オードリーの貧血 : 5回目の輸血 [病気]
おととい、お友だちゴールデン・レトリーバーのハンナちゃんがお星様になりました。
オードリーの病気が始まってから、ずっとずっと励ましてくれていたハンナちゃん、GWが始まったばかりの4月30日、突然体調不良に。脾臓摘出手術を受け、病理検査。血管肉腫でした。
飼い主さんは、心身に負担のかかることはせずに、ハンナちゃんが自分で決めた“その時”を迎えるまで、静かに見守るという選択をされました。
それから1ヶ月ちょっと。ハンナちゃんは、体調の良い日も、悪い日も、家族と一緒に穏やかな日々を過ごし、最後の最後まで普通の生活を続け、その時を迎えました。
11歳目前の旅立ち、ちょっと早いけど、潔い最期だった、とママさん。
ハンナちゃん、そっちで待っててね。またね!
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オードリーの病気が発覚してから、早9ヶ月。
その間にたくさんのお友だちワンが旅立っていきました。
もちろん、オードリーよりずっと前から病気の治療を頑張っていたお友達もいたけれど、オードリーの治療が始まった頃には全く元気で病気の影なんてどこにもなかったのに、ある日突然、深刻な病気が見つかって、あっという間に逝ってしまったお友達が大勢いて・・・
なのに、オードリーは命を繋いでいる。
とっても複雑な思いのオーママです。
犬にとっての9ヶ月という時間は、“それほどの”時間なのだとつくづく思い知らされています。
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さて、オードリーの通院日誌、またまた更新が滞っています。
先週の金曜日(6月8日)の記録です。
この日は輸血が予想されたため朝イチ、9時半に来るように言われていました。
朝の苦手なオーママ、なんとかやりくってちょうど9時半に到着、受付はちょっと過ぎちゃったかな・・・でもほんの2~3分ですよ。でもね、いくら待っても呼ばれません。1時間経っても、研修医の予備問診すらありません。(これまでは予備問診&採血までは最大待っても30分くらいでした)
11時になって、さすがに受付に確認しましたよ。そしたら先生に確認してきてくれたものの、「本日は大変混んでおりまして、申し訳ございませんが今しばらくお待ちください」と。
11時半になってやっと予備問診と採血。
ということはCBCの結果が出るのが早くて1時間後。輸血が必要となれば、そこからクロスマッチして、輸血が終わるのは6時過ぎ?!
はい、予想通りの展開になりました。いつもと違ったのは、採血後、オードリーが戻ってこなかったということです。なにやら担当の先生チームだけが“お取り込み中”でバタバタしてるようだと分かったので、オードリーには申し訳ないけど、もうここは戻してもらう為に声をかけずに待ちました。
1時前に先生に呼ばれると、「やっぱり下がっちゃってますね。今日輸血します!」と話し始めました。
先生:溶血のスピードがとっても速いんですよね。1週間で2.5%、日平均はえ~っと・・・輸血が終わるまで纏めておきます。シクロスポリン、やっぱりダメみたいですねぇ~
ママ:減薬したからではありませんか?トラフ値は?
先生:50です。でも犬の場合はこのくらいで効いてることもあるんですよ。副作用を考えたら中止かな。では、詳しいお話は夕方お迎えの時に。
先生、なにやら引き続き“お取り込み中”のようでしたので、オードリーのことを頼んで、ママはいったん病院を後にしました。
3時間ばかり用事を足して、5時前に病院に戻ったものの、研修医に「まだまだかかりそうです、6時20分に戻ってきて頂けますか?」と言われたので、ギュスを夕散に連れて行ってくることにして、またまた病院を出ました。
6時20分といわれたからチョッキリに戻りました。なのに、先生は「輸血が終わる前に話をしたかったのでもっと早く戻っていて欲しかった」そうで、少々不機嫌でした。(こっちは朝の9時半から待ちぼうけ、散々振り回されてるんですけどぉ~<(`^´)>)
ま、その話は置いといて・・・
先生は、シクロスポリンが効いてないので中止だと仰る。
でも、素人的には、シクロスポリンを減薬した後から溶血スピードが速まったわけで、それまでは薬が効いていたんじゃないの?みたいな。
また、網状赤血球もそれほど増えてきていないので、こちら(=“治験薬”)も減薬すると。
ま、この点については、ヒトの治験で、従来の標準使用量の1/4まで減量しても効果に変化はなく、一方で副作用がかなり改善されたという報告があるので、とりあえず減らす(50mg/日→25mg/日)ことに依存はありませんけど。
少し長期的なことも口にしてみたのですが、結局のところ選択肢は限られている訳で、後は骨髄穿刺で骨髄の造血スペースがどれくらい回復しているかをチェックしてみることと、このところやっていなかった抗体価の検査をしてみることを提案されました。
骨髄穿刺については、この期に及んで実施して、もし幾分なりとも改善の兆候が見られたとして、それで大幅に方針転換があるなら別ですが、そうでもなさそうだし・・・オードリーの負担が大きいことから、今のところ承諾はしていません。
で、抗体・補体の状況によっては、立ち消えになっていた2度目のIVIGも再浮上するとのことで、次回、検査を受けることになりました。
というわけで、輸血で少し状態が持ち上がったということで、大幅な減薬となりました。
あ、輸血後の検査値は貰いませんでしたが、PCVが26%くらいって言っていたような・・・う~ん、今までは10%内外上がっていたのに、今回はあまり上がりませんでした。次回詳しく聞いてみなくちゃ。
とにかく、この日の先生、朝イチから重篤(危篤?)患者が運び込まれてテンヤワンヤだった模様で、夕方も、まだオツムの具合が普通ではないようだったので、ママもくたびれていたし、噛み合わない話を続けても時間の無駄~っと帰ってきました。
次回は今週の金曜日。キャッ、もう明後日じゃない!!
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治療についてはなんだかなぁ~な状況なのですが、減薬のお陰か、肝酵素の値はすっかり標準値に戻り、数値には出ませんが、胃腸の具合もバッチリなオードリー、輸血前も、見た目としてはそんなに悪くなくて、最近はオヤツや果物が復活しています!
イチゴの季節は終わっちゃったけど、これからは“瓜”のシーズン。
先週のスイカに続いて、今週はメロン!
でもでも~さすがにガブっとは不安が・・・刻みました。(いつものことですけど~^^;)
朝ご飯の後、デザートが出てくるのが分かっているので、これこの通り。
どんだけ期待してるのでしょう??
2匹で分けたら、すずめの涙ほどですが、それでも嬉しいらしいです。(^_-)-☆