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ギュスの肢 : 検査@JARMeC [病気]

昨日の節分、オーママ、夕方から不調となり早々に就寝。豆撒きに参加できませんでした。 でもパパとオーギュスで元気に邪気祓いしてくれたから、ママも恩恵に預かれるはず??

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今週の月曜日(2月1日)、ずっと保留にしてきたギュスターヴの精密検査を受けるべく日本動物高度医療センターの腫瘍科を受診してきました。

10時半に受付をして、かかりつけで提供された12月28日・1月11日・1月25日のレントゲン画像を焼いたCDを渡し、15分くらい待って診察室に呼ばれました。

初診のときと同じ先生に診て頂いたのですが、この日は同じ人物なのか~?というくらいご機嫌ナナメな感じ。検査を1ヶ月も保留していたから??

くわえてレントゲン画像が上手く取り込めなかったようで、開口一番、「空のCD持ってきました?」って。内心(んなわけないだろぉ~!)とイラつきつつも、「かかりつけから受け取って、そのまま持参したのでチェックしてませんけど、空ということはないと思いますよ」って応えると、「でも何も入ってないんですよ!一応デジタル関連の担当者が解析してますけど、ブツブツブツ...1ヶ月間何の治療もしないで放ってあったんですか?」と。

ママ、またしても(放っておくならこないだろぉ~)とムカつきつつも、「鎮痛剤を服用しながら2週間おきにレントゲンでチェックしてました。それでほとんど変化が見られないので、やはり検査した方がいいのではとかかりつけの先生に勧められたため、初診の際に保留していた諸検査を受けるつもりでうかがったんですけど」と答えました。

すると、「何をしたいんですか?」だって。

「ですから・・・」と言いかかけたら、「1ヶ月もたって突然予約が入ったから何かとおもってかかりつけさんに電話入れたら、骨生検したいそうですといってました。それでいいですか?」って、いかにもツンケンな口調で畳み掛けます。

かなり腹が立ってきてましたけどグッと我慢して、「かかりつけの先生としては、2週間毎にレントゲン撮って1ヶ月間経過観察したものの、(腫瘍と思われる)黒く抜けた部分が少し広がったといえばいえなくもない程度の変化しかないので、骨肉腫にしては進行が遅すぎるように思われるから、その辺のことも含めてこちらの所見を聞ければというお話でしたけど。また、骨髄炎の可能性も完全に否定した訳ではないので、そちらの検査もしてもらえばということでしたが」と話すと、「菌の培養検査をするということですか?それは言って頂いてよかったです。聞いてませんので」って。更に、「骨肉腫って1~2ヶ月でどうこうなるケースばかりじゃないですから」とも。

それで、初診の際、どのみち全身麻酔するのでCTで転移など全身状態も同時にチェックしておけるといいですね~と言われていて、かかりつけの先生もその点を勧めていたから、CTの件を切り出したら、今度は、「このサイズ、入りきらないんですよ。分割してなんとかギリギリ撮れるかな~」だって。初診の時はそんなこと言ってなかったんじゃない??

ここで少々転移についての話があって、骨肉腫は肺が一番だから、麻酔をかけられるかどうかで心肺のチェックをするため、その際、3方向から肺のレントゲンを撮って、何か怪しいものが出たらCTを検討しましょうということで決着し、まずは触診とな。

この頃から先生のご機嫌が急速に治ってきて(笑;かかりつけからの画像が読み込めたみたい!)、「画像があれば穿刺する部分の特定が楽になります」って嬉しそう。口調がすっかり和やかになってきて、ギュスも緊張が取れたようでした。(ママ、切れずに我慢できてホッ。^^;)

で、いよいよ検査という段になったら、またもや、「組織がちゃんと取れないこともありますし、1ヶ所の穴で採取できなかったら2~3ヶ所穴を開けることもあります。穴を開けると確実に相当強い痛みが出ますし、穴をあけたことで骨折もなくはないです。それでも検査します?」って。

(何を今更!そこを散々悩んでたから決断に1ヶ月もかかったんだよ~でもシロクロつけた方がいいと考えたから来たんだよ~)と思いつつ、「はい、検査終わって帰る段になって立てない歩けないということもあると覚悟してます。できれば傷口の化膿対策と穿孔で脆弱化した骨のサポートをしていただけると助かります」とお願いしました。

「骨折対策の保護ですか~ギプスのときに巻く綿でぐるぐる巻いたら少しは補強になるかなぁ・・・傷口はもしかすると1針2針縫うかもしれません。感染症対策としては抗生剤ですが、状況(骨髄炎なら菌が出る!)によっては注射するかもしれませんけど、おそらく内服で大丈夫です。傷口は滅菌ガーゼで覆います」と、ここは思いのほかすんなり対策を講じてくれることになりました。(^^ゞ

