ひと区切り : 2011~2012年 競技会シーズンを終えて思うこと [競技会]
去年の今頃は、オードリーとジャパン・グランプリに向けてせっせとアジ練に通ったっけ。
また、震災で春先の訓練競技会が相次いでキャンセルになりトレチャン完成が危ぶまれたギュスターヴと急遽6月のFCI東日本インターナショナルトライアルに出陳することになって、毎日朝練に励んでいたっけ。
な~んて思い出している今日この頃ですが、今年は本部展が連休前に終わり、早々とシーズン・オフを決め込んで、自主練もサボりがちなオーママ、この辺で、2011-2012年のシーズンを振り返っておこうと思います。(^^ゞ
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今シーズン、特筆すべき出来事といったら、やはり、オードリーに突然降って沸いた“競技会からの引退”でしょうか。
そりゃ~シーズン中に9歳を迎えることから、アジリティはバーダウンしてベテランズにまわろうかとか、それでも厳しいようならアジは引退してオビを楽しもうかとか、はたまた、しつこく発砲音馴致を頑張って最後に救助犬試験に再度チャレンジしてみようかとか、まだまだ続けるつもりでプランを練っていました。
なのに・・・
止めましょう。
書き始めたら支離滅裂になりそうです。
うん、でも一言だけ。
リングびびりの脱走犬とリングに立ち続けたことで得たものは、ママにとって欠け替えのない財産です。自らが決めた“引退”ではなかったけれど後悔はありません。やりたかった事は山ほどあるけれど、やり残したことはありません。
オードリー、長い間ママの道楽に付き合ってくれて、本当にありがとう!
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そして、次はやっぱりギュスのグランド・トレーニング・チャンピオンの完成でしょうか。
2010年2月に神奈川訓練士会にCD1で出陳、競技会デビューしたギュスターヴ&ママペア、翌3月にはJKCの訓練競技会にCD2で初出陳するも、大チョンボで玉砕。練習は楽しくできてるのにねぇ~と、またもやオードリーと同じ轍を踏むことになるのかも、なんてボヤキながらシーズン終了。
で、競技会への本格参戦となった2010-2011年のシーズン開幕戦(CD2@秋季本部展!)でも、またまた大ボケで撃沈。しかし、2度あることは3度あるよね~っと何の期待もせずに臨んだ12月のST連合で、待望のポイント・ゲット&5席入賞。
このとき以来、出るたびに、講評ではママの姿勢やらギュスの動作の緩慢さを指摘され、席次もパッとしなかったけれど、それでも常にポイントはゲットし続け、シーズンが終わってみれば、累計24ポイントでトレチャンを完成したのでした。
ギュスと訓練を始めたころには、超大型犬と訓練競技会に出ることがどういうことかなんて全然考えてなくて、ギュスとも何か一緒に楽しめたらいいな~と競技会に出ることにしたのだけれど、やっぱり練習と本番は別物っていうことを思い知らされ、そうなると俄然本気になってしまうママの性分で、「超大型犬のやる気を見せてやろうじゃないの!」みたいな・・・^^;
で、どうせ頑張るなら目標をということで、“4歳でグラチャン!”を掲げたのでした。
何で4歳かというと、超大型犬だから、かな?
犬の場合、超大型でなくても、心身のバランスが取れて一番充実してくる時期が、たぶん4歳前後だと思うんですよ。身体能力だけで云ったら4歳より3歳かな~とも思うけど、3歳だと精神面がイマイチね。
でもって、レトリーバーやGシェパなんかは5~6歳くらいまでは絶頂期を維持できると思うんだけど、レオンベルガー(超大型犬?)の場合は、個体差はあっても、ピークを持続させるのはかなり難しいような気がするのです。
もちろんピークを過ぎたって、練度が上がって自信を付けることで、まだまだやっていけるだろうけど、60キロ近い体重で危なげなく作業をこなすとなると、そうそういつまでも頑張ってはいられないと思うのです。
というわけで、どうせ頑張るなら、絶頂期に一番輝ける場所に居させてやりたいという親心(?!)で、シーズン中に4歳を迎える2011-2012年にピッカピカのギュスを見たいな~と頑張ってきました。
でも、JKCの競技会に慣れるまで少々時間がかかったことや、東日本大震災で競技会キャンセルが相次ぎ、最初のシーズンには思うようにポイントを貯める事ができませんでした。
加えて、オードリーの発病です。
悩みましたよ。
でもね、タイトルは目標だけど、犬にはそんなことは関係ないわけで、もっといえば、訓練は犬も人も楽しいけれど、競技会は、ある意味、人の楽しみなわけで、それこそ犬には練習も本番もないのです。
少なくとも、我が家の場合、訓練は“人と犬の遊びの時間”で、競技会は“ママの道楽”みたいなものだから、タイトルが取れようと取れまいと、楽しい時間を過ごせればOKなんだと考え直して、ギュスターヴとの楽しい思い出を増やすつもりで出陳し続けた今季です。
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さてさて、シーズン開幕は、トレチャン申請のためのCDⅠ・Ⅱのお受験から。まだまだ暑い10月初め、練習もほとんどできないまま臨み、なんとか優合格できました。
競技会の緒戦は10月末の神奈川ブロック@四之宮。中等科に出陳。96.8点/8席。(ポイント累計31pt.)
