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晴耕雨読ならぬ晴歩雨眠? [つぶやき]

時ならぬ台風の上陸で、本日の日本列島、お天気大荒れですね。大きな被害が出ませんよう。

って、富士山麓の築30年近い(以上?)ギュスターヴ山荘の心配した方がいいか? ま、何十年も倒壊してないんだから大丈夫だと思いますけど。^^ゞ

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さて、晴れればタッタカタッタカ歩き回る我が家の犬ども、雨だとママが出たがらないので、ひねもす眠っております。(晴歩雨眠!)

で、ママは、晴れても耕しませんけど(土いじり嫌いで~す!)、雨だとちょっとは時間&体力にゆとりがあるので読書三昧。(三昧というほどでもないけど...^^;)

でもね~犬を飼う前はめちゃめちゃインドア派の限りなく引きこもりだったオーママ、書庫が欲しいよぉ~っと叫ぶくらい本に埋もれて(多少の積読もありましたけど...-_=;)暮らしていましたが、ここ数年はめっきり本を読まなくなりました。

一番の理由は記憶力の低下かな。

サラッと読み飛ばせるモノは別として、少々込み入った内容だったり、一気に読破できない長い書物の場合、読み終えた部分をどれだけ記憶しているかは、けっこう重要ですよね?

オーママ、若い頃の取り柄といえば、何といっても記憶力。とりわけ言語表現に関する記憶が、自分でも「なんでだろう?」って思うくらいよかったのです。

熟読ではなくツラツラ~と斜め読みしても、読み終えてしばらくは文章丸ごと(内容だけじゃなくて、“て・に・を・は”や言い回しなどなど、一言半句取り違えず!)覚えていることもザラでした。

なので、とにかく一通り読み終えれば、内容が曖昧な点については後から必要なセクションを空で呼び出して、再度咀嚼すればよかったのですが、最近は全く思い出せません。(>o<)

なので、専門書などを読む場合は、かなりまとまった部分を一気に読み進めて、しっかり理解しておかないと、翌日続きを読んだときに、「ハテどういう脈絡だったっけ?」みたいなことになり、前の部分を読み返したり・・・で、中座するとまた忘れ・・・そんなことを繰り返しているものだから、いつまでたっても読み終えることができません。

そんな健忘症のオーママながら、最近チョロチョロと読んだ本を紹介してみます。

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1冊目。

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オードリーの病気のことやら、ギュスの腸内環境と皮膚免疫の関連、さらにはママ自身の自己免疫疾患等々、“免疫”については随分調べもしたし、色んな文献も読んできましたが、たまにはこの手の軽~い読み物もいいかな、と。

それに1つのトピックが見開き(2ページ)にまとめてあって、一応章ごとのテーマはあるものの、一話完結スタイルなので、健忘症でも大丈夫です。(^.^)

内容としては、「少々飛躍しすぎじゃないの?」みたいな部分もあるけれど、免疫系がいかに様々な(環境)要因に左右されるか、そして生命の営みにどれほど深く関わっているかという、けっこう本質的な部分を一貫して説いていて、それなりに読める1冊だと思います。

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2冊目。

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今から10年くらい遡るのかな・・・ゲノム解析っていう話題がクローズアップされていたこと、ご記憶でしょうか? オーママ、けっこう若い頃から遺伝子とかゲノムに興味がありまして、これまた、ちょこちょことつまみ読みしていたフィールドです。

動植物の種ごとの遺伝子の相違とか、クローニングとか、遺伝子治療とか、ちょっと齧りだしたら次から次へと知りたいことが出てきて、ミイラ取りがミイラになる世界です。

というわけで、専門書になると高額だし、1冊では理解できないので、主にはネットに公開されてる文献を読み漁って好奇心を満足させておりますが、ネットでアクセスできる情報の大半は英文なので、込みいった内容については一応日本語で確認しておきたいという理由から、時々書店で立ち読みするのですが、そんな時に手にした中の1冊。

要は、遺伝子がどのように受け継がれていくのか(コピーされるのか)みたいな話なんですけど、高校の教科書レベルのDNAの話よりはもうちょっと詳しいことが載ってまして・・・

例えば、遺伝子の転写のプロセスを知ることで、“自己”を“他者(=異物)”と認識させてしまうようなマーカーが発現する仕組みが理解できたりします。

イラストや顕微鏡写真などが内容の半分くらいを占めているので、文章だけだとこんがらかってしまいそうな内容もスラっと入ってきます。

学生の頃は、科学のうち、生物は大の苦手、化学も無機止まり、というわけで生化学という分野に目覚めたのは大人になってからだったけど、う~ん、高校生の頃、こういう取り付きやすい書物があったら、もっと早くに“ミイラ”になっていたかも。(*^^)

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最後は、まとめて2冊!

