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オードリーの貧血 : 4年経過 [病気]

シルバーウィークも終わりましたね。いかがお過ごしでしたか? 我が家は、前半はオーパパの実家(新潟)で2泊してきて、後半はお山でのんびり過ごしました。そして、パパは今日(昨日?)東京の家に帰って行きました。

新潟行きの記事も写真の整理が終わったらアップしようと思ってますが、今月はオードリーの貧血発症から丸4年ということで、最近のオードリーの体調のことなど綴ってみます。貧血が再発した訳ではありません。^^;

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8月末から “シコリの化膿” で騒いでいるオードリーですが、実はその半月くらい前から何気に不調でありました。といっても、8月28日の大学病院での貧血の定期検査は問題なかったし、これといって何か病気を疑うようなハッキリした異変が生じているということではありませんが、オーママ目線では「何か変?」みたいな・・・

思えば4年前、ひどい免疫介在性溶血性貧血で、骨髄で造血されるそばから赤血球(の前駆体?)が壊され、壊れた細胞で骨髄が埋め尽くされ線維化している(=骨髄線維症)と発覚する半年くらい前、2011年の春先くらいから、やはり “何か変” 的出来事がちょこちょこ起きていたのです。

8歳になった前後ということで、「老齢化の始まりなのかも・・・いや、何か病気じゃないの?」という感じで、明らかにこれは病院いきだな~というときはかかりつけで診てもらって、ついでに気がかりなことなどを相談もしていました。

でもね、獣医さん(人間の医者も!)というのは、検査に現れたり、視診聴診触診で確認できる症状がなければ、飼い主に「何か変なんですけど大丈夫ですか?」と訊かれても返事に窮するわけでして、「そんなに気になるんだったらコレコレの精密検査でもしてみます?」といった対応をするしかないんですよね。

そう、病気になってから治すのがお医者さんの仕事です。

なので “何か変” レベルでは、お医者さんに頼るよりは、飼い主が日常生活を通して注意深く観察して、一過性であれば体調管理的なアプローチをするのが普通なんでしょうか。

で、4年前、そんな数々の “何か変” の中で際立っていたのが抜け毛でした。

というか、正確には毛が抜けなくなったのです。

発症の前の年、2010年の秋~冬にごっそり抜けて、通常なら冬毛がモッサリ生えてくるはずなのに、この冬はあまり厚くなりませんでした。当然ながら、冬なのに貧相な毛並みで、尻尾が恐ろしく細かった事を覚えています。

で、2011年の春~夏、夏毛に生えかわる時期にほとんど毛が抜けないまま夏を迎えました。

9月に極度の貧血と分かって骨髄穿刺のために腰の辺り左右2ヶ所を刈った後、貧血が改善に向かうまでの1年半、刈った部分の毛が全く生えてこなかったのに、貧血が改善し始めたら途端に毛が生えてきて、あっという間に元に戻ったことから、ひょっとすると2010年の秋~冬ころから免疫系に変調が起き始めていたのかもしれません。

何故この件を長々と書いているかといいますと、今年の梅雨時、夏毛に生えかわった頃から、オードリーの毛並み&毛艶がみすぼらしくなって、尻尾も夏以前と比べるとかなり貧相に細っていったのです。

くわえて、「いっきに老化が進んでる?」みたいな足取りのふらつきみなども起きまして(痛がってる様子ではない!)、オーママの感覚だと4年前の “何か変” が再来したかのように思われました。

しかし今回もまた、「12歳を過ぎた大型犬なのだから年相応なのかもしれない」という思いがないわけではありません。

そして、仮に貧血以外の何か深刻な病気の前触れだったとしても、あの大病を乗り越えたオードリーに再び過酷な検査や治療を施したいとは思わないので、酷く痛がったり苦しがらなければ、医者に頼ることもなるべくは控えたいと考えているのですが・・・

現実問題として、目に見える “異変” を察知すると病院に駆け込んでしまうわけでして・・・

シコリのこと以外でも、9月は、アレルギー性鼻炎なのか軽いウィルス感染による上気道炎なのか、去年気管虚脱と診断されるきっかけとなった鼻詰まりのような苦しそうな呼吸・鼻水・くしゃみ・咳、そしてマズルを前脚で抱え込むようにして擦る仕草などが頻発したので、(ここ3年ほど夏の終わりから冬の初めにかけて同じ症状のため)季節性のアレルギーを疑って2週間ほど抗ヒスタミン薬を服用していました。

シコリの化膿で抗生剤を服用したのと時期が重なったこともあって、9月中旬ころから、今度はどうも胃の具合が悪くなってる様子(=やたら草を食べようとする・嘔吐まではいかないものの頻繁にゲブゲブいって戻したそうにする)が見えました。

なのに一層食欲が増してるというか、卑しぃ度が高まっているというか、やたら食べたがりまして、そうこうするうちに、肋骨が浮き出てくるわ、例の尻尾の貧相さに拍車がかかるわ、体重の減少まで起きるわと、何か悪い病気じゃないのかな~みたいな日々が続いていました。

9月12日に山に来てからも(来る前から)、天気が悪かった事もあって、全般的に元気がなくて、寝てばかり。というか、寝てる時の様子が元気なときと違う?

