SSブログ

オードリーの不調 : 迷いに迷って。。 [病気]

10月に入って秋晴れの日が続いています。絶好のお散歩日和ですねぇ。。

さて、前回の記事から1週間以上経ちまして、その間、若干の進展がありました。

なんと、オードリー婆ちゃん、13日の嘔吐を最後に持ち直しておりまして、引き続き流動食ながら健常時の8~9割くらい食べられるようになりました。いや、オードリーは「いくらでも食べられるわよ!」って食欲モリモリなんですけど、だからといってどんどんあげるとゲブゲブと胃の具合が悪そうにしてるので、飼い主が制限してるんです。^^;

お散歩は、お昼頃になるので(1日6~7回に分けて給餌してるのでタイミングが...T_T;)、陽射しが強いこともあって呼吸が辛そうなのと、やっぱり痩せてきてることから、オードリーが好きなだけ歩き回ると後でへたばって復活できないので、これまた飼い主がホドホドで切り上げちゃってますけど、一応毎日1キロ弱は歩いています。

<10月19日のお散歩で>
15101801.jpg

家ではほとんど寝ていますが、10月前半ほどには変に緊張した姿勢ですごすことはなくて、四肢を投げ出し伸び伸びと眠ってることも増えています。

そんな姿を見るにつけ、これはやっぱりこのまま見送ったら後悔するかも・・・

というわけで、一昨日(10月20日)、保留になっていた大学病院での穿刺検査とCT検査を受けてきました。

      ******

前回のことがあったからか、指定された12時に駐車場に着いたものの車から降りようとしないし、やっと降りたと思ったら、建物に近付こうとしなくて、散々ふらふらクンクンした挙句にやっと中に入ってくれました。

診察室に入るときも入口で軽く拒否り、研修医(運悪くニューフェース!)の問診が始まると、 途端に心臓バクバク、全身ガタガタぶるぶる尻尾が入り脱走モードになって、こりゃ~無理かもという状態でした。

でも、ママ、麻酔でボーっとする前の諸々の検査で補ていに入らせて欲しいと要望しました。研修医が主治医と協議すると退席。結果は受け入れて貰えました。

いったん退室して待合で様子を見に来てくださったラウルスママさんにスリスリしたオードリー、落ち着きを取り戻し震えも止みました。 

しばらくして診察室に呼ばれると、研修医と一緒に主治医も診察室にやってきまして、ママのいる前で診察を始めたところ、オードリー、やや逃げ腰でしたが、まぁまぁ落ち着いていて心拍もそんなには上がりませんでした。少し離れて見ていた研修医の方が「さっきと全然ちがいますね。先生だと平気なんですねぇ...」って驚いた様子でした。

採血まですんなり終わって、麻酔の前に心電図やレントゲンがあるので移動、部屋をかえ、鉛のエプロンつけたママがここでも補てい、少し力は入ったものの、特にゼーゼーハァハァすることなく全て無事クリア。

血液検査の結果をみてから麻酔ということで、結果を待つこと1時間ちょっと。

前回と比べると全体的に良好な数値が並んでいて、CBCも、PCVが2%上がって39.8%まで戻ってきていました。網赤が減ってるのに赤血球は増えていて、なんだかキツネにつままれた気分でしたけど、貧血が進んでいなくて、ちょっとホッとしました。

で、いよいよ全身麻酔でCT撮影です。

オードリー、最初ちょっと躊躇ったけど、自ら主治医の先生にくっついて検査エリアに消えていきました。

検査時間は5分か10分と言ってた割にはなかなか呼ばれなくて、5時を廻り、受付のシャッターが閉まろうというときにやっと呼ばれました。

「もう麻酔から醒めてますけど、今連れて来ると興奮するかもね~ちょっと待ってもらいましょう」といいながら、主治医の先生、結果を話し始めました。

穿刺の方は、3回針を刺したものの、なんと、(ガン)細胞は採取できなかったそうな。orz

次に、同席していた画像診断科かつ腫瘍科の先生からCTスキャンした画像を見ながらの説明がありました。

結論からいうと、「問題になっている小腸部分以外には何も見つからなかったので、手術適用のケース」だそうな。

でも、小腸ってクネクネしてるから、ピンポイントで腫瘍のある部位を特定するのは難しく、もしかすると大腸との境、盲腸の辺りかもしれなくて、その部分だと手術は少々難儀なんだとか(術後に下痢しやすくなることがあるらしい)。 

そして、細胞が採れなかったものの、「リンパ腫の可能性はほとんど無い、腺ガンの可能性はゼロではないけれど、GISTの疑いが濃厚」というのが、立ち会った医者たちの一致する診立てなんだとか。

なんだかあまりスッキリしない検査結果に、正直どっと疲れました。

ただ、現状CTで確認できる転移がなく、GISTという腫瘍は比較的予後がいいことから、「今切れば(ほぼ)発症前の生活に戻れる」し、「切るなら早いほうがいい」と。来週水曜(10月28日)に手術の予約を入れるので、週明け(26日)までに返事を下さいと言い渡されたのでした。

      ******

今回の検査は、覚醒状態のときはママが補ていしていたこともあって消耗せず、気管虚脱で狭まってる部分にちょうど麻酔のチューブの端が当たってしまう事から炎症と咳が心配されたものの、それも麻酔終了後のネブライジングを念入りにしてもらった事でクリア、朝から絶食で、覚醒後も水と食事が摂れるまで更に6時間かかるというので、栄養と水分を輸液してもらっていたお陰で、酷い落ち込みはなかったけれど、検査翌日はやっぱりお疲れのオードリーでした。

が、食欲はしっかりあって、かなり頑張っていつもの3割り増しぐらい給餌でき、今日は(最近の)普通に戻りました。

かかりつけの先生も、今日のオードリーを診たら、「この歳でこの元気だったら(GISTであれば)手術を受ける事を勧めます」って。

というわけで、性懲りもなく積極的治療に傾きつつあるオーママですが・・・

オーパパは、“最低1週間の入院” が引っかかっていて、まだ決断できていません。

それに、手術自体は無事クリアできたとしても、通常の食事に戻すのに1ヶ月もしくはそれ以上かかるそうで、その間しっかり栄養状態をコントロールできないと、造血が追いつかないだろうから、溶血が進むようだとあっという間に貧血が悪化してしまうし、そうなると傷の治りもはかばかしくなくなり・・・はい、悪循環に陥って、そのままズルズルというリスクはけっこう高いと思われます。

主治医も、貧血にどう影響するかが心配だといいつつ、でも手術する方を勧めてきます。

そんなこんなで、引き続き、「迷いに迷ってま~す」のご報告でした。

「アタシはね、固形物が食べたいんだな! 今ママが食べてるそのパンとかさ。。」
15101901.jpg


タグ:GIST
コメント(2) 
共通テーマ:ペット

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。