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ギュスの肢 : 2月22日の定例検査 [病気]

今週は寒い日が続いています。今朝方は、すぐ融けてしまいましたがちょっぴり雪も降りました。それでもオーギュスは毎日マイペースでお散歩して、食欲モリモリ、変わりなく過ごしています。はい、見た目は元気そうです。(^^)v

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今週月曜日は2週間ごとのレントゲン検査の日でした。病院いく前にオードリーの散歩を済ませようと薬師池公園(リス園P)に寄ったのですが、ここでご町内のワン友さんとバッタリ!

最近はオードリーとママが散歩に行ってくる間は車待機と納得しつつあるギュスターヴですが、お友だちの気配に心穏やかでは居られなかったようで、ママとオードリーがワン友さんと一緒に車を離れようとしたら、車の中からヒャンヒャンきゃんきゃんウォンウォンウォ~~~ン、「オイラも一緒に行くぅ!」と猛アピール。

無理だろうな~と思いつつも、とりあえず一緒に歩き出しましたが、薬師池公園の裏門に到達したところで歩みが鈍くなって、表情も冴えません。Yさんも、「疲れちゃったみたいだね~^^;」って。というわけで、ここでリタイヤ、車に戻る事にしました。えぇえぇ、オードリー婆さん、公園に行くといって門のところで両手両足踏ん張って、それは大変でございましたよ。

「ママがおいしいおいしいくれるって!」とYさんに促され、ママがビスケットをとりだしたら、なんとか納得してくれましたけど、この後"散歩の恨み"をず~~~っと引き摺ってて、病院でもいつになくヤンチャな婆さんでした(待合のソファに飛び乗ったり、伏せてるギュスを踏んづけたり跳び越えたり、足腰の痛みはどうしたのかしら?!)。(T_T);

オードリーのお転婆オーラに感化されたのか、ギュスもいつになく聞き分けが悪くて、診察や採血のために先生がリクエストする姿勢をママが伝えても無視、オードリーばかり気にしてて、とても手間取りました。ーー;

触診・聴診では特に変わったところはなくて、センターでの検査前に腫れていた左後肢の膝の後ろのリンパもほとんど元に戻っているとのことでした。

そして、抗がん剤(パラディア)の服用から10日経っていたので、久しぶりに血液検査もしましたが、今のところ好中球の数も減っていなくてCBC全般は問題ないとのことでした。

また、骨腫瘍で上昇するというALP値が258U/L(標準値47~254)でじわじわと上がってきてますが(2月1日のセンターでの検査値は242、去年の11月は193)、それ以外の肝・腎機能関係は標準値に収まっていました。

その間の自宅での健康チェックも、心拍数は例によって不整脈が出てることがあるものの、呼吸数・体温は全く正常だったと報告して、いよいよレントゲン撮影。

2月8日からの1週間は割と元気でワン友さんと会うなどテンション上がれば結構動き回っていたのに、15日からの週はあまり元気じゃなくて歩きたがらなかったから、鎮痛剤が二日に1回になったせいだろうと思う一方で、もしかすると病状が進んだのかもしれないと、ドキドキしながら撮影に臨みました。

この頃には、ギュスすっかり正気に(笑)戻っていて、ママがコマンドを出すまでもなく、「あ、ここだよね~」って自ら定位置に右前脚を乗せ、チャチャッと撮影終了。

次が居なかったからかすぐに呼ばれて、画像を見ながら説明を受けました。

結果は、やっぱり “大きな変化なし” でした。

これまでの画像を順に並べて比較すると、黒く抜けた腫瘍部分が大きくなってるかな?といえなくもない程度。

なので、引き続き断脚は先送りしますと伝え、いくつか質問しました。

・原発病巣は今現在どういう状態なのか?
・原発がほとんど進行していなければ転移も進んでいないと考えていいのか?
・抗がん剤の効き目を評価することは(ブッチャケ)可能なのか?