ところが、やっと話がまとまってギュスのリードを先生に渡したら、ギュスが退出しようとしていたママの方に向かってきちゃって、ちょっと焦りましたが、最終的には先生と去っていってヤレヤレ。

しか~し、部屋を出たのが11時半くらいだったのに、検査が全部終わって麻酔から醒めると夕方5時を回るというのです! こちらの施設は受診する動物以外は建物に入れないため、この日はとっても寒かったこともあり、オードリーを家に置いてきていたので、いったん帰ることにしました。

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9時過ぎに家を出たとき、エアコンを25度に設定しておいたのですが、帰宅した12時半頃のオーちゃんのマットの上は17度、ヒートテックのウェアを着せていったものの靴下は履かせてないため、爪先は氷のように冷たくなっていました。心拍数38回/分。でも眠ってた訳じゃなさそうで、リビングの扉を開けたらお出迎えしてくれて、トイレには大量にチッコしてありました。

温かいミルクとお昼ご飯をあげて、しばし関節や四肢のマッサージ。でもここ最近の冷えは血行の問題だけじゃなさそうで、軽く動かしたりマッサージしても暖まってこないのです。なんなんだか。。

夕方道路が混み始める前、3時半くらいに家を出たいな~と考えていたため、オーちゃん、また3~4時間の留守番になります。ホットカーペットという手もあるけど、近頃はお年のせいか温度センサー(?)の感度が今ひとつのようで低音やけども心配だし、エアコンだけで頑張ってもらわなくちゃね。

そんなこと考えてたら、オーパパから午後半休取ったから3時には帰宅できるとメールがあり、だったらママかパパのどちらかが迎えに行けばいいか~なんてホッとしたんだけど・・・

帰宅したパパ、「一緒に迎えに行こう」って。(ごめんね、オーちゃん!)

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4時半にセンターに着くまで連絡なかったので、CT撮影はないんだな~何も見つからなかった?なんて少し期待しながら待っていると、スタッフの方が「ギュスちゃん、検査終わって麻酔から醒めてきてると連絡ありましたのでもう少々お待ちください」と伝えてくれました。

が、そこから小1時間、なかなか呼ばれなくて、何かあった?と気が揉めていたら、やっと診察室に呼ばれました。

次から次へレントゲン画像やエコーを並べて、先生の説明が始まりました。

「まず心臓(エコー)ですが・・・検査程度の麻酔には耐えられるレベルながら、長時間の手術になると厳しいかもしれません。三尖弁や僧坊弁の締まりが甘くなってます。不整脈も今のところは危険なタイプではないですけど今後どうなるか注意が必要です」というので、(ママ的にはこの2年間言われ続けてきたことと大差ないから)「薬が必要なレベルですか?」と訊ねたら、「循環器科の医師も、そこは悩むところだといってましたので、経過次第かな?」って。とりあえず大きな進展はないというこで了解。

「次に胸部と腹部のレントゲンですけど、一番飛びやすい肺も含めて、レントゲンで確認できる転移を疑わせる所見は一つも見つかりませんでした。はっきりそれと判らなくても怪しい点々とか出てくるんですけど、ありません」と。

肺のレントゲンは去年の12月21日に世田谷で撮ったきり、40日経過しています。獣医さんたちの話では、骨肉腫の症状を画像で確認できた時点で95%くらいは既に転移が起きてるそうで、レントゲンに写らないレベルなだけという説明でしたから、そこから40日経ってもレントゲンで確認できるサイズになっていないというのは解せないママでした。(翌日かかりつけで訊ねたら、ガンは原発を切除した途端に転移が進む=原発が転移を抑制している、という側面があるのだとか...でもでも~手術してなくても親兄弟は肺に転移したんだよね。分らん)

「それから、背骨や股関節など骨の画像ですけど、こちらも転移の様なものはありませんでした。ちょっと意外だったんですけど、超大型犬でこの年齢なのに、骨きれいですね~骨棘もないし、股関節もきちんと入ってるし、たいてい何かしらあるんですけど」って。はぁ~健康体だったらすっごく嬉しいお言葉なれど、“骨肉腫”がある状況で言われてもねぇ~でもボロボロよりはいいか?!

