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オードリーの貧血 : 9月9日から19日までの経過 [病気]

9月も半ばを過ぎたというのに悲しいくらい残暑が厳しかったオーギュス地方ですが、先ほどから心地よい涼風が吹いています。明日は彼岸の入り、ぼつぼつ秋になって欲しいものです。

さて、前回のアップからあっという間に10日以上経ってしまいました。何度か書きかけたものの完結せず、日々の通院でデータは増えるし、ステロイド等お薬の影響で多飲多尿のオードリーの排尿に夜間も付き合って寝不足頭だし、なかなかPCに向かう気になれず・・・

この三連休で帰宅したオーパパのお陰でやっと寝不足が解消、気力が戻ったのでいっきに纏めようと思います。(と~っても長いですが、どなたかの参考になることもあるかな、ということで、ご容赦ください。^^;)

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その間のオードリーの調子を一言で纏めると、見た目は乱高下、数値的には緩やかな下降という感じでしょうか。

オードリーが初めての犬なので、犬の具合の悪さというのがよく分からないオーママ、当初、目の前で辛そうにしているオードリーの状態がどれほど切迫しているのかイマイチ分からず、かな~りうろたえていました。

なので、前回記事をアップした8日の晩から9日にかけては、“見た目の調子”は最悪に思われ、9日は朝から気が揉めて何度も獣医さんに電話してしまい、結局夕方診て頂きました。

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世田谷までの移動に耐えられるか、昼頃、5分足らずのグランドまで排便散歩のつもりでドライブしたら、オードリー、渾身の力で踏ん張って座っていました。かすかに前脚が震えていて、本当に辛そうでした。

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下ろすと、日陰でチャッチャとウン。大好きなグランド、歩こうとするかなと思ったけど、さっさと車に戻りました。

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これは世田谷までは無理かな?と思って、家で安静にしていたのですが、2時くらいになって、やっぱり連れて行くことにしました。

というのは、前日の夜中からパンティングがおさまらなくて、これがPCVの低下による“酸欠”なのか、薬(ステロイドのよる代謝の活性)の影響なのか見極めがつかないということもあったし、かつ、なんだか手足が冷たくなってるし、昼頃から心なしかお腹が膨らんできているように見えたため居ても立ってもいられなくなってしまったのです。

この日は内科の先生がお休みということで、いつもどおり院長先生に診て頂いて、オーママが感じたままを率直に伝えました。

先生としては、おそらくステロイドの影響だと思うし、お腹は水が溜まっている風ではないけれど、薬に弱いオードリーのこと、肺炎も含めてチェックしましょうかと言うので、お願いしてしまいました。

X線の結果、肺炎の兆候は無し。

エコーの結果、胸水・腹水は無し。前から腫れている脾臓に加えて、肝臓も少し大きくなっていて、肝臓の周りに若干水が溜まっている。おそらくステロイドの影響。

血液検査の結果、HCT 17.5%・HGB 5.8g/dLと続落、肝酵素が軒並み上昇(ALKP71→207、ALT10→101、AST0→62)。

<9月9日の血液検査>
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ということで、パンティングはじめ“見た目”凄く具合が悪くなっているように見えるのは7日から服用を始めたステロイドのせいだという結論になりました。

そして、今後の方針は内科の先生とも相談して決めたいので、翌日オードリー抜きでもいいから予定どおり来院して欲しいといわれ、帰宅。

オードリーはというと、あんなにママをヤキモキさせていたのに、例のごとく病院に着いたらケロッとして愛想を振りまき、軽やかに体重計(診察台)に飛び乗って喝采を浴びる始末。(大騒ぎしたママの立つ瀬がないじゃない!)