原発は去年の12月の時点からほとんど変化がなくて、骨膜もモヤモヤ~っとして溶けてる様子ながら、それが広がっていってるわけでもなければ、通常は次第に骨棘がツンツン出てくるけれど、その兆しも見られないのだそうで、病理結果に「核分裂像は稀」とあったとおり、じわ~りじわ~り進んでいるのでしょう、って。

しかし、原発の進行が遅いからといって転移の方の進行も同様かというと、これまたケースバイケースで、原発を切除した後ほどいっきにではないだろうけれど、進行はしてるはずだと。なのでパラディアがそっちを狙い撃ちして進行速度が落ちるのを期待したいと。

でもね~普通の抗がん剤治療であれば、1クールごとに画像診断とかで腫瘍の状態を確認して、抗がん剤の効き目を評価するところだけど、ギュスの場合、原発は切除してないわ、これまでのところ転移も確認できてないわ、しかも進行が極めて緩慢だわ、というわけで、抗がん治療が効いてるかどうかって評価しづらいですよね?どうなんですか?って訊ねたら・・・

正直、効いてるかどうかを確認することは難しくて、亡くなった時点で、「抗がん剤使ってたから通常のケースより少しは長く生きたと思われる」くらいのことしか言えないかもしれないって。ギュスは進行が遅いタイプみたいだから、ますます抗がん剤のお陰で余命が延びたのか、元々そういう展開だったのか、判別はつかないかもしれないとも。

そりゃ~一日でも長く一緒にいたい気持ちは山々だけど、先生も、この先、骨髄抑制や肝腎などの機能障害といった抗がん剤の影響が出てくると仰ってるし、何より、痛みは強まっていくわけで、余命が延びることを単純に喜んでばかりもいられないような気もするのです。

とはいっても現時点では鎮痛剤でなんとか普通の生活を送れてるわけだから、もう成り行きに任せればいいのかもしれません。

で、先週の不調は恐らく鎮痛剤が減ったからだという結論に達し、今回、パラディアと併用できる鎮痛剤が処方されました。癌性疼痛を緩和するために使われる、プレビコックスより少しだけ強い(というか作用機序が違う)トラマールカプセルという薬(25mg5錠/回・1日1回、でも1日2回分で処方されたよ??)を服用することになりました。

当面は、パラディア服用の日のみトラマールで、パラディアを飲まない日はこれまでどおりプレビコックスということでしたが、人間だと最初は25mgからスタートのトラマール、いきなり125mgということで、ママ、少々びっくりして聞くと、「いずれ、この量で1日2回3回飲むようになります」だって。(/_;)

でもね、ママの経験上、鎮痛剤ってけっこう耐性ついちゃうというか、すぐに効かなくなって、用量がエスカレートしていくんだよね。その辺を口にしたら、「ギュスの状態見ながら、これまでどおりプレビコックスだけでもうしばらく頑張ることも可能かもしれないけど、歩きたがらなかったり元気がないというのは痛みのせいだろうし、痛みをかかえて過ごすのは全身状態にも影響してくるから、先ずは使ってみてください」って。

はい、その辺のことは、よ~く分かってます。かれこれ50年近く何かしらの痛みと共生してきたオーママですから。

というわけで、火曜日からトラマールを飲ませたところ・・・

ギュス、久しぶりに足取り軽く表情も明るいったらありません。300mウルトラショートコース終了後、自宅を通り越して、今度は反対側に行くって!もう100mくらい行ったところで心配になって、「帰ろうよ!」っていったら、更に先に行きたそうに凝視していたけれど、そこからは緩いながらも上り坂、足が止まって引き返すとなったら下りは辛いんじゃないかな~と引き返しました。でも、久しぶりに500m以上歩きました。それでも余裕の表情だったから、やっぱり薬が効いたんでしょう。

ところが、水曜日、この日はパラディアが休みなのでプレビコックスを服用したのですが、なんかしっくらもっくら。結局ウルトラショートコースだけでご帰還。びっこは無かったけど、ずっと爪を擦っていたし、歩みがソロリソロリという感じで、痛いの?みたいな。

で、今日はまたトラマールだったんですけど、な、なんと、ものすご~く久しぶりで400mくらい離れた小公園までエッサホイサと往復しました!(@_@)

<公園で一休み>
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足取りも、まぁまぁ?

帰り道、声をかけてきた女性と並んで歩いたんだけど、「足の具合が悪いんです」と話したら、「え、そうなの?どの足?しっかり歩いてて全然わからないわよ~」だって。確かに、今日は歩様が崩れるほどじゃなかったけれど、ママからみるとかばってるように感じたけどなぁ~(._.)

