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オードリーの貧血 : 7回目の輸血 [病気]

今週月曜から山に来ています。先週、オードリーの調子があまり良くなくて、どうしたものかずいぶん迷ったのですが、この先、山から通院できる状態であれば日帰りで受診、片道2時間弱の移動に耐えられないほど衰弱するようなら、その時は山で静かに見守ろうと決めました。

でも、いざ目の前でオードリーが苦しむような状況になったら、オーママ一人で最後までしっかり看取ってやれるのか、正直自信はありませんので、どうにも動かせなくなる前にやっぱり東京に・・・なんてことになるかもしれませんけど。^^;

とりあえずは無事到着して、毎日ちょこっとですけどお散歩にも出かけて、食欲は相変わらず留まるところを知らず、普通に過ごせていますのでご安心下さい。(記事を書き始めた昨日=26日現在)

それでは、アップが遅れていた先週金曜日(7月20日)の受診記録です。

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ガンマグロブリンから2週間目のこの日は結構節目になるチェックポイントでしたが・・・

いつもどおり研修医の問診からです。

その間、暑さのせいもあったとは思いますけど、オードリー、なんだかすっごく元気がなくなってきていて、自発的にはほとんど動かず、ご飯のときも、支度をしていると台所に来ることがあっても、待ってるうちに伏せてしまったり(発病前はバリケン待機、発症してからは段々ルールが崩れて、最近は台所で支度しているママの足元で座ったり立ったりしながら、やいのやいのと鼻をピーピー鳴らして催促し続けていました!)、横たわっている場所から起きてこなかったりでした。

食器を前にするとそれなりに「早く、早く!」とよだれダラダラになるけれど、食べっぷりがガツガツではなくモグモグ、オードリーらしからぬお上品さで、あまり調子よくないんだろうな~と感じさせるものの、貧血が進んでフラフラしてる時とはちょっと違う様子なんです、と報告。

しばらく前から肝酵素の値が上昇傾向だったので、そっちの方に何か原因があってだるいのかもしれないから、生化学検査の結果や触診で何か気になるようだったらエコー検査もお願いしますと頼んで、採血のためにオードリーを預けて退室。

すぐ戻すよう釘を刺しておいたので(笑)、ものの10分もしないで戻ってきました。

1時間足らずで先生に呼ばれ、「肝酵素、特にALPがけっこう上がっちゃってるので、エコーで診てみましょう」ということで、オードリー、再度検査エリアへ。

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検査に1時間ほどかかるといわれ、丁度お昼だったので、病院から3~400m離れたスーパーまでギュスの散歩方々ランチ調達に出かけました。(この日は曇りで涼しかったんです。^o^)

買い物を済ませて病院に戻る途中、前方から近づいてきた車が目の前で道路の端によって停まったため運転席を見たら、春頃まで大学病院でよくお会いしていたヨーキー君の飼い主さんでした。

主治医が同じで、しかも自己免疫性の病気(攻撃されているのは腎臓だったけど...)ということで、待ち時間には色々お話をしていたのですが、最近みかけないなぁ~と思っていたら、ヨーキー君、5月11日に亡くなったのだとか。

オードリーには、まだ頑張って欲しいな、って。

ココアちゃん、いっぱい頑張ったよね。ゆっくり休んでね。

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病院に戻って、さらにしばらく待ち、13時過ぎに呼ばれました。

先ずはエコーの結果から。

先生:
薬の副作用でよくみられる胆道が狭くなる症状もないですし、これといった炎症や気になる所見も無いんですよね~でもここまで(ALPが)上がったのはプログラフのときと、ダナゾールのとき以外ではありませんでしたよね。今は特に気になるような薬は使っていないし、う~ん徐々に肝臓がダメージを受けてきているのかもしれません。とりあえず前回使った強肝剤のサプリ(デノシル)で様子をみましょう。

それで、貧血の方なんですが・・・

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PCV、Hgbは横ばい、先週から全く変わりません。いちおうグロブリンが効いているんだろうなぁ~できれば薬(=免疫抑制剤)を再開したいんだけど、難しいねぇ。。

ママ:
抗がん剤ですか?