翌週の本部はパスして、11月末のクラブ競技会@四之宮に申し込んでいたものの、オードリーを同伴する決心がつかず欠場。
12月はST連合東日本が3連休の中日だったので、パパにオードリーを頼んで出陳。本番で初めて障害飛越を自由選択課目に。98点/4席。(ポイント累計38pt.)
1月は近場で訓練競技会が開催されず出陳無し。
2月末の埼玉ブロック@大凧に、中等科@競技と高等科@公開試験で出陳。97.1点/6席、196.1点の優合格。(ポイント累計45pt.)
そして3月末はFCI東日本インターナショナルトライアル@真岡に、オビディエンスⅠ@競技&試験と中等科@競技に出陳。オビⅠ(274点、特良合格)でまさかの1席、初メジャーポイント獲得。中等科は96点/11席。(ポイント累計65pt.でも同一大会なので10pt.は使えませ~ん。ーー;)
で、シーズン最終戦は4月22日の春季本部展に高等科で出陳。3月の結果が申し込み締め切り前に分かっていれば中等科にしたもを・・・でも天気を味方に着けて、ギュス頑張りました。195.4点/4席で2枚目のメジャーポイント獲得。
これにてポイント累計が75点となり、JKC訓練競技会出陳10回目にして、めでたくグランド・トレーニング・チャンピオン完成です!
グラチャンの申請はだいぶ先(2ヶ月くらいで申請書が送られてくる?)になると思いますが、先週、高等科とオビⅠの合格証書が、更新された血統書と共に送られてきました。
JKCの合格書って、とってもペラペラなんですよね。ありがたみも薄い??
血統書は上位の試験に合格するたびに更新されるらしい・・・今回CD2の記載は消えていました。
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とまぁ、シーズン開幕当初は悩みに悩んだけれど、終わってみれば結果がついてきて、目標達成。そして、思いがけず、表彰台の1番高いところにも乗ることができて、“ギュスターヴにピッカピカの4歳を!”という願いを実現することができました。
これで一段落ついたけれど、終わった訳じゃありません。
ギュスにだって、突如“引退勧告”が言い渡されるやもしれませんけれど、少なくとも、もうしばらくはママの道楽に付き合ってもらおうと思っています。
とはいっても、来期はメンテナンスを怠らないようにして、ギュス&ママのコンディションに合わせて、ゆ~るゆ~る楽しんで行くつもりです。
出陳種目もさることながら、もっとベースの部分、美しい脚側とか、俊敏な動きとか、あくまでも理想は高く(笑)、日々精進あるのみ?!
「う~ん、かなり難しいと思うわ。。」(by オードリー)
「そうかしら?そうよね。。でもいいの、その方がいつまでも楽しめるから!」(by ママ)
何で難しいか?
それは画像でご覧くださいませ。
1枚目、「待て!」でシャッター。
2枚目、「来い!」でシャッター。
天地神明にかけて、オーギュスのコマンドへの反応は同時でした。アクションを起こしたのも一緒。でも、シャッター押してるコンマ何秒かで、既にお尻の上がってるオードリーと、まだお尻が地面に着いてるギュス、この差はどうにもならんのよね~オヨヨ。(T_T)/
こんにちわ。
初めてご挨拶させていただきます。
いつも楽しく読ませていただいています。
我が家は2頭のシェルティと暮らしていますが、先住犬のびびりが悩みの元で訓練所に通い始め、
今は飼い主の楽しみにつきあって貰いながら競技会を楽しんでいます。
G.T.C完成おめでとうございます。
競技会への思い、我が事のように共感をいたします。
オードリーちゃんの体調管理もさぞかし大変でしょうね。
そんな中でのわんことの生活、遠くからこっそり拝見させていただいています。
これから暑さも厳しくなりますが、どうかご家族仲良くお過ごしくださいませ。
by ポシェママ (2012-05-16 09:35)
おはようございます。
ほんとうにステキな時間を過ごしておられますね。いつものことながら、読みながら気がつけばニンマリ。ほほえましくて、私の気持ちまで暖まりますよ。
ギュスくんのがんばりや、オーママの愛情を競技会の報告ごとに拝見しています。いつも見習わなきゃなーって、反省しながら……。
オーちゃんの体調も落ち着いて、安定して、快方に向かってくれることを心より祈っています。
GTC完成、おめでとうございます。
by 前田朋 (2012-05-17 07:32)
> ポシェママさん、
ご訪問&コメント、ありがとうございます。(^^♪
犬とトレーニングを始めるきっかけは色々だけど、
ハマってしまったら、後は楽しみですよね~♪
特に、競技会は犬より人が楽しんでる部分が大きいかな??
我が家は、オードリーの大脱走@アジ初出走で、競技会での
脱走がなくなるまでを目標に出続けましたが、いつしか競技会を
楽しめるようになっていました。継続は力?
オードリーと学んだことを、ギュスターヴと活かしていけたらと
思っています。(*^_^*)
by ジャンニスキッキ (2012-05-20 10:44)
> 前田朋さん、
お陰様で、オードリー、なんとか持ちこたえております。!(^^)!
でも、受診日が近づいてくると、なんだか落ち着かない私ですが。。
ギュスとオードリー、全く違うタイプ。動きはもちろん、理解の仕方や
飲み込みの早さなどなど、最初は面食らうことばかりでしたけど、
なんだかんだいってもオードリーとの5年間があったから、ギュスとは
色々な面でスムーズかな? どこまでやれるか分からないけど、
これからも、できる範囲で競技を楽しめればと思っています。
by ジャンニスキッキ (2012-05-20 10:52)