お散歩事情 その2 - 天ケ瀬森林公園 [お散歩]
二日続けて徒歩圏のお散歩コースを探索したので、3日目は車で近場の「天ケ瀬森林公園」に出かけてみました。
この公園、オーパパの事前調査(?)で、唯一、「少々物足りないけれど使えるんじゃないか・・・」という結果を得ていました。下見の時に、それぞれフラットを連れた女性二人連れを見かけたそうで、注意事項にも“犬禁”はなかったとのことでした。
森林公園というので、東京でよく行く「小山田緑地」や、「都民の森」、「七沢森林公園」といった公園のこじんまりしたバージョンを思い浮かべていたママ、けっこう期待して出かけたのですが・・・
平等院の前を通り、宇治川沿いに遡ること数分で「天ケ瀬ダム」に到着。家からは15分くらいでした。
観光客が車を停めている空スペースに駐車して辺りの様子を窺うも「森林公園」は見当たらず、傍にいたオジサンに訊ねると、「歩いたって行けなかないが・・・ダムの脇の長~い階段を上って・・・でも車で行けるし、駐車場もあるから」というお言葉に、再びエンジンをかけて出発。
広い道路から脇道に逸れると、舗装されているけれど林道チックなくねくね道になり、「森林公園」の標識に導かれ更に狭い道を走ること5分ほどで公園入口に到着。
駐車スペースに車はなく、ちょっと見、園内にも人影はなかったけれど、すぐに軽がやってきて、老夫婦が園内へと消えていきました。
交通手段は車なれど、宇治駅から徒歩1時間ほどだそうで、歩きのハイカーもいるらしいので、他にも散策してる人がいるかもしれないと、気を引き締めて、2頭引きの散策スタート。
パパがゲットしていた園内マップに沿って、メインの林道から適当に山道(?)に入ってみました。
この公園、槙尾山を中心に散策路を整備し、裾の方には東屋を設置、コース沿いには四季折々に楽しめる樹木を植樹してあるようですが(この時期は野生の椿くらいでしたが...^^)、上部に行くに従って“ホーチング”っぽい状態になり、あちこち落石&「落石注意」の看板が転がっていました。
“眺望の道”と名付けられた散策路も、展望台に上らないと眺望はありません。orz
そこで「槙尾山展望台」に行ってみました。
オーギュスを繋いで東屋に上っていくと、先客の男性が、「ワンちゃんたち、いいの? 私はもう出るから・・・」と声をかけてくれました。
展望台からの眺め。(上:宇治市街方面、下:天ケ瀬ダム)
少し言葉を交わした後、男性が立ち去ったので、オーギュスを連れて上がり記念撮影。
京都に来て以来、散歩での臭い嗅ぎを厳しく制限していたので、この日はかなり自由に歩かせたら、オードリー、地面に鼻を擦り付けるようにクンクンクンクン嗅ぎまくっていました。
対称的に、ギュスは、歩行中はほとんど嗅がないんですよね。立ち止まってOKした時くらい。オスということで、やたらにマーキングしないよう子犬の時から躾けたからか、そういう性格なのか、あまり臭いで行動を起こさないタイプなのかしら?
それに、人や犬などの刺激物がないと、それはそれは淡々と歩くので、楽といえば楽だけど、犬としては大丈夫なのかしら??
少し陽射しがあったので、次第にベロベロ~になったギュス。
オーパパ情報だと、「ぐるっと回ってもせいぜい1時間だよ」ということだったし、“公園”なんだから水場くらいはあるかな~というママの読みは外れ、散策路の大部分をカバーするようなコース取りで歩いたら約2時間、そして、簡易トイレはあるものの、水は無く・・・持参しなかったことを大反省。
車に戻り、水分補給を済ませ、道路脇のダム展望台で最後にもう1枚記念撮影。
天ケ瀬森林公園、公園というには整備がイマイチ、ハイキングコースというには、作られた“登山道”がなんとも中途半端。それと、展望台以外は全く眺望が無い!春からは花の咲く木もあるようだけど、ちょっと楽しみが少ないかもぉ~(^_^;)
それでも数組の来園者たちと出会ったので、春や秋の行楽シーズンの休日にはそれなりに賑わうのかしら? ま、平日の犬の散歩にはいいのかもしれません。家からも近いし。
でも日参するかと聞かれたら、う~ん、パス!
