オードリーの貧血 : 二日続きの通院 [病気]
GW真っ只中ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
我が家は、28日はオーパパが休出ということで、昼間は普段どおり。夕方、放置していたデリカの冬タイヤをノーマルに交換してもらって帰宅したら、早目に仕事の終わったパパが奈良から到着。GWスタートです!
で、天気のよかった29日はギュスのシャンプー。夕方から、散歩方々、オーギュスがパピトレでお世話になったWellbeドッグスクールの先生方に会いに行き、オーギュスともテンションの楽しいひと時を過ごしました。
そして30日は、ギュスターヴの散髪決行!
一昨年、去年とトリミングサロンに出したものの、最初のところはシャンプーとセットということで心配したら、やっぱりお肌の状態がヒェ~ンなことに、去年は兄弟が行きつけにしている動物病院併設のトリミングサロン(?)にお願いしたところ、シャンプーなしのカットは行わないということで、お腹のバリカンのみ、というわけで、今年はとうとうママがにわかトリマーに。
お腹のバリカンは難なく終了したものの、お尻や手足の飾り毛は、百均の梳きバサミと素人の腕では押して知るべし。かなり悲惨な結果になりそうです。(というのは、毎日ちまちま刈り込んでいるため、まだ全貌は見えてきません...いずれお披露目いたします。^^;)
天気まずまずだった連休前半はこんな感じで、のんびり休日を過ごしました。
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でもって、5月1日は大学病院の受診日。朝から雨がチラチラ。パパがいるので、ギュスを同伴せずに済みました。(ラクチンラクチン。^^♪)
輸血かグロブリンの処置があるかもということで、予約は9時半でしたが、とっても混んでいました。でも20分ほどで予備問診。
このところ家では自発的な動きがほとんどなく、やっぱり貧血が進んでいるような気がすること、でも目ヤニがすっかりなくなったので、肝臓の方は順調に復活していると思うこと、左後脚の内側に皮下出血のような赤味があって心配なこと、などを伝えて、採血に向かうオードリーを残して退室。
すると、オードリー、ママの後を追って来ようとして一騒ぎ、更には、キャンキャン吠えだす始末。また採血で“流血騒動”にならなければいいけど・・・
大学病院の受診、回を重ねるごとに“拒否度”がアップしているのを見るにつけ、この後、輸血などで長時間拘束されるのかと思うと、とても胸が痛みました。
とりあえずは10分くらいで戻ってきて、先生との面談を待っていたら、40分くらいで研修医の先生がやってきて、「皮下出血の部分をもう少し詳しく診たいので・・・」とオードリーを連れて行きました。
その直後、今度は先生に呼ばれて、ママは診察室へ。
「PCVは19.6%なんですが、今日、輸血しましょう。PCVだけとるとまだゆとりがあるので、できればもう少し我慢したいところですが、皮下出血が気になります」とのこと。
皮下出血の原因としては、血小板の低下が一番に来るのだけれど、この時のオードリーの検査値は問題ないレベル。ただし、数的には問題なくても、血小板の状態に問題があることも考えられるので、これから追加で凝固系の検査を実施して、夕方引き取りのときには結果をお知らせします、とのこと。
ママ、ちょっと心配になって、「血が固まらないということは、輸血して溶血が起きるような状態ではないのですか?」とたずねると、「今クロスマッチしていますから。それに内出血の起きるような状況では輸血は止血に効果があるのです」との返事。
また、前回の抗体・補体検査の結果も陰性(これまでで一番低い値!)なので、今回はhIVIGではなく輸血だというのです。
また、網状赤血球が前回に比べて少し上がって来ている事だし、ここは輸血で状態を上げて、オードリーの治癒力を信じて、自力での復活を待ちましょう、とも。
このところ溶血スピードがガクッと落ちているとも強調されたけれど、この4日で0.8%の低下だから、また元のスピードに戻っちゃってるわけで、あまり期待できるとも思えないけど、他に手がないなら仕方ないよね。
しかし、輸血による血液の凝固を期待しているようにもとれる説明に、今度はアレルギー性のアナフィラキシーが心配になってしまうママ。でも、既にオードリーは拉致られているわけで、「いったん自宅に戻られて夕方お迎えに来てください」と押し切られ、煙に巻かれた気分で病院を後にしたのでありました。
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ウギャ~このまま夕方までじっと待つのは耐えられない!
