手は犬よ!

しかもギュスは、かねてから喉の蠕動運動に難があるとかで、やたらむせたり逆流したりするし、オマケに超大型犬(抱っこで姿勢保つわけにいきませんからねぇ...)の上、今は前足に荷重するのが辛い状況ですから、1時間近くもお座り姿勢をキープするなんて不憫で不憫で~というわけで、どうやって飲ませるか試行錯誤しておりました。

結論は、先ず服薬ゼリーで錠剤を飲ませ、飲み込んだのを確認してから、シリンジで180ccの水道水を少しずつ口腔内に注入、その間パパが姿勢をキープ、後はクッションなどの支えも利用して、なるべく前足に体重がかからないようにしながら姿勢を保持する、ということになりましたが・・・

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机上の空論つうか、そんなに上手くいくわけもなく、けっこう手古摺りました。ゼリーに包んだ錠剤を匙で喉に流し込もうとしたときにギュスが仰け反り、ゼリーは舌の上に落下。そしたら錠剤がゼリーと分離。でも続けてゼリーだけを投入したら、ここはなんとかクリア。薬は喉の奥へと消えていきました。

ここからが大変。ゼリーに包まれてスムーズに通過するはずが、湿ったむき出しの錠剤ですので、引っかかったら最悪。急いで水の注入を始めるも、超大型犬というのは下唇がたるんたるんですから、注ぐ場所を間違えると外にこぼれちゃうんです!

獣医さんは唇と歯茎の間を狙ってといってたけど、そこじゃ全然ダメで、やっぱり歯の内側のベロの下あたりを狙って、噛み合わせの隙間から、ギュスの飲み込む速度に合わせて少しずつ注入しないと無理。はじめは嫌がって歯を喰いしばるのでけっこう難儀でしたけど、お互い(?)徐々にコツが飲み込めて、上手く水を飲み込んでくれるようになりました。時々ゴクンと音がして、たぶん食道に引っかかってる事は無いだろうと。^^;

で、次は逆流しないように1時間の姿勢保持です。んがぁ~これは30分でギブアップ。いつも流涎の前触れにシャックリや舌の出し入れ(=ペロンペロン)が起きますが、そういう様子がまったく見られなかったので、水平よりやや口側が高い状態になっていれば大丈夫じゃないの?というわけで、枕に顎を乗せてた状態での伏せで残り30分頑張ってもらいました。

月1回の服薬ですが、パパが休みの日じゃないと無理みたい。ハァ~効けばいいけど・・・効いてくれぇ~~~!

「朝から疲れたぜぇ~Zzz..」
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「今朝はご飯の出てくるのが遅かったわね。=.=」
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マエダトモ

暑いくらいの陽射しと、肌寒い夜の空気。体が持たないねー。爬虫類とかしている私は、もう大変です。
オーちゃん、ゆっくりといっしょに歳をとっていきましょうね。
案外、体って言うのはうまくできているもので、融通が気かなるなるけれど、気持ちものんびりしてきている歳だから、同じようにどうにかこうにか1日を過ごせるもんですよね。
辛くないようでありさえすれば、私も適当に自分の体につき合おうと思っていますよ。
オーちゃんもギュスものんびりと、いっしょに歳とっていきましょう。
by マエダトモ (2016-04-16 13:59) 

ジャンニスキッキ

> 前田朋さん、
昨夜から南風が吹き荒れ、午前中は雨風で荒れ模様でしたが、昼には
雨が上がってお日様が顔を出し、気温がどんどん上がりました。現在
室温24度湿度62%!ギュスのハァハァが止まらなくなったのでエアコン
除湿で稼働中です。急激な変化は老体(犬も人も!)にはこたえます。

かわせるくらいの苦痛に留めてやれるものなら、もう病院通いするより
いつもどおりの日常をのんびり過ごすのが一番いいと思ってます。
ギュスの痛みとオードリーの貧血(+喉)による呼吸困難を緩和できる
方法を模索する日々かなぁ~お山で過ごせたらいいんですけど。。。

朋さんも無理しないでね。みんなゆるゆる暮らそうね!
by ジャンニスキッキ (2016-04-17 20:39) 

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