最後かもしれないから(^^;、道路わきの展望台からの鳳凰湖(天ケ瀬ダム)をペタっ。
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というわけで、少々燃焼不足ぎみだったため、帰り道、前日到達できなかった(笑)木津川の河川敷運動公園に寄ってみることにしました。
こちらは、河川敷でよく見かける野球場やサッカー場などが幾つか纏まっている運動公園で、土手の下に駐車場もあるとのオーパパ情報でした。
もちろんグランドは有料で貸し出されている施設なので犬をいれらるような場所ではありませんが、グランドの周囲の河川敷(=道路?)部分でオビ練やボール遊びくらいはできるだろうという話だったのですが・・・
平日の昼間だったからか、野球場の一つで大人5~6人のチームが練習(遊び?)しているだけで、他に利用者はいませんでした。
そして、空いているグランドでは、犬連れがノーリードで犬を遊ばせていました。地元の人の散歩という感じでしたけど、遠目でしたが、みな小型犬(トイプー、シュナウザー、ダックスなどなど)でした。
小型犬クラスであればグランドを荒らすこともないのかもね・・・あ、途中からGシェパの子犬(らしかった)を連れた人がきて、こちらはロングリードでしたが、グランドの真ん中で走り回ってました。
ま、皆さん“自己責任”でやっていることでしょうし、ウチはウチということで。(^^ゞ
グランドに沿って(往来のほとんどない)道が走っていたので、そこで少し練習&ボール遊びをした後、土手の上の道を少し歩いて駐車場に戻りました。
が、ここで事件が・・・(*_*;
駐車場から土手に上がる階段は1ヶ所(迂回すれば他にもあるのですが...)で、往きに通った時、階段の下にある民家の庭先から、オードリーよりちょっと大きいくらいのミックス犬が、「ここはオレッチのテリトリーだからな!さっさと消えろぉ~!!」みたいに吠え立てていました。
で、階段を上り始めたら、すぐに“落し物”がポト、ポト、ポト。中型犬のもののようですが、庭先で吠えてる子は繋がれてるし(すっごく長い紐で、門のない敷地から飛び出してきてました!)、お散歩の産物ですかねぇ~(;一_一)
オーギュスとも気にはしてましたが、特に反応することもなかったので、帰路も同じ階段を下って駐車場に戻ろうとしていました。
階段を下り始めたところで、先般のワンちゃんが、またけたたましく吠え出しました。すると、今度は、オードリーがヒンヒンピーピー何やらママに訴えてきました。(後から思えば、オードリーなりのママへの警告だったのかも...)
知らん振りするつもりでしたが、それとなく庭の様子を窺うと、先ほどはいなかったやや小ぶりのクロっぽい中型犬がセット・ポジションでこちらを伺っていました。(この時点では、ママは繋がっているものと思っていました!)
オードリーが何か言ったせいでギュスも少々気にしだしましたが、手摺の無い階段の下りですから、「ヒール!」っと気合を入れて下りきり、敷地から身を乗り出して吠えてる例のミックス犬には目もくれず通りすぎようとした矢先、それまでセットしていた黒い犬が、そりゃ~凄い剣幕で吠えながら、鼻に皺を寄せ、歯をむき出して飛び出してきました!
なんと、繋がっていなかったのです!!
ママ内心、「噛み付かれるかも・・・」と覚悟しましたが、とにかくオーギュス(特にギュス!)が過剰反応しないようにと、それだけを意識して、後は見ずにオーギュスを引きずるように進みました。
しかし黒犬はすごい興奮状態で吠えながら追っかけてきます。
どうなることかと思っていたら、1mくらいまで迫った時、それまでも後を振り向き気にしながら着いて来ていたギュスが、一瞬、「ガゥゥ~」と唸りました。
ここは、たとえ噛まれても、これ以上ギュスを興奮させてはまずいと思い、知らん振りを装い、思いっきり引っ張って駐車場に向かって歩き続けました。
すると、ギュスの一喝(?)でビビったのか、黒犬の足が止まりました。相変わらず白黒2匹で吠え続けていたものの、もうオーギュスとも気にかけることはなくなりました。
ギュスターヴの“でかさ”に助けられたのかな?
でも、圧倒的な体格差だったし、もう1匹が繋がれていたから、ラッキーだっただけですね。2匹でかかってきたり、黒犬が大きい犬だったらと思うと、心臓が縮む思いでした。
そんな“事件”があったのだから止せばいいのに、違う階段を通ればいいかと、昨日また行ってみると、前回開いていた駐車場の入口にチェーンが張られていて、入れなくなっていました。
元々運動施設利用者のための駐車場なので、先日は、たまたま開いていただけだったのかしら?仕方ないので回れ右、帰ってきました。
いずれにせよ、これで諦めがつきました。こちらとはご縁が無かったということで・・・(^_^;)
「気持ちいい場所なのにねぇ~残念。」