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オードリーの貧血 : 輸血から3週間 [病気]

昨日はまたまた夏日が戻ってきたオーギュス地方ですが、夜になって気温が下がり、今日は木枯らし1号が吹きました。

お陰でギュスがさぞかし元気になるかと思いきや、昨日からお腹の具合が・・・

寒暖の差が激しいのがこたえるのか、それとも、オードリーの大学病院受診のたびにお留守番(たってハンナちゃんちで至れり尽くせりなんですけどね!)がこたえるのか、軟弱なお坊ちゃまでございます。

そしてそして~今日は、オードリーにもちょっとした異変が。

“びっくりしたな~もぉ~”の一日でしたので、まずはそちらから。

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今朝起き抜けにオードリーの顔を見たら、な~んかいつもと違うんです。なんだろう?ってしばらく見ていたら、左右の目の大きさが違うんです。といっても、朝の時点では、言われてみれば右目がちょっと小さいかも・・・くらいでした。

で、目の下に目ヤニのかけらが一つ着いていたので指で払ったのですが、その時、目の下が少し膨らんでるようにも感じました。で、そっと撫でるくらいの圧力で触ってみたら、涙(たぶん...)が鼻の側から一筋流れました。

オードリーは特に気にしている様子もなかったので、そのままご飯を食べ、デザート(柿のすりおろし)を食べ、食休みをし、日課のグランド散歩に車で出かけたのが10時頃。

オーギュス交代で軽くグランドを周回し、オードリーを休ませ、ギュスと10分ほど1セット目の練習。オードリーと交代しようと繋いでいたところへいってビックリ!

オードリーの右目が半分くらいしか開いていないのです。下瞼(?)が腫れあがって、お岩さんの逆バージョンという感じで、開いているんだけれど下半分は瞼が押し上げられてる状態といったら分かるかな・・・カメラ持ってなくて画像がないのです。

こりゃ~何か起きてる!と、急いでかかりつけの獣医さんに携帯から電話して事の次第を話すと、昼休みにかかっても診てくれるというので、散歩(練習?)を切り上げ大急ぎで世田谷に向かいました。

ところが、病院に着くころには“逆お岩さん状態”ほどの腫れは収まって、右目の下が腫れぼったいかな・・・くらいになっていました。

それでも、待合室で待っているときに診察室から顔を出した先生が、遠目にも、「あ、右目の下ね。腫れてるねぇ~」と言ったくらいなので、まだ結構腫れていたようです。(一番酷い状態を見ちゃってるので、腫れが引いてる~と感じたのかも...)

15分くらいで午前中の最後の患者さんが終わって呼ばれました。

ママが補ていして、先生が灯りを当てながら見てくださったのですが、いわゆる結膜炎のような充血は一切なく、ただ目の下(隈ができる部分!)が腫れているのです。

歯茎に問題があるときにも、その辺りが腫れることがあるそうですが、チェックしてみてもそっちは特に問題なく、そもそも触っても眼の中を覗いてもオードリーは嫌がる(痛がる?)風ではありませんし、痒そうにもしていません。

念のため、角膜に傷がないかチェックするために染色してみることになりましたが、これまた異常なし。

う~ん、なんらかのアレルギーなのかな・・・

でも、貧血の方で特に処方が変わったわけではないし、“免疫介在性”ということから、ここのところアレルゲンとなりそうな食材や、今までトライしたことのない食材など、“引き金”になりそうな物は避けているし、昨日から今日にかけて、怪しげな(?!)場所に突っ込んでいったわけでもなく、激しく反応するような要因は思い当たりません。

先生は、「今のオードリーは、免疫細胞が暴走中ということで、なんらかのアレルギー反応という線も捨て切れないけど、それよりは免疫抑制剤で免疫落ちて感染しやすくなっているから、何かの感染症かもしれないよ」ということで、現在の治療プロトコルに影響しないように、最小限の抗生物質のみのシンプルな目薬をさして様子をみようということになりました。

で、オードリーとママが診察室に居る間中、例のごとくキャイ~ンキャイ~ンと悲鳴をあげていたギュスも、ついでに持参した便と一緒に(!)診ていただきまして、こちらは、触診・聴診では変わった様子もないことだし、少々粘液便だったので整腸剤を頂いて終了。(^_^;)

帰宅したころには、朝イチで「何か違うんだけど・・・」と感じたときぐらいの状態まで戻っていました。

念のため麻布の先生とも連絡をとると、今日の処置は良かったと思うので、症状が収まっていることだし、経口薬・注射ともに通常どおりで構わないと指示され、夕飯時に飲み薬、食後に注射を打ちましたが、その後、特に変化はなく、一段落かな??

