オードリーの貧血 : ぬか喜びかなぁ。。 [病気]
春ですねぇ~このところ雨が多いオーギュス地方です。今も本降りの雨がサンルームの屋根を叩いています(なんていってるうちに止んで晴れてきた!)。というわけで本日はお散歩パスで休養日。犬たち、暇だぁ~とばかり、朝からお昼寝(?)です。
春といえば、そう、花粉(症)の季節!
1月の中ごろから、気象条件&出没エリアによっては反応しはじめていたオーママの目鼻、このところは毎日のようにぐじゅぐじゅ傾向です。でも、今のところは我慢できるレベル。今年は花粉少な目とのことですので、このまま過ぎて欲しいものです。
そして、もう一人、少々憂鬱そうな方が・・・
はい、空気が潤ってくるに従って、お肌も潤ってきて、2週間くらい前からギュスのお肌が一触即発状態、だいぶ痒いみたいです。毎日のスキンケアでなんとか凌いでいますが、そろそろシャンプーの間隔を狭めなきゃならないかも。ま、暖かくなれば洗う方もちょっとは楽ですけどね。^_^;
さて、散歩をパスして時間ができたので、火曜日の受診結果など、アップしておきましょう。
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ここ1週間くらいのオードリーは、明らかに体調が落ちてきているのが分かります。
散歩のスピードがかなり緩んできているし、たくさん歩くと、帰りは後ろから付いてくるようになります。また、階段を駆け上がると息が上がるし、走ったときに右後ろ脚方向に身体が傾くことがあります(貧血でふらつく?)。
歯茎は連日真っ白。前回、網状赤血球が0.3%を切っていたことから、溶血スピードが加速してきているのかも・・・PCV28%くらいかな?
なんて思いながら、受診の日を迎えましたが、何故かこの日は歯茎がピンク!朝からテンション高くて、散歩!散歩!!っと急きたてるほど活気に満ちておりました。(朝ご飯抜いてるのにぃ~= =;)
予約が午後1時半だったので、その前に小山田緑地で軽く散歩してから病院に向かいました。
わりと空いていて、すぐに研修医の予備問診がありました。
前回から“治験”で新たな薬の服用を始めたので、何か変調はないかと聞かれたため、走ったときのふらつきが、貧血のせいなのか、はたまた、薬の副作用の一つである抹消神経障害によるのか、ちょっと気になると伝え、後は全般的に元気度が低下している(飼い主目線!)ものの、特に大きな変化はないと報告、オードリーは検査エリアに消えていきました。
10分ほどで戻ってきたので、車待機のギュス(待合室は暖房が効き過ぎ?!年末年始の頃みたいに乾燥注意報が1ヶ月以上も出っ放しだと少々暖かくても何とかなるんだけれど、このところは空気が潤っているので厳しいですぅ~T_T;)が垂れてないか(!)心配になったため、いったん車に戻りました。
小山田緑地でたんとお出ましたお陰で、今回は被害なし。この日は陽射しがあって気温も10度を超えており、オードリーも車で大丈夫そうだったため、ギュスのお守りを頼んで、ママだけ待合室に戻りました。(^^ゞ
1時間足らずで順番がまわってきて、診察室に入ると、先生、前回とは打って変わってシャッキリ元気そうです。
うん?結果がよかった??そんなわけないよなぁ~と思いつつ、犬がいないので、勧められた椅子に腰を下ろしました。
「PCVが30%切っちゃったねぇ~28.8%。ヘモグロビンも9.8gで、思った以上に落ちてます」と、血液検査結果のコピーを差し出しながら、話し始めました。
「でも、悪いことばかりではありません。網状赤血球が0.45%(前回0.28%)でした。ま、今日採取した血液がたまたまそういう部分ということもあるけれど、新たに始めた薬で造血スイッチが入った可能性もあるし・・・このまま続けて様子を見ましょう!」ということで、いきなり“治験薬”を倍量に増やすと仰るではありませんか!
