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オードリーのGISTと貧血 : 謎! [病気]

年末年始、ギュスの件で右往左往な我が家ですが、実はオードリーが何気に元気が無くて・・・

全般的にみて12月中旬くらいから動きが減り、呼びかけにも無反応な事が多く、表情が険しいというか無表情? 散歩は、爪を引っ掛けつつも、オードリー自身はいくらでも歩きたいというか、家に戻りたくないというか、さりとて以前のようにタッタカタッタカ歩くというよりは匂い嗅ぎに異常に執着して、1時間散歩しても移動距離は1キロに満たないという状況。

食欲は、更に拍車がかかったかのように絶えずがっついてて、頭の中は食べ物のことしかない? まるでステロイド服用していた頃みたいに亢進してて、時折胃炎なのかゲブゲブするものの嘔吐までいったのは1回のみ。

来客があればテンション上がるものの、でもかつての勢いはなく・・・

う~ん年相応?とか、いや、ひょっとしてぼちぼち認知症?とか・・・

そうこうするうちに、ギュスの背中のシコリ騒ぎ勃発。一段落したと思ったら今度は骨肉腫騒ぎというわけで、12月中旬の大学病院での貧血チェックをスルーしたこともあって、12月22日にかかりつけでCBCだけ検査してもらいました。

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そしたら、12月1日には38%まで回復していたPCVが33.1%(かかりつけではヘマトですが、PCVとほぼ同等と考えます)まで低下、T-Bilも0.3に上がっていて、機器の違いによる誤差もあるけれど、少々貧血傾向という結果でした。

かかりつけの先生は貧血の方の投薬を早目に再開した方がいいんじゃないかと考えているようでしたが、大学病院の血液内科の主治医はガンへの影響を心配してか免疫抑制剤の投与には慎重でして、もう少し様子見したいと。

でもでも~数値よりもオードリーの元気が喪失していくのが気になり、病院が年末年始の休診に入る事もあり、大晦日にGISTの術後2ヶ月検診(1日前倒し)と一緒に再度CBCもチェックしておくことにしました。

実は大学病院とは手術のことで少々揉めて、12月1日の再手術後1ヶ月目のガン検診を最後にGISTのフォローアップはかかりつけでお願いすることになっておりまして、GISTについては腹部・胸部のエコーとレントゲン検査を受けました。

1ヶ月目の検診では特に問題となることはなかったのですが、今回は、胸のレントゲン画像に一つポチっと「何か」あって、悪いものじゃなさそうだけど経過観察。

エコーでは、脾臓に点点点と「何か」が見つかったものの、かかりつけの先生がいうに、オードリーは髄外造血をしているのでそれに関連するものかもしれないので、以前の画像と比較する必要があると(年明けに大学病院から提供された画像と比較した結果、おそらく髄外造血ということになった模様)。

更には、回盲部の吻合部位が波打っていて、たいていは術後しばらくすると消えるけれど、ちょっと気になるのでこちらも経過観察だと。

後は、脾臓が肥大しているけれど、これは溶血性貧血であるオードリーの場合は「こんなもん」レベルということで、現状、転移再発を疑うようなものは見つからなかったとのことで、一安心。

そして気になっていたCBCですが、こちらは、ヘマトが33.1%から37.8%に改善していたにもかかわらず、T-Bilは0.3から0.5に引き続き上昇していて、かかりつけの先生「???」と判断に苦しんでいる様子。オードリー自身の状態もそんなに上り調子には見えないし、血液内科の先生の判断を仰いだ上で、貧血の対策(投薬再開)を始める方がいいのでは?って。

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そういっても大学病院は年始も7日まで休み、主治医と連絡とって8日に受診した上で決めることになって、なんか悶々としながらの年越しになったのでした。(その間、ギュスのこともあって、ママの頭は思考停止しそうでした~T_T;)

でもって、長い長い休みが明けて、新年8日、大学病院で貧血チェックをしたら・・・

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な、な~んと、PCV45.8%!

主治医曰く、「ウチを受診しだして以来のベストスコアです」って。先生、喜んでて、「薬は要らないです」と。

そりゃね、この数値なら要らないでしょう。だけど、ママとしたら、12月31日のかかりつけでのCBCチェックの値から1週間でここまで上がるというのは計算上は有り得ませんから、素直に受け入れられませんでした。

