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訓練競技会ダブル・デビュー@神奈川訓練士会 [競技会]

昨日(2月11日)、めっちゃくちゃ寒い中、神奈川訓練士会主催の第24回競技会が平塚四之宮総合グラウンドで開催されました。

何度も書きましたが(くどいっ!)、ギュスターヴとは勿論、オードリーとも初めてとなる、訓練競技部門に出陳してきました。

“初”が付くレポートは一段と長くなりますが(笑)、お暇があれば読んでやってくださいませ。

 

日頃のママからしたら、前日から大緊張するはずなんですが・・・

実はオーママ、10日の昼から腰が立たなくなり(痛いというより、腰がしゃんと伸びないという状態で、通常のぎっくり腰とはちょっと違う感じ...)、朝起きるまで出かけられるかどうかわからないという状況だったので、体調のことで精一杯、競技のこと考えてる余裕がありませんでした。

6時に出発するつもりだったので、4時起床。

関節は例のごとくスムーズに動かない状態でしたが、腰はなんとか伸ばせたので、コルセットをきっちり巻いて出かけることに決めました。そろりそろりと動きながら手が握れるようになるのを待ち、そこから荷物を積み込んで、なんとか6時10分くらいに出発することが出来ました。やれやれ。

天気予報には傘だの雪だるまだのが見え隠れしていて、どう転んでも“寒くて冷たい”一日になるのは目に見えていたので、上半身は雪山用アンダーウェア+セーター&フリース+ヒートテックのヤッケ、下も雪山用下着+スパッツ+裏起毛のトレパン、この上にゴアの合羽上下を着用して厳寒期装備(?)で臨みました。

足回りも、濡れると辛いので、最初からゴム長!これまた山用のウールのソックスを重ね履きしたのでなんとか我慢できましたが、それでも雨が降りだしてからは爪先が冷たくなってきました。手はかじかんで感覚なくなるし・・・冷えに弱いオーママとしては、ヒジョーに厳しい環境でした。

でも、車待機のギュスへの気遣いが減ったのは何よりでしたが。(^^ゞ 

さて、7時半近くに会場到着。

駐車場はすでに半分以上埋まっていて、リンクからはけっこう遠くなっちゃいましたが、それでもオードリーは気配を察知して、微妙な表情。

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しかし、ギュスターヴを降ろそうとしたら、「アタシも!」って乗り出してきたので、12月に見学に来たときよりはいいのかな・・・

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朝食は抜くよう(競技終了後)にって言われていたのだけれど、オードリーはあまり空腹だとますますテンションがおかしくなるので半量くらいやることにして、そうなるとギュスもねぇ・・・

オーギュスともに軽い朝食と排泄を済ませ、スクールの先生たちと合流、出陳の申し込みをしました。(なんと、ODTSは全員当日申し込みでした~^^;)

ギュスはCDⅠ、オードリーがCDⅡとは聞いていたのだけれど、申し込みは『○部』という区分で、ちょっと迷ったものの、ギュスは2部、オードリーが3部ということで、無事登録終了。

ゼッケンとプログラム(当日申し込みなので、オーギュスは載ってませんが...^^)を受け取って車に戻り、先に出す予定のギュスターヴのゼッケンを着け、まずはギュスだけ連れて様子見方々リンクサイドに向かいました。

ギュスは、リンクに近付くにつれて興奮が昂まってきて、目は他の犬に釘付け、耳は聞こえません状態。あ、正確には、言ってることは聞こえていて、「ヒール」と声をかければ突っ走ったりはしませんが、ママの方を向くことはありません。(ーー;)

昨日は3リンクでした。

一番手前がCDのリンク。次にアジリティ・リンク。そして一番奥がIPOリンク。

ODTSからは朝イチで何頭かがIPOに出陳するので、ギュスターヴの慣らしも兼ねて、しばらくリンク・サイドで観戦。(余談ですが、IPOで颯爽と作業する犬ってカッコイイですよね~)

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O先生とF先生が同じ組で作業でした。2~3年前には訓練所で繋がれてると、ギャンギャン騒いでいたGシェパのタロ、すっかり頼もしいユーティリティ・ドッグに変貌を遂げたように見えました。