「そして、問題の腫瘍部です。融けてる部分に1ヶ所穴を開けて(φ1mm)2方向に向けて針を刺して両方から細胞を採取しました(1回で採れたのね!)。採取したものから細菌は見つかりませんでしたが(骨髄炎は無い?orz)念のため培養検査には出します。画像診断の専門医も一緒にかかりつけからの画像を検討しましたが、かかりつけの先生と同様の所見で、1ヶ月間に変化は見られない。あっても誤差範囲という見解ですので、後は(癌細胞が取れていたとして)結果待ちですね」って。

「いずれにせよ、今後の治療方針などは結果をみてという事になりますよね?」と訊ねると、「鎮痛剤を続けて、傷口の事もあるから、抗生剤も培養結果がでるまで(2週間くらい)は続けてください。後は、切るか放射線治療か、結果次第でしょうか」と。

最後に、「ギュスちゃん、麻酔から醒めてからはお座りしてまして、背丈が収まるケージがないので現在は4階でマットの上に鎮座してますので、4階のラウンジでお渡ししますから、そちらでお待ちください」と言って出て行きました。

まぁ、こちらの先生は、世間一般が感じてるほど骨肉腫の進行は速くないというスタンスで、限りなく黒だと観ているようですが、今日のところは転移も見つからなかったし、穴も1箇所で細胞(腫瘍細胞まで採れてるかは不明だけど...)が採れたようだし、これでギュスがちゃんと歩ければ一段落と思って4階へ。

しばらくして先生と一緒に戻ってきたギュス、パパ&ママの姿をみつけるや、突進しそうな勢いだったので、急いでこっちから近寄りました。

「まだ局所麻酔が残っているはずですので、今はそんなに痛みを感じていないかもしれませんが、相当痛いです!穴も開いてます。歩きたがらなかったら歩かせないで、そ~っと過ごしてください」と申し渡されました。

先生が去ったあと、1階に降りるためエレベーターホールに向かおうとしたら、すこしピョコタンピョコタンしてたけど、見た目「痛いよ~(;_:)」という様子ではなくて、ホッとしました。

「やっと解放されたぜ~(ToT)」
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<会計待ち中>
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車に乗り込むときも、スロープを普通に上がっていったし、家に帰ってからも、室内ではそんなに痛そうな様子ではなくて、ヤレヤレと安堵したのですが・・・

<検査当日の帰宅時、表情に精彩がないかな?>
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翌日、傷口の処置のためにかかりつけを受診する事になっていて、外に連れ出したとたん、思いっきりびっこ!

やっぱり敷物があると楽なのかな~と思いつつも、車にはそそくさと乗り込んで、病院到着。降りるのも躊躇う事なかったけど、やっぱりびっこ。

院長先生、「あ~やっぱりかなり痛そうですね」って。傷口は1針だけ縫ってあって、「周囲はまだ腫れてるけど奇麗ですね。抜糸はどうするといってましたか?」というので、「こちらでお願いします」といって、消毒の軟膏塗って、舐めないようにテープ巻いてお終い。

ところが、病院を出てからびっこが酷くなり、帰宅すると車から降りるのをすっごく躊躇して、家に入ってからも激しくびっこ。目の輝きがなくなって、かなり痛そう。

センターで巻いてくれてた綿の補強をとっちゃったから体重が諸にかかって痛いのかな?それとも折れちゃった??なんて心配しながら丸1日経過。翌日(3日)の昼になったら自分で外へ出るといい、庭で排便させようとしたけど、またまた自分で門扉に向かって歩き出し、最短コース(500m弱)で用を足して帰ってこれました。

それもびっこはなくて、時々つんのめってたけど、ハーネス着用してたからママが支えてやったので思いっきり体重がかかることは無かったかな? しか~し、ハーネス、ギュスの体高とママの身長だと持ち手の位置が最悪。肘を曲げた状態でないと支えてやれないから、500mばかりの距離でも何度も左右入れ替えて往生しました。たぶん20キロくらいは支えてやれたと思うんだけど、ママの上腕パンパンになりました~先が思いやられる。(T_T);

徐々に痛みが和らいできているのか、この後、室内ではだいぶ動きが増えてきて、歩き方も落ち着いてきてるので、先生の話だと、腫瘍がどうこうならなければ2週間ほどで検査前の状態に戻るということだし、ママもパパも、ホッと一息ついています。結果については、今は考えてもしょうがない。(^^ゞ

<2月3日、だいぶ痛みが治まったかも~^^;>
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<蛇足>
会計まってたら受付のお姉さんが体を乗り出してギュスを見てて、何かと思いきや、「巻いてるテープの柄、かなりレアですね~見たこと無いです!ワンちゃんに合わせたのかな?」だって。

<トラ柄?!>
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さ~て、本来月初めのオードリーの術後検診、ちょっと遅れたけど、今日これからです。

こちらも、1月中旬に2週間ばかり鎮痛剤服用してたらなんとな~く緊張が解けてたのに、止めて1週間くらいしたらまた縮んで丸まってることが増えてるから、やっぱりどこかに痛みはあるのかな?

ガンの再発もだけど、全般的な体調チェックもあり、とにかく行ってきま~す!

<1月25日、ちょっと緩んでます??>
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タグ:骨肉腫
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