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オードリーの貧血 : さらなる増量 [病気]

やっと春がそこまでやってきたと思ったら、またまた寒い日が続きますね。さらに本日は雨が降ったり止んだりの一日。というわけで、みんなでまったり、いやグッタリ(??)な週末です。

オーパパも、今シーズン2度目のインフルエンザで奈良の家でダウンしてるみたいで、今週末は帰ってこないし、明日も引き続き休養日になったりして。(^^ゞ

      ******

なんでそんなにグッタリかというと、昨日はオードリーの大学病院受診日だったのですが、輸血があるかもということで予約が11時。その前に軽くお散歩を済ませて出かけたものだから、けっこうバタバタして、お疲れ“その1”。

11時ちょうどくらいに滑り込んで受付したら、5分も待たずに研修医による予備問診に呼ばれました。

前回の受診(3月6日)から1週間は、見た目にもどんどん調子が落ちて行くのがよくわかったオードリーでしたが、13日に底を打ったというか、それ以降、横ばい、もしくは幾分持ち直した感があり、倍に増やしたセルセプトが効き始めたような感触だと伝えました。

セルセプト倍増と“治験薬”半減によって体調的に何か変わりはないかと聞かれましたので、お腹の調子に大きな変化はないもののゲップが増えていて、どうも胃が不調らしいこと、そして、おそらく“治験薬”ではなくて、貧血によるだるさのせいだと思われるが、非常に生気の無い状態が続いていることを告げました。

問診が終わり、検査のためにオードリーを預けて、ママとギュスは診察室を出ました。

10分くらいで戻って来たので、同伴していたギュスがベロンチョになったためいったん車に戻り、検査結果と先生との面談を待つ間にオードリーに朝ご飯をあげました。そしてギュスのトイレ出しをしたら、この日2回目のウンがお出ましになったため、安心して車待機させ、ママだけで待合室に戻りました。

30分ほどで呼ばれ、診察室に入ると、すぐさま検査結果のコピーを渡され、先生から、PCVが21.4%まで落ちてしまったもののHgbは7.1g/dl ということで、輸血はしないと宣言されてしまいました。

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う~ん、ママとしては、25日に競技会があるので、できれば直前1週間をどきどきハラハラしながら過ごすのは避けたかったんだけれど、しないというものは仕方ありません。

が、先生、「このままでは数日中に20%切るのは目に見えているので、なんとかしないと・・・PCVが20%切っていたら輸血も考えたのですが・・・ここは免疫抑制剤、レフルノミド(=アラバ)を追加したいのですけど」と仰るのです。

(ゲッ、前回セルセプトを2倍にしたばかりじゃない!)

内心、有り得な~いと思ったママですが、溶血が進んでいるということは免疫抑制が効いていないということですから、ここで輸血はリスクが高いとも思い、あぁ~もう訳分からないよぉ~とヤケ気味になり、とうとうアラバの追加を承諾してしまいました。

免疫を抑えるために、ステロイド(=プレドニゾロン)、ミコフェノール酸モフィチル(=セルセプト)、レフルノミド(=アラバ)という3種類の抑制剤を使うわけです。

先生は、この日も、レフルノミドについてはかなりのリスクがあると強調した上で、更に、免疫抑制をこれほど強くかけると、感染症の危険度が一気に上がるため、くれぐれも気を付けるようにと付け加えられました。

そういわれても、日常生活でどの辺りまで気をつければいいのか、正直よくわからず、具体的な例を挙げて欲しいといったら、土が危険だというのです。

「土って?」

「ぬかるんだ地面とか、よどんだ湖沼みたいな場所はダメです!」

「通常ではそういう場所には行きませんが・・・河川敷とか、雨上がりの公園とかは?」

「できればやめて、なるべく舗装のところで軽い散歩を。行かないわけにはいきませんよね?」

「・・・・・・」 

ママ、絶句。 

(ヒョエ~我が家的には考えられない!基本、散歩は土の上よぉ!!第一、散歩の無い人生犬生なんて、オードリーが納得するわけないじゃん!!!)