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F先生(ギュスターヴ担当!)の作業が終わったところでギュスをいつ出すか相談すると、「今日はゼッケン関係なくいつでも出せるので、ギュス&ママペースで調整をして、よしとなったら出して構いませんよ~」と仰るも、な~んか不安の残るママ。

それを察したか、F先生、「この後自分の出陳が続きますが、その後で一緒に調整して出しましょうか?」と申し出てくださったので、仰せに従うことにしました。

忙しくあちらこちらのリンクに出没する先生たちをチラ見しながら、リンクサイドの人中(犬中?)をギュスを連れ歩き、徐々に会場の雰囲気にに慣れて落ち着いてきたところで練習開始。

しばらくすると、ずい分集中するようになってきたので、「う~ん、出しちゃおうかな~」と思っていたら、オードリーが出陳する3部B班のゼッケン番号が次々アナウンスされ、「早く出してください!」みたいなことを言っているので、リンクに見にいくと、最後にアナウンスされた番号の次がオードリーじゃないの!

「あれぇ~いつでもいいんじゃないのかな?」と思って進行係に聞いてみると、ゼッケン番号は関係ないけれど、皆予約済みで(予約??ここで深く考えなかったのが後々尾を引くことになった!)もう4組しか残ってないとか・・・O先生を探してその話をすると、「じゃぁ、オードリー出しましょう!」と軽く仰る。

ヒェ~まだ何もやってませんが・・・

取り急ぎギュスを仕舞い、ゼッケンを付け替え、オードリーを連れ出すと、やっぱりさりげなくリンク方向を避けようとしている様子。

でも、これまた12月のようにはっきり拒絶する感じではなかったので、適当におだてながらオヤツをばら撒きつつリンク・エリアに近付いていき、途中、ちょこちょこ脚側と招呼の練習、

O先生を見つけると、「やばっ!」と思ったかどうか、一瞬オードリーの足が止まったけれど、気付かない振りして近付いていったら、いつものようにリード咥えて挨拶に行ったのでした。

リンクサイドでちょっとだけ脚側を見ていただくと、「うん、悪くないんじゃない?出しましょう!」と仰り、即リンクサイドへ行くと、“順番予約”が必要との事。何じゃそれ?結局最後になったのかな??

その間にもO先生の携帯は鳴りっぱなし、他にも面倒見なきゃならない生徒もいるし・・・とにかくお忙しいわけで、ママ的には、こういっては何ですが、O先生が傍にいない方がオードリーの発砲に対する警戒感も薄れるので、「こちらは大丈夫ですから~」と3部B班のリンクに向かいました。

出陳前のオードリー。(平常心を保とうとしてる?)
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“予約”をしてから出番までは4~5組だったので、リンクサイドで観戦。オードリー、目付きはそんなにおかしくないし、オヤツへの反応も、異常な食いつきではなく、これくらいだったら上出来のテンションだな~と少しゆとりをもって順番待ちしていたのですが・・・

隣のリンクから、JRテリア(だと思う)が脱走してきたり、目の前のGシェパが持来のダンベルを取りにいく指導手に付いて行って「早くよこせ~」って騒ぐのを見ていたら、ママ、なんだか心臓がバクバクしてきましたが、オードリーが静かに座っていたので冷静になれました。

そして、これまでだったら、リンクサイドで“異常”がなくても一歩リンクに入ると何が起きるか分からないんだから、っと常に(精神的に)身構えた状態でリンクに入っていってたのに、この時は、何故か、本当に冷静にリンクに入ることができました。

向かって正面、これから競技を行うコートの先にもう1列競技コートが並んでいて、その先のネット・フェンスの外でどなたかと話をしながら、O先生がこちらを見ていらっしゃいました。

まずは申告です。

自分の名前と犬の名を言ったのですが、ジャッジに「申告してください」と言われたので、「?」と思い、「初めてなんですけど。。」と言うと、「ゼッケン番号、犬名、指導手の順で申告してください」と言われ、「あ、ゼッケン番号ね、ゼッケン368番です。(最近OPDESはゼッケン付けないのです^^)」再度申告してスタート地点に向かいました。

1課目目は紐付き脚側。

基本姿勢でしっかりママを見上げていたので「ついて」で歩き出すと、歩き出しは顔を見上げていい感じぃ~(^^♪ でも最初のコーナーを曲がった辺りから不安定になり、少々離れ気味。でもすぐに2つ目のコーナーにさしかかり、アイコンタクトを取ってきました。

ホッとしたのも束の間、身体がリンクサイド方向に向いたとたん、「リンクの外へ~」っという気持ちが沸き起こってきたのか、微妙に歩度が上がったようでした。(脱走モードのオードリーは、リンク中央に向かう時は「帰ろうよ~」って懇願するかのようにピッタリついてアイコンタクト、向きがリンクサイド方向に変わると、それを合図にドビュ~ンと遁走します!)

