オードリーの貧血:いいような、悪いような。。 [病気]
昨日今日、お天気が愚図ついているオーギュス地方です。冷たい雨が降り続いていると思いきや、さっき外を見たら雪!すっごく湿っているから積もることは無さそうですが、寒い訳です。
寒いといえば、先週末はお天気は良かったもののメチャメチャ寒かったです。特に土曜日は風が強くて、長時間外にいたら頭が痛くなりそうでしたよ。
え、寒いのになんで長いこと外にいたか?
ギュスと訓練所に行ったのです。
で、出かけるときにいつもはいそいそと車に乗り込むギュスが、ずいぶんとためらっておりまして、最後は踏ん切りをつけて飛び乗ったのですが、後脚が覚束なくて、サポートしてやりました。
でもって、訓練所でもいつになく注意散漫でシャッキリしません。
翌日訓練士会に出陳しようと飛越持来の練習をしたのですが、なんと(!)未だかつて拒絶したことのなかったギュスが、飛越板の前でぴょんぴょん跳ぼうとするも身体が持ち上がらなくて、飛越板を迂回してダンベルに向かったのです。
年末に変更した薬(=抗ヒスタミン、ザイザル)が強すぎて(合わなくて?)、眠気・脱力・倦怠感が出ていた様子だったので、1日1回1錠(就寝前服用)を1/2錠に減らしていたのですけど、このところまた皮膚炎が酷くなって来ていたため1日2回で1錠(朝夕1/2錠ずつ)に戻していたため、恐らくまた“副作用”が出てきたのだと思われます。
F先生は、「飛越を外してCD2で出陳してもいいですけど、今回無理に出なくても・・・」と仰るし、散々迷ったものの、12月のお受験の二の舞になりそうだったので、出陳は取り止めました。
ギュスの皮膚炎については、いずれきちんと纏めようと思っておりますので(超長文になりそう?!いつになるのか...)、本日は、延び延びになっていた2月12日のオードリーの通院日誌のアップです。(^^ゞ
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病院の待合室は混んでいると(犬的には)けっこう暑いし、できればギュスを留守番させたいのですが、留守番苦手のお坊ちゃまですので同伴しました。でもって、待ち時間は車待機。しかも一人じゃお漏らしの恐れがあるので(*_*;)、オードリー&ママも一緒。窓開けているためブルブル震えながら、呼ばれるのを待ちました。
予備問診はすぐに呼ばれ、仕方なくギュスも一緒に玄関に向かったら、ギュスってば、突然ウンチングスタイル!(病院に向かう途中でお仕事済ませてきたところなのに~T_T;)これには研修医のK先生も苦笑い。その間に診察室が埋まってしまって、空き部屋待ちになっちゃう始末。
5分くらい熱気むんむん(?)の待合室で待機、部屋が空いたので、やっと予備問診が始まりました。
貧血に関しては、見た目とくに変化はないというか調子は良いみたいで、その分気持ちは動きた~いなのに、関節の方がイマイチで、それでも歩き(走り?)まわるので、びっこのことが多く、また、室内ではトイレとご飯以外ほとんど動かないし、寝起きの強張りが強まっているのか、朝はなかなか立ち上がれず、階段はほぼ毎日抱っこで下り、時には上がるときも抱っこだと報告、激しく抵抗するオードリーを残して退室。
採血プラス関節の触診があった模様で、戻ってきたときは今回もかなり興奮していて、心臓バクバクでしたので、ギュスもカイカイ掻き毟ってるし、早々に車に引き上げ結果を待ちました。
途中、関節の炎症反応をみたいからCRPの測定を追加してもよいかとK先生が確認に来たので承諾し、ご飯をやってもいいかと訊ねたら、主治医に聞いて電話で連絡しますと。
しばらくすると携帯が鳴って、ご飯OKの返事が。
恨めしそうな眼差しを向けるギュスを尻目に、食器まで食べつくしそうな勢いで、オーちゃん、朝食完了。エネルギー補給もできたことだし、朝よりはいくぶん気温も上がったから平気よね~とオードリーにギュスのお守りを頼んで、寒さが辛いママ、一人で待合室に戻りました。オードリー、ゴメン。^^;
1時間足らずで呼ばれまして、結果は、なんと、PCVが待ちに待った25%までUP!
