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ギュスの肢 : 決断の潮時? [病気]

今年はなかなか発生しなかった台風がここへ来て大量発生中で(?!)、明日は終日大雨だとか・・・

今日はオーパパの夏休み最終日だし、降る前にたっぷりお散歩といきたいところでしたが、30度超えで湿度も高くて、エアコン21度設定でもギュスはハァハァやってることから、お出かけはしませんでした。

それでなくても、オーちゃんは喉が不調で早朝5時台の散歩でも激しく消耗してるし、ギュスはちょっとねぇ~(T_T);

はい、今日はそのギュスのお話です。

      ******

実はパパが夏休みに入った翌日(8月12日)、重い腰を上げてお山に出かけたのです。この時点では、ギュス、右前肢の骨肉腫の痛みがぶり返し始めていたものの、後肢は復調傾向でした。でも、7月の3連休には滞在中に原因不明のパンティングが起きるわ、帰路熱中症気味になるわと、けっこう辛い思いをさせてしまったので、ママとしては “ワ~イ夏休みだ~い!^o^” という気分で出かけた訳じゃありませんでした。

山荘への移動の際、いつもは大荷物になってギュスのスペースが3割くらい狭まるのですが、目下思うように動けないところへ、体を伸ばせないのでは熱がこもって暑くて大変ですので、今回は当座の荷物(2泊3日分くらい)だけもって、高速道路のお盆渋滞が解消する昼過ぎに出かけました。

道路は順調。天気も、時折陽射しがでるけれど薄曇り。手足放り出して伸び伸びと寝そべっていたからか、ギュスのハァハァもほとんど聞こえなくて、やれやれ。

到着した直後は少し疲れた表情でしたが、食欲もまずまずでした。ところが、夜の10時過ぎくらいからまたパンティングが始まりました。でも前回滞在時と比べたら、そんなに酷い状態ではなくて(呼吸数は100回前後/分)、明け方4時頃に鎮まり、そこからは落ち着きました。

<山荘到着直後、少々お疲れのギュス>
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<到着が遅かったので夕散端折ったらオカンムリの婆さん>
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足取りも、前足の痛みで若干びっこがでていたけれど、自力で起き上がって、室内を動き回れる程度でした。えぇ、後肢についていえば、山にいる間にどんどん回復して、かなり元に戻っていました。

お山、7月の3連休と比べたらずい分秋めいたというか涼しかったのですが、お天気がスッキリしなくて、湿度はかなり高目。というわけで、オーちゃんの喉とギュスのハァハァ対策にと、室温20度・湿度50~60%をキープするために、けっこうエアコンつけてました。orz

お陰で(?)、夜間のパンティングも初日だけで、ギュス、けっこう元気になって、「思い切って来てよかったな~(^^♪」と喜んでいたんですよ。

「オイラ、自分で動けるようになって嬉しいぜぇ~!(^^)!」
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「ギュスのいない間に広いベッドで休ませて頂くわ!」
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「この分なら1週間くらい滞在できそうだね~」ということで、15日の月曜にはパパが荷物を取りに東京の家まで往復。翌16日には、裾野の山荘に来ていたmimi さん(一足先にお星様になったオードリーの同胎兄弟の飼い主さん)が息子さんと一緒に遊びに来てくれて、オーギュスとも大喜び。楽しい時間を過ごしたのです。

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ところが、この日の夕方から右前肢の骨肉腫がいっきに腫れあがって、せっかく後肢が元に戻ったというのに、またしても自力で立ち上がるのが難しくなってしまいました。

17日の水曜日は、立とうとするけど途中で諦めちゃったり、介助してなんとか立ち上がるも、相当痛そうにしていました。で、夜の11時過ぎくらいからまたパンティングが始まりました。痛みによるものなのかもしれませんが、11時前にトラマール(=鎮痛剤)を服用したばかりだったので、冷やすくらいしか手はありません。

結局夜通し断続的にハァハァが続きまして、明け方4時半、トラマール内服から6時間近く経ったので座薬を使うことにしました。でもね、座薬の準備してるうちに呼吸は落ち着いてきて、入れて間もなく、すっかり鎮まり眠りに落ちました。ということは、やっぱり痛みのせいではない?(いくら座薬でも効いてくるまで20分やそこらはかかりますよね...)

夜通しハァハァして消耗したからか、18日木曜は朝から冴えませんでした。介助しても右前肢に力を入れられない(加重すると痛い?)のか、横滑りする感じで踏ん張れませんでした。でも食欲はまぁまぁ、魔法のトッピング(笑)で一応完食。食後のチッコも(東京の家と同様のシステムを築いたので)無事完了。

でもね~お山にいてもエアコンつけて、お散歩も侭ならず、諸々不調も起きているし、「帰れるものなら帰ろう!」ということでパパ&ママの意見が纏まり、帰り支度を始めました。

荷物を仕分けして纏めたり(一度に積みきれないので!)、掃除したり(当分来れないかもしれないから念入りに!)、午前中一杯かかってしまったのですが、その間オーギュスともよく眠って・・・

寝て起きたら、ギュス、少し肢の具合が良さそうかも!

外に出ると、目立つほどのびっこもなくて、車に乗り込む前に少しうろうろするほどでした。(^・^)

そんなこんなで、18日の昼過ぎ、予定より二日早く山荘を後にしました。

帰路、エアコンがんがん利かせて、車内は20度あったかどうか・・・フロントグラスや窓ガラスが曇る曇る。冷水注いだコップ状態のところへ、高速に乗ったら突如土砂降りで、とっても運転くたびれました。

それでも家の近くまで来たら止んでたので、ちょこっと野津田公園によって夕散歩(わりと涼しかったかも)。が、帰宅収納してるうちにまたまた雷雨。

前の晩寝てない上に、朝から帰り支度で動き回り、雷雨の中運転して(肢が悪くなってからは、ギュス積んでる時はママが運転手!)、ママはくたくたでしたが、犬たちは心配したほど具合が悪くなることもなく、無事東京の家に落ち着いたのでした。

<今回の滞在中、一度だけいったグランドにて>
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あんなに具合悪そうで、散々心配して帰ってきたというのに、帰京翌日の19日は、肢の状態、思ったほど酷くはありませんでした。自力で上体を起こすので、介助してやると立ち上がって、びっこながら自力でテーブルまでやってきて食事もできていました。

でも今後のこともあるし、尿と血液のチェックもしなくちゃね・・・

というわけで、帰宅早々かかりつけを受診しました。

実は、右後肢がおかしくなった頃から、な~んかオシッコが変。色とか量とか匂いとか、病的とまではいかないけど、通常のギュスとは違うんだよね~と思っていたら、マッサージのときに腰の辺り(特に左)を触ると過剰に反応。ゆうさんにケアのとき話したら、チェックしてくれて、腎臓か膀胱に何かあるときの反応っぽいかも~というので、かかりつけでその旨話したら、まずは尿検査してみましょうということになり、7月31日に検査してました。

で、その時は、これまで全て正常範囲だったのが、蛋白が「+」、尿比重も通常よりかなり高目でしたが、まぁ様子見ていいのでは?レベルということで、それ以上の検査は見送りました。

が、今回は、タンパクに加えて、潜血も「+」となり、赤血球が「++」という結果。例の背骨脇、腰の辺りを触ったときの反応も過敏さを増してるし、腎臓を中心に下腹部のエコーを撮ることになりました。

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ママとしては、骨肉腫で、稀に肺ではなく腎臓に転移することがあるという説明をされていたため、そっちを気にしていたのですが、結果は、右のほぼ中央に2cmほどの巾で石灰化、左に4.3mm大の結石らしきモノが確認できました。

腫瘍ではないようです。

石灰化にしろ、結石にしろ、4月の時点では全くなかったので、加齢によるものにしては急激過ぎる。おそらく骨肉腫によって溶け出るカルシウムが影響しているのではないか、と。

他には脾臓に1cm大のシコリ様のものが写っていましたが、エコーで確認できるのはそこまで。

というわけで、当面は定期的に尿検査しながら経過観察することに。

そして、月例の血液検査。

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こちらは、前回(7月19日)の後、7月21日でパラディアの服用を中止。休薬したまま約1ヶ月経過しています。

前回までは、ALPの上昇(標準値内 → 407、骨溶解から来ていると思われる)と軽度の貧血、高値安定中(?!)のCRPが3.4という状況でしたが、今回、引き続きALPが上昇(747)、貧血は若干改善、CRPは横ばいながら、なんと、白血球が1.5倍以上に増えてました。今のところ数値的には標準値の範囲に収まっているものの、ギュスはこれまで8年8ヶ月の犬生のうちで6,000を超えたことは数えるほど。超えても7,000以上は無かったので、特筆すべき事項でしょうか。

何らかの炎症が起こっているのでしょうけど・・・

一番考えられるのは腫瘍の炎症かな。あるいは免疫の低下で何か感染症が起きている?

こちらもしばし経過をみて、感染症の様相を呈してきたら抗生剤出しますとのことでした。

で、そんなに状態が悪くないとはいえ、前回受診のときとは段違いに右前肢が腫れあがって痛そうなので、「さて、この先どうしましょう」という話になりました。

まずは、鎮痛剤をプレビコックス+トラマール3回に増やす。(8月19日から)

で、5月の時のような効果があるかどうかは分からないけど、ここは効果が出て欲しいという期待の下、残り2回の放射線疼痛治療を受ける。(即日予約して、8月26日実施予定)

ここまではママも了解しました。

しかし、後肢が落ち着いてきたのでパラディアを再開してみてはという提案については、やはり引っかかってしまいました。

後肢がおかしくなったのは、パラディアの副反応によるものとみて、ほぼ間違いないという結論に達しています。

一方で、1ヶ月の休薬と時を一にして骨肉腫が動き出してる(様にみえる)ことや、この一月での全身状態の低下を考慮すると、ギュスの骨肉腫が進行の遅いタイプだとしても、やっぱりパラディアが(原発も含めて)腫瘍の進行を抑制していたことも、ほぼ間違いないのでは?という結論に。

現時点でパラディア再開すれば、まだ転移は抑えられるかもしれません。(8月11日のレントゲンには写ってませんでした!)

でもね、肺転移を抑えたとして、右前肢の骨肉腫は(活動休止?の)前の2倍くらいに増大していて、痛みも前回の放射線照射の前より酷いようだし、これを抑えきれない以上、悪戯に転移だけ抑えていても痛みがこらえきれなくなるのは目に見えています。

こういってはなんですが、骨肉腫では死なないのだから、寿命が延びれば、それだけ骨肉腫は悪化し、痛みを抱えて辛い時間を送らなければならないわけで、なんとか鎮痛剤で痛みをコントロールできてるうちに肺が持ちこたえられなくなってくれる方が、いくぶんマシなのかもしれません。(レントゲンには写らないけど、このところの呼吸の様子見てると、な~んか変というか、すごく苦しそうなんだよね。肺にきてない?)

というわけで、その場では答えられませんでしたが、家に帰ってからパパともよくよく話し合った末に、パラディアの服用は再開しないことに決めました。

う~ん、決めたと書いていいんだよね。まだ迷いがない訳じゃないけど・・・

パラディア再開して、また後肢の麻痺が起きたら、今度こそ寝たきりになるはず。こないだうち後肢がおかしかった時点では、まだ右前肢の痛みが今ほど酷くなかったからなんとか頑張れたけど、現状では右前肢は頑張れないし、いつ折れてもおかしくない状態だから。

これらのことを考えると、副作用のリスクを犯してまで抗がん剤を使う時期ではないのでは?