この時、ママ、心の中で思いっきり声をかけました。

「オードリー、ママと一緒に歩こうよ!こっちにお出で~♪」って。

そしたら、すっとオードリーの緊張が緩んで常歩に戻り、ママの顔を見上げました。

歩数にして1~2歩の間の出来事だったと思います。

実際、ママより前にでたかどうか、本当に微妙な変化でしたが、確かに“逃げたい”という気持ちがあったのは見て取れました。でも、ママの“叫び”が届いたかのように、すっと気持ちが戻ったオードリーでした。

事実、その後も、リンク中央方向に向かう時は良いのですが、リンクサイド方向に向かう時、特にスタート地点に戻った時は、目の前の出入口に向かって飛び出したい衝動に駆られていたようですが、そのたびにママを仰ぎ見て、思いとどまっていたような気がします。

単なる思い過ごしかもしれませんけど。

フラフラ~と出口に向かいかけるオードリーに、「こっちだよ~」という気持ちと共に「ヒール!」って声をかけていたのですが、そのたびに、いそいそと戻ってきて、脚側停座でママを見上げてくれるのでした。(その姿の可愛かったこと!競技中にもかかわらず、親ばか状態でした~^^.)

きゃ~1課目目から長くなっちゃいましたね。

そんなこんなで、紐付き脚側はちょっと集中が足りない感じでしたけど、2課目目の紐無し脚側は、紐付きよりはずっと良かったように思います。

脚側が終われば、後はほとんど問題は無いのですが・・・

停座からの招呼。

明るい感じでピョンコピョンコ走って来ました~!(^^)!

O先生いわく、「以前の様な、思いっきり力の入った“待て”から解放され、思いつめていたかのようにすっ飛んで来る、一見勢いがあるようだけれど見ていて不安のある“招呼”ではなく、リラックスして声がかかるのを待ち、いいテンションで走ってくる、安心して見ていられる招呼」だそうです。

まっすぐ正面で停座。お尻も曲がっておらず、距離もまぁまぁでした。

その場の伏臥は問題ありません。

ただ、停座に戻した時のお尻がほとんど指導手に平行だったので、課目の合間に仕切り直して、お尻を入れた状態の脚側に付けてから、その場の立止。(そのままだと立止でお尻が離れます)

これまた立止は問題ありませんでしたが、停座に戻った時、今度は若干お尻が外向き加減だったかも・・・

6課目目は行進中の停座。

出だし、ちょっと遅いなぁ~と思いながら7歩で目印に到達、「Sit!」ですんなり座りました。13歩で振り返ると、真剣な面持ちでこちらを見つめているはずのオードリー、わりと飄々としていました。チラリと他所見するゆとりも?

スタートに戻る脚側でちょっと集中が切れかけていたようだったので、基本姿勢に付ける「ヒール!」を強めに言うと、「おっとっと。。」という感じでお尻が外向き加減でした。

7課目目、行進中の伏臥に行く前に、少し時間をかけて、身体をさすって落ち着かせてスタート。

今度も7歩目、目印の真上で「Down!」と声をかけたら、かけ声と同時に伏せて、目印の紐が胸の下にきてました。

直前練習でO先生から、「オードリーはコマンドに即反応できるんだから、目印のその場所でコマンド出して、ぴったり決まるのをアピールしてね!」って言われたのが、ちょっとはできたと思います。

ここまでで規定課目終了。

選択課目、最初は、なんと、ダンベル持来です。(^_^;)

これを言われたとき、「そ、そんあぁ・・・」と弱気だったのですが、「大丈夫でしょ、オードリーなら!」と一蹴され、せっせと練習に励んだ結果、なんとか真正面には来たものの、ちょ~っと距離がねぇ。あと1歩なんですけど。