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金曜の晩にオーパパが帰宅し、病院で復活したテンションを維持したまま土曜日を迎えたオードリー、パンティングも少し治まって、調子はまぁまぁ。

病院にはママだけで行くつもりだったけれど、オーパパ、自分も行きたいから、オーギュスとも連れて行けというので、一家総出で病院へ。

二日続きということで心配だったものの、やっぱり元気に振舞うオードリーに複雑な心境。まだ2回しか会った事のない内科の先生に、調子の悪い状態を伝えるのに四苦八苦しました。「お家での状態が本当の姿だと思いますよ」と言ってもらったものの、どこまで伝わったことやら。

さすがにこの日は検査は無し。

ステロイドの方は、“影響=副作用?”は出ているものの効果はなんとも・・・みたいな状態のため、自分のお師匠さん(?)である大学の血液内科の先生に診て貰ってくれということで、予約の段取りをつけてくれて、13日に麻布大学付属病院を受診することに。

ここで一つ問題が。

やはり、保留していた骨髄穿刺検査を受けた方がよいだろうということになったのです。でも、検査値的には下降を続けている状況で、全身麻酔の検査となると、どうにも踏ん切りのつかないオーママでした。

もっときわどい状況でも全身麻酔をする犬はいると説明されたものの、オーパパも13日の初診では骨髄穿刺はパスすればというし、“セカンドオピニオン”のつもりで麻布の受診を決めました。

土曜の夜はパンティングもほとんどなく、午前3時ころ排泄した後は本当にスヤスヤ寝ていました。それでちょっと充電できたのか、日曜はパパとお散歩にも行きました。家から400mほどのところにある公園まで往復したようです。

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う~ん、帰宅後はお疲れ?(笑ってるように見えるのはハァハァ喘いでいるからです。-_=;)

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終日まぁまぁ落ち着いていたので、夕方オーパパを送っていったけど、買い物には寄らずに帰宅。お出迎えはギュスだけだったものの、オードリーの気配も感じられ、ホッ。

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酸欠解消にと、オーパパ、携帯酸素を買ってきたのですが・・・

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オードリーが「止めろ~!」っと拒否したのは言うまでもありません。

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そもそも、ヘモグロビンが激減しているオードリーにとっては、酸素吸入しても運ぶことができないため、さほど意味がないそうです。orz

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日曜の夜中は若干呼吸が荒くなって、午前3時頃まで上体を起こして喘ぐような呼吸が続いたものの、3時半くらいに大量に排尿をしたら落ち着き、朝までウトウト。

暑くなりそうだったからギュスの散歩と5時にリビングに下りていくと、オードリーも降りてきて、控え目ながら散歩のリクエスト。

「大丈夫かな?」と思いつつも、身体が動き始めた6時半から一番近い公園まで散歩。ギュスが「僕は行かないよ~(ー_ー)!!」ってケージに入っていったけど、暑くなりそうだったので引っ張り出して一緒にお散歩。

排泄の後、帰るかと思ったら、オードリーが家とは違うほうに向かおうとしたので、任せて少し遠回りして帰宅。1キロ以上歩いたかも。

そして、この日、翌日の麻布受診に先立って、かかりつけで血液チェックをしておくよう指示があったとかで、またまた世田谷のかかりつけ病院まで。

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滅茶苦茶暑くて、オードリーもだけど、このところへばってきてるギュスを連れ回すのもなぁ~と悩んでいたら、お散歩友だちのハンナちゃんママさんが、「ギュス、預かるよ~」って言ってくれて、お言葉に甘えることに。

ハンナちゃんちには、もう1頭、ギュスと半年の違いのゴールデンのイーライ君がいて、でこぼこコンビで楽しい時間を過ごしていたそうだけど、デカ犬が騒ぎまわって大変だったことでしょう。ハンナちゃんママ、ありがとう!

