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グラチャン完成@第82回2012春季訓練競技大会 [競技会]

一昨日、4月22日の日曜日、今シーズン最後となるJKCの訓練競技会に出陳しました。

20日に輸血がなかったので、イマイチ元気ではなかったけれど、今回もパパが一緒だし、オードリー同伴、一家総出の競技会参加となりました。

申し込みした時から、もし初夏のような陽射しの照りつける天気だったらどうしよう・・・なんて気を揉みながら天気予報を気にしていたのですが、当日は、なんと、気温は3月下旬並み、しかも曇り後雨という、ギュスターヴにとってはお誂え向きの日和となるというではありませんか。ラッキー!

しかし、このところのポカポカ陽気で皮膚の状態があまりよろしくないギュス、できれば、濡らしたくないな~降り出す前に出せるといいな~なんて贅沢なことも考えていたのですが、前日一般の部で出陳したトレーナーをしている友人から、「ギュス、高等科12組中11番目だよ!」との知らせが入り、午後に回るかどうか、またもや微妙な順番と判明しました。はい、雨の中の競技を覚悟しました。(T_T)

が、当日になってみたら、朝のうちは高曇りで、上手くすれば夕方くらいまでもちそうな空模様で、少し気分が明るくなりました。

4時半起床、5時半出発、6時40分会場着。

オードリーの薬の関係があるので、7時に朝ご飯。で、やっぱりオードリーだけというわけにはいかず、ギュスにも印し程度のご飯+抗ヒスタミンを与え、排便を済ませた後いったん車にしまいました。

今回、お世話になっている訓練所の方々は、皆さん長野で開かれているIRO(=国際救助犬連盟)の救助犬認定試験に出払っているため、本部展には誰も来ていません。一応12組中11番目だということをメールで知らせたら、出番まではしまっておいて、直前に調整すれば大丈夫だろうとの返事が返ってきたので仰せに従うことに。

朝のうちは、知り合いのバーニーズがJKCデビューでCDⅠ・Ⅱの公開試験とCDⅠの競技に出るというので、試験の様子を見学。ミナちゃん、初めてとは思えない落ち着きでした。それでいてとっても元気があって、すごく頑張ってました。招呼が可愛かった~(^^♪

その後、ギュス&ママが出陳する第5部高等科の進行状況をチェックしに行くと・・・

1組30分まではかからないだろうけど、2時間で5組くらいかな~と予想していたら、意外に進行が早く、1時間で3組のペース。ということは、昼前に全部終わるな~ウチは11時過ぎくらい?

ところが、しばらく見学していたら、ある組のワンちゃんが、競技開始間もなく隣の準高等科のコートに乱入していくという“事件”が起きて、その組は競技中止となってしまい、10分くらい繰り上がりそうな気配になり、急ぎ車に戻って、ギュスの調整を始めました。

まずリンクサイドを一回りして、会場の空気に慣れさせてから、練習開始。脚側や行進中の作業、遠隔などは問題なく、平面持来もマァマァ。

で、今回、選択課目の最後を、後脚を引っ掛ける恐れのある“障害飛越持来”ではなく“咥えて歩く”にしようと思ったので、その練習をしたら、ギュス、最初の「テイク!」でダンベルを差し出すと、立ち上がって咥えるじゃないですか。(._.)

何度かやってみたけれど、毎回立ってから咥えるのです。ヤバっ。危なすぎる。減点覚悟で“障害飛越持来”でいくことにしましたよ。

そして、疲れるといけないので、調整の最後に気分よく飛越の片道と往復を1回ずつ練習して終わりにしようとしたのですが、ここでも、番狂わせが。(ーー;

最初の片道で、着地後「ステイ!」とコマンドをかけたのに、ギュス、飛んで戻ってきました。もう1回やってみたところ、やっぱり留まらずに戻ってきました。

ゲゲゲのゲ~(>_<)