それより、ママ、ダンベルを失投しました~(ーー;)

上に放るつもりが、思いっきり地面に叩きつける感じで手から離れ、ゴロゴロと転がっていき、右前方7~8メートルで停まりました。

投げ直しかと思ってジャッジに聞いたら、そのまま出してよいと言われたので出しましたが、咥えた後、どちらかというと指導手から見て右に膨らんで戻ってくる癖のあるオードリーには、若干左寄りに投げたいところだったのです。

まぁ、まっすぐ正面に戻ってきたので結果オーライでしたが、投擲、すべからく下手くそぉ~なオーママです。練習しなくちゃ。

9課目目は据座。

ダンベルを置いてきて、またちょっと身体を叩いてほぐしてやり、「次はステイだからね~」と声をかけて、ママが身体を起こし、ジャッジの合図で「Stay!」と言いおいて離れました。

すっごく真面目な顔して、“据座”の間、全然ママから目を逸らさずに待っていました。OK!

ところが、解放すると、ここで終了と勘違いしたのか、出口に向かおうとしたので、「もう一つだよ~ヒール!」って呼び止めました。(^^ゞ

最後は、遠隔の停座から伏臥です。

気持ちが切れちゃったので、ここはちょっと時間をかけて集中させてから基本姿勢。「Stay!」で離れます。振り向いた時はこっちを見ていたのですが、次の瞬間、何かの物音に反応して、鼻をひくつかせながら他所見を始めました。

この時ジャッジから合図があって、一瞬迷いましたが、オードリーと目が合うのを待ちました。すぐにこっちを見たので、目が合ったのを確認して、「Down!」。ちょっと動作が緩慢でしたが、緊張した時に見せる腕組みポーズではない、“正しい伏せ(笑)”で綺麗に決めてくれました。

戻ってジャッジの合図を待ち、「Sit!」と声をかけると、バネ仕掛けの人形のように、勢いよく起き上がり、しっかりママを見上げてくれました。

「ヒャッホ~終わったよ~♪♪♪ よくぞ逃げずに頑張った。切れそうな気持ちをよく繋いだ。そして何より、基本姿勢のたびに微動だにせずしっかりママを見つめてくれて、ホントにホントに嬉しかったよぉ~」と、内心褒めまくりながらリードをつけて講評を聞きに行くと・・・

脚側がちょっと元気なかったねぇ・・・これは指導手の方だけど、行進中の停座で歩度変更したよね。気付いていなかったのかもしれないけど、大きな大会だと1点は引かれるよ~(何点引かれたのかな?)後は、まったく問題ないです。欲を言えば、最後の伏せ、もうちょっと速いといいんだけど。あ、それは理想ね、理想。これがこの犬の限界かもしれないし・・・ということでした。

      ******

OPDESのチームテストの感覚からすると90点はいったかな、という出来だったのだけれど、午後の成績発表でビックリ、98点も取れてました!3部B班、25頭中9席でした。(ジャッジは谷口和彦さん)

98点。JKCに登録できないオードリーには無縁のことながら、トレーニング・チャンピオンのタイトルを取るためのポイントに届く点数だそうで(今回はJKC主催ではありませんが、規定はJKCと同じだったので...)、O先生からは、「よくやった!よ~し、これを励みに、またパンパン再開だからねぇ~^^♪」とありがた~い(爆)お言葉を頂いた、オードリー&ママでした。

点数もですが、今回、作業の合間合間の基本姿勢で、しっかりママを見つめ続けてくれたオードリーがとても愛おしかったです。そして、競技会で、他所のペアでこういう光景を見るたびに、いつかオードリーも、と思っていたので、本当に、嬉しかったです。

それと、これまで、ママの気持ちに物凄く過敏に反応するからと、緊張しないようにとか、ネガティヴなことを考えないようにとか気を遣ってきたのですが、今回、ポジティヴな気持ちをもって心の中で話しかければ、敏感なオードリーはそれにだって応えてくれるんだ、って思えたことが収穫でした。

まぁ、オードリーの状態がよかったことが大きいのでしょうが、犬とハンドラー、一心同体、どっちもどっちですから、ママがもっと自信を持てば、オードリーもリラックスできるかもしれません。