この日の血液検査結果は、HCT・HGB横ばい、肝酵素のうちASTは正常値に戻った(5 U/L)ものの、ALKPとALTは更に上昇(438 U/L、178 U/L)、前回同様ステロイドの影響との見解。(CREA・TBIL・TP、尿検査は異常なしのため)

<9月12日の血液検査-塗沫に異形が多くて分離が上手くいかず2回検査、採血は1回>
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そこで、内科の先生いいわく、「麻布の先生からの指示で、今日から免疫抑制剤を追加服用したいのですが」と。

アトピカやアザチオ(=シクロスポリン製剤)のことは前もって話していたし、情報収集はそれなりにしていたので、副作用は分かっているけど、ステロイドが効いていない以上、追加もやむなし、ということで了承。

その場でアトピカ100mgを服用。

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見た目のオードリーは、相変わらず、時折パンティングが激しくなり、横になるのも苦しいのか、上体を起こしたまま喘いでいることが多くなっって、見ているのが辛い。(本当にステロイドのせいなのかなぁ?酸欠で辛いんじゃないのかしら??)

多飲多尿も本格化(?)して、がぶがぶジャージャー忙しいったらありません。体重もどんどん減って、それこそ、見た目、骨皮筋子ちゃん。20キロ切るのも時間の問題。食べてるのに痩せるって、いいことないよなぁ。。

お尻周りの筋肉がすっかり落ちてしまってます。

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帰りにギュスを拾って、7時過ぎに帰宅。収納終わったら9時。散歩して病院行っただけなのに、ご飯が終わったら動けなくなって、ギュスのスキンケアをサボってしまったのでした。

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そして、13日、いよいよ麻布受診の日。

パパとの打ち合わせでは、この日の骨髄穿刺検査は無しということに決めていたけれど、だったら大学病院を受診する意味ってなんだろう?とか、ママの気持ちは揺れていたと思います。

しかも、この日、朝からオードリーの様子があまり良くなくて、5日間で4回の通院(それも検査漬け!)、こんなに消耗してるのに、たぶん病院に行ったら頑張るわけで、もう止めようか・・・なんて思ったり。

最後の最後で、かかりつけの院長先生に電話して、「気が進まないなら骨髄穿刺はやめるとしても、とにかくオードリーの状態を直接診てもらうべき!」と背中を押されて、やっと出かけることにしました。

この日もハンナちゃんママのご厚意に甘えてギュスを預かって頂くことになり、「行った都合で、もしも検査して夜になっちゃったらお泊まりでもいいからね~」と暖かく送り出して頂いたのでした。

オーギュス家からは麻布大学は割りと近くて、30分足らずで到着。ご近所さんたちから聞いていた麻布の評判はあまりよくなかった(設備や内容はいいとして、犬への対応は酷いよ、って!)ので緊張しましたが、実際は思いのほか丁寧でちょっとホッとしました。

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13時半の予約でしたが、しばらく待ち、14時くらいに呼ばれました。

最初は研修医による詳細な問診でした。今回の症状が出たころからの詳細、それ以前のこと、日ごろの暮らしぶりなどなど、ずい分細かく聞かれました。オードリーは、初めての診察室を散々クンクン嗅ぎまわった挙句、珍しく、ママにマウンティングしてきて、変に興奮していました。

20分くらいかかったでしょうか。問診が終わり、ここからは犬を病院スタッフに渡してママだけ退室します。採血・エコー・必要ならX線ということでしたが、「検査と検査の間はケージで待機ですか?」と訪ねると、「心配ですよね?時間が空くようでしたらいったんオーちゃんをもどしましょうか?」って言ってくれたので、待合で待機することにしました。

廊下にでてベンチに腰を下ろし、またまた骨髄穿刺のことを考えていると、突然、思いっきり近い隣り(!)に勢いよく腰を下ろす人が・・・

「?!?」っと顔を向けると、なんと、なんと、ラウルスママさんでした!