放射線も、仮にうまく痛みが抑えられたとして、前回のように2~3ヶ月もは無理な気はしてるし、腫瘍の痛みを抑えられても、骨肉腫の悪化で病的骨折が起きてしまったら、骨折の痛みは放射線では抑えられないけど・・・

ここまできて断脚は無いだろうなぁ・・・

この半年、痛みがあっても患肢に頼って暮らしてきたギュス、そして、たまたま後肢の麻痺が起きて、3本足生活を体験し、更には今回の患肢の悪化で右前肢が使えなくなるとどうなるかを疑似体験して、前足1本なくなったら寝たきりになるのは想像に難くない。

それでも、同じ寝たきりにしても、痛みが無ければ、介助の際にギュスもパパ&ママも楽なんだろうか?

でもねぇ、ここまできて1週間もの入院生活、それも頼みの綱の前足が1本なくなっちゃってる状態での病院生活を送る(送らせる)のは残酷だよね。寂しがり屋のギュスだもの。

      ******

というわけで、今後は可能な限り痛みをとってやることに専念して、なるべく食欲を維持できるように、痒い痒いが出ないように、家族で出来る限りのケアをしていこうと思います。^^;

<前後2ヶ所に強化された(?!)吊り上げシステム。(笑)>
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<起立介助に備えてハーネス敷いてもらってる図 ^_^;>
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最後は、台風襲来ということで、今晩辺り咳発作でるかも~な婆さんをペタン。

<気管を広げたほうがいいんでね?詰まってますよ~orz>
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<苦悩の表情?!>
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タグ:骨肉腫
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ギュスの肢 : 混迷中。 [病気]

八月も中旬になってしまいました。立秋過ぎてから頭がくらくらしそうな酷暑に見舞われたオーギュス地方ですが、今日はちょっと一息つけてます。お陰で、ギュスがものすご~く久しぶりに早朝散歩(といっても距離にしたら200mくらい!)することができました。(^o^)

けれども、肢の具合が良いわけではないのです。

<タイルだと滑って立てないので、出入りの時はカーペット敷いて対応中!>
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6月下旬からズンズン悪化した右後肢の方は、パラディア服用を中止して丸2週間経過した8月4日頃から改善の兆しが見えだして、やっぱり副作用だったのかも~と思いはじめていました。かれこれ2週間以上、ほとんど感覚がなくなって力が入らずブラブラで、ナックリング状態のまま加重したり、よろけて尻餅ついたりだったのが、今日現在、かなり力が入るようになっていて、他の足をあげてもよろめくことがなくなってきているし、ナックリングも見られなくなりました。

本当なら、やれやれなんですが・・・

右後肢が改善傾向になったのと入れ替わりで、8月6日から左後肢が右後肢と同じような状態になってしまって、今度は左の感覚が麻痺傾向(=力が入らない&ナックリングのまま加重)、さらに追い討ちを掛けるかのように、翌7日の昼頃から突然骨肉腫の患部(右前肢)が腫れあがってきて、久々のびっこ!(>_<)

まぁ、骨肉腫部位の腫れは、パラディア中止して2週間以上経過してることから、腫瘍の症状が進んだのだろうと予想がつきましたが、左後肢については「?」でした。

話が前後しますが、8月5日の金曜日、オードリーの大学病院受診に合わせて、今後痛みがぶり返した際に再び放射線照射をするべきか、だとしたらどのタイミングがいいのか等々、放射線疼痛治療を担当してくれた先生と話をすることにしました。

たまたま駐車場で正にギュスがスロープを下っているところへ担当の先生が通りかかり、「前肢、なんともないみたいですね~あれ、後肢どうしたの?」と声をかけられました。この時点では左後肢はまだ症状は顕著でなく、しかし右後肢もやっと少し回復の兆しがみえた程度で、ちょっとヨロヨロしていましたので。

診察室で話す段になって、「7月8日に(かかりつけで)撮ったレントゲン画像を見た限り、ガンは活動休止してるようですね。(放射線あてた)5月より、見た目、腫れが小さくなってますよね。じんわり進行ともいえないレベルに思えるんですけど。だって骨肉腫ですよ!」って典型的な骨肉腫の進行を示す症例の画像を何枚も見せてくれました。

<先生がエアコンを20度に設定してくれたので、スヤスヤ眠るギュス♪>
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ギュスが受けた放射線治療は、ガンを消滅させるための治療ではなくて痛みを緩和するためのものですから、放射線照射によってガンの活動が抑制されることは通常は考えられないけど、なんででしょうね~とも。

とりあえず骨肉腫の方は落ち着いているので、残り2回の放射線治療を受けるとしても、また痛みがでてきて経口の鎮痛剤では対処できなくなってからでいいのではないかと。

そこでママ、カクカクシカジカ、現在パラディアを止めていて、その間異常なパンティングが起きたり、全身状態が落ちてきているようでもあり、肺転移が進行しているかもしれないので、痛みが再燃する頃には全身麻酔に耐えられなくなるのではと尋ねると、「肺の70%くらいが腫瘍で侵されないかぎり顕著な呼吸器の症状はでないから、時々肺のレントゲンを撮りつつ肢の状態を見ながら決める事になるのかな~その時麻酔に耐えられそうにない状況だったらその時考えましょう」と。

一方で、右後肢の麻痺(?)がパラディアの副作用ということは考えられるか尋ねたところ、それは有り得ると。この先生、自分はこの病院では一番パラディアを使っていると思うけど、今まで副作用として後肢の跛行が出たケースはないものの、海外ではかなり報告されていて、用量が多いのかもしれないと。

というわけで、中止して改善しているようであれば副作用の可能性は高いので、もうしばらく中止したまま様子をみて、症状がよくならなかったり、悪化するようなら他の原因も疑って神経科を受診してはどうかと。

この時点では、骨肉腫の活動が活発化してる様子も無く、右後肢の麻痺も改善傾向がみえてきて、パラディア中止した結果、いずれ骨肉腫や転移が進行するとしても、まだ切迫してる訳ではないのかな~と、ほんの少しだけ気持ちが明るくなったのでした。

が、その翌日(8月6日土曜日)から左後肢がおかしくなり、さらにその翌日(8月7日日曜日)骨肉腫の患部が腫れあがり、月曜(8月8日)は、車から降りる際、スロープから後肢を踏み外して尻餅つくような姿勢で落下、ママ肝を冷やしました。

大学病院の先生の話しをかかりつけの先生に伝えたときに、前回のレントゲンから1ヶ月、パラディア中止してから2週間以上経っているので、一度肺のレントゲン撮ってみましょうかと言われていたこともあり、散歩のあとクリニックに直行。週末からの状況を話すと、骨肉腫の患部が腫れあがっていたこともあって、「患部のレントゲンとりましょう。それで余力があれば肺も」って。

この日は、右後肢がまだ危うい感じだったところへ左が立たなかったので、いつも後肢で支えてレントゲン台に前肢を乗せる動作が上手くいきません。渾身の力をこめてギュスの体重を受け止め、なんとか右前肢を2枚撮りましたが、ギュスもママもくたくたで、肺まで撮る気力がありませんでした。

で、骨肉腫の状態はというと・・・

1ヶ月前と比べるとずい分骨溶解が進んでいました。これまで腫瘍が肥大していたのとは反対の側も溶け始めていて、棘棘~(/_;)

今までの経緯からして、やはりパラディアが腫瘍の進行を抑えていた事は間違いないだろうという結論に。

とすると、このところの全身状態の悪化を考えると肺転移も始まっているだろうから、近いうちに一度レントゲン撮りましょうということで、この日はお開きになりました。

で、8月9日の火曜日は、東京都心でも37度を超える異常な高温だったこともあって一歩も外に出ず休養、午後はゆうさんがみえてボディケアして頂きました。そしたら、休養とケアのお陰か、なんだか自力で立ち上がれるようになり(=左後肢も復調してる?)、10日も、なにやら終日もぞもぞ姿勢を変えたり立ち上がったり、半月振りくらいでけっこう自力で動き回っていました。

しか~し、動き回ったせいなのか、骨肉腫の患部周辺は更に腫れあがって、今度は前足のびっこがぁ~orz

昨日(8月10日)からとうとう鎮痛剤(=トラマール)の服用を再開しました。

現金なモノで、そしたら今日はちょっと元気になって、朝は涼しかったし、パパが夏休みに入ったこともあって、早朝散歩に出かけたというわけです。(^^)

で、肢の具合がまぁまぁなら車の乗り降りも安心なので、月曜に保留した肺のレントゲンを撮りにいってきました。

先生も、ママも、覚悟していたのですが・・・

結果は、まだ転移してない?!

1ヶ所気になる部分があるにはあったのですが、レントゲンレベルだと、腫瘍なのか、血管なのか判別不能ということで、今日現在、まだ “遂にきたか” という状況ではありませんでした。

そこで、後肢の状態が改善してきているとしたら、パラディアの副作用だった可能性が高いものの、ここは用量を減らして(間隔をあけて=隔日投与だったのを週2回に!)再開してはどうかと提案されました。

でもね、現在右前肢の骨肉腫の痛みも出てるわけで、薬再開して後肢の状態がまた一気に悪化したら間違いなく立てなくなっちゃうだろうから、それはここまで断脚せずにがんばってきたことを考えたら本意ではないわけです。

「オーパパと相談して決めます」と返事して、今日のところは帰って来ました。

一時は、骨肉腫が休眠状態なのに後肢の異常で立てなくなるなんて、と落ち込み・・・

今度は、骨肉腫が活動再開で凹み・・・

確かに、後肢の状態をみながらパラディア再開して、一方で肺転移をチェックしつつ、前肢の痛みの手当て(放射線の残りも含めて)をしていくのがベストなんだと思うんだけど、目先のQOL(=自力で動ける!)を優先させるならパラディアは封印するべきなのかもしれないし・・・

今日から夏休みのオーパパは、能天気に「明日からお山にいって考えよう!」とかいってるけど、暑さの中移動するだけでもかなり消耗するわけで、7月の3連休の二の舞はやだなぁ~と踏ん切りのつかないオーママです。

      ******

ついでに、オードリーの定例貧血チェック@大学病院受診のこと記しておきます。

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はい、「年齢考えなければ献血できる数値です!」 だそうです。

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貧血の方は問題なさそうですが、実は7月下旬から喉の方が不調です。

肺炎とか気管支炎ではなさそうとのことですが、気管虚脱が進行してるかも、ということで、これまた気管のレントゲンを撮ったほうがいいかも~といわれてますが、近頃言葉が通じなくなってきてるオードリー婆さんですので、けっこう大変そうでして、まだ保留中です。^^;

<どこでも、いつでも、マイワールド!>
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<とある木の根元に、なんと4~50もの蝉の抜け殻が!>
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とにかく、自分の関心事以外は眼中になし。ま、今に始まったわけじゃありませんけどね。(汗;)

すっかり仔犬というか、トレーニングする以前の素のオーちゃんに戻ってまして、滅多にママのことを気にかけることがなくなってます。(大汗;;;)

一方で、食への執着は増すばかり。

「オイラもう食べられないから~姉ちゃん、ヨロシク!」
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「ギュスもああいってるじゃない。片付けてあげるわよ!」
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「姉ちゃん、すっごい食欲だね。夏バテとかしないのかな?」
「あれはボケが入ってるのかも。。。
 “ ゾンビなオーちゃん” 改め “ハイエナ婆さん” て呼ぶことにしましょ!」
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物凄い食欲といえば・・・

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久々の長~いヨダレ!