先生:
あるいはプログラフを微量で再度やってみるか。でも肝臓に来たからね~あの時はけっこう危機感を感じたんですよ、私としても。


先生、その後の言葉が続きません。

そこでオーママ、訊ねてみました。


ママ:
いったんオードリーの体調はおいて、溶血のことだけに絞って考えたら、先生としては何を選択されますか?

先生:
現状をいっさい考慮しないのであれば、(プログラフではなく)新しいモノを使ってみたいです。

ママ:
クロラムブシルですね。いずれにせよ肝臓で代謝されるわけだから、現状ではダメージがさらに拡大するばかりか、薬も効かないと思うんですけど。

先生:
効く効かないは別として、とにかく肝臓の状態を改善しないことには・・・1週間から10日くらいデノシル服用して、改善したら免疫抑制剤のことを考えましょう。次回は31日でお願いします。それと、網赤が前回より落ちちゃってるから、この前話した、造血の方を馬由来製剤に変更するという件、製薬会社の担当者と話がついて週明けには届きますので、届いたら郵送します。

ママ:
実は、この週末からまた山に戻って、しばらく、できれば夏の終わりまで滞在したいので、そちらに送って頂けますか? また、こちらの診察の際には日帰りで受診しようと思います。オードリーが長距離の往復移動に耐えられないようであれば、そのときは受診を見送ることも考えています。

先生:
う~ん、そうなんだ・・・送るのはそちらでも構いませんが、今のPCVとHgbの値だと移動は辛いよね。とりあえず溶血が止まっているし、供血犬もそろそろ2巡目に入ってくるから、できれば輸血はしたくないんだけど、山に行くというなら、今日輸血して、少しでも上げて、山で楽しく過ごせるようにしてもいいかもね。

ママ:
やはりこのまま連れて行くのは無理ですかね? 以前お話したとおり、できればもう長時間預けての処置は避けたいかと・・・実はかかりつけの先生と話したのですが、「もし飼い主が付き添っていたいということなら、ギュスターヴに供血してもらって、ウチで輸血するということは可能ですよ」と言って頂いてます。ただ、400ccという話をしたら、かかりつけの先生、ちょっと躊躇してる感じがあって、夫も輸血するなら麻布じゃないかというので保留しました。

先生:
そうでしたか。2巡目からの輸血のリスクは0ではないけれど必ず何か起きると言う訳じゃないし、まだ1匹使っていない犬がいるので、その犬がOKなら優先的に使いますから、今日こちらで輸血されて山に行けばいいんじゃないですか?(翌日だか翌々日に、この時は2巡目の犬からの供血ではなかったと説明がありました)


というわけで、またまたオードリーを預けることになってしまいました。(/_;)

雨が降りだしていたので、いったん家に帰ってギュスターヴをしまい、輸血処置が終わるころに迎えに来るので、終わる30分くらい前に連絡下さいと言い残して、病院を後にしました。13時半くらいでした。

帰路、どんどん雨が本降りになってきて、家に着いたときはザーザー降り。(土砂降り?) 雨のときは屋根付きカーポートで収納作業をするのですが、それでも濡れそうだったので、狭い玄関で頑張ってブラッシングして、手足も洗いました。(涼しかったのに汗かいちゃった~>_<)

たっぷり時間があるのだから、ギュスのスキンケアでもすればいいものを、なんだか気持ちがフワフワしててやる気になれず、ボーっとしてるうちに18時を過ぎ、でも病院から連絡は無くて・・・

何もいってこないということは問題ないということだよね~なんて思いつつも、あまりにも時間がかかっているので18時半を過ぎたところで電話してみたら、先生1時間ほど外出中とのこと。(携帯に連絡くださいと言われているんだけど、電話でしゃべるのが苦手なオーママ、携帯にかけるのってすっごく嫌なんです)