この日に受診することを話していたのですが、ママが一人で心細いのではと、応援に来てくれたというのです。オードリーが居るときに現れると興奮するからと、検査に行くのを待って出現(?!)したそうで、心遣いに感謝です。

そして、一つ検査が済んで戻ってきたオードリー、想定どおりの興奮だったけれど、すぐに鎮まって、嬉しそうにラウルスママさんに擦り寄っていました。

その後、再度検査のためオードリーが連れて行かれ・・・

戻ってきて・・・

2時間は待ったと思います。

検査結果が出て血液内科の先生の診察となりました。

PCVの値が23%で、一瞬喜んだものの、先生いわく、機械が違うし、検査機器のマージンを高めに設定してるから、かかりつけの病院と単純比較はできないかも、だそうです。

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で、こちらの先生の所見は、骨髄低形成による病気(骨髄線維症再生不良性貧血骨髄異形成症候群)が疑われるので骨髄穿刺検査を受ける方がよいというものでした。

この日は検査は受けないと決めて来院したものの、やはりこの検査をクリアしなければ先へ進めないようです。

オーパパと相談するため一時退室して電話。

そして決断しました。

全身麻酔の検査を受けることにしたのです。

先生にその旨告げ、麻酔についてのインフォームドコンセントを受け、オードリーをスタッフに託し、誓約書にサインしました。

診療時間が終わろうとしていて、待合には他の人影はありませんでしたが、ラウルスママさんが、「最後まで付き合うよ」って残ってくれました。

お陰で、1時間半ばかりの待ち時間があっという間でした。先生から、検査は無事済んで、オードリーも麻酔から醒めてきていると告げられたときは、本当にホッとしました。

が、先生から話を聞くと、骨髄の中に造血像がほとんど見られず、8割がたその場で診断を確定できるところが、オードリーの場合、検査に時間がかかるというのです。

幹細胞を構成する白血球・赤血球・血小板のうち、赤血球が免疫細胞によって破壊されていること、また、赤血球に異形が多く、血管に送り出される前に死滅し(アポトーシス)、その残骸で骨髄が満たされている状態なんだそうです。

ここまで説明を聞いた時点で、なんだか胸が締め付けられる思いでした。

こちらの先生、麻布大学で最先端獣医療の講義を受け持たれている方だったので、一応、骨髄移植や末梢血幹細胞移植などの可能性を訪ねたところ、骨髄移植については犬ではHLAのマッチングもできない現状では困難、アメリカで実施されている自種間移植については、既に骨髄がやられているオードリーには適用できないこと、更に、末梢血幹細胞移植も犬での実施は現状無理だという返事が返ってきました。

それで、現実的な方向としては、骨髄穿刺の結果がいずれの病気にせよ、シクロスポリン(アトピカ)が有効である可能性はあるので、結果を待たずに本格的な投薬治療を始めましょうとのこと。

これまでのステロイド(プレドニゾロン40mg=5mg×8錠)に加えて、シクロスポリン(アトピカカプセル100mg)・ホルモン剤(プリモボラン5mg×1/2)・抗生剤(パセトシン250mg×2回)を服用することになりました。

薬に対して過敏(特に肝臓)なオードリーに、こんなにたくさんの薬を飲ませるなんて・・・

しかも、IgM抗体の絡んだ自己免疫疾患となれば、薬の効果が期待できないかもしれないし、予後も悪いというのに・・・

しかし、効果が現れるまで1週間程度はかかるので、服用しながら検査結果を待ちましょうと言われたら、受け入れるしかありませんでした。

薬の処方を待っていると、研修医の方が麻酔から醒めたオードリーを連れてきました。元気に女医さんを引っ張ってママの元に戻ってきたものの、見れば、穿刺のために左右のお尻にバリカンを入れられ、見るも無残な姿となっていました。

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無事全身麻酔の検査を乗り切ってくれたオードリー、よく頑張ったね!