やった~(*^^*)v
先生、「次回も25%を維持できていたら、いよいよプレドニゾロン(=ステロイド)の減薬に入ります!」と嬉しそう。「夏までには37%(=標準値!)に戻せるといいねぇ~(^^♪」とも。
でも、ママ意地悪く、「今の骨髄の状態で、そこまで造血できますかね?」って。
そしたら、「う~ん30%くらいかなぁ・・・でも標準値に戻ってる子もいますから!」と先生。
そうですね、なんたって皮膚で髄外造血している“ミラクルオーちゃん”ですから。(今月の学会で症例発表されるんだとか。何か今後の治療の手がかりになるようなコメントがあるといいのですが...)
次回受診も1ヵ月後となり、貧血の方はまずまずの結果でした。
が、関節の症状を見るために追加でやったCRPの結果はというと・・・
0.00 mg/dl。
ということは、「炎症は起きていない」ということなんです、数値的にはね。
でもね、炎症はないかもしれないけど、少なくとも、あれだけびっこなんだし、日常の生活ぶりから痛みがあることは確かです。
レントゲン撮ってもでないし・・・う~ん、オーママと同じかもぉ~(._.)
SLEとか混合性結合組織病とか、自己免疫疾患の関節痛の場合、CRPの検査値と実際の症状が一致しないことはよくあることらしいですから、オードリーもたぶん痛いんでしょう。
人間だったら、今日は調子がいいから少し動こうとか、今日は痛いから控えようとか、それなりに調節するんですけどね。
食べることと散歩が生き甲斐のオードリーにとって、せっかく貧血が改善傾向だというのに、またもや思うように歩けない状態になってしまうなんて・・・やり切れませんわ、オーママとしては。
痛いからか、動きたい気持ちとは裏腹に動き回れないからか、はたまた長期服用している免疫抑制剤の副作用(抑うつ傾向になることもある!)なのか、去年の秋口からずっと表情が冴えないオードリーを見るにつけ、なんとかならないかな~と思うのですが難しい。
来月には、一時は迎えることはないかもと思っていた10歳。病気のない犬だって関節に問題が起こってくる年齢だし、表情だって若い頃のようにいつもニコニコというわけにはいかないかもしれませんが、痛みが出たら休んで、調子がよければ動かすといった生活でよいわけでもないんですよね。
だいたい、痛みというのは、ご存知の通りセロトニンが大きく関わっているわけで、もしもプログラフの副作用として挙げられている“抑うつ症状”が起きているとしたらセロトニンの血中濃度が(分泌量が少ないのか、再吸収が過剰なのかは分かりませんが)落ちてるのでは?
そうなれば、痛みのレベルに変化がなくても痛みの感受性は上がるだろうから、同じ痛みでもかばい方が大袈裟になって歩様のバランスがますます崩れて、そうなると関節や結合組織の状態に悪影響が及び(=非可逆的な破壊)・・・
痛いからといって動かなければ筋肉が落ちてますます足腰が弱まるけれど、動きすぎて組織が壊れてしまったらたぶん寝たきりになっちゃうし。なんとも難しい。
そんな風に考えると、気が滅入ってくるオーママです。
ママ自身、30代以降徐々に進行してきた関節症状で諦めたこともいっぱいあるけれど、そのたびに新たな分野に目を向けてここまでやってきました。でもね、オードリーは、そこはそれ、犬ですからね。悲しいかな、人間のようにはいきません。
暖かくなれば痛みは少しは和らぐかもしれませんが、オードリーの気持ちが納まるまで歩き回っていたのでは症状は悪化するかもしれません。それに、運動量だけの問題でもないわけで、免疫活動の状況によっては、いっきに症状が進むこともあるでしょう。
ホント、考えてもしょうがないことなんだけど、一日中布団の上で冴えない表情のオードリーを見るのは辛いんだなぁ。状態の良さそうな日には、オーちゃんの気が晴れるまで付き合えばいいのかな。それにはママも体調整えなくちゃね。ガンバロウ。
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思ったより早く病院が済んだので、ラウルス&ママさん誘って、帰路、小山田緑地を散策しました。
いつもの展望台で撮影タイム。
定位置の石碑の前で。
最後は、ラウちんも一緒に!(オードリー、モデル賃のオヤツがないからか(この後、一抜けた~っと。)、それとも痛いのか、一度も笑顔を見せてくれませんでした~ -_-;)