ロックオンしてるのは、ごまパン。

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発酵までは、やや過発酵気味かも~でしたが、その結果(?)釜伸びがイマイチだったかも・・・

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そんなことは気にしない方々です。(^^ゞ

食欲落ちてきてるギュスにも “ごまパン” 好評でした。

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ギュスの肢 : 原因不明のパンティングと後肢の異常 [病気]

ここ数日、オーギュス地方は北東気流の影響でとっても涼しい日が続いています。当然エアコンからも開放されていいはずなんですけど、ギュスがぁ~orz

先月末くらいからでしょうか、頻繁にパンティングするようになりました。もちろんこの時期ですから息遣いが荒くなるのは当たり前といえば当たり前なんですけど、例年の暑さによるゼーゼーハァハァとはなんか違うんです。

実は先週末の3連休にお山に行ったのですが・・・

樹海を抜けて山に登る道路に入るや、それまで沈んでいたギュス、起き上がって鼻を上に向けて思いっきり山の空気を吸っては、ウヒョヒョ~という顔付きで大喜び。到着してすぐに顔見知りのワンコさんが通りかかると一緒に写真に納まり、部屋に入ってからは、とても穏やかな息遣いでマッタリ、終いにはスヤスヤ気持ち良さそうに眠りに落ちました。

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夕飯までは良い感じだったのです。

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ところが夜の10時頃だったでしょうか、激しいパンティング(単に暑くてゼーハーしてるのとは違います。呼吸数が100回/分を超えるくらいまで増えて、苦しそうなんです)が始まり、ほぼ夜通しハッハッハッハと浅薄な呼吸がエンドレスに続きました。

7月上旬のレントゲンでは肺はとってもキレイで転移の兆候は全くありませんでしたが、2週間足らずで進行したのかも・・・くらい気になる息遣いでした。

そして、なんと朝ご飯のときに、いったん食器に口を付けたものの、それきり食べようとしません。

東京の家では、逆流しないように(?)テーブルに食器を置いているのですが、山では床に置いています。もしや前足に体重がかかって痛いのかな?なんて思って、パパが少し持ち上げてやったら、えぇ、食べはじめましたよ。

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そういうことなのね~と思いつつも、4月のときは床に置いた状態でフツーに食べてたじゃん。食欲落ちてきたのかな?と一抹の不安も。

おっと脱線、パンティングの話でした。

夜通し鎮まらなかった息遣いですが、朝食後徐々に治まって、昼前には普通のゼーハー(?!)に戻りました。この日は梅雨明け前のお山にしては気温が高く(23度ほど)、湿度は無茶苦茶高かった(80%超)ので、9時ごろからエアコンつけておりました。

だいぶ状態が落ち着いたので、ちょっと暑くなってきちゃったけど車でグランドにいってみました。

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そしたら、オーちゃんの元気につられたのか、けっこう動き回っていました。(後肢の具合がかなり悪化してますけど、それについては後述します。T_T;)

あ、オーちゃんは走ってましたよ。(^^ゞ

ギュス、最後は陽射しを避けて日陰で休んでましたが、この時は単純に暑くてハァハァの息遣いでした。

「お山、なんで今日は暑いんだろう?」
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ところがこの日も夕飯を食べ終わった頃からパンティングが始まり、夜半過ぎからは前夜よりも更に激しい120~130回/分の呼吸が朝まで続きました。身体がちょっと熱くなっていたため体温が気になったのですが、生憎体温計持参するのを忘れて検温できませんでした。

それでも朝ご飯は例のスタイルで完食、食後は鎮静に向かってる様子でした。

3連休の最終日とあって、渋滞で帰るのに時間がかかるのは必至でしたから心配だったけれど、お昼頃になるとだいぶ落ち着いて、スヤスヤとはいえないけど、まぁしょうがないよね~くらいの寝息で横になれるくらいまで状態が回復したため、午後1時過ぎに山荘を後にしました。

が、中央道は既に小仏トンネルまで渋滞してると表示されていたので河口湖ICをスルー、東富士五湖道路に入り、御殿場から東名経由で帰宅するつもりだったのですが、今度は秦野中井辺りで事故渋滞が起きてると! なので御殿場から246に入って下道で帰って来ました。

時折ハァハァいってるものの、自宅まで30分程のところまではマァマァの様子でホッとしていたら、突然起き上がって後を向いてお座り。もしやトイレしたい? 公園でトイレ休憩して、「あと一息だからね~!」と走り出したら、またまた後ろ向きに座って、徐々に息遣いがおかしくなってきました。

6時半ぐらいに家に着いたのですが、この日の東京は猛暑だったそうで、日没でもまだかなり暑かったのは確かです。でも道中ずっとエアコン利かしてたし、帰宅時は30度は下回っていました。が、検温したらなんと41度!

これにはびっくり。熱中症?にしてはグッタリ感はないし・・・食べないかな~と普段の1/3くらいの量で様子みた夕飯もペロっと食べ、結局2回目、3回目、お肉までしっかり食べ、寝る頃にはパンティングもほとんど鎮まっていました。

なんなんだか・・・

      ****** 

翌19日は朝から割と調子がよくて、後肢の状態もマァマァ。ここ最近では異例の調子の良さで、自力でちゃっちゃと立ち上がっていました。もちろん食欲もバッチリ。

しかし、7月に入ってからの後肢の状態は悪化の一途、加えてお山での二晩続きの “夜通しパンティング” ということで、本来なら11日に受けるはずの血液検査を受けていなかったこともあり、一応かかりつけを受診することにしました。

受診時、パンティングは起きてないし、肢も、「こないだより良くなってますね!」なんていわれちゃうような状態だったので、少々困って(?)しまいましたが、3連休中の出来事を話し、四肢の触診、胸の聴診、お腹の具合やリンパのチェック等々のあと採血して結果を待ちます。

検査の結果、5月以来標準値に戻っていたALPがまた上昇していて400を超えていたのと、ヘマトとヘモグロビンが少し落ちて貧血がちょっと進んでる?それ以外はノーマルでした。(追記:忘れてました!前回0.5だったCRPが3.7に跳ね上がってました。ガンが騒ぎ出してるのかな??それとも何か炎症おきて熱が出てパンティングとか...)

というわけで、好中球減少による発熱ではなさそう・・・先日のレントゲンからしたら、仮に写っていない転移があったとしても、そんなに一気に悪化するかなぁ・・・あとは各種服薬による間質性肺炎もなくはないけど・・・いずれにしても、呼吸器系の病気によるパンティングであれば、長時間鎮まっているというのは解せないので、ちょっと違うのでは?

だとしたら、後肢の件を考え合わせると、抗がん剤の副作用によくある末梢神経障害みたいな? ニューロパチーといえばLPNもあるけど、この歳になっての発症って遅くない??

ここからは後肢の話にシフトしますが・・・

ママ的には、抗がん剤(=パラディア)の副作用という疑念がどうにも払拭できなくて、口に出してみました。

先生、「抗がん剤の副作用による末梢神経障害はあるけれど、分子標的薬(=パラディア)では聞きませんねぇ~うちでも長期に使ってるケースがあるけれど、これまでそういう事例はありません。今日は状態良さそうですし、仮に神経障害だとしても理学療法的な対応しかないから、マッサージケアを続けて様子見ましょう。ただ、痛みでもパンティングは起きるので、今度パンティングがひどくなったら一度鎮痛剤をあげて反応をみてみてください」と。

この日はかなり状態が良かったこともあって、これにて終了。 

      ******

しか~し、翌日は朝から立てず・・・食欲も、微妙。ちょっと口を付けるけどそこで顔を上げて何か訴えます。なので牛乳を注いでやると、一応完食するものの、チョビっと残します。

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で、後肢の状態も日々悪化。

というわけで、ママ、久々に調べまくりましたよ。

ネット検索は英単語をキーワードにするとヒット件数が夥しくなって、信頼できそうな情報をピックアップするのに時間がかかるので、このところは日本語ばかりで検索してたのですが、それだとパラディアの副作用情報は消化器と腎臓のことしか見つかりませんでした。

が、昨日は朝からあまりにも後肢の状態が悪かったので、気合入れて調べました。“Zoetis, Palladia, adverse effects, hindlimb” でググったところ、なんと、ゾロゾロでてきましたよ!

その中から幾つかピックアップして斜め読みしただけでも、ありました。後肢の筋萎縮や歩行異常などなど。中でも、アメリカでのパラディアの承認に先立って実施された毒性検査に関する文書がFDAで情報公開されていまして(日本国内での承認前の検討会の報告書も服用始める前に読んだのですが、アメリカの方がかなり詳細です)、けっこう色んな情報が得られました。

で、かかりつけの先生に再度パラディアの副作用について電話で相談したところ、「国内では神経障害の報告はないようですけど製薬会社に問い合わせてみます」と。

そして夕方お返事をいただいたのですが・・・

「製薬会社によると、欧米ではけっこうな頻度で後肢の退縮や障害の報告があるようです。発症機序は未解明だそうです。その場合、用量を減らすか、2週間の休薬をして様子をみることになるのですが、2週間休むと転移のリスクは高まると考えた方がいいです。なので、できれば服用間隔を2日に1回から4日に1回とかにしてみるとか、ですかね」と。

正直迷いました。

でもね、もし2週間の休薬の間に肺転移が進行したとしても、今現在、原発の右前肢の痛みはまだ鎮痛剤なしで凌げてるわけで、なのに後肢がダメになって立てなくなってしまったら、ここまで断脚を先延ばしにしてきた意味がないよね?痛みが緩和されているままで逝けるなら、それもありだよね?

というわけで、オーパパとも相談した結果、今日からパラディア休止することにしました。服用開始から160日、ちょうど80回飲み終えたところです。

そしたら、ぬぁ~んと、今日の午後からまたパンティングが始まって、夕飯後はかなり酷くなってます。ちょうど1週間前の山の状態とほとんど同じ。

痛みによるものかも、という話もあったので鎮痛剤をあげてみましたが、変化無し。orz

今のところまだ80回/分ほどですけど、明け方にむかって酷くなる感じだから、もしかすると100回/分超えるかも。う~ん、やっぱり肺転移起きてるんじゃないのかな??

いやぁ~このまま朝まで付いてるのかと思うと、気が滅入ります。ちょっと2階にあがって横になろうかなぁ。(._.)

<暑さだけじゃないんだろうけど、とりあえず『冷感敷きパッド』買ってみました!>
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ギュスの肢 : 後肢が。。(T_T) [病気]

梅雨が明けたわけではないのに各地で猛暑、それも湿度の高い暑さで、人も犬も本格的な夏がやって来る前にバテそうな日が続いてますね。オードリーに続いてギュスターヴも散歩がサマータイムにシフト、朝食前の6時頃から一番近い公園往復(=300m弱)頑張っています。あ、頑張ってるのは飼い主の方かも。^^;

      ******

先日『番外編』と銘打って右後肢の異変についてアップしましたが、その筋違い的異変は徐々に回復しているように見えていた先週木曜、そう七夕の日の午後のことです。今度は、後肢がもつれる様な感じでふらつき、尻餅をついてしまい、自力で起立できなくなりました。介助してやると立ち上がったものの、右後肢がブルブル痙攣していました。

けれども、ひとたび立ち上がってしまえば、若干引き摺ってる様子ながらもちゃんと歩けているのです。が、立ち止まると、右後肢にほとんど加重していません。入念に触ってみてもこれといった反応はなくて、痛みはなさそう?

この半月ほどでお尻周りの筋肉がごっそり落ちてしまって、触ると骨格がわかるくらいゴツゴツしてきているので、あまり体重のかからない後肢といえども、遂に支えることができなくなったのかな?

GW以降ほとんど歩いていないことを考えたら当然のようにも思えるのですが、オーパパは筋肉の落ち方が急激過ぎると騒ぎ立てるので、翌日(7月8日)かかりつけに連れて行きました。

院長先生も、少し前から筋肉の落ち方が気になっている様子でしたが、触診では炎症が起こっている様子は無さそうだし、確かに痛みは感じていないようだと。6月下旬のびっこ騒ぎの時は筋違いが起きていたかもしれないし、それは徐々に回復しているのかもしれないけれど、この筋肉の減少と運動機能の異常からすると、神経系で何か起きているのかも・・・

となると、一番気になるのは背骨に転移が起きて、腫瘍が神経を圧迫しているとう状態。後は、年齢的にも椎間板ヘルニアの始まり。いずれにしろレントゲン撮ってみましょうか?という話になり・・・

だったら、5月24日の放射線治療に先立つCT検査以来(かかりつけでは5月8日の患肢と肺のレントゲン以来)撮ってないから肺と患肢も一緒に撮影しましょうということになり・・・

いったい何枚撮ったんでしょう?肺にしても1方向につき2枚で3方向、背骨だって2枚、股関節に膝に足首(=転移しそうな部位全部!)、最後は患肢2方向、13~4枚撮ったのでは??