15分くらいしたところで、この日担当だった研修医から「あと30分で終わりますので迎えに来てください」と連絡が入り、ちょっと緊張が緩みました。

ギュスに留守番頼んで、18時50分に家を出て、19時15分には病院に着いていました。

インタホンの応答がなくて、たまたま出てきた違う科の先生が取り次いでくれたようでしたが、10分待っても、20分待っても誰も出てきません。

後30分で終わるという電話から1時間以上経過した20時前にやっと主治医の先生が出てきて、「今終わったんですけど輸血後の採血がまだでして、もうちょっと待ってください」と。

20時過ぎにやぁ~~~っと戻ってきたオードリーは、テンションこそ高かったものの、元気度的にはどうなのかな~みたいな。

それでもPCVは8.5%、Hgbも2.9 g/dl上がっていたので、呼吸は楽になった様子でした。

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次回受診の件で昼間の話を蒸し返す形になって、先生は31日にとプッシュしてきたけど、ママは、大学病院が夏休みになる直前の8月10日(3週間後)にしたいといったら、薬は3週間分出しますが、予約は時間未定で31日に入れますから、前日でもいいのでオードリーの様子をみて時間を決めましょう、とあくまでも31日の線を譲りません。

ここには書きませんけど、まぁ、色々カチンとくるような言動もあって、ママ、切れ気味でしたがなんとか抑えて、オードリーを引き取って帰宅しました。

      ******

オードリーよりもっと重篤で切迫した患者が次から次に担ぎ込まれてくるのは分かります。今までだって、何度もそういう場面はありました。先生もテンパってたり、時にはパニクってるのかも~みたいな空気が漂っていることもあります。だから、そういう時は必要最小限のことだけ質問して、時間を取らせないように気も遣ってきました。

でもね、ただでさえ長時間の処置を嫌がってる犬と飼い主に、いつになく長い拘束だったのに何の説明もなくて、話かけると早く切り上げたいみたいな・・・なんだか腹立ったんだよね~<`ヘ´>

その後も、日曜の夜、皮下出血が起きて、翌朝もさらに出血ヶ所が増えて・・・でも診療日じゃないし、とりあえずメールで状況を知らせておいたら電話があって、こっちはてっきりその話だと思ったら、20日に在庫切れになっていた薬の話しで、皮下出血の件については今検討してる時間的余裕が無いのであしからず、みたいな。

うぅ~なんか釈然としない!ムシャクシャした気分のまま山に来て、でも強肝剤が少し効いたのか、オードリーが少し元気になって、そこへ先生からも連絡があって、なんかメールをチェックしてるゆとりがなかったみたいな釈明があり、ま、雨降って地固まった? 和解成立。(オーパパの「麻布とは最後まで良好に付き合って」という要望に応えて、ママ、ぐっと堪えましたよ!)

はい、オードリーが頑張れそうなら、次回は31日に山から日帰り受診です。

PS:
オードリーは山に来る直前の二日間はすごく調子が悪くて、2週間ぶりのご対面だったオーパパ、「なんで2週間でこんなになっちゃったの?」ってビックリ、22日の午前中は、ホント、目が死んでて、身体もだるそうで、立ち上がってもすぐに伏せてしまうし、7月12日以来の調子の悪さだったのですが、23日の朝はまぁまぁ生気が戻ったので、思い切って山に来ました。

そこから徐々に復調して、自発的に動き回ったり、車でグランドにいったらちょこっと走ったり、散歩はギュスの方が負けてるくらいと、「来て良かった~♪」と感じられるくらいに復活中でした。

<山に来た翌日のお散歩風景>

が、今朝、お腹の具合が悪くなり下痢P3回、そこからどっと疲れてしまったらしく、ずっと伏せています。時々横になって眠っていますが、ちょっとした物音や気配に過敏になっていて、ぐっすりは寝ていないみたいです。

幸い、下痢Pは朝の3回で止まり、お水やヤギミルクを飲んでも大丈夫なので、このまま治まってくれるといいのですが・・・なんたって、このところまた激痩せ進行中なので、さらにお腹の具合まで悪くなったらどんどん消耗してしまいます。

お腹に優しくて、少量でい~~~っぱい栄養の取れるもの、何か無いかしら???

<山に来る前、到来物の葡萄を嗅ぎつけてオネダリ中!>
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