そんなこんなで、病気と関係あるかないか不明ながら、“あ~驚いた&すっごく疲れた”一日でした。(オマケに今日は、掃除機も壊れたんだった...=_=;)

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さて、ここからが“お題”にある、昨日の受診結果です。

先週、輸血から2週目を再輸血無しでクリアし、暗黙のうちに、主治医の先生も、ママも、今週はひょっとしたら造血に転じているのではないかと内心期待していたのですが・・・

最初は、いつものように研修医の先生の問診からです。

かれこれ1ヶ月以上の通院で、毎回変わる研修医の先生も2巡目に入り、顔馴染みです。「オーちゃん、今日は一段と元気そうですね!歯茎も白くなくなってますよ。今日はいい結果がでるかな~♪」なんて話をしながらオードリーは検査エリアへ。

血液採取と前回発覚した高血圧が気になるとのことで血圧チェックをしました。

すぐに戻ってきたオードリーと30分くらい待ったでしょうか、研修医の方がやってきて、「今日は輸血はありませんので、先生がお呼びするまでしばらくお待ち下さいね」といって去っていきました。

輸血がないっていうことは、結果は悪くなかったんだ~♪ なんてホッとしながら更に1時間近く待ち、やっと主治医の先生に呼ばれました。

診察室に入ると、先生の表情が先週にくらべてちょっと暗かったので、ありゃりゃ~芳しくなかったんだ、とすぐに分かりました。

結果シートを渡して下さりながら、「う~ん、20%切っちゃいましたね。でも、貧血に強い(?)オードリーなので、今日は輸血見送ります」とのこと。

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貧血に強いって・・・要するに低酸素状態に順応しちゃってるだけなんですよね。(/_;)

続けて先生、「今週は上向くと思ったんですけどね。ま、そんな簡単な病気じゃないですから・・・ステロイドを減薬した影響もあるかもしれないなぁ~(ママの不安が当たってしまった?)でも、PCVの低下はかなり緩やかになっているし、T-Billが0.09 mg/dlまで下がっていることや、肝酵素がずい分落ち着いてきているので、肝臓での溶血が止まってきているんじゃないかな。ただ気になることが一つ。脾臓や肝臓での溶血の止まる兆しがみえる一方で、今回はじめて『溶血』という項目が陽性になってしまいました。これは血管内で溶血が起きているサインなんですが、まぁ+(が1個)だし、障害のある血球が多いから、たまたまひっかかったのかもしれないので、ここはあまり落胆せずに引き続き頑張りましょう!」と励まされました。

確かに、この1週間で低下したPCVは1.4%ですから、1日1%ほども低下していた9月と比べたら、ずい分ペースが落ちているわけで、そんなに悲観的になる必要はないんですけど、「上昇するかも」という期待があった分、やっぱり落ち込んでしまいました。

当然ながら、ステロイドの更なる減薬は保留となりました。PCVが、輸血後2週間は1日あたり0.3%で低下していたのが、ステロイドを減薬したにもかかわらず、この1週間は1日あたり0.2%の低下という数値、これがステロイドについて何を意味しているのかは、もう少し様子を見ないと分かりませんね。

とにかく、多飲多尿はまだまだ続くわけです。

オードリーは、水でも、ご飯でも、オモチャでも、ギュスが鼻を寄せてくるとすぐに譲ってしまうのが常でしたが、ステロイド効果(?)で、最近は譲らないどころか、ギュスが飲もうとするのを押しのけるようにして先に口をつけてます。

でもって、ジャージャー大量に出ていくわけで・・・ママの寝不足は当分解消しそうにありません。

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診察室から出て会計を待っていたら、担当だった研修医の先生がやってきて、「貧血に強いオーちゃんだから、大丈夫!今日まで輸血1回で頑張ってるなんて、凄いことですよ。褒めてあげてくださいね~♪」って、またまた励まされました。(輸血に強いねぇ~イインダカワルインダカ。。)

ただし、オードリーのうひょうひょペースに任せてあまり“乗せ過ぎ”ないように、それから、感染症にはくれぐれも気を付けてくださいね~とも付け足されたのでありました。(-_-;

<蛇足>
今日の目の腫れ、感染症だとしたら、感染源は昨日の病院じゃないかと、フト思ってしまったママでした。だって他に思いつかないんだもん!

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最後は、病院の翌日は、やっぱりお疲れなのか、朝食後、さっそくお休みになるオーギュスをペッタン。しかし、なにゆえに、ギュス、日向??

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