でもって、ほんのちょっとだけ長めのお散歩だったのがお気に召さなかったのか、本日の婆さん、プチ荒れてまして・・・

ギュスの収納作業を終えて部屋に入ったら、自分の寝床に八つ当たりの跡。

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でもって、ギュスのベッドでこの目付き。

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ギュスが困ってるから・・・

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「どいてあげたら?」と言っても・・・

「アタシ、ここが気に入ってるの!」
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なのでオーちゃんの寝床を直して、「ギュス、こっちで寝れば?」と勧めたけど・・・

「そんな恐れ多い事、オイラにはできません!」
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実は、散歩端折って病院いった月曜も、帰宅後、婆さんギュスのベッドを占拠しておりました。

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「ギュスが寝たいみたいよ~」と声をかけても、「床に転がしとけば!」って。意地悪そ~な目付きで動く気配ナッシングな婆ちゃんでした。orz

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「いいよ、きっとご飯の時間になったらどくよ。それまでこっちでダイジョブ!」
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いやぁ~強気のオードリーと寛容なギュスでよかった。(^^ゞ

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オーママ、ガン家系ということもあって、これまでに何人もの親族をガンで亡くしておりまして、治療・療養にも寄り添ってきた関係で、時代時代のガン治療の主流や代替療法、さらには民間療法というか各種サプリなどについても、それなりの知識や使用体験(正確には使用したことで患者にどんな変化があったかを見て来たという意味)を蓄積していますので、今回ギュスが抗がん治療に臨むにあたっても、色々思うところはあります。

直接的にガンが治る訳じゃないのは百も承知だし、気休め程度でも効果がでればみっけモノくらいのことなんだけど、何かサプリを使ってみようかな~と考えていたところへ、わん友さんたちからも色々情報を頂戴して、あたってはいたのですが、いかんせん60キロからの超大型犬、良さげなモノはお値段がぁ~(@_@;

というわけで、免疫のためにチョイスしたのは、人間用のメシマコブ。

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あすぴーさんから実物を頂いて試したところ(ご飯に振りかけてみた)、いつもは初めての物には慎重なギュスがまったく躊躇うことなくバクバク食べたのが決め手?!

韓国では(人間の)抗がん剤として承認されているとかで、低分子化した製品が売られていますが、そんなの高くても~大変!なので、頂いた物とは違うけど、そして中国産ではあるけれど、一応残留農薬とか放射能とかをチェック・クリアしてるという添加物フリーの100%天然メシマコブパウダーというのを購入してみました。

まぁね、お高い商品とちがってマンマのキノコの粉末だから、どこまで消化吸収されるのか疑問はあるけれど、それでも多少は摂取できるんじゃないかと、毎食1gくらいをお湯で溶いてヨーグルトや乳酸菌と一緒にあげてます。

乳酸菌といえば、オードリーの術後、腸の具合が元に戻ってからも整腸剤くらいはあげてくださいとビオフェルミンRを処方されていたんだけど、1ヶ月くらい経ったころ、もうRじゃなくてもいいので、ドラッグストアで売ってるビオフェルミンをあげてといわれつつ、忘れておりました。^^;

で、今回ギュスが抗がん剤やら鎮痛剤やらを長期服用するにあたって、腸内環境は大事よね~と整腸剤も購入。

あれこれ悩んだ結果、ビオフェルミンはビオチンを食べちゃうフェカリス菌を含んでいるので、ミヤリサンにしました。確たる根拠は無いけれど、皮膚免疫の弱いギュスにとってはビオチンは減らないほうがいいのかな~なんて。(^^ゞ

抗がん剤の効き目を検証できないんだったら、抗がん剤続ける意味ってあるのかなぁ~断脚を選択肢から外してしまえば麻酔関係なくなるから肺転移にもそんなにこだわらなくていいだろうし、鎮痛剤だけでもっとシンプルになるんだよねぇ~すでに鎮痛剤のレベルが上がってきてるわけで、いずれ抗がん剤の影響も出てくるだろうし・・・う~ん、抗がん剤、必要なのか???

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タグ:骨肉腫
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