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99点台が3組いて(A班は99点台が5~6組いたようです)、競技を見たかったのですが、2頭の出し入れと調整で、ほとんど見れませんでした。残念。

      ******

オードリーが終わった11時過ぎの時点でまだ雨は降りだしておらず、このままギュスターヴも出しちゃいたいな~と思って車に戻り交替。ギュス、朝よりはずっと落ち着いていて、それなのにテンションは上々、いい感じで練習もできたし、すぐに出そうと思い、F先生を探して、2部のリンクに向かいました。

が、ここで思わぬ番狂わせが・・・

2部のリンクは、他にも、5部、10部、1部と重複していて、なんだか進行がスムーズじゃないらしく、誰も待っていないのに、例の“順番予約”をしないと出せないと言われ、しかもすでに10組以上先になるとか。で、10部に出すF先生も一緒に“予約”したものの、昼休みを挟んで午後になること間違いなしですって!

あちゃ~雨の中出すのかいな。帰宅後の収納が・・・(>_<)

とはいっても、昼前にどこまでいけるか不明というわけで、ギュスをしまってはみたものの、気になり、何度もリンクサイドへ行って様子見。でもゼッケン番号順にやっているわけではないので、一体後何組で自分の番なのか全く分からず、またギュスを出してきて軽く調整してみたけど、ジャッジがトイレ休憩でいなくなっちゃうし・・・雨も降り出すし・・・ついには昼休み突入。

1時間だから、終わったら出して調整して、リンクサイドで待ちましょうという話になり、13時にギュスを連れてスクールの車の場所に行くと、これからゲームや抽選会でまだまだかかると言われ、車に戻り・・・結局午後の部が始まったのは14時近かったかも。

で、本降りの冷たい雨の中、ギュスを連れ出し調整。ギュス、びちょびちょながら、特に雨を気にすることは無いらしく、それなりにテンションも維持。

しかし、しか~し、他のリンクは全部終わって、アジリティのリンクの撤収まで始まっているのに、なぜかギュスのグループだけは遅々として進まず、再度ギュスをしまって、ママだけでリンクサイドで待機。

とにかく、1組にかかる時間がよそのグループより長いんだ。順番待っている出陳者は口々に「遅いねぇ~」を連発、「終わったグループのジャッジがやってくれないかね?」なんて呟きも聞こえてくる始末。

進行係に順番を訊ねると8番目と言われたので、さらにちょっと待ってからギュスを連れ出し、軽く調整して戻ってみると、さっきのペアが出てきたところ。ワケワカラン。

結局、何度も出したり入れたりされて、ギュスもワケワカラン状態になりだしていたので、いつになるか分からなかったけれど、もうしまわずに、リンクサイドで一緒に見学。

その間、知り合いや、通りすがりの人に話しかけられ、ママはぺちゃくちゃ、ギュスは愛想をつかして敷物になってみたり、とすっかり“やる気”がなくなってしまったころ、や~っと出番が回ってきました。

F先生から、一回シャキッとさせるためにショック使って、「やるよ!」って知らせてくださいと言われ、ギュスを促すと、「よっこらしょ」と起き上がり、一応出陣準備完了。

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F先生の手が空いていたので、カメラをお願いしました。

開始直前の基本姿勢?

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ギュスの癖としては、「ヒール!」って歩き出すと、どんなに他所を見ていても、一瞬顔を上げて、ちゃんと脚側姿勢になるんだけれど、その時、「そうそう、そうだよぉ~」とか声をかけてやらないと、すぐに集中が切れて気持ちがどこかに行ってしまい、顔がそっぽ向きます。

昨日も、出だしの一歩はバッチリだったけれど、すぐにあたりをキョロキョロ。それでも、不思議と身体(頭?)はピッタリママにくっついていることがほとんですが、こういう時の歩みは牛のように鈍いのです。紐付き脚側は、心ここにあらず、最悪でした~(-_-;)

ゴールとスタートでのターン、いつも、ギュスのお尻が120~130度回るのを待って「ヒール!」と声をかけないと、ママの歩き出しと一緒に並行に歩き出せないのですが、昨日は他所見が激しかったので、ギュスを待っているとその場で足踏みしているような状態になりそうでした。

ギュス側の足を誘導と取られないくらいの大回りでゆっくり運ぶよう言われているのですが、ママ、マスターできていないし、ママのペースで強引に「ヒール!」と方向転換したら、案の定付いて来れず、リードが張ってしまいました。(>_<)

その証拠写真!