先生が仰るには、この薬、体重1Kgあたり4mgというのが標準的な使用量のところ、前回は2mgで処方したので、特に副作用も見られないから標準量まで増やすというのです。
素人的には、現状で反応があるようなら何も増やさなくてもいいのでは?と考えてしまうのですが、ま、薬の匙加減が医者の力量でもあることだし、ここは信用して任せることにしました。
で、この日は、人間の骨髄線維症患者を対象に、数年に渡ってけっこう大規模に実施されたこの薬の治験データを用意してくれていて(オーママが読みたかった資料でした!)、人間の場合の薬の効き方や使用量の増減などと比較しながら話を進めました。
ママが、事前に仕入れた情報などから、薬が効きはじめるまでの期間について、「人間では16週間くらいを目安にしているようだけれど、犬は人間より加齢のスピードが速いのだから、薬が効きだすまでの時間も短縮されるのしょうか?」と質問したら、「そうはいかないんですよ~でも多少は早く効果が出てくるかもしれません。それに人間の場合も、標準は8週目くらいですが、早いケースでは3週目くらいから効果が出ているので、とにかく2週間後を待ちましょう!」と笑われてしまいました。
赤血球数、PCV、Hgb、数値は全て下がっていて、低下速度も進んでいるため、今後の展開としては、やっぱり輸血ということで、その話もしました。
PCVが24~5%になると、日常生活でもかなり影響がでてきます。動作が緩慢になり、すぐに呼吸が速くなって、見ている方が辛いのです。でも、オードリーの場合、溶血の進行が緩やか(毎日1%とかになると厳しいけれど、現状2週間で3~4%です!)なため、低酸素状態に身体が順応していくらしく、おそらく20%くらいまでは頑張れると思います。
が、去年10月の輸血の際は、15%切るまで我慢させられ、こちらもはじめてのことで、本当に毎日ハラハラし通しでしたので、そのことを話したら、「去年の9~10月は、まだ免疫抑制が効いていなかったのでリスクが高かったのです。今はその頃に比べたら免疫抑制がちゃんと効いているし、輸血自体のリスクは幾分緩和されているから、そこまで我慢しなくても、オードリーちゃんのQOLが落ちてくるようであれば(食事や散歩=排泄(?)が思うようにできない状態といっていましたが...)早目に輸血することもできます。それでも、輸血は少ない方がいいですけど」ということでした。
ここで、ママ、「あ~やっぱり獣医さん(@大学病院)の考えるQOLと、飼い主(@犬目線)の考えるQOLには隔たりがあるんだよな~」と、再認識したのでした。
食っちゃ寝生活でQOLが保たれてると思う犬&飼い主っているのかなぁ??
そりゃ~いずれ治るんだと思えば、そんな生活も“養生”と思って受け入れるけれど(犬は納得できないだろうけど、少なくとも飼い主は我慢させようと思う)、元に戻る見込みが限りなくゼロに近い状況で、食べて出して寝るだけの日々が続くのって、犬としてどうなのよ?と、また堂々巡りが始まってしまいます。
この日は、治療打ち切りや緩和ケアということも含めて少し先のことまで話そうと思っていたのですが、思わぬ展開となり、ぬか喜びに終わるかもしれないけれど、ここは“治験”頼みで、また2週間頑張るしかありません。
今回は先生も“これまでの先生”に戻って、しっかり治療方針示してくれたことだし、ママも少しは浮上できました。
春は、もう、すぐそこ。来月はお誕生日だよ。頼むね、オードリー!
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通院報告のみと思っていましたが、長くなっちゃって、字ばっかりだから、同じ日のお散歩模様など・・・
最初に書いたとおり、この日は朝から元気印復活のオードリーさんだったので、受診前に小山田緑地へ!
「春だわぁ~♪」
オーギュスとも、ご機嫌!
最近よく雨や雪が降るから、足元どろどろ覚悟で行ったら、ぬかるみにゴザが敷いてありました。
でも、ここでトイレしたワンコさんがいたのでしょうか、匂いが気になるオードリー。
ギュスは気にならないらしい。
ギュスは少し暑そうだったから、木陰が丁度いい?
東屋で休憩。
いつもの展望台。
足元にも春を告げるイヌフグリ。
病院終わったら夕方のお散歩タイムだったので、帰りも、ちょこっと薬師池公園に寄りました。
そしたら、久しぶりでボルゾイのユキメちゃん&ウキョウくんに会ったのですが、さらに、4ボルつれたお友だちが一緒で、いつもの給水休憩ポイントに6ボルs!ボルのオフ会みたいだったわぁ~(@_@;
「今日も楽しい一日でした。(*^_^*)」