というわけで、ギュスの訓練に行くことにしました。自宅に戻って昼ご飯を食べ、ギュスを積んで訓練所に向かったのですが、途中で、バケツをひっくり返したかのような土砂降り。電話したら、訓練所もザンザン降りだとか。でも降ったり止んだりみたいなので、一応行くことに。
しばらく走っていると止んだものの、またしばらくしたらワイパーが役に立たないくらい激しい雨。でもって、更に1キロほどいくと青空が!なんなんだ~(@_@。
で、到着したら一応雨は降っておらず・・・でも、グランドはあちこちに水溜りが・・・脚側だけの練習となりました。帰り際に、来シーズンにむけて“臭気選別”もやっていきましょうという話をしていたら、またポツリポツリ。急いでギュスをしまって、帰宅。
訓練所近辺はけっこう降っていたけれど、自宅周辺は路面も乾き始めていて、ギュスを下ろしたら、パパが、「散歩行こ~♪」って。「ギュス、お疲れのところ悪いけど付き合ってやってね~」と言い残して、ママはオードリーを迎えに病院へ。
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まだ数組残っていたけれど、10分ほどで呼ばれ、先生からお話が・・・
「う~ん、凝固系には特に問題はありませんでしたね~もっと詳しく調べるなら、実際に少し傷つけて(=血を出して!)どれくらいで止まるかみるという手がありますが、活きのいいオーちゃんの場合は麻酔が必要ですからねぇ・・・現状ではお勧めしません。後は、薬、特に“治験薬”の副作用で血管が脆くなっていることが疑われます」と先生。
「シクロスポリンの副作用にも、アトピカは知りませんが、ネオーラルだと1%未満の頻度で皮下出血というのがありますよね?」とママ。
「たしかに、あるにはあるけど、犬では見たことはないです。う~ん、今日のところは、採血後の止血も問題なかったし、このまま様子を見ましょう」ということになって、元気そうに戻ってきたオードリーと再会。
結果シートはもらわなかったけれど、PCVは27%台、Hgbは9.7 g/dl まで戻ってるそうです。
「皮下出血が気になりますが今日のところは原因が特定できていないし、溶血の方も気になるので、もう1週間、現在の投薬内容で様子を見させてください。もう少しなんですけどねぇ~って、毎度もう少しって言い続けてますね。でも、ここで頑張れれば希望が見えてきますから・・・」と励まされて(?)帰宅。
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んがぁ~帰宅して収納していてビックリ!
オードリーの内股や腹部に点々と皮下出血が出ているのを発見。
昼間研修医に見せたときは、左後脚の膝の内側(2×3cmくらい)がうっすらと赤くなっている程度だった(前夜はもう少し濃かった!)と記憶していたため、足の付け根辺りまで広がった皮下出血に驚いてしまいました。
チェックすると、右足やお腹、肘の座りダコなどなど、あちこちに微小な赤疹や紫斑が・・・
すぐに先生に電話して状況を話したら、翌日連れて来るようにということで、二日続けての病院通いとなりました。(T_T)
2日は朝から本降り。診療日ではない主治医の先生の都合で11時半の受診でしたが、前日とは打って変わってガラガラでした。
研修医の予備問診はなく、初めから先生に呼ばれて、診察室へ。
すると、何故かオードリーが脱走モードに。自分でドアを開けて出て行こうとしたので、先生、ビックリ。とっ捕まえてずい分高くセットした診察台に乗せると、今度は飛び降りようとするので、ママがちょっと強めに補ていしたら(いつもは助手さんがいるのですが、この時は先生のみでした)、ブルブル震えているではありませんか。
病院で震えるオードリーなんて初めて見ました!前日の輸血の拘束が相当こたえている様子です。時間のかかる処置、そろそろ限界かもしれません。
さて、肝心の皮下出血ですが・・・
「これ(一番広い部分を指して)は昨日確認しています。他のは気付かなかったなぁ~ちょっと首を診せてくれます?輸血の針を入れた場所。あぁ~結構(皮下)出血してるねぇ。原因については昨日お話したとおりでハッキリしないのですが、とにかく止血しないと。でも“治験薬”の副作用で深部静脈血栓が起きるのはご存知ですよね?あまり強い薬は使えないから、血管を強くする類の薬を出します。それで来週まで様子見てください。僕ももう少し調べてみます」ということで、アドナ錠(10mg×2錠/1日)を処方されました。
ママからは、シクロスポリンと“治験薬”の相性について尋ねましたが、「正直、未知の領域で手探りの状態ですから、なんとも分からないのです。次回は、少し薬を整理しようと考えていますので、もう1週間お願いします」という返事が返ってきました。
肝心のオードリーの状態はというと・・・
輸血翌日だった昨日は、3月27日の輸血の際と同様、輸血した割にはイマイチ?みたいな感じでしたが、今日は少し元気が戻ってきたかも。
とはいっても、天気が悪いのでほとんど寝ていますけど。
あ、冷蔵庫の前に陣取って、鼻先と目力でオヤツを催促するくらいの元気は戻ったみたいです。
「今日のオヤツは柏餅ぃ~♪ シュークリームもあったよね?」
ゴールデンウィークにオーパパが帰宅され、オーちゃん、ギュス君、それにオーママが心強く感じておられることだろうな、と想像していました。
天候がいまいちな今年の連休ですが、我が家も犬洗いを決行しましたよ。寒かったのでお風呂で。
オーちゃんの具合、ほんと、あと少しのところまで来てるじゃないですか。お薬のリスクや副作用なども問題にはなっていきますが、自力で維持できるようになるまで、もう少しの気がしています。
なにはともあれ、オーママが少しゆっくりできる連休でありますように。
by 前田朋 (2012-05-04 07:54)
> 前田朋さん、
我が家、連休後半は散々でした~天候も不安定でしたよね。>_<
今日は風薫る五月っていう気持ちのいい一日でしたが。^o^
明日はまたオードリーの病院です。1週間経つのが早いような。。
どうなりますことか。成り行きに任せるしかないですわ。
by ジャンニスキッキ (2012-05-07 22:35)