結局ラウルスママさんは最後の最後まで付き合って下さり、オードリーとママが車に乗り込むのを見届けてくれたのでした。長い時間、本当にありがとう!嬉しかったし、心強かったです。

ハンナちゃんママに電話すると、ギュスはもう夕飯を食べ終わってるから、オードリーとママが一段落した頃を見計らって送ってくださるとのこと。これまた、ありがたいお言葉です。

でも、帰宅して一段落したら8時を回っていて、おまけに、オードリー、穿刺の箇所が痛むらしく、最初は座るのも辛そうだったし、今晩は2階に上がるのは無理と言われたこともあり、ここは、厚かましさついでに(?!)、ハンナちゃんママにお願いして、ギュスを一晩預かって貰うことにしちゃいました。

しばらくしたらオードリー伏せましたが、浮かぬ表情。犬は痛みに強いというけど、結構痛いみたいでした。朝から絶食なのに、麻酔の関係で、夜中の12時近くまで飲水も止められたままでしたが、文句も言わずに、じっと伏せていました。

11時半くらいに少量の水を飲ませ吐かないことを確認。12時にアトピカ服用。これも吐かないことを確認して、やっと12時半に軽い(軽すぎる)夕飯にありつきました。

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30時間ぶりの食事に、この時ばかりは起きてきましたよ!

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食後、嘔吐はなかったものの、1時半くらいに軟便。水を飲み始めたとたんにチッコじょーじょーが始まり、リビングでオードリーに添い寝しつつも、眠れぬ一夜を明かしたのでした。

長~い、長~い、一日でした。

オードリーがご縁で知り合ったワン友さんたちに、こんなにも助けて頂いて、ただただ感謝のオーママです。本当に、ありがとうございました。

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翌朝までチッコ以外は落ち着いていたので、普通に朝ご飯をあげてしまったのですが、直後に下痢P。一応麻布の先生に報告&相談したら、麻酔による一過性のものだとは思うけど、薬の副作用ということもあるから、続くようだったら服用を止めてくださいとのこと。

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昼過ぎにはハンナちゃんママに送り届けられてギュスが帰宅。いっきに賑やかになるかと思いきや、空気を読んだか、思いのほか静かなギュスターヴでした。

この日は、時折パンティングはあるものの、まぁまぁ落ち着いていたオードリーでした。ところが、夕飯後から次第に息遣いが苦しげになり、結局、この後30時間以上、金曜の昼頃まで、ほぼずっと上体を起こして喘いていました。

薬の影響を見るために、金曜の午後に再び麻布を受診することになっていたのですが、連れ回すのが憚られるような消耗ぶりだったというのに・・・

麻布大学で車から降りたとたん、なんかシャキッと元気復活。

この日もずい分待ち時間がありましたが、家であれほど苦しそうに喘いでいたのがウソのような安らかな呼吸。口すら開いていません。なんなんだ~(*_*;

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さて、ちょっと脱線。

オーママ、病院でこれまで一度も犬を椅子にあげたことはなかったんだけれど、待ってる横で、Pしたりオェするワンちゃんを見るにつけ、飼い主さん、ちゃんと片付けてはいたけれど、病院にくるワンちゃんのこと、ゴメン、もしかしたら何か菌が混じってるかも・・・免疫抑制剤飲み始めてるし・・・う~ん、後で掃除しますから~とオードリーを椅子の上にあげました。(帰りに除菌ティッシュで拭き掃除しました!)

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先日の怒涛の検査漬けにもメゲず、オードリーはこの日も研修医のお兄さんに連れられていそいそと検査エリアへ消えていったのでありました。

血液検査のみだったためすぐに戻ってきましたが、そこからが長くて、1時過ぎに受付して、終わったら5時!でも、その間、オードリーはずっとシャッキリ元気で、9月に入って初めてくらいの安らかな呼吸を続けていました。

でも数値的には、PCVの値が20%丁度ということで、通常なら輸血が望ましい状態(上体を起こしてパンティングするのは、その方が空気の取り込みが楽なんだとか...)でした。なれど、やはりオードリーのケースは、輸血のリスクは最後の最後まで回避したいそうで、見た目も元気(?!)だし、もう少し頑張ってくださいと言われてしまいました。