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これまた、オードリーの病気がらみで、自身が長年お世話になっている漢方に関する知識を体系的に整理したいな~と思って選んだのが、『東洋医学入門』の方。

“通院日誌”で散々ブー垂れているように、オードリー、なかなか薬に反応しません。全然効いていない訳ではないと思いますが、効果より副作用の方が目に付いてしまうし。

なので、オーママ、だいぶ前からオードリーにも漢方を使えないかな~と考えています。

が、漢方薬はちょっとね。

漢方薬も薬ですから、当然、色々と薬効成分が含まれます。でも、多くの処方で、詳細な成分分析は未だなされてはいないし、作用機序もまだまだ解明されていないようです。

また、解明された成分の中には西洋薬と同等の効果が確認されているものの、それゆえに西洋薬と併用できないものもあるし、病状や体質によっては危ない症状を引き起こすものもあります。

そもそも、漢方薬の場合、処方の決め手となるのは、“病名”ではなく“症状”であって、しかも患者の体質も処方を決める重要な要素となります。病気に対する処方ではなく、病態(状態)に対する処方というわけです。

西洋薬が、症状を抑えるか上げるかの一方向的な効き方をすることが一般的なのに対して、漢方薬は、低下している要素に対しては賦活する方向に、過剰反応している要素に対しては抑える方向に働く、主として調整機能的な役割を担うと考えられているのです。

しかしながら昨今の漢方薬ブームで、安直に、漢方薬の添付文書に症状が載ってるからと素人判断で漢方薬を買い求めたり、人を見ないで効能書きだけに頼って漢方薬を処方する医師もいるようですが、そう単純ではないのです。(というか、危険でもある?)

そんなこんなで、オードリーに漢方薬を使うのは無理かもしれませんが、経絡やツボの刺激などによって自律神経系を整えることで免疫系にも良い作用を及ぼすかもしれないし、漢方全体の流れを今一度整理したかったのです。

まぁ、人間の看護に活かすことを前提としているので、犬相手に即実践とはいきませんけれど、医者ではないママが、オードリーのどこに着目して養生させたらいいのかのヒントにはなりそうです。それに、ママ自身の養生にも役に立ちそうです。とても読みやすいです。(*^_^*)

そして最後の1冊は、『いつもの食材-効能&レシピ』。

これは、キレイな表紙に惹かれて、ちょっと衝動買いだったかも。内容的にはイマサンといった感想ですかねぇ。。

若い世代は知りませんが、オーママ世代(半世紀以上人間やってます!)の多くは、子供の頃、お婆ちゃんや母親から(最近の言葉で言うところの)“食育”を受けて育っていますし、オーママの場合、祖父からことあるごとに『養生訓』を説法されていたので、この本の中身程度のことは、おおよそ身に付いています。

なのに何故購入したかというと、ブロッコリーとか、パプリカとか、アボカドとか、ママが子供の頃には食卓に上らなかった食材が表紙を飾っていて、もしかすると最近身近になった食材のことがいっぱい載ってるのかも~と期待したからなんですが、あまり載っていなかった。orz

でも、うろ覚えのこともあったから、再確認できたのは良かったかな。古い世代から引き継ぐことのなかった方々には、お婆ちゃんに代わって色々伝えてくれるので、よろしいのではないでしょうか。

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とまぁ、今日取り上げた4冊全て、腰をすえて読書するほどの時間がなく、かつ、健忘症であっても(笑)、お手軽に“つまみ読み”できますので、興味をそそられた向きは、手にとってみてくださいませ。

あら、オーギュスの出番がありませんでしたね!

それでは、“雨読編”に続いて、“ 晴耕 晴歩編”をば。

といっても今回山に来てからの散歩写真が無いので、山に来る前の週、薬師池公園に菖蒲を見に行ったときの画像でも貼るとしましょう。

「あのさ、花見に犬を巻き込まないで欲しいんだけど。。」(by ギュス)
「そういわないで、たまにはママの楽しみに付き合ってあげなさいよ!」(by オー)
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日曜だったので結構な人出でしたが、花の咲き具合はいい感じでした~(^^♪

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凸凹コンビの大犬2匹片手にコンデジで撮ったので、ズームできていませんがナントカ。(^^ゞ

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これが一番フォーカスできてたかな?

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紫陽花苑も気になっていたんだけれど、まだ早いかな~とスルー、園路の脇で咲いていたのをちょっと撮ってみました。う~ん、清楚な色合い、好きかもぉ~(*^_^*)

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今度山を降りるまで、紫陽花たち待っててくれるといいな。

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