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紐無し脚側になっても、出だし直後に上がった顔がすぐ下がった後はしばらく気持ちがお留守でしたけれど、最初のコーナーあたりでちょっと戻ってきて、紐付きよりは少しマシな脚側ができました。

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招呼の前に、身体をポンポン叩きながら、「お出でだよ~ちゃんとママを見てないと分からなくなるからね!」って釘を刺し(笑)、基本姿勢で見上げた時に「Stay!」と言って離れました。

振り向いたら、すっごく神妙な顔付きで一生懸命ママを見つめていました。こういうところは律儀です。恥ずかしかったけれど、ちょっと高めのトーンで「お出で~♪」っと呼んだら、エッサホイサッと大きな身体を揺すりながら嬉しそうに走ってきました。

この写真だと間違いなくズレる位置に見えますが、なんと、ママの直前で修正してきて、驚くぐらいピッタリ(顎から爪先までピッタリくっつけて!)真正面に座りました。思わず、その場で抱きしめてやりたい気分になりましたが、顔だけ思いっきりニコニコ笑いながら、心の中で「うんうん、そうだよ、すごいじゃん!」て褒めてやりました。

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「ヒール!」で脚側に付けますが、この時、ギュスは顔の位置を保ったまま、お尻だけをぐるっと180度回転させてストンと落とします。しかし、その動き、ヨイショ、コラショ、モゾモゾモゾという感じで、(こういう場では!)気が遠くなるほど遅いのです。

この時のジャッジの表情、「はぁ~まだかいな?」っていうように見えたのは気のせい? 超大型犬でも、さっと軽やかに動くバーニーズなんかも居るのですけど。トホホ。

でも、ギュスターヴ、このあたりからグッと集中してきて、ママから視線を逸らすことがなくなりました。

その場の伏臥も、ギュスにしたら、速い方でした。^^;

基本姿勢に戻した時、ギュスも、身体がママと並行になっていたので、ここで仕切りなおし、お尻を入れた状態の基本姿勢をとらせて(またまたヨイショ、コラショですみません。^^)、最後の課目、その場の立止です。

これは速かったです。

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長くなると指示を待たずに座ることがあるので、気が気ではありませんでしたが、なんとか立っていられました。最後は得意の(?)「Sit!」で無事終了。

しかし、こちらのジャッジ(笹谷純さん)はオードリーの時のような講評は一切無しでした。ちょっとムカっときました。それなりに“出陳料”払ってるのだから、何かしら役に立つような事言ってもいいんじゃないの?みたいな。がめついオバサン根性ですみませぬ。

ふぅ~順番待ちで焦らされ続けたギュスターヴの初陣、どうにか無事乗り切れて、ママはホッとしました。ゼッケンを返して、さっさと帰ろうと思ったら、オードリーのは結果が出てるから大丈夫だけど、ギュスの方は全部終わらないと出ないのだと知らされ、がっくり。

頼んでもよかったんだけれど、ギュスの後、F先生、御自分の出陳準備で姿が見えなくなってしまい、なんとなく頼みそびれてしまったので、成績発表まで待っていたら・・・

オードリーよりも、もっとビックリ!

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なんと、46.9点。5席だそうな・・・4席と同点だったところを見ると、脚側が悪かったのでしょうか(確かOPDESでは、同点の場合、脚側の点数が良い方が上位になるのですが...)。

0.1点差の3位には、知り合いのバーニーズ、メイビーちゃんが入賞して、大型犬ではGシェパやラブの活躍が目立つ競技会でバニの入賞ということで、なんだか嬉しくなりました~(*^_^*)

でも、表彰台にはいませんでした。3部に出陳したレオンベルガーのロージーちゃん共々、シャンプーしなくちゃ、と早晩撤収されたのでしょうか・・・(^_^;)

ウチも帰ろうと思ったのですが、「ここまで居たんだし、初めてだから、表彰台で記念写真撮りましょう!」ってF先生に誘われて、ODTSの入賞犬たちと表彰式に出席しました。