先生、投薬どころか、「この数値だから次回は2ヶ月後でいいでしょう」って。

でもね~PCV45%・赤血球数650万個のオードリーの元気度を知ってるだけに、今はどう見ても信じられない感じでした。

帰宅後かかりつけの先生に検査結果を伝えると、先生も、「大晦日の赤血球数と網赤の値からしたら有り得ない数値ですが・・・」と絶句。

そこで、失礼とは思いつつ、ママ、大学病院の先生に、「他の犬のサンプルと取り違えたとか、機器の不具合はないですか?」なんて確認しちゃいました。

主治医も、やっぱり計算上はおかしいと考えたのか、検査に関わったスタッフたちに確認をとってくれて、でもミスは起きていないという返事でした。

う~ん、これが正しい結果なら喜ばしい事だけど、目の前のオードリーは日に日に元気が無くなってきてるし・・・

そこで、大晦日のレントゲン撮影で発覚した変形性脊椎症(加齢に拠る背骨の骨棘?!)の疼痛が出ているのかもしれないからと、少し鎮痛剤を飲ませてみることになり、大学病院を受診した翌日(1月9日)かかりつけへ。

そしたら、聴診していた先生が、「最近オードリーの心拍数が減ってるんですよね~以前は80から100はあったのが60あるかな~病院で興奮してる事考えるとちょっと少ないですよね。手足の先端が冷たくなってマッサージとかで血流よくしても温まらないというお話が出たころからなんですよ」って。

くわえて、「今年が暖冬だからかね~」なんて話しつつも、とっても気になっている抜け毛!ボコっボコッと束で抜けるなんてこと今までなかったんですが、今年はすごくて、12月の初めくらいから一月以上恐ろしい勢いで抜け続けてます。

ということで、犬種・年齢的にも甲状腺機能低下を疑ってみる?みたいな話になり、(昨日の今日じゃ採血するのもね~)近いうちに血液検査しましょうということで、この日はひとまず帰宅。

この夜からプレビコックスを飲む事になったのですが・・・

翌10日、普段は起床時もしくは朝ご飯の直後に家のトイレでチッコするのですけど、この日はいつまで経ってもしなくて、トイレに誘ったら排便したのにチッコはなし。11時過ぎに散歩に出たら、いきなり走り出して、土のある場所を物色。歩道脇の植え込みでしゃがんだので、すかさず紙コップで受けたところ、ゲェ~ウーロン茶みたいな色のチッコ!

といっても、オードリー、たま~にこの手の暗褐色のチッコをすることがあるのです。初めのうちはその都度病院に駆け込んでいましたけど、検査してもいつも正常、しかも一過性なので、今では気にしなくなっていましたが、年末のかかりつけでの貧血傾向のCBCと8日の大学病院での“ベストスコアCBC”の乱高下もあり、ここは診てもらうべき?

というわけで、またしてもかかりつけへ。

検査の結果、やはり尿は数値的に問題なし。でも今のかかりつけになってからはこんな色のオシッコ初めてだったため、先生は相当驚いていまして、「う~ん、どっかで溶血起きてると思うんだけど・・・でも8日の数値が正しいとすると何なんでしょうね?」って。

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そこで、ママ、オーパパがとっとと甲状腺の検査してこいといってたこともあり、中1日でしたが、思い切って血液検査お願いしました。

甲状腺の方は外注なので数日かかるとのことでしたけど(まだ正式な結果は見てませんが、後日、全て標準値のほぼ中央だと電話連絡もらってます)、CBCはその場で結果がでまして・・・

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なんと、ヘマトが32.4%!赤血球数も472万個。網赤が年末に0.4、大学病院でも0.5%でしたから、8日の検査値は計算上は有り得なくて、33%~38%~32%で推移していれば納得できるし、何よりもオードリーの状態ともリンクしているのです。(かかりつけの院長先生、気にして2回測定してくれました)

しかし大学病院では、あくまでも不備はないといってるわけで、だとしたら、二日で13%以上低下(機器の違いによる誤差を考慮してもすごいギャップ!)で、とんでもないスピードで溶血が起きてるわけです。

でもでも~オードリーの状態はそこまで急下降してるわけじゃないし・・・

一体どうなっちゃったの???

全部の検査結果を受け入れるとしたら(考えられないけど)、一刻の猶予もないので免疫抑制剤の再開をした方がいいですということで、今日(1月15日)、前回から1週間しか経ってないけど大学病院を受診して来ました。

そしたら・・・

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やっぱり44%超えてて、今日は念のためにヘマ管という昔ながら(=だけど一番確実だとか)の遠心分離の方法と二本立てで測定した結果なので、間違いないと。

主治医の先生は、「貧血は大丈夫だよ~元気もあるじゃない?」みたいな。

そりゃ~病院いったら愛想振りまいて、尻尾ブンブン振らずにいられないのがオードリーだから、元気に見えるだろうけど、家では一日中丸まってるんだよね。

当然ながら免疫抑制剤の投与再開はなくて、となると、12月下旬以降、かかりつけで受けた3回のCBCチェックの値がおかしいっていうこと?

う~~~ん、謎だ。

      ******

サラっと血液検査だけだったので、終わった後、病院のドッグランで息抜きしました。

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そしたらギュスがぁ~@_@; 心臓に悪いわ。本当に骨肉腫なのか?(そちらの報告も近いうちにアップしたいと思ってます)


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