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オードリーの貧血 : 輸血後の検査 [病気]

この3連休、ピーカンの秋晴れという感じではなかったけれど、日中は雨もなくて、お散歩日和、スポーツ日和のオーギュス地方でした。皆さんは、どんな休日を過ごされたでしょうか?

我が家は、土曜日はまたまたかかりつけさんへ。

日曜はギュス・シャン。(なんと、5週間ぶりでした~!(@_@)!)

最終日は、みんなで野津田公園に出かけたら、競技場からピストルがパンパン、パンパン。オードリー、がたがた震え出す始末。そそくさと退散して、薬師池でほんのちょっとだけお散歩。

「体育の日だもん、競技場はNGよ!最初っから薬師池公園にすればいいものを。。」
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「なんで野津田でお散歩しなかったの?オイラ、どっちでもいいけどさ。。」
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と、パッとしない三日間でしたけど、今日は、ちょっと良いお知らせをアップしようと思います。

もっと早くアップすればいいものを、先週は、お友だちワン― ギュスの兄弟繋がりで知り合ったレオンベルガーのカンタロウくん(5歳)と、オードリーがアジリティの競技会に参戦するきっかけを作ってくれたゴールデンの杏仁ちゃん(6歳)―が相次いでお星様になってしまい、オーママ、力が抜けてしまったのでした。

あまりにも早すぎるお友だちの旅立ち、悲しくて、寂しくて、言葉が出ませんでした。

カンタロウくん、杏仁ちゃん、あなたたちのこと、ずっとずっと忘れないよ!

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4日の夜9時に輸血が終わり、5日の朝は舌に赤味が戻り、歯茎や耳の中もほんのりピンクがかって、いくぶんなりとも血の気が戻ったことが嬉しかったのですが、6日の朝になったら、舌はまだ赤かったけど、歯茎や耳はほとんど白くなっていて、「エェ~もう効き目が無くなって来てるの?」なんてがっかりしながら検査のために麻布大学に向かいました。

う~ん思ったほど効果なかったのかな・・・見た目の元気もイマイチだし・・・あまり期待せずに呼ばれるのを待ちました。

この日は主治医の先生の診療日ではなかったのですが、1日おきの注射があるのにかかりつけさんが休診日ということで、わざわざ診察に出てくださいました。それで、注射と一緒に輸血後の血液の状態の検査もすることになっていました。

いつもは最初の問診は研修医なのですが、この日は初めから先生に呼ばれ、簡単に問診&見た目チェックして、オードリーを預けて退室しました。採血だけなのでオードリーはすぐに戻ってきて、結果が出るまで1時間ほど待ちました。

1時半くらいに呼ばれると、先生、ちょっと興奮気味に「今日はいい結果が出ています!」と仰って、検査結果のコピーを渡してくれながら説明を始めました。

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まず、PCVが24.60%、ヘモグロビンも8.10 g/dl まで戻ったことを指摘され、PCVは通常7%くらい戻ればいいところですが、ここまで上がったのは薬が効き始めて溶血が止まってきているのかもしれませんとのことでした。

(ママ、心の中で思わずガッツポーズ!)

次に、赤血球数ですが、こちらも207万だったのが350万にまで上がっています。輸血から丸一日以上経っていることを考慮すると、溶血が止まっていなければこれだけの数を維持することは難しいはずです。またT-Billも前回に続いて下がってきていて(0.57→0.39)、免疫抑制剤が効き始めているのだと思います。

もう一つ言うと、網状赤血球も5万ほどで(前回は3万くらい)、輸血した血液の網状赤血球はすでに成熟しているはずだから、これもオードリーの(造った)血である可能性があります。この状態であれば、ほとんど普通の生活ができるレベルです。

と、ここまでは舞い上がりそうな話が続きました。

しかしながら、ここから先生、「でも輸血の効果が続くのは1週間ほどなので、そこからどれくらい落ち込むか・・・次回の処置(輸血!)まで2週間が限度かな・・・」との仰せ。

前回、オーママ、聞き違いをしていたようです。効果が2週間続いて、そこから様子見て1ヶ月くらいで再輸血と思っていたのですが(例に挙げられた症例はそんな感じだった...)、1週間後にはまたまた赤血球の数が減ってしまうらしいです。

3歩進んで2歩下がる、みたいなペースでもいいから、なんとか後戻りだけはしないで欲しいと思っていたら、先生、ママの心中を察したかのように、「そうそう順調にはいきませんが、長い目で見て!」と仰るのでした。

