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オードリーの貧血 : 4回目の輸血から1週間 [病気]

昨夜、一度書き上げて投稿したのに、送信をクリックした途端、「サーバエラー」とか出ておじゃん。気を取り直し、本日、書き直して再度アップです。(消えたらただじゃ置かんぞ!<(`^´)>)

      ****** 

火曜日(5月8日)は、またオードリーの大学病院受診日でした。

いつもどおり研修医の予備問診と採血を終えて、1時間ほど待ってから主治医に呼ばれました。

輸血から1週間目のCBCチェックのみということで、いつもより検査項目の少ない結果シートを差し出しながら、先生、「輸血直後からPCVが落ちていません。溶血が完全に止まっています!」と、嬉しそうに切り出しました。

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PCVが29.9%? 輸血直後には27.8だか27.9%と聞いたはずだから、これだと溶血が止まったどころか上向きだよね??

でも、この1週間、見た目のオードリーはちっとも調子よさそうじゃなかったんだけど・・・

アドナが効いたのか、新たな皮下出血は起きていないようだけれど、相変わらず皮膚は全体に赤くて、毛の間からも赤味がのぞいているし、皮膚の薄い部分は、すご~く細い毛細血管まで透けて見えて、触ると破けそうな感じ。

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肘の座りダコのところは血が滲んでいます。

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月曜には暗褐色のチッコをしたし、目に輝きがなくて、ひがなだるそうに丸まってるし、散歩には行くけど、しょっちゅう爪を擦っては(ナックリング?)、時々カクっと膝を折ってふらつくし、この数値から予想できるような“元気度”には程遠い状態なんだよね~(._.)

ママ、腑に落ちないものの、引き続き先生の話に耳を傾けました。

「前回、輸血直後は普段と違う測定機器を使ったので、正確に比べるために、今日、その機器でも測定しました」

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赤血球数とPCV(Hct)は微減ながら、Hgbは微増、まぁ、横ばいといっていい状況かな?

「4月に入って溶血のスピードがガクッと落ちてきていると感じていたのですが、やはりここで下げ止まったと見ていいと思います。前回、少し貧血が進んだのは(皮下)出血のせいだったように思います。出血がアドナで止まったから、この1週間は溶血も完全に止まっているのでしょう」

「初診の時に、骨髄線維症は、6ヶ月持ちこたえられれば、その後徐々に回復して、1年くらいで輸血無しで生活できるレベルまで戻るケースがあるとお話しましたよね。オードリーちゃんの場合、相当難航している症例で、現在7ヶ月目(8ヶ月?)ですけど、やっとそのパターンになってきているように思います。まぁ、あまり楽観的になってぬか喜びでは困るけど、そうなると信じましょう!」

「それで、今後、骨髄線維症の治療にウェイトを置くか、引き続き免疫抑制をかけて溶血を止める方向で進めるかを正確に判断するには、できれば再度骨髄穿刺検査をするのがベストなんですが、ご一考頂けませんか?」

先生、ここまで一気に話を進めました。

ここで、ママ、やっと、「シクロスポリンの血中濃度はどうでしたか?」とたずねると・・・

「そうでした!今日測る事になってましたよね。忘れてました。でも大丈夫、採血した分で足りますから。これから検査に回すので、結果が分かったら連絡します」

ママ、「では、薬はこのままということですね?」

先生、「そうですね、血管や肝臓のことは心配だけど、やっと溶血が止まったので、ここが正念場ですから、もう少し頑張りましょう!ただし、そうとう免疫抑制がかかっている状態ですので、感染にはくれぐれも気を付けて下さい。(消毒)シャンプーできますか?」

というわけで、次回までの2週間、引き続き、山ほど薬を処方されて病院を後にしました。

<付記>
1)血小板の値が今までにない高い数値だったため心配しましたが、100万を超えなければ大丈夫だそうな。

2)本日(10日)シクロスポリンの血中濃度(トラフ値)の測定結果の連絡があって、217ng/ml(通常200~600ng/mlの範囲でコントロールする)なので、次回までは投与量に変更はないとのこと。ただし、犬の場合は血中濃度が上がりにくいのに、オードリーはしっかり上がっているようなので、その分副作用も出やすいかもしれないとも。(体調の変化に要注意!)

      ****** 

本当に溶血が下げ止まって、一歩前進したのだったら、これほど嬉しいことはありません。

この8ヶ月、守りに守ってきた“虎の子オードリー”が復活の兆しなのですから。

ただ、どう見ても、数値ほどの調子の良さは見られない現状、薬がいっぱいいっぱいなのは間違いありません。オードリーが薬に負けないうちに病が癒えてくれることを、心底願わずにはいられません。

先生も、この先、回復傾向に転じたとして、減薬が上手く行くかが大きなハードルだと仰っていました。1年も2年も続けられる投薬プログラムでないことは明らかですから。

オードリー、まだまだ先は長いよ。でも、がんばらなくちゃね。ここまで漕ぎ着けたんだもの、頑張れるよね? ママも、ずっと一緒に頑張るからね!

「それには、精の付くものドンドン補充してもらわないと。。」
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「夏バテ気味のオイラにも、旨い物、ヨロシク!!」
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「散歩が早くなったのは大いに結構よ。できれば夕方も行きたいかもぉ~(^_-)-☆」
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コメント(4) 
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コメント 4

前田朋

よかったですね。快方への大きな一歩だと信じています。
お薬の効果と副作用と、身体にいっぱい負担を強いながらも、いつも笑顔なんですね。オーちゃん。視線の先のママをじっと見つめて、健気ですね。
季節がとても不安定ですね。京都は昨日からまた寒くて寒くて。
くれぐれも、オーママの体調管理もなさってくださいね。
by 前田朋 (2012-05-11 07:56) 

ジェイママ

読んでホッとしました!良かった。

人間でも沢山の薬を飲むのは辛いのに
オードリーちゃんは嫌がらずに飲むのかしら?

本当に、写真のオードリーちゃんはいつも笑顔で
とても大変な病気と闘っているとは思えませんね。
反対に私が元気を頂いているようです\(^o^)/
ありがとね~!
by ジェイママ (2012-05-11 16:27) 

ジャンニスキッキ

> 前田朋さん、
このところ、本当に天気が不安定ですよね。
また冬物(?!)引っ張り出して羽織ってます。
来週には気温も上がってくるようですけど。。

お陰様で、オードリー、溶血に歯止めがかかったかも、です。
ただ、それが強い薬のお陰だとしたら、薬を減らせるかどうか。
それでも、ここまで来たので、なんとか頑張りたいです。
いつもコメントいただいて、とっても励みになっています。
ありがとうございます。これからも応援してください!

by ジャンニスキッキ (2012-05-12 09:10) 

ジャンニスキッキ

> ジェイママさん、
お陰様で、なんとかここまで漕ぎ着けました。
ちっとも薬が効かず、なのに副作用が出るという、まるで私みたいな(!)
反応に、一時は、半年持ちこたえるのは無理かとも思ったのですけど、
やっと薬が効きだしたようです。でも副作用も強くなってきてるみたいで、
この先、また薬の舵取りが難しいようで、先生も悩んでるみたいです。

でも、犬はくよくよ悩まないから、人間も前向きになれます!
昨日できたことができなくったって、明日が来ないかもしれなくったって、
今が無事に過ごせれば、それが幸せなんだろうなって思えてきました。
毎日オードリーの笑顔が見られることを目標に、まだまだ頑張ろうと
思います。^^♪

by ジャンニスキッキ (2012-05-12 09:21) 

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