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毎日見てるから違うと感じるんだけど、12歳ならこんなもん?

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でも、ご飯の仕度していても遠目に見てるだけとか、ママの食事中に発する “頂戴ビーム” の威力が弱いとか・・・

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そんな状態が半月ばかり続いていたので、まずは胃の具合をなんとかして体重を戻そうと、色々やってみました。

食欲があるからといって食べるだけ与えるとお腹が緩くなるオードリーなので、フードを1割弱増やしてみたり、摩り下ろした長芋入りオムレツを追加したり・・・

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あんまりテンション低かったから、チーズスフレを焼いてみたり・・・

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これは効果覿面! 作ってる最中から、久しぶりに台所にやってきて「早く、早く!」と催促。

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冷めるの待つのがじれったくて、ひんひんピーピー。

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そんなこんなで、シルバーウィークに入る直前には21.5キロに戻って(春頃は22キロ → 9月初めは20.3キロ)、それにつれて化膿したシコリの傷口(穴)も塞がって、すっかり炎症も治まったように見えます。

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オーママの私感ですけど、元気がなくなって体重が落ちるような時は、免疫が低下、体熱が下がって(体温計で計れるほどではないのです!)傷の治りも悪いし、体調が上向いて体重が増えてくると、活力が戻って傷も上がってくるような気がします。

栄養素云々も大切なんだけど、テンション上げ上げ、うきうきと食べることは、人でも犬でも元気の源?

とはいっても、現在日々の手当てが必要な(=手当てしないとグジュグジュして化膿のリスクが高まる)シコリは他にも多数在って・・・

<頭部:右耳の付け根の後方>
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<頭部:額の上>
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写真は撮ってないけど、他にも右目の下や右肘のタコとその下の大豆大のシコリとか、体調によって膨張したり分泌物がでたりと、嘘のような本当の話です。まぁ、免疫抑制剤の長期服用でただでさえ免疫が落ちているため、ちょっとした雑菌で炎症が起きるので、体力が落ちると感染しやすくなるのは確かです。(目下炎症や化膿がみられない小豆~大豆大シコリは数知れず、日々観察中!)

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ここでちょっと脱線。

シコリつながりで、ギュスの左耳後方の例のシコリですが、先日検査結果待ちと書きましたけど、やはり悪いものではありませんでした。

しか~し、何故か日々膨張を続けておりまして・・・

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ここ数日は、中身(?!)の膨張に外皮が着いていけなくて弾けて分泌液や血が出ています。ベタベタグチュグチュしてるので毛が張り付きます。(>_<)

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でもって、これまた消毒して抗生剤軟膏を塗るように言われているので、1日2回くらい処置しております。

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グロい画像で済みません。m(_ _)m

とまぁ、スキンケアに加えてデキモノの手当て、やっぱり専従飼育員なオーママです。orz

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話をオードリーの体調に戻しましょう。(まだ続くのかって? もうちょっと...^^;)

CBCの各項目とも標準値の中央くらいまで戻って早や1年が経ぎ、現状一般的な検査項目の全てに問題もなくて、一時心配した腰仙椎障害(=馬尾症候群)や気管虚脱も、日常生活に支障をきたすような疝痛発作や呼吸困難も影を潜めているし、(12歳の老齢犬としては?)何を思い煩う事があるんだろうって頭では分かってるんです。

それでも、これまで遭遇した事のない事態に出くわすと、「何か起きてるんじゃないのかな? 今気付けば治療できるんじゃないのかな?」なんて性懲りもなく思ってしまうんです。

「いつ逝ってもいいの、苦しまなければ」なんて云ってるくせに。

これから先もっともっと「病気?加齢??」と悩む場面は増えてくるだろうけど、飼い主の体調管理の範囲で自然に過ごして欲しいというのは本当の気持ちだから、ちょっとしたアップダウンにあたふたしないで、その時々に合った “日常” を提供していこうと思います。

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延々と書いて来ましたが、貧血については今のところ寛解を保っています。

そして、8月から続いた諸々の不調も、シルバーウィークに入ったころから復調の兆しが見えいているオードリーです。

ここ2年ばかりは冬場に調子がよいので、このまま元気になってくれるかな?

でもって最後に、また、ギュスのシコリ!

かかりつけの先生は、「グジュグジュしたり出血が続くようだったら余り大きくならないうちに切除した方がいいかもしれません」と仰ってたから、ここはもう一度診て頂きますかねぇ~(+_+);

となると東京に帰らなきゃなりません。またもや山暮らし中断?

さ~て、どうしましょう??

「とりあえず化膿しないように手当てだけはヨロシク!」(ギュ)
「アタシは美味しいものが活力源なので、ヨロシクっ!!」(オー)
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