疲れちゃうと本番ドナドナになるから、何度も飛ばすのは嫌だったけれど、ここはしっかり止めなくては。横で見ていたオーパパが「○×△~☆△□~」とゴチャゴチャ話しかけてきたけど完全無視して、鬼母はギュスが正気に戻るまで練習しました。

5回くらい飛ばせたかも・・・で、更に、往復と飛越持来も1回ずつやって、終わったら、当然ながらギュスはベロベロ~(あ、飛越の前から既にベロベロでしたが。^^;)

「あ~疲れた。もう終わりだな、今日は。。」
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あまりにも横ベロだったので少量のヤギミルクをあげて一息つかせ、10分くらいでリンクサイドに行くと、もう前の組が始まっていました。

朝、進行状況を偵察していたとき、今回のジャッジ、なんかちょっと変わった風貌だな~それにほとんど言葉を発しないし、やりにくいかもぉ~と感じたのですが、ママがそういう気持ちになるとギュスも気にするので、大きく深呼吸して周囲のことは全部忘れてリンクに入りました。

規定14課目と自由選択6課目の合計20課目、今回はしっかり最後まで撮れましたので、ムービーでご覧ください。

      ******

2月の公開試験もそうだったけれど、20課目、正直、長いです!いかに集中を切らさないかが最大のポイントでしょう。今回も、ジャッジは次々キューを出してくれるタイプだったので、間合いが長くてだれるという心配はなかったものの、ジャッジのペースに乗って見切り発車しないようマイペースを心がけ、とにかく、ギュスの気持ちを切らさないように頑張りました。

直前の飛越の過剰練習が祟って、ギュスは最初から横ベロ状態でしたが、気持ちは思ったより競技に向かっていたと思います。ただ、身体は辛かったのか、足取りがイマサン? 地面が凸凹していたこともあって、脚側行進では何度か躓く始末でした。(/_;)

それでも8課目目まではそつなくこなしたと思います。(除く“招呼”=.=)

9課目目の平面持来、いつもならウヒョヒョ~と跳んでいくところ、なんだかのそのそ。手が出ることはなかったけど、咥え上げで少々もたつきました。

10課目目の遠隔の停座から伏臥は“こんなもんでしょう”の出来。

で11課目目、いよいよ問題の障害飛越(片道)です!

直前練習で絞られたのを思い出したか、飛越板に向かう足取りの重いこと。しかも、リンクサイドで撮影してるパパに助けを求めるかのように視線を送り、ドナドナもいいところです。

が、根っからの律義者のギュスターヴですから、逃げ出すようなことはありません。諦めてスタート位置につきました。

「ジャンプ!」のコマンドと同時に視符も出して送り、着地したところで、渾身の気合を込めて「ステイ!」と叫びました。ヨッコラショとばかり振り返って、でも、ちゃんと止まりました。やれやれ。

12課目目、飛越(往復)も、やっぱり飛越板に向かうときはドナドナでした。そして、着地点は例のごとく飛越板から逸れた位置。が、復路の「ジャンプ!」のコマンドにしっかり応じて、ちゃんと正面に戻ってきました。!(^^)!

13課目目の据座は少々余所見があったけれど、まぁいいとして、14課目目の休止はダメでした。「ダウン、ステイ」で離れたとたん、潰れた蛙のようなみっともない格好になってすっかり“終わって”ました。

が、ここからが正念場。遠隔の5連発です。

この日のジャッジは全く声を発することがなくて、当然、次の課目が何かなんて言ってくれません(聞けば言ってくれたのでしょうけど...)。

手の甲にカンニング用のメモをするのを忘れたママ、競技開始まで呪文のように遠隔の順番を唱えていたのですが、間違えたらアウトということで、けっこう緊張しました(毎回同じ順番で練習していればこんなこともないのでしょうが、そうすると犬が先読みしちゃうことがあるので、いつも適当にやっているのです)。

それでもなんとか間違えずに5課目クリアしました。

ギュスの動作はというと、ま、こんなもんでしょう。(^^ゞ

そして、遂に最終課目、障害飛越持来です。

公開試験のときも往路で後脚を引っ掛けましたが、練習でもかなりの確率で引っ掛けます。

ただの飛越では引っ掛けないのに、何でだろう?ってよくよく観察しながら分析した結果、ダンベル大好きのギュスは、往路はダンベルにそそられて、ギュスなりに勢いがつくのです。水平方向に勢いがついた状態のまま、高さ70cmの障害を飛ぶために身体を垂直方向にもちあげようとすると、60キロの体重を持ち上げきれずにかすってしまうのだということが判明しました。

後脚の筋力を強化すればなんとかなるのかな??