そして、ここで先生から嬉しい提案がありました。

1日おきの注射を、自宅でオーママが打つことにしてはどうかというのです。これについては前回もチラッと話は出ていたのですが、オードリーの状態が悪かったせいなのか、しばらくは慎重を期して獣医師が注射した方がいいといっていたので、ちょっとびっくりしました。

それで、先生の指導の元、注射の練習をしました。

まず、薬剤の入ったアンプルと注射器の扱い方の説明を受けたました。

それから実際にアンプルを折り取って、注射針をシリンジに装着して薬を吸引する練習をしました。

最後は、生理食塩水を使ってオードリーに注射する練習です。

研修医の方がオードリーを補ていしてくださっていたので、思いのほかすんなりできました。

上手くできれば、1日おきの世田谷または大学病院への通院がなくなるので、色んな面ですご~く助かります。頑張らなくっちゃ。

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というわけで、8日が初めて自宅で注射をする日だったのですが、たまたまギュスの抗ヒスタミンが切れてしまって、かかりつけさんに行くことになったため、どうせだから、とオードリーを同伴して注射していただいちゃいました。

かかりつけの先生は、「見ててあげるからオーママがやってみれば」と仰ったのですが、家とは違って病院では大ハッスル&大興奮のオードリーなので(尻尾振りっぱなし!)、後の患者さんも控えていることだし、ここはササッと先生に打って頂きました。

そして昨日、とうとうママが注射をすることになりました。

やっぱり家だとテンションが違います。ギュスのケージに短目のリードで繋留して、腰の辺りを足でカニばさみして動きを封じ、首筋の皮(?)を引っ張りあげていっきに注射しました。

元々注射などに過剰な反応をすることのないオードリー、特に問題なく終了。なんとかなりそうで、ホッとしたオーママでした。^^;

でも、注射を打つ作業は問題無かったのですが、アンプルからシリンジに薬液を吸い上げる操作が心もとないかも・・・空気が入っちゃうんですよね。抜くと薬液が潮吹きのように飛び出ちゃって・・・それでも小さな気泡が若干残ってしまって躊躇していたら、横で見ていたオーパパが、「静脈注射じゃないんだからそれくらいなら大丈夫だよ」というので思い切って打ってしまいました。

とりあえず何事も起きなかったので大丈夫だったみたいですけど、先生にも「余分に入れておきますから、シリンジの扱いを練習してくださいね」と言われていたのでした。練習しないと。=_=;

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9月4日以来、いったいどれだけ検査をしたことでしょう。

その度に結果は全て下向き。

そして、1ヶ月。や~っと少しだけ光が見えました。

その間、ずっとオードリー&ママを励まし続けてくださった皆さんの祈りが神様に届いたのだと思います。ありがとうございます。

今回、主治医の先生が、見た目のオードリーの状態と検査値の推移から、最善のタイミングを見極めて輸血を決断してくださった結果、思いのほかいい反応が出たのだと思います。

しかし、骨髄繊維症という病気は本当に症例が少なく、一昔前であれば原因不明のまま亡くなってしまっていた類の病です。そして免疫介在性溶血性貧血についても、10年前だったら治らない病気だったわけで、近年は完解まで治療できるようなったとはいえ、再発してしまうことも多々あるそうです。

その両方を抱えているオードリーのケースでは、輸血のタイミング、薬の効き目、そしてオードリーの体力(治癒力?)等々、全てがうまく噛み合った場合でなければ良好な結果を得ることは望めないでしょう。

輸血はそう何度も行えないようですし、副作用を考えると、ステロイドの大量投与や免疫抑制剤の長期服用も難しいみたいですので、 輸血や投薬の限界が来る前にオードリー自身が造血できるようになって回復の兆しが見えないと、やはり厳しいわけです。

ママができることは限られているけれど、オードリーが力を出せるように、できる限りのサポートをして行くつもりです。そんなママにとって、皆さんの応援は、本当に、本当に励みになっています。これからも良いお知らせができるように一生懸命がんばりますので、どうか、引き続き、応援、宜しくお願い致します。m(._.)m

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最後になりましたが・・・ 

ご近所のワン友さんたちがオードリーのために千羽鶴を折ってプレゼントしてくださいました。皆さんのパワーが伝わってきます。どうもありがとう!

「アタシ、元気がでてきたかもぉ~♪」
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いつも可愛がって頂いてるママさんたちの匂いがしたのかな?オードリー、チェックに余念がありませんでしたが、オードリーにも増してご執心なのがギュスターヴでした。(^_-)-☆

「オイラの知ってる匂いがいっぱいしたよ!」
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