そうそう、表彰式の前に、会長賞の決定戦というのがあって、3部4部のアマチュアとプロ、それぞれの決勝戦を見ました。犬もさることながら、指導手が皆堂々としていて、前かがみで俯き加減に歩くことが多いオーママの自信の無さそうな姿勢を大いに反省したのでありました。

あ、それで、4席、5席には賞状は無いのですが、記念品がありまして・・・

「来年までしっかり取って置いてくださいね!」といわれて封筒を渡されたので、何かと思って見てみたら、次回の競技会への招待券でした。

本日の2部の上位入賞者は、皆、ギュスターヴより年上の先輩犬たちでした。1年後、2年後にはギュスも先輩犬たちの仲間入りができるよう、せいぜい練習に励まなくちゃね。

「来年は、ボク、もう少し高いところに行けるよう頑張りますっ!」
「その言葉、ママはしかと聞きとどけたからね。しっかりやってよぉ~」
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で、更に更に、参加賞というものまでありまして、こちらはフリースの毛布のようですが・・・細かいというか、オードリーのゼッケンにはピンクの縁取り、ギュスのゼッケンにはブルーの縁取りの物を頂きました。

でもサイズがねぇ・・・70cm×100cmって、ギュス、はみ出ますので。あ、ギュスには毛布自体、必要ないのでした。どっちもオードリー用ね!

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なんだかんだで、会場を後にしたのは5時過ぎ。雨はどんどん強くなって来ていたけれど、幸い雪にはならず、7時前に無事帰って来れました。

ママの腰もなんとかもったし、オードリーも脱走せずにやりきったし、ギュスもボケチンこいて動かないという事態を免れたし、何はともあれ、無事に初出陳が終わって、よかった、よかった。

最後に、表彰台で落ち着かない母とギュス。

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コメント(4) 
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コメント 4

おふみ

こんにちわんこ^^/

いやいや寒い中お疲れさまでした〜
腰の調子はいかがでしょうか?

収穫のある競技会、お天気だけが残念でしたね、ほんと。
幻のヒョーショーダイ(爆)の写真がっ!
お隣にいるはずが〜〜〜(殴)

寒さに負けて撤収したおふみ家。
シャンプーは予定になかったんですが
どうしても!どうしても洗いたい状態で(笑)

またお会いできる日を楽しみにしております。
by おふみ (2010-02-13 12:14) 

ゆう

おつかれさまです。
寒さに、撤収した組を何組も聞いています…。

見に行く予定が、その前日から39度近い熱を出して、大事をとって(当たり前…)行くのをやめました。
あの河川敷に、車で2,3分というところに住んでいるにもかかわらず、遠かった……。
見たかったなぁ。

そうそう。
また近々連絡取らせていただきますね。
by ゆう (2010-02-13 14:47) 

ジャンニスキッキ

> おふみさん、
本当に寒かったですねぇ~(>_<)
早めに帰ってシャンプー、大正解ですよ!
ウチは洗うの諦めました。(蒸しタオル3枚でごまかしました...)
お陰で、私の腰はなんとか持ちこたえましたが、翌日洗うつもりが、
一度気が抜けるとなかなか。まだ洗ってません。今日こそ。。

メイビーちゃんは動きが軽やかですね~全体のバランスもいいし。
ギュスは後脚の足さばきがイマイチもったりしてて、鈍くさいです。
もっと筋肉付ければいいのかなぁ。

今度はロージーちゃんの尻尾フリフリ、是非拝見したいです!
またお会いできるのを、楽しみにしております。(*^_^*)

by ジャンニスキッキ (2010-02-14 08:21) 

ジャンニスキッキ

> ゆうさん、
体調、回復されましたか?
もしかしたら見えるかも・・・って思っておりましたら、ダウンでしたか。
寒暖のアップダウンが激しくて、体調管理が大変ですよね。

ホントに寒くてハンドラーは辛かったですが、お陰で(?!)ギュスが
ベロンチョヘロヘロのみっともない姿を晒さずに済みました~^^;
なんたって“デビュー”ですから、溶けなくてよかったです。(爆)

私も、連絡しようと思いつつ。。お待ちしてますぅ~

by ジャンニスキッキ (2010-02-14 08:27) 

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