感染症(とくに間質性肺炎)を恐れているのだけれど、病原菌を含めて、土壌にはありとあらゆる(?!)バクテリアが生息しているので、砂利や木の枝などでちょっとした擦過傷を負っただけでも、そこから感染してしまうということらしいです。

でもね、間質性肺炎の中でもよく知られているニューモシスチス・カリニ肺炎なんかは、人獣の体内に普通に棲みついている、健康なときには何の問題も無い菌が増殖、低下している免疫の隙を突いて肺炎を引き起こすわけで、外からの侵入というより、体力(=免疫力)低下が大きな要因となっているとも言えるわけで、免疫抑制剤で免疫を抑えている限り防ぎようがないのでは?

病原菌を気にするより、薬で体調崩して、体力が落ちる方がヤバいんじゃないの??

などなど、反論したいことが怒涛の勢いで押し寄せてきたけれど、先生も、どうしても引く気はないというオーラを出してるし、拒否したらそれっきり決裂しそうな気がして、今回も増量をOKしてしまったのでした。

「しばらくは出張もないし、学校の授業も休みですから、万が一何か異変を感じたらいつでも連絡して下さい。診療日でなくても研究室にいますし、土日もかなり遅い時刻まで対応できますので」なんて言われて、寄り切られました。

      ******

というわけで、オードリーの現状は、数値的には、大学病院を初めて受診した去年の9月の時点とほぼ同じレベルまで落ちています。しかしながら、オードリーの状態は、その時とは比べ物にならないほど落ち着いています。

ママの推測に過ぎませんが、気温が低いこと、そして何より、ステロイドの量が9月の大量投与の際の四分の一(=維持量)ということで、そちらの影響を受けていないことが大きいのだと思います。

3月6日からの1週間は、ほぼ一日中布団で丸まっていて、冷蔵庫が開いても飛んでくることもないし、ご飯の時だって食器がセットされるまで起きて来ないような状態でしたが、13日を境にまた少し活動性が戻ってきています。

これって増やした免疫抑制剤が効いてきているのでは?次回まで現状のまま様子みれないのかしら?とママは思うのだけれど、先生は、せっかく“治験薬”で造血の兆しが見えてきているのだから、ここはなんとしても溶血を止めて、輸血に頼らずに切り抜けたいと考えているようです。

ママにできることは、オードリーの心身にあまり負荷がかからない日常を過ごせるよう気を配ってやることくらいですが、じゃ、具体的にどうすればいいかと問うても、暗中模索状態です。

美味しく食べて、笑顔で散歩に行けること、それが一日でも長く続くこと、でいいのかな?

病気の発覚を境に、あまりにも変わってしまった生活の質、それを未だに受け入れられていないのは、オードリーじゃなくてママなんだよね、たぶん。

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忘れるところでした。この日の検査結果で、唯一光明の見えたことが・・・

前回に引き続き、網状赤血球数が増加していたのです。

それも、0.57%(20,520個)から1.02%(31,314個)に。

赤血球数が落ちてきているので、1%を上回っても維持量の6万個には程遠いながら、“治験薬”を半減しても効果は落ちていないというか、前々回、増量したのに0.45%→0.57%の増加だったことを考えると、今の量がオードリーにとって適量なのかもしれないという気がしています。

ママとしては、効かないモノは増やしても効かないし、効くモノは適量で効く、みたいな。(免疫抑制剤のこと!)

溶血が止まらないのは本当に辛いけど、ここへきて網状赤血球が増え続けているのは、奇跡のような気もするし、オードリー、生きて!

      ******

最後は、ちょっと元気を取り戻してる“驚異のオードリー”を貼っちゃいますね!

狭い我が家、毎度“お邪魔虫”な場所で進路妨害しつつ寝ているギュスですが・・・

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この日も、リビング側の布団で寝ていたオードリーが水を飲みにテーブルに向かおうとしたら、進路妨害。水飲みの前に行きたくてギュスにピーピー文句垂れてみたものの、馬耳東風。

そこでオーママが、「飛び越えて行けばいいじゃない!」と助け舟を出したら・・・

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ぬぁ~んと、お嬢様、何を勘違いしたか、飛び越えるのではなく、テーブルに飛び乗ったのでした!

あ、確かにギュスを飛び越えたには違いありませんけど。@_@;

テーブルの上に乗って飲食することなんて、これまで一度もありませんでした。(相当ご立腹だった?)

さすがのギュスも、何事かと起き上がり・・・ 

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「姉ちゃん、ご乱心か?!」といわんばかりに、ぶったまげて居りました~(^_^;)

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PS:
お疲れ“その2”も書くつもりだったけど、お疲れ“その3”になりそうだから、本日はこれにてお終いで~す。(^^ゞ

 


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