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骨髄検査の結果は21日ころ出るだろうけど、先生の予定やらカレンダーの都合で次回の受診は27日と決定。それまでに急変したらかかりつけの病院にいって輸血してもらってください、とも。

そんなこといわれたって、輸血が必要なほどPCVが低下してるパンティングなのか、薬の影響で代謝が活性しているせいで自律神経が昂ぶってのパンティングなのか、どうやって見極められるというのでしょう?

オードリーがあんまり調子がよかったので、この日もギュスを預かって頂いたハンナちゃんママさんと野津田公園の駐車場で落ち合うことにして、先に着いたオードリー&ママ、駐車場内を軽く散歩。

やがてギュスも到着して、夕方の散歩と思ったら、ギュスはさっさとデリカに乗り込み、オードリーがハンナちゃん家の車に乗り込む始末。何考えてるんだか。

ラウルスママにしろ、ハンナちゃんママにしろ、このところ、オードリーを興奮させるといけないからと、極力姿を見せないように気を遣ってくださっているのだけれど、この日はオードリーの調子がよかったので、久しぶりでハンナちゃんママに撫で撫でしてもらって、本当に嬉しそうでした。

散歩もダメ、お友だちや知り合いにあうのもダメじゃ、元気の源が無くなっちゃうものね。後のことは忘れて、しばし弾けたオードリーでした。

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頑張りすぎた反動でか、やっぱり金曜の夜から状態が悪化、またまた喘ぐような呼吸で、パパが帰宅したのにお出迎え無し。明け方近くまでハァハァやっていましたが、明るくなる頃から落ち着き、ギュスが早朝散歩に行ってる間、ママと一緒にスヤスヤと眠ったのでした。

そして、ギュスが散歩から戻ったら起き出して、「私も散歩行く!」とパパにせがんで軽い朝散(ギュス、2ラウンド目!)。でも帰宅後はぐったりしていました。

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それでも食欲はあって、この日は久々にことあるごとにおねだりビームを発したり、テーブルのところにやってきてお座りしてみたりと、帰宅したパパに気を遣っているかのようなハッスルぶりでした。

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呼吸は落ち着いていたけれど、目に力がなく、前日の疲れを引きずっているのは明らかで、朝食後はずっと横になっていました。それでも、横になれるだけ呼吸は楽だったのかな?

パパに留守番を頼んで、午後、ママは久しぶりのお出かけ。(その話は次回また)

夕方帰ると、日中よく寝ていたのか、オードリー、ちょっと顔つきが復活していました。27日までもたなかったら21~22日あたりで輸血という段取りをつけていたので、この復活ぶりは嬉しかったです。

で、それ以来、今に至るまで、呼吸はほぼ安定しているし、今朝もパパと軽く散歩してきて、おねだりモードも続いていて、“見た目の”具合は、2週間ぶりくらいでいい感じのオードリーです。

もしかして薬が効いてる?

その一方で、しっかり食べてるし、心配したお腹の調子も2回の下痢で持ち直したのに、体重がどんどん減って、今日は20キロを切りました。

なんでだろう・・・

骨髄線維症の場合、他では治療成績がよくないらしいけど、この先生の下では5割以上が回復してるし、再生不良性貧血でも7~8割は薬が効いているのだとか。

ただ、骨髄異形成症候群の場合は、白血病への悪性転化がおきやすく、転化したら急転直下だそうな。

考えても始まらないけど、“白血病”という病名が頭の中をぐるぐる回っています。

また、白血病ではなくても、薬の効きが悪いIgM抗体が悪さをしているわけで、ここからの“復活”は奇跡に近いのかもしれません。

それでも、オードリーの生命力を信じて寄り沿って行くだけです。

頑張ろうね、オードリー!

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