でも、今シーズン中は間に合いませんので、仕方ありません。

飛越のみの時は飛越板に向かうときあんなにドナドナだったのに、ママがダンベルを持っていることに気づいた途端、どうでしょう、足取りも軽く、すでに気持ちは前のめり?!下手すると飛越板を引っくり返しかねないので、ここは視符は止めて、ちょっとトーンを抑えて声符のみで送り出しました。

しかし、案の定、後脚が当たりました。“ダンベル命!”の割には、なんか咥え上げでチェックしてましたよ。復路は、往路で当てたのが余程嫌だったのでしょうね、でんぐり返るのではないかと思うくらいお尻を高く跳ね上げて、頑張って飛び越えてきました。ちょっと正面停座が離れちゃったけど、しっかり正面に座りました。

最後の飛越持来で脚を当ててしまったのは残念でしたが、他は大きなミスなくやり切ってくれました。よく頑張ったね、ギュス!

課題は色々あるのだけれど、とにもかくにも、高等科を無事クリアしたことは、ギュスにとっても、ママにとっても、大きな自信となりました。(*^_^*)

講評?

「遅いよね~でもこのサイズだからしょうがないよね。あ、障害飛越持来の後脚が当たったのは引きましたよ~」でした。

      ******

競技の途中からチラチラ降り始めた雨、終わるころには小雨となり、毛の表面がすっかり濡れてしまったけれど、中まで浸透する前に拭いてやれたので、気温も低いし、ぎりぎりセーフでした。

車に戻ってお昼を食べ、フライボールの見学なんかしながら結果発表を待ちました。

この頃が一番雨が強かったけれど、それでも傘を差したりつぼめたり、たいした降りにはならず、2時過ぎにはすっかり上がったので、ギュスも少しお散歩!

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そして、午前中に競技が終わっていた高等科は2時半くらいに結果が張り出されました。

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やった~!!ギュス&ママ、195.4点、メジャーポイント獲得です。

しかも、4席入賞のオマケ付きでした~♪

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そして、そして、リーチのかかっていた“グランド・トレーニング・チャンピオン”完成です。(*^o^*)v 

3月のFCI東日本インターナショナルトライアルで思いがけずオビⅠでメジャーポイントが取れたから、最悪、今回の高等科を落としても、来シーズン、中等科で最低5ポイント取ればグラチャンは達成できるので、気楽に行くつもりでした。

それが、大会が近付くにつれて、今までになく緊張しだして大変でした。犬と競技会にでるのにプレッシャーを感じたのって初めてかも。なんたって、大会の何日か前に、本番でギュスが大脱走した夢まで見ちゃったのですから。(^^ゞ

なんでそこまで緊張したのかは今もって不明ですが、終わりよければすべて良しということで、とにかく、ホッとしました。これで夏はのんびり過ごせそうです。

あ、2・3・4月と、ママがオードリーの心配をせずに競技会に参加できるように、毎回競技会翌日に半休や有休をとってサポートしてくれたパパ、本当にありがとう。

オードリーも、ぎりぎりの体調で、毎回々々付き添って応援してくれて、ありがとうね!

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お陰様で、今シーズン中にグラチャン、という大きな目標を達成できました。

ママ、す~~~っごく嬉しいよ。\(^o^)/

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シーズン開幕直前のオードリーの発症で、一時は競技会なんて放ってしまおうかとも思ったけれど、メゲズに頑張ってきて本当によかったと思えた瞬間でした。(^_-)-☆

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