その間、狭い台の上で体位を変えたり方向転換したりで(えぇ、ママがコマンドだして動かし、撮影時は院長先生と2人で補ていしました)、全て撮り終えたときには、ギュスはもちろん、一同汗だくでした。

ドキドキしながら待つことしばし、先生から声がかかりました。

一緒に画像を見ながら説明を聞きます。

開口一番、「今日撮った画像の範囲ではいずれの部位にも転移らしき兆候は確認できませんでした。また、関節炎のような炎症と思しきモヤモヤした陰も写っていませんし、椎間板はとってもキレイです。隙間もしっかりしてるし、オーちゃんのような棘もまったくありません」って。

というわけで、神経を圧迫するような腫瘍の転移も、(原因は何にせよ)関節炎の所見も見当たらず、だけど麻痺のような(力が入らなかったり、きちんとコントロールできない)症状は出ているわけで・・・

「神経系の異常かもしれません。MRIなら分かるかなぁ~」と先生。

「もし判ったとして、治療できる類のモノですかねぇ?」とママ。

「たぶん難しいのでは・・・次に放射線治療で麻酔掛けるときに撮ってみるのでもいいかな。どんどん麻痺が進行することもないとは言えませんけど」と先生。

「だったらそうします」とママ。

けっきょく何も判明することなく、マッサージ&ストレッチ、室内での屈伸や歩行をメインに、歩けそうなら外でも(負担にならない範囲で)少しずつ歩かせながら様子を見ることになりました。

今日現在、酷い麻痺や痙攣はないものの、引き続き右後肢に力が入らなかったり、自分の意思どおりに動かせなかったり、歩くとカリカリ引き摺ったりといった状態が続いています。

幸い右前肢の患部(骨肉腫)は放射線による痛みの緩和効果が持続しているので、ここ数日は毎日300mくらいは歩いていますが、「痛みがないだけで骨溶解はじわじわ進行していて脆いことに変わりはないので、後肢がふらついた拍子に倒れて骨折ということもありますよ。じゅうぶん気を付けてください!」と釘を刺されたのでありました。

      ******

そんなわけで、骨肉腫の痛みは一段落してるし、一時腫れていた脾臓も落ち着いたし、肺転移も無いし(肺転移が起きましたね~といわれた5月8日の画像と並べて見せて頂たのですが、今回の画像はとってもキレイでした)、毎日(たぶん)暑さでゼーハーボタボタ涙目になるとはいえ、体調はけっこう良好なギュスターヴです。

ところが、オードリーがぁ~(>_<) このところアチコチのシコリが肥大していて、一部崩壊起こしてるわ、何気に元気ありません。貧血にしろ、GISTにしろ、梅雨時~夏場の体力低下の挙句の発症でしたから、ちょっとのことでも心配です。しっかり養生してもらわないと。

      ******

ここ最近のギュス、立ち上がるときに足が滑るといけないので、部屋中のフローリング部をタイルコルクで埋めまくったら、ほんのわずか残っている床の部分に頭を突っ込んで眠っています。

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そうかと思えば、何故かマット(通気性の良いエアリー!)の隅っこに丸まってたり・・・

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オードリーのマットを占拠したり・・・

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当然オーちゃんオカンムリ。

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な~んかテンション上がらない昨今です。(=_=)

そんな中、先週、京都からお客さんがみえました。オーパパの一大事の際に、オーギュスが長期に渡りお世話になった朋さんです!2匹とも大喜びでお出迎えしました。!(^^)!

なのに、写真が1枚も無い。orz

それには理由が・・・

ちょっとゆっくりできると仰ったので、パン好きの朋さんにプチ・クッペを焼きながらの応接だったのです。手と口を動かしっぱなしの半日、とっても楽しい時間でした。是非また寄ってくださいね!(^^♪

パンの画像だけペッタン。

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ギュスの肢 : 番外編! [病気]

今日は爽やかな梅雨の晴れ間となったオーギュス地方です。でも日中は7月並の気温で、犬たちにとっては(飼い主にとっても?)受難の季節というわけで、オードリーは早朝散歩にシフトしました。

ギュスは・・・

放射線治療の効果が思いのほか持続しているらしく、骨肉腫の痛みは引き続き緩和されているようなんですけど、何故か先週火曜日(6月21日)から調子が下降気味というか、三日ばかり元気がなくて、うずくまってウーウー呻いたりもしてました。

最初は2回目の放射線照射からちょうど3週間経ったので、そろそろ効果が薄れ始めたのかな~と考えたのですが、それにしては右前肢の状態はそんなに悪くないのです。

にもかかわらず後肢がふらつく事が増えまして、もしや散歩しなくなって筋肉落ちたのが原因?と、痛みが和らいでる今がチャンスかも、少し歩いてもらうことに。

で、火曜日は野津田公園の中央広場の外周を一回り歩きました。200mくらいかな?

この時、歩きはじめは調子よかったんだけど、途中からなんだか帰りたそうになって、でもオーちゃんいるから一緒に歩いてましたけど、歩様のバランスが崩れだしました。びっこまでは行ってない??

鎮痛剤を飲ませるか迷った末、前日かかりつけを受診した時に「飲まずに済めば飲ませないに越したことはありません」といわれていたため、この時点では呻いたり縮こまったりしてなかったのでパス。

ところが翌日は朝から元気がなくて、朝ご飯のあと丸まってうーうー云ってました。なのでお昼前にトラマールを飲ませたところ、やっと伸びて眠りました。

この日は午前中雨模様で、散歩は夕方になり、降り出す前に散歩を済ませていたオードリーには留守番してもらうつもりでしたが、仕度を始めたら「アタシも行く!」というので同伴。なので一緒に歩き出したのですが、車から50mほど離れた辺りでギュスが立ち止まり、「オイラ車に戻る!」って。オーちゃんはその場で前足突っ張って戻らないって踏ん張るし。orz

婆ちゃんをなだめすかしていったん車に戻ってギュスをしまい、扉半開にして、オードリーと軽く雑木林を走り抜けて20分くらいで車に戻ったのですが、出るとき遠目に見かけた常連さんたちでも車の近くを通過したのか、ギュス、すっごく興奮してて、シートが涎でびちょびちょ~(>_<)

そんなこんなで消耗したのか、帰宅後、夕飯はガツガツ食べたけど、なんとな~く元気ないかも。(T_T)

で、木曜日も前日と同じような一日でしたが、今度は車から30mくらいで戻るって。

こう書くと肢の具合が悪い(痛い)ように思われるかもしれませんが、歩様や立ってるときの踏ん張り具合などから、患肢の状態が悪化してるようではありませんでした。

そこで気になったのが転移。

放射線は手術と違って原発部が無くなる訳ではないけれど、叩く事には違いないので、転移を抑制するシグナルが出なくなって転移が進むことはあると説明されていたため、もしかしてそっち?

というのも、ここ最近、呼吸に痰が絡んだようなゼロゼロという感じの音が混ざっていたり、横になるときはたいてい右下で寝ているのに左下になってることが増えたり(5月に一度肺転移があるといわれた時は右肺だったので、右下になると苦しいのかな~みたいな...)、ずっと38度台半ばだった体温が39度に上がってたりと、肢以外で気になることが色々あったのです。

調子が落ち始めた前日にかかりつけを受診したときは、聴診・触診とも特に変化はなかったし、6月11日の血液検査も良好だったから、内蔵の方の転移とかではないのかな?? CT撮ってからもう3週間以上経ってるけど・・・

とにかく、縮こまってヴーヴーうーうー云ってるギュスを目にしていると、色んなことが気になってきちゃうんですよ。

ところが金曜日の朝になったら、三日ぶりで目に輝きが戻ってきて、朝から元気!

前日までの塞ぎこんだギュスは何処へ行っちゃったの?くらい表情が明るくて、足取りも問題なし。

なので、昼前にギュスだけ連れて出かけた公園では、しばしギュスの足の赴くまま好きにさせていたら、10分以上ふらりふらりと歩き回り、気分良さそうでした。

それなのに・・・

夕飯の後の“お肉タイム@9時”の直後、突如右後肢を着かなくなり、(後肢が!)激しいびっこ。

ママの脳裏に一瞬いや~な想いがよぎりました。

えぇ、肺じゃなくて、右後肢に転移したんじゃないか?!ということ。

実は10日ほど前から、右後肢の脛に触れるとかすかな反応があったり、足を洗ったり拭いたりで左後肢を上げようとすると、なかなか抜重できない(=右後肢に体重移動&加重できない)様子だったりと、右後肢に右前肢の骨肉腫発覚前に似た違和感を覚えていたので。 

恐る恐る右後肢を満遍なく触って反応するか見てみたのですが、これには特に反応なくて、痛みの表現もなければ、隠してる素振りもなし。でも、激しくびっこ。(;_;)

夜間救急かとも思ったけど、びっこだけじゃ話が済まないよね?

とりあえず様子見ながら翌日かかりつけを受診することにして、夜は頻繁に様子見に降りてきて(リビングはギュス仕様のエアコン稼働中で寒くて添い寝は無理!)、眠れないまま朝になりました。

朝になってもびっこは続いていました。

ただし、足を着くことはできていたため、前夜のように激しく身体が波打つびっこではありませんでしたが、様子を見ているのは不安すぎるので、朝イチでかかりつけにいくつもりでした。 

が、忘れてましたよ。この週末、かかりつけは学会出席で土日とも臨時休診なのでありました!

さて困った。

新たに他所を受診するのはどう考えても気が進みません。

そこで、近頃オードリーに加えてギュスもボディケアお願いしてるゆうさんに何かアドバイスを頂けないかとメールすると・・・

なんと、予定が一つキャンセルになって時間があるから診て下さると!

もしゆうさんの守備範囲でなかったとしても、腫瘍の類の炎症からきてるのか、神経伝達系の異変なのかといった、およその見当はつくかもしれないし、関節や筋・膜・腱の類であれば施術してもらえるわけで、かなりホッとしました。

午後早目に来訪いただき、これまでの経緯を話しながら、さっそくボディチェック。

そしたら、右の股関節の内側、腸腰筋(だった?)周辺を触ると、ギュスが激しく反応。しまいには立って逃げ出そうとしてて、こりゃ~当りか?!みたいな。左は反応しなかったのと、腱の強張りや動きにひっかかりがあることなどから、それを緩めて様子を見ることに。

ストレッチを交えながらしばし施術。すると、徐々にリアクションがなくなり、施術後、完全とはいかないまでも、かなり違和感無く歩けるようになったのでした。

このところ暑くなってきて、エアコン稼働してるとはいえ、コルクは暖か過ぎるのでしょう。唯一フローリングのままにしてある台所のシンク前で行き倒れていることの多いギュス、起き上がる際に前足が思うように使えないので、後肢をバタバタさせ、時にはズリ~っと滑ったり、変に伸びちゃったりすることがあったのですが、そういうことの積み重ね、筋肉減少→筋力低下、右前肢に加重できないことからくる負担やアンバランスな歩様などなど、色んな要素が重なり合って、いっきに噴出したのだと思うということで、この日受けたケアのやり方をママが教えて頂いて、当面様子を見ることにしました。

右後肢のどこかに何か(デキモノとか?!)あってくだんの部位に負担がかかって痛みが出た可能性も無いとは言い切れないけど、あれだけ触りまくって、その手のリアクションは無かったように見えたので、物理的(運動機能的?)な要因という診立てで間違いないと感じています。

今日も、朝のうちは少し引き摺ってましたが、プレビコックスや(夜になって留守電聞いたかかりつけの先生から連絡があって、パラディア休止してプレビコックスをと指示されました)、ママのなんちゃってストレッチ&マッサージ、そしてゆるゆる動いたことで、徐々に歩様もスムーズになってきていて、丸まって呻く事もなくなりました。

ゆうさん、ありがとう! 本当に助かりました。(*^_^*)

      ******

そのゆうさんから、「最近ブログにパンねた無いですね~焼いてないんですか?」って聞かれたので、「ぼちぼち焼いてますよ~」と答えました。なので、ツラツラ~と画像だけ貼ります。(^^ゞ

<ゆめちからブレンドの山食>
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<セントルレシピのレーズン食パン>
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<オリーブ&チーズとローズマリー&岩塩のフォカッチャ>
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<ゆめちからの角食>
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<全粒粉&リスドォルのカンパーニュ>
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<イチジクとクルミのライ麦カンパーニュ>
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最後は、お決まりの、おねだりワンs!

「また写真撮ってるぅ~<(`^´)>」
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「ジャムも悪くないけど、ライ麦パンにはやっぱりクリチだよ!(^o^)」
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ギュスの肢 : 放射線による疼痛緩和治療の経過 [病気]

梅雨なのにさしたる雨は降らず、関東地方の水源がピンチ。取水制限始まっちゃってます。給水制限にランクアップするのも時間の問題?節水に務めなくちゃ、です。

雨は降らないけれど、湿度は高いし、昨日は気温も今季最高を記録。ギュスは云うに及ばず、気管虚脱+咽喉頭不調のオードリーも、ちょっと身体を起こすだけでハァハァ、時々咳発作が出たり。なので連日20時間くらいはエアコン稼働していて、とっても非エコな我が家です。

お山に行けばいいんだけど、実はここ2週間ほどママがプチ不調で、エイヤっと動けません。トホホ。(=.=)

      ******

さて、前回の記事から既に2週間が経ってしまいましたが、今日はその間のギュスの様子などアップします。

2回目の放射線照射が5月31日でしたから、あさってで丸3週間になります。担当医の話では、照射による疼痛緩和の効果は照射後数週間(=1ヶ月はもたない)とのことでした。ということは、来週後半には元の黙阿弥となるのでしょうか?

前回の記事をアップしたのが2回目の照射から4日目でしたか・・・その時点では、2回目の照射直後に起きた患部(=照射部)の腫れと足先の浮腫みが酷くて、びっこもひいていて、効果があったのかどうか微妙と書きました。

が、翌日(6月5日)の夕方くらいから腫れが引いてきて、びっこも目に見えて軽くなり、放射線あてる直前には日に4回(ほぼ6時間毎)服用していた鎮痛剤も朝夕2回まで減らせました(この1週間は1日1回、飲まずに済んだ日も!)。

ただし、痛みが和らいだからといって、病態(骨が溶けて脆くなってる)に変わりがあるわけじゃないから、骨折しないように暮々も気をつけるように云われているし、天気もイマイチというわけで、引き続き散歩は無きに等しい日々。車で広い公園に出かけるも、駐車場で車を起点に半径30mくらいでウロウロするだけ。

そんな中、6月8日の夕方、薬師池公園(の駐車場!笑)に出かけたときのことです。

最近は車待機には暑いので別々に連れ出すことが多いのですが、この時はオーちゃんも積んでいたため、木陰に停めて、先ずギュスを出しました。

えぇ、以前から室内トイレでは、ウンの方は、我慢の限界に達するか、独りで留守番させられた時でないとしないギュスでして、便通のリズムを崩すのもな~と歩けなくなってからは、毎日欠かさず排便散歩(!)に連れ出しているせいか、降りると車周辺の臭いを嗅ぎまわり、やおら場所を定めて用を済ませました。

たいていは、用事が済むと車に向かうのですが、この時は、車には向かわず、蓮池の方に行こうとするではありませんか!夕方のお散歩ゴールデンタイムとあって、あちこちから犬の気配がしていたこともあったのでしょうが、とにかく車には乗らないと。

しか~し、先ごろ、駐車場のレイアウトというか出入り口の位置が変わったため、園内まではかなりの距離がありまして、これ歩いて往復は無理だろ~というわけで、車を蓮池に近い場所まで移動することにしました。不満そうなギュスを説得して一旦車に戻し、これまた、「エ~降ろしてくれないの?!」と文句垂れるオードリーを無視して、300mくらい移動して駐車。停めてる最中から2匹でヤイノヤイノと大騒ぎ。

2匹降ろして歩き出すと、も~テンション[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]

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ギュス、小走りだし、全然びっこひいてないじゃん!\(◎_◎)/

もう何週間も、長くて200mくらい、たいていは100mも歩いていなかったので、このまま歩かせていいものやら・・・往きはヨイヨイでも途中で歩けなくなったらどうするんじゃい?とビクビクしながら着いていくオーママでした。

そしたら、蓮池の中頃で、なっちゃん&ダイス君がこっちに向かって歩いてくるのに出くわしました。

ダイスはまだ1歳半の若者、ギュスはパピーのときから知ってるので、会うと両者ウヒョヒョ~と跳ね回りエライ騒ぎになるのですが、事情をご存知のYさんが上手にダイスをコントロールしてくれて、程よいテンションで距離を詰めご挨拶。

お祭り状態なのは最初の数分だけで、後はどちらもマイペースで臭い嗅ぎ。時々思い出したようにウヒョヒョ~と盛り上がりつつも、落ち着いた時間を過ごせてホッとしました。ギュスも大満足。(^^♪

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ここまで調子よくやってきたギュスだけど、時間が経つにつれて、どうやら疲れたか痛みが出てきたか、トーンダウンしだしたので、Yさんご一行と別れて車に戻る事に。

ところが、これっぽっちじゃ気持ちが納まらないのがオードリー婆ちゃん。

仕方ないので、ギュスを車待機させ(窓全開&バックドア半開)、オードリーだけ連れてお散歩に。

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紫陽花は見ごろまでもう少しでしたけど、菖蒲は盛りでした。もっとゆっくり鑑賞したかったけど、車で待ってるギュスが気がかりだったのと、駐車場の閉門時刻が迫っていたため、オードリーを急きたてて20分足らずで車に戻りました。

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そしたら、たった20分だというのに、置いていかれた事が納得できなかったのか、体中噛みまくってグチョグチョになっていたギュスでした。

はい、GW以降肢の状態が悪化して、4月24日を最後にシャンプーできなかったので、毎日欠かさずスキンケアしてるとはいえ、常に炎症が起きて湿疹も出ていますから(かろうじて掻き壊さないで凌いでるけど...)痒いんです!

で、この日を境に、ほとんどびっこひかないか、引いてもすぐ普通に戻るくらいと、痛みのレベルが1ヶ月くらい前の状態に戻ってる様子だったこともあり、かかりつけの先生も「今だったらシャンプーしてもいいです」といってくれたので、6月11日に7週間ぶりでシャンプーしました。(*^^)v

これまではオーパパが洗い場に入ってくる事なんてなかったのですが、この日は、介助の必要な場面もあろうかと浴槽内(笑)でスタンバってまして、そしたら、シャンプーの様子を撮影してました。

というわけで、ブログ初公開、ギュスのシャンプー風景!(^_^;

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元気な時は、シャンプーからドライまで4時間半~5時間、ほぼ立ちっぱなしでしたけど、今では、洗ってる時はお座りか伏せ、ドライは伏臥か横臥でやってます。そのせいか、前より疲れてないらしい。(時間かかって大変さ~T_T;)

      ******

そんなこんなで、放射線治療、予想より効果があったように感じます。事前の説明だと、効いてもサクサク動けるほどにはならないんじゃないかな~みたいな口ぶりでしたが、思いのほか日常のQOLがあがって、ギュスターヴの表情にも明るさが戻って、とても元気な時間を過ごせています。

もう何日かしたら、また痛みがぶり返すんでしょうかねぇ~そしたら切るのかなぁ~残り2回の放射線治療をするのかなぁ~5月24日には無かった肺転移はどうなってるのかなぁ~色々いろいろイロイロ、考えたら切りが無いけど、今日の散歩も気分よく歩いてた。それでいいいかぁ~(*^_^*)

最後は、6月15日のお散歩風景!


タグ:骨肉腫
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ギュスの肢 : 疼痛緩和のための放射線治療 [病気]

すっかりご無沙汰でした。その間に菖蒲や紫陽花の季節となりました。西日本では梅雨入りしたようですね。

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あんまりサボっていたら、ギュスの具合が悪いんじゃないかとご心配おかけしたようで、あちこちからメールなど頂きました。m(_ _)m

具合が悪いというより、スキンケアに手一杯でブログ書いてる時間が取れないのですぅ~(T.T)

この季節、例年であれば週1回のシャンプーが必要なんですけど・・・

元気なときでもシャンプー&ブローで4~5時間かかっていましたが、立ち続けるのが辛くなってからは、伏せたり座ったり、時には横たわったりと体位を変えながらの作業で、更に時間がかかるようになってしまい、現状の痛みを考えたらシャンプーは難しいかも~というわけで、日々のスキンケアで凌いでまして、一日でもサボると “横ばい” が維持できなくなるため、毎日最低4時間はスキンケアに費やしてま~す。

でも今日は、パパが在宅だったからアシスタントしてもらって、スキンケアではなくて散髪(今年になって5回目!)しまして、ケアより少しゆとりができたから久々の更新です。

      ******

あまりにも時間が経ってしまって、どこから書こうか悩んでます。やっぱり前回記事の続きですよね。^^;

右肺に転移が見つかり(5月8日のレントゲン@かかりつけ)、断脚よりは温肢しながら痛みの緩和を目指そうと、放射線による疼痛緩和療法に踏み切ることに決めたのですが・・・

先月半ば、5月24日に初回の放射線治療を予約、とくに変わりなく過ごしていたのですが、5月19日に突然痛みがレベルアップしまして、それまでは身体が上下することはあってもドスンバタンと音をたてるようなびっこはなかったのに、この日の午後から、患部が腫れあがって、とんでもない状態になりました。

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しばらく前から腫れてたんですけど、ここまでハッキリ見分けがつくほどではありませんでした。

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それならじっとしてればいいものを、オードリーが動き回ると気になって起きてきてドスンバタン。あんまり激しい衝撃が加わるので、ママ思わずかかりつけの先生に「カクカクシカジカ…自重で折れちゃうことありませんか?」と訊ねたら、「ありますよ~安静にしてください!」って。

<ご飯の仕度中、オーちゃんが台所うろつくとギュスも同調するので、バリケンで待機!>
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でも、さすがに衝撃の痛みには勝てず、次第に動かなくはなったものの、近所のお友だちが立ち寄ってくれたり、電話から馴染みの音声が聞こえてきたりすると、テンションあがって大興奮で跳ね回り、後で正気にかえると痛くても~大変、みたいなことも多々。

「姉ちゃんバリケンにいるからフライングはないな~^o^」
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せっかく気遣って立ち寄ってくれるお友だちには事情を伝えて来訪を控えてもらったり、スマホはサイレントモードにして、着信したら2階に移動して受けたりと、なるべくギュスを刺激しないようにはしていますが、そうそうアレモコレモ制限しては楽しみがないよね~免疫落ちちゃうよね~ブツブツブツ。

というわけで、鎮痛剤の内服3回に加えて、坐剤も頓服で使ったりしながら24日を待ちました。

      ******

そして迎えた24日、なんと、朝、自力で起立できなくなってしまいました。orz

全身麻酔なので12時間は絶食、よって本来は鎮痛剤も前日の夜でお終いですが、予約が午後3時だったので、かかりつけの先生からお許しをもらって、朝6時前に、ほんの少しのフードと共にトラマールを飲ませました。

8時くらいになって、なんとか排泄を済ませたものの、支えてないとよろける始末。「はて、ママ一人で車に乗せられるんだろうか?」というか、「ここまで痛みが強くなってるのに、放射線で痛みが緩和できるんだろうか?」、悶々としててもしょうがないので、麻布に電話して状況を説明、予約時刻より早くなるかもしれないけど、車に乗れそうなタイミングで連れていっても構わないか聞いたら、担当の先生と連絡とってくれて、「鎮痛剤はあげても大丈夫だとのことです」と。

しか~し、前にも書いたように、OD錠になってからというもの、トラマールの服用は一苦労なんです。チーズやバナナに埋め込んでなんとか誤魔化してるわけで・・・坐剤だったらいいのかな? でも、かかりつけの先生は坐剤は麻酔と相性がよくない薬なのでトラマールにしてというし・・・オブラート二重にして、お昼頃、なんとか飲ませました。

そして1時半過ぎに排便のために庭に出したので、そのまま日陰に待機させ、2時過ぎに無事車に乗り込み出発。

道中、とにかく振動しないように慎重に運転してたら、制限速度ピッタリだったものだから「ちんたら走ってるんじゃねぇ~!」と煽られました。(>_<)

予約よりだいぶ早く到着。

庭では排便しなかったので、痛々しかったけど玄関脇のトイレエリアで少しウロウロさせたら少な目ながら出まして、そのまま建物の中へ。受付を済ませ、いつもなら待合の一番奥までスタスタ進むギュス、「もう歩けない!」ってお座り。なので受付前のソファで順番を待ちました。

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実は、骨肉腫の件ではこの日が麻布初診でして、いきなり放射線なのか、腫瘍科の診察があるのか、その辺りの段取りを一切知らされないままの受診で、ちょっとイライラしていたのですが、3時半をまわった頃に、診察室から今回の担当医である腫瘍(外)科の先生が顔を出しました。

ギュスが立ち上がるのに難儀してたら、先生、近付いてきたので、一緒に歩きながら経過をサクッと話し、待合の一番奥までいったところで、「もう少しだけお待ち頂けますか?」と。そのまま待合でで待機。

4時前になって再度呼ばれて、今度は診察室の中で少し詳しく話すと、先生も、放射線治療についての事前説明を始めました。

でもって、ここでビックリ。聞けば、放射線治療といっても痛みの緩和の場合は、1クール(週1回×4回予定)終了時から数週間しか効果が持続しないというのです。これまで、かかりつけ他で聞いていた話だと、数ヶ月~半年くらいは痛みの緩和が見込めるということだったので、肺転移を確認したこともあり、だったら放射線ということだったんだけど、いくらなんでも数週間(治療期間含めても2ヶ月弱!)じゃあんまり意味ない?!

緊急事態なのでパパに電話して相談。

結果、手術と比べたら取り返しのつかない事態が起きるリスクは高くないし(たぶん...)、1回の照射で少しでも痛みが和らげば見っけ物ということで、万難排して受診にこぎつけたこともあり、予定どおり実施すると返事をして、同意書(全身麻酔!)にサインしました。

生来穏やかな気質で、人間に歯向かうなんて考えられないギュスですけど、ここ最近の痛みのせいで若干気が立っていることもあり、万々が一のアクシデントもゼロではないし、興奮して暴れて骨折なんていうことは絶対避けたいので、留置針の処置についてはママも補ていに加えてもらうように頼み、目の前で処置してもらいました。

本当なら麻酔が効くまで付き添いたいところでしたが、それは放射線管理区域になるので入れませんとのことでした。地下に下るエレベーターのところで先生にリードを預け、振り返るギュスに「前へ!」と声をかけ、エレベーターに乗り込んだのを見届けて、その場を後にしました。

      ******

この日は、オードリーが朝の散歩で少々粘膜かぶった軟便だったので大事をとって留守番させていたため、麻酔から覚める頃には戻りますと言い置いて、いったん様子を見に帰宅。

オーちゃんはベッドでうとうとしてました。エアコン切って、窓を開け、オヤツを上げて、トイレさせ、「もう少しお留守番頼んだよ!」と病院にとんぼ返り。

戻ると、丁度ギュスが診察室に戻されてきたところで、まだボンヤリしてる様子でした。先生、「少し麻酔覚めるのに時間がかかってますね~それと心臓が少々不安定です」とバイタルモニターをチェックしながら話し出したら、ギュスが頭を持ち上げてママを見上げました。ても身体はまだ麻痺してるらしく、ボーっとしてました。

続けて、「今上がって来たところなのでCT画像チェックしてないんです。一緒に見てください」と云って輪切りの画像を爪先から順送りに表示しながら解説してくれました。

骨肉腫の部分は、最初骨膜がモヤモヤっとして、4月30日のレントゲンで見たように線維の表面が毛羽立ったような状態に始まり、核心部(?)は骨膜がすっかり溶けていました。更に上方向に進むと、今度はきれいな骨膜が写っていて、まだ溶解が起きていない部位だと判りました。

覚悟はしていたけれど、こうもハッキリ溶けてる画を見ると、グサっときました。

ママが、「このくらい溶けてると、うわぁ~!(>_<) という感じですか?」とたずねたら、先生、「いえ、まだまだ。こんなもんじゃないです。もっと溶けちゃってるケースはいっぱいあります」って。

でも、「レトリーバークラスの体重だったらとっくに右前足着いてないレベルの痛みでしょう。でも3本じゃ体重支え切れないんでしょうね。だから痛くても着いてるんだと思われます」って。

「40キロくらいだったら3本でも問題ないんだけど、ギュスの体重だと自力で起き上がるのは無理かもしれません。立ち上がってしまえば、それなりに歩くと思いますけどね。自分の犬だったら、最後まで切らずに過ごさせたいと考えるかなぁ・・・難しいですね」って。

そして、初回ということで、肺転移のチェックもしたため、そちらのCT画像も見ることに・・・

ええ、ママとしては、5月8日にレントゲンで確認した肺転移がどのくらい進んだかも気になっていました。

が、順送りしながら、先生、「レントゲンではどの辺りでした?右肺、何も無いんだよね~」って。

ママ、一瞬耳を疑いましたよ!だって、直径5cmの円形の陰がハッキリ写っていたのですから!

「(他の犬の)横向きのレントゲンですけど、どの辺でした?」って聞かれたので、「心臓の前辺りだったかな~いや、もう少し後寄りかも・・・」と、しどろもどろに答えました。恥ずかしながら、示せといわれると、正確な位置は思い出せませんでした。

その時、「あ、これですかね~」って先生。輪切りの中央あたりに白く光ってる円が表示されました。「でも、これは肺の中じゃないですよ。胸骨のリンパ節がたくさん集まってるところの一つが腫れてるようです。3~4cmというところかな」と。

ママ、「オードリーの術後の検査(はい、この担当医、オードリーのGISTの担当医でもあります。=.=)で写ったのみたいな?」と聞いたら、「そう、そんな感じですね。骨肉腫は血行性だからリンパにのって転移することはあまりないけど、別の悪性の腫瘍ということもなくはないです。でも画像だけでは腫瘍なのか単なる腫れなのかまでは断定できません。後、点々と見えるのもリンパ節です。右側を下にして撮ってるのでちょっと微妙かもしれないけど・・・う~ん、でも右肺には何もありません。左も無し!肺転移はありませんね~」って。

ママ、何が何やら頭真っ白状態!!!

だって、レントゲンで写ってたのにCTで確認できないなんて、有り得ないでしょ?!

先生は、すっかり胸骨の白い円と見間違えたんだと思い込んでる様子で、「とりあえず肺転移はなかったということで、本当なら喜ぶところだけど、単純には喜べないよねぇ~」って。

その通りです。肺転移がなければ、余命は半年、いえもっと延びることだってありますから。

「ひたすら痛みとの戦いになるね」って、先生も複雑な表情でした。

「大きい犬を飼ってる人が多いアメリカだと、痛みを我慢できる間はこのまま頑張って、限界になったら安楽死というケースでしょう」とも。

聞きたい事や、確認したい事も、た~っくさんあったはずなのに、何も言葉にできず・・・

そうこうするうちにギュスのバイタルサインが安定してきて、手足ももぞもぞ動かし始めたので、「立ってみる?」って。

自力で立とうとしたら途中で潰れたので、体格のいい担当医と、もう一人大きな男の先生、小柄ながら全身筋肉みたいな女医さんの3人がかりで、お腹の下にバスタオル2枚かませて引き上げたら立てました。で、そのまま玄関前の車までゆっくりゆっくり運んで(自力歩行もしてた?)、ママがスロープをセットしたら、ギュス、進んで登って行きました。

登りきったところで倒れこんで、一堂一瞬ドキっとしましたが、前足は大丈夫でした。(^^ゞ

ということで、どうにか1回目の放射線治療を無事クリアして帰宅しました。

家に着いたら7時過ぎていたため、涼しかったこともあり、まだいくらかボーっとしていたギュスを車に放置して、とりあえずオードリーに夕飯を上げて、8時前に車から降ろすと、「え?何なに?普通に歩いてるじゃん!」と、またまたビックリ。

まさかこんなに即効性があるわけないよね?麻酔が残ってて、痛みを感じてないのかも~でも何でもいいや、痛くないんだったら。(^^♪

収納中、後肢がフラフラして尻餅つきそうになったりしてたし、おそらくは麻酔の名残だよね~と。

翌朝、ちょっとびっこに戻ったものの、前日の朝立ち上がれなくなったギュスとは大違い。どうみても痛みが軽減したようで、元気も戻ってました。

そうすると、嬉しいのか、けっこうちょこちょこ動き回り、それが祟ったのか、昼過ぎから患部が一段と腫れあがったばかりか、足先が浮腫んでるように見えました。放射線の影響として、軽度の熱傷や抜け毛とともに浮腫もあると聞かされていたので、やっぱり(/_;)、という感じでした。

腫れや浮腫みとともに、びっこもけっこう激しくなったけど、照射前のようにドスンバタンすることはなく、また、びっこなのに何故か元気で、かかりつけの先生に報告に行ったら、「照射の副作用による炎症からびっこが酷くなってるのかなぁ~でも腫瘍の痛みは鈍ったのかもしれませんね。様子見ましょう」って。

そして、CT撮影で肺転移が確認できなかった件については・・・

「頂いたCT画像を精査したところ、麻布の先生が云っていたのは5月8日にレントゲンで確認したのとは別の場所です。そしてCT画像にはレントゲンに写っていたモノも含めて、肺転移はありませんでした。なんでだろうね~?」って。

いやいや、「なんでだろうね~?」は私の台詞!

「パラディア使ってて5cmまで成長したモノが、2週間ちょっとで(パラディアで)消えることは考えにくいし、後は漢方?理由は分からないけど、なくなってるのは確かです。転移の有る無しで今後の方針も変わると思いますけど・・・断脚で痛みをとるのがQOLには一番なんだけど、おそらく一人で起き上がれなくなると思うので、どっちをとるかですね。それと、切ったら転移は進むと考えておいた方が・・・」というわけで、またもや決断し直しとなりました。

<骨が丈夫になるように(?)、カルシウムたっぷり、クリチとヤギミルクのクッキー焼きました!>
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      ******

そして1週間後の5月31日(火)、2回目の放射線治療です。

金曜にちょっと大騒ぎして、土日は痛みが出ちゃって坐剤のお世話になったものの、週明けにはびっこながらも元気という状態に戻って、受診日を迎えました。

1週間前のドキドキハラハラがウソのように、順調に絶食して(笑)、3時に家を出ました。病院に着いてからも、ギュス、かろやかなびっこ(??)で待合の廊下を一番奥まで進み、ドテっと伏せました。^^;

たまたま待合を通りかかった担当医が、「調子よさそうかな?もうちょっと待っててね!」と声をかけてくれました。

4時前に診察室に呼ばれ、1週間の経過を話し、この日もママと一緒に留置針まで処置して放射線エリアに。

戻ってくるまで1時間弱というので、この日は同行していたオードリーと大学構内を散歩して時間を潰しました。

薄曇り&涼しい風が吹き抜け、丁度いい陽気で、オーちゃんご機嫌。(*^_^*)

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馬場には4~5頭の馬が出ていて、オーちゃん喜んで近づいていったら、1頭が向かってきたものだから、軽く呻ってました。尻尾や耳の付根などなど、全身から警戒警報でてるのがおかしくて、いっぱいシャッター切っちゃいました。^^;

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遠ざかっていったら、ホッとしたのか、リラックス。(^_-)-☆

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最後はドッグランに立ち寄り、くんくんタイム。

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<今じゃハードルも跳ぶ物じゃなくて、嗅ぐもの??>
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5時前に診察室に運ばれてきたギュス、この日は前回より目覚めが早かったのですが、頭が先行して覚めちゃったのに身体は覚めてなくて、立ち上がろうとしたら思うように動けない事にショックをうけたのか、軽くパニックというか、興奮気味。バイタルサインモニターが安定しなくて、先生たち困ってましたが、動けるようになったから大丈夫だろうと持ち上げたところ、やっぱり足がふらつき、診察室を出たところでヘタレ。もうしばらく休ませることに。

一緒に様子をみていてくれた先生、「放射線治療といってもギュスの場合痛みの緩和が目的なので、もし今日の結果がよくて鎮痛剤を減らせるようなら、残り2回は保留して、再び痛みが激化したときに照射することもできます。要するに放射線も鎮痛剤のようなものと考えてください。照射できる総線量は決まっているので、効果が出ているなら使い切らなくていいということです。ここまで来たら、いつ切っても一緒です。自分だったら痛み止めで行けるところまで行って、そこで手術なり、安楽死なり、考えます。今日の治療で、もっと状態が良くなるといいですね」って。

それで、3回目の予約は保留したまま帰宅したのですが・・・

1回目のときは、麻酔が残っていたにしろ、明らかに帰宅時から痛みが減っている様子だったのに、2回目は、帰宅した時点で患部(照射した部分)がすごく腫れていて、足先の浮腫みも相当でした。

そのせいか、スロープは問題なく降りたけれど、かなりのびっこ。

さらには、初回はびっこながらも元気だったのが、ちっとも元気じゃない!

翌日は時々うーうー言いながら痛そうにしてました。

でも木曜日はちょっと復活したのか・・・

朝ご飯前にオードリーの散歩にいって戻ると、出る時は寝ていたギュス、玄関でお出迎え。「次はオイラの番だよね!」って。庭に出したら、サッサと車のところに行って扉を開けろと。

この朝は、とても清々しい陽気で、空気もひんやりしていたので、町内散歩終わってたけど、オーちゃんも積んで、野津田公園にレッツラゴー!

車から降ろしたら、スタスタ歩き出し、気持ちよさそう。

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どこの散策路か?ってな絵ですけど、実は駐車場です。^^;

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近頃は、公園に連れ出しても、車の直近で用事を済ませたらとっとと車に戻るのに、この時は、風や匂いを楽しんでるようでした。

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車に戻る気なさそう?

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なのでオーちゃんも降ろしてやると、2匹で歩き出し、駐車場を突っ切って、向かいの草むらでクンクン、クンクン。

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この後、顔見知りのワンコさんがやってきて、軽くご挨拶しました。(^^♪

「あ、知ってるコが来た!」
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しか~し、このお散歩が仇となったのか、翌金曜は朝から最悪。立てなくはなかったけど、またしても身体が激しく上下するほどのびっこ。プロナミドもらいに行くついでがあったため、クリニックへ。

照射直後よりは腫れも浮腫みも引いてはいたけど、けっこう痛そうにしていたので、院長先生、「3回目をどうしたものか、担当医と相談してみて」って。

帰宅してから電話で話した結果、「放射線による疼痛緩和は、効果が出る場合は1~2回でもけっこう痛みが鈍るし、効果が出ない場合は4回やってもあまり期待できないことが多いので打ち切ることもあります。話の感じだと、腫れや浮腫みが引いた時点でないと腫瘍の痛みが軽減されたかどうか分かりづらいから、ここはいったん休止して様子をみましょう」という事になりました。

それが昨日の夜の話です。

      ****** 

長~くなりましたが、放射線が疼痛緩和に効いたかどうか、今のところ微妙ということと、あったはずの肺転移が消えてしまって、またまた今後の展開が読めなくなったというご報告でした。

わかってることは、ギュスの痛みを可能な限り減らしてやりたい、ということなんですけどね。どうしたものか。

「痛くなくなったら、歩行器で散歩できるんじゃない?」
「そうだよね~シャンプーもできるかな?」
「た・ぶ・ん!」
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タグ:骨肉腫
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ギュスの肢 : 新たなステージ [病気]

今日は朝から本降りの雨 [雨] 、そして、昨日今日とギュスのびっこが少し落ち着いていることから、今のうちにギュスの容態を整理して記事にしておきます。

      ******

前回書いたように、GWの間に一気に悪化、というかびっこが酷くなり、4月30日のレントゲンでは、腫瘍がだいぶ大きくなって骨溶解も進み痛みが強まったのだろうということで、この日からトラマールを1日3回(1回125mgで8時間毎)服用することにして、断脚するなら決断を、という話になっていました。

で、オーパパとも色々相談し、いよいよ切るかという方向に傾いて、だったら3本足になる前に健常(一応まだ大丈夫?)な歩様を見て貰い、その上で歩行器を作ってもらおうと “ポチの車イス” という装具士さんを訪ねたのが5月2日でした。

ところが5月8日、4月30日には肢の痛みが酷くて保留していた肺のレントゲンを撮ったところ、これまでレントゲンでは確認できていなかった肺転移がバッチリ写ってしまいました。この時点では、左はきれいでしたが、右の上部が白っぽくなっていて、その中に、腫瘍らしき直径5cm程度と1cmくらいの2つの陰が確認できました。

4月末からの肢の状態の突然の悪化からしても、腫瘍の悪性度が上がったのか、活性度が高まったのか、何らかの変化は起きているだろうと覚悟していたため、ショックはそれほど大きくありませんでした。

これまで進行が遅くて、比較的安穏と過ごせていられたには違いないけれど、先の読めない宙ぶらりん感というか、ひょっとしたら自然退縮なんていうこともあるのでは、なんていう朧げな期待も気持ちのどこかにあって、それはそれで不安定な心境だったのが、「やっぱりガンなんだよねぇ~」と気持ちが定まったとでもいうのでしょうか、吹っ切れたように感じました。

      ******

骨肉腫は原発自体は致命的ではないけれど、肺や腎臓などへの転移は進行したら命を奪うわけで、冷静に考えた場合、ここで原発を切除すると、一般的には1ヶ月くらいで肺転移が急激に進行、余命はもって2~3ヶ月ということになります。もちろん個体差があるわけで、ギュスの病状がどう展開するかは “神のみぞ知る” 領域なんですけどね。

一方、切らずに鎮痛剤だけの緩和ケアで最後まで頑張るとなると、これまでの状況からすれば、ひょっとするとまだ半年くらいはもつかもしれません。でもね、痛みの激しさは、現時点でも起立時は相当な様ですし、いずれ病的骨折が決定的になって(骨再生が骨吸収=破骨を補いきれなくなる)立てなくなっても、前足ですから、あれば身体を起こそうとするたびに加重するのは避けられない訳で、モルヒネパッチを使うにしても、想像を絶する痛みに耐えなきゃならないわけです。余命が長ければ、それだけ痛みと闘う時間も延びるという、本当に残酷な状況なわけです。

であれば、迷うことなんて無いはずです。今日明日に途絶するわけではないのですから、やっぱり痛みをとってやるのが最善の選択でしょう。

昨年12月の時点で、それは分かっていたのです。一度は手術の段取りもしたのですから(レントゲンで肺転移が確認できない段階で原発を切除して抗がん治療すれば、1年、ひょっとしたらそれ以上生きられるとも...)。しかし、幸いにもギュスの場合、進行がゆっくりだったこと、60キロ近い超大型犬で患肢が前肢ということで、獣医師たちも様子をみようといってくれたこと、などなど、ここまで切らずにこれました。

その間、肢を温存できる手術方法や放射線治療についても検討しました。

が、温肢手術は感染症+術後数ヶ月(2~3ヶ月という話も...)での再発リスクが高く、放射線療法は骨肉腫には根治術としての効果はほとんど見込めず、痛みの緩和ケアとして実施するのが一般的であり、やはり施術から半年~9ヶ月ほどで再発することが多いという話しを聞いて、選択肢からは除外する方向でした。

しかし、ここへ来て肺転移が明確になったことで、こう云ってはなんですが余命が少しは読めるようになったわけで、それだったら放射線による痛みの緩和(=温肢!)という選択もありでは?という話になり・・・

かかりつけの先生とも相談の結果、放射線治療を受けることにしました。

オードリーのGISTの件があって、ぶっちゃけ手術だったら(術後管理に不安がある!)麻布はないな~と思っていたのですが、放射線治療であれば入院しないし、症例は山ほどあるということで、ギュスも麻布でお世話になることにしました。

手術に比べたら懸念(?!)は少ないとはいえ、放射線治療も施術のたびに全身麻酔が必要になるので、最大4回の照射と聞いているため、原因不明ながら不整脈のあるギュスですから、無事治療を終えることができるのか心配といえば心配ですけど、効くケースだと、1回目の照射でけっこう痛みが軽減されるといわれているので、もうそこに賭けるしかないです。(もしも麻酔から覚めなくても、旅立ちが早まった=痛みから解放されたんだと受け止めることにします。^^;)

人間だったらストロンチウムの皮下注射による疼痛緩和も可能なんですけど、獣医療では承認されていないそうで、大掛かりになってリスクも高くなるけれど、ギュスの肺が頑張っていられる間だけでも、痛みが減って、4本足で歩けて、最期の時まで可能な限り自然に暮らしてくれることを願うだけです。

オーパパは、転移の進行が想定よりゆっくりで、結果肢の(病的)骨折という事態が起き、やっぱり切ることになったりして・・・なんて危惧してますけど、その時はその時??

      ******

そんなわけで、放射線治療に向けて体調を整えられればと、かかりつけの先生にお願いして、十全大補湯という漢方薬を処方していただきました。

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マウスレベルでは抗がん効果も確認されてるとかいわれてますが、それはさておき、免疫にはかなり助けになる方剤でして、人医療では抗がん治療の補助剤として使われていますし、放射線治療の副作用軽減にも役立っているとか。くわえて、気血虚に対する処方なので、貧血改善や、血流改善による皮膚症状の緩和も期待できるはず?!

そして、断脚しないので使わないかも~となってしまったけど(四足歩行時には却って邪魔なんだけど、体重をかなり支えてくれるので、慣れれば立ち止まったときには休めるだろうし、そしたら少し長い距離歩けるかも...)、昨日、歩行器ができてきました!

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上の画像からさらに1工程改良をして(写真とってない~>_<)、めでたく納品となりました。

3回作業場に通って何度も試乗、ギュスのサイズと動きに合わせて作ってくれたので、サイズはピッタリ、動きも舗装面ならOKですが、上手く乗りこなすにはハンドラーと息を合わせる必要もあるし、練習しないと難しいでしょう。でも店主によると、ギュスは全然動じる様子がなくてバタバタしないから、乗りこなせるようになるんじゃないかな~って。(*^^)v

当初、後肢に問題のない(あるかもぉ~ってか?^^ゞ)ギュスなので、前だけでなんとかできないかと試行錯誤してくださったのですが、素材が軽い分、不安定になってしまって、結局従来どおりの4輪仕様になりました(通常、後肢の悪いケースでは後輪のみで、前肢も補助が必要な場合は前輪も付けて4輪になるそうです)。

でもね~ギュスサイズだと、あまりにも巨大になって、車に積むのが大変ということで、前後を分離できる仕様に改造して頂きました。

それでも、安定させるために車輪が外傾してるので車体幅が広く、デリカのドアを通すのもやっとでした。後から荷室に積めば楽なんだけど、荷室はギュススペースだからねぇ~もう少し考えないとね。気楽に携行できないと使用場所が限定されてしまいますから。

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昨日は、とりあえずオードリーのシートと助手席に収めて持ち帰りましたけど・・・

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帰宅後、アチコチ向けてドアをかわして下ろしたら、後輪側のポールが外れちゃった! たぶん前後を合体させるときにビスで固定すれば大丈夫だと思うけど、お店に確認しなくちゃ。^^;

車イス屋さんに行く途中に淵野辺公園があるので、このところ、ちょこちょこ立ち寄ってます。画像は昨日のじゃないけど、木陰が多いので、今のところ日中でも散歩できて、オーちゃんもご機嫌。

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ギュスは、GWからこっち家の庭しか歩いてないので、車の周辺ふらふらするだけでも気分転換できて、ご機嫌? 

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オードリーの貧血 : 復活! [病気]

爽やかな初夏の陽気と、梅雨のようなイヤァ~な天気が入り乱れた今週のオーギュス地方でしたが、本日はまぁまぁ過ごし易い一日になりそうです。

ギュスの症状に変化が出てきて、このところまたしてもアレコレ思案&決断の最中(って変な表現だね?)なので、そちらについてはもうちょっと整理がついてからアップするとして、本日は4月の定例貧血チェックで溶血性貧血の再発を申し渡されたオードリーの検査結果報告のみサクっと。(^^ゞ

      ******

4月15日の検査でPCVが35.5%まで低下、一方でCRPが3.5に上がっていたため半年振りにプログラフの服用を再開し、その効き目をみるためGW前の28日に受診するはずが、当日雨だったため留守番できない誰かさんを同伴するのが大変なのでキャンセル、けっきょく連休明け5月10日の受診になりました。

この日の担当研修医がGISTで入院したときに病棟にいた先生だったからか、GISTの検診と勘違いしてたみたいで、「今日はお腹のエコーと・・・」とか言い出したので、カクカクシカジカ貧血チェックですと伝えると、「あ~そうでしたか。じゃ、血液検査だけですね~^^;」って。(申し送りできてるはずよね?頼みまっせ!)

ギュスが立ったり歩いたりするのが大変だろうと、予備問診は待合で済ませたので、オードリを採血に連れ出すのにちょっと手古摺りましたが、顔馴染みの先生だったので何とか着いていってくれました。ヤレヤレ。

15分くらいで戻ってきて、結果待ち。午後イチの予約だったので、昼ご飯あげようと食器だのミルクだのお湯だの、準備万端で出てきたのに、肝心のご飯を忘れてしまって、8時間毎のギュスの鎮痛剤の服用時刻が近づいてきて・・・

トラマール、最初はカプセルだったんだけど、先月からOD錠になって、そしたら口に放り込むとすぐ溶けちゃうせいで、激しく拒否るし(ペっします!)、ご飯に入れてもウェットなのですぐ溶けるからご飯まで残すし、オブラートに包んで食べる直前にトッピングして何とか凌いでいるんだけど、オブラートに包んだ食感も好きではないから、ご飯なしじゃ難いよね~というわけで、ママのお昼に買った “クリチ入りゴマフランスパン” のクリチに埋めてあげましたが、錠剤だけ吐き出し、3錠飲むのにプチ丸パン2個せしめたギュスでした。(=.=)!

1時間たらずで検査結果が出て、そしたら主治医も待合に出てきてくれたので、そのまま話しをうかがいました。

「オードリー、問題ありません。びっくりな数値です。CRPも1.3に下がりました。オーちゃんは凄いねぇ~(^^♪ なので、腫瘍のことも心配だからプログラフはいったん止めて、1ヶ月後に再度チェックして、結果で投薬どうするか考えます」って。

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3週間服用したプログラフが効いたんでしょうかねぇ~またまた献血できそうな数値に戻ってました。ただ末梢血の“溶血”が+++だったので気になって訊ねると、「顕微鏡でみると、やっぱり赤血球が危うい状態なんですよ。なので採血時に物理的な条件から壊れてしまってこういう結果になってるのだと考えます」と。現在は数値的に問題ないので、あまり心配しなくていいだろうとのことでした。

それにしても、T-Bilが0.00って、貧血になる前からも、治療が順調だった時期も、未だかつてなかったよね?ベストで0.01だったはず。なんか、またしても測定機器大丈夫か?なんて気になってしまいましたが、オードリーの状態が4月中旬くらいから少し上向いて、このところは一時の知覚・認知系の「???」も落ち着いているので、素直に結果を喜ぶ事にしました。

薬を切れるのは嬉しいけど、切ったら落ちるのではないかと不安もあり、いつになっても腹の据わらないオーママですが、とりあえずオードリーだけでも一息つけて、ホッとしたのでした。

<5月9日のお散歩@野津田公園>
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ギュスの肢 : 一気に進行?! [病気]

今年のGWは、今日6日を休みにして週明けまでお休みというパターンの方もいらっしゃるようですね。我が家は7連休で、オーパパ、本日から出勤しました。というわけで、生活がやっと通常のリズムに戻り、オーギュス&ママ、ホッと一息。^^;

7日間も休みがあったけど、今年のGWはどこへも出かけずに終わりました。というわのは、ギュスの肢の具合が連休突入と同時に急速に悪化したというか、激しくびっこを引くようになってしまい、5月2日か3日にかかりつけで定例チェックの予定だったのを早めて、4月30日に診察+肢のレントゲン検査をしました。

3月の下旬にも一度びっこが酷くなって、4月1日の予定を早めて26日に受診、レントゲンを撮ったら、「じわじわと進行してますね~腫瘍が最初の頃よりだいぶ大きくなってきてます。腫瘍が外側に増大しだすと痛みが強くなるんです」といわれ、いよいよか~と落ち込んだものの、その後なぜかびっこは徐々に治まり、4月の9~10日にはお山で走り回るまでに復活、4月15日のレントゲン検査ではほとんど変化無しだったので、今回はちょっと様子見ようかと思ったんだけど・・・

4月27日、淵野辺公園での散歩は目立つようなびっこはなくて、犬カフェでわんママさんと会ったときも「歩き方全然普通だね~」っていわれてたのに、翌28日(前回ブログ更新した雨の日!)は朝から室内でピョコタンピョコタンやってました。4月前半は調子付いてお花見散歩に出かけたり、短いとはいってもほぼ毎日一番近い公園までは往復してたので、もしかすると右足かばって左足に炎症でも起きてるのかな~みたいな感じで、右なのか左なのかはっきりしない?

が、28日は雨で一歩も外に出なかったのに、29日は朝からかなりびっこ!

GW突入ということで、昼前、オーパパがいつものように一番近い公園までお散歩に連れ出しましたが、帰宅すると右前肢の患部が腫れ上がっていました。即アイシング(5分くらい冷やしたら少し休んで、また5分くらい...を繰り返す事30分ほど)したところ、腫れはかなり引きましたが、びっこは酷くなってるようでした。

翌日も朝から激しいびっこで、痛いのか、頭がとんがってきて目力が失せていました。この日は朝食時にプレビコックスを飲む日(朝はパラディア+トラマールの日と交互)だったけど、痛みが酷い時はトラマールを一緒に飲ませるよう指示されてます。が、鎮痛剤たくさん飲んでびっこが軽減する前に、今の状態を診てもらった方がいいかもしれないと、割り増しのトラマールは服用させずに、二日前倒しでかかりつけを受診しました。

「痛いんだよね。ごめんね~」と心の中で謝りながら、なるべく振動しないように、ソロリソロリと運転してクリニックへ。車から降りる時はわりとしっかりした足取りだったけど、歩き出したらびっこ。そして、呼ばれて診察室に向かう数メートルの歩様を見て、院長先生ビックリ。「これまでで一番酷いですかね~?痛そうですね」って。

鎮痛剤の増量を保留して連れてきたことを伝え、診察開始。検温や体の他の部位の聴診・触診は問題なくて、呼吸も安定してるし不整脈もなし。ここで、待合に出て横たえ、肢の触診。右の患部周辺に触るとちょっと反応するものの、怒ったり悲鳴をあげたりするような反応はなし。

しかし、片足立ちするとき、左足を上げたときは右足(腫瘍がある方!)はしっかり立っていて、逆に右足をあげるとかなりふらつく状態が続いているので、左も念入りに触ってもらうが、特に炎症が起きてるような所見はなし。さらに、左右とも足首・肘・肩関節などはしっかりしていて問題ないと。

というわけで、左足のふらつきについては「?」ながら、患部のレントゲンを撮ることに。

レントゲンの準備をしてる間に、もう充分状態は診てもらえたため、保留していた割り増しの鎮痛剤を飲ませ、待つこと10分ほど。レントゲン室に呼ばれ、ママ、エプロン着用。

今までは、ママが「ここに乗せて!」とレントゲン台を指差すと “お手” の要領ですんなり右手を出してしたのに、この時は “その気” はあるものの身体が動かないというか、かなりためらう感じでした。ママ頑張って上半身を抱きかかえると、先に左手を台に乗せて体重を支えながら右手も乗せてくれました。

1枚撮ったらいったん台から降りて呼吸を整え、2枚目も同様に乗せます。ただ、若干角度を変えるので捻るようになるため、前足に荷重しないよう、ギュスの上半身を思いっきり支えてやりました。ちょっと嫌がったけど、先生、照準の合った一瞬を逃さずシャッター、撮影完了。

結果は・・・

これまでは骨が融けてるといいつつも骨肉腫にありがちなトゲトゲした状態にはなっていなくて、モヤモヤ~っとしてるだけだったのが、今回はトゲトゲ。というより、固い植物の繊維(麻とか椰子とか...)が毛羽立ってるような感じ?でも明らかにツノツノしていて、これが神経を逆なでしたり、盛り上がった腫瘍部が神経を圧迫するステージに入ったために、一気に痛みが酷くなったということでした。

4月16日に飲んだビスホスホネート剤(ボノテア)は破骨を止められなかったのね~悲しい。

「折れたらおしまいですから、とにかく気をつけてください!」って。

そして、これまでプレビコックス服用時は飲んでいなかったトラマールを併用(毎日2回服用)することにして、引き続き様子を見ることになったものの、そろそろ切ることの最終決断をした方がいいのでは、と。

原発があること、パラディアを服用していることから、肺転移は今のところ手術(=麻酔)に耐えられないような状況にはなっていないだろうけれど、前回のレントゲンから1ヶ月以上経過しているので肺も撮影したいが、痛みが酷いためこの日はパス。

原発を切除したら転移は確実に進むだろうし、下手すると術後1~2ヶ月しかもたないかもしれないけれど、それでも今後ますます強まる痛みを抱えて過ごすよりは、たとえ短い時間であっても痛みから解放してやる方がQOLが上がるのは、先生も飼い主も意見が一致しているんだけど、それでも「せめて体重が40キロ台だったらねぇ...」という話に戻ってしまうのでした。

オーパパは依然として「折れたら切る」と言ってるし、でもママは「切るなら折れるまで痛みこらえて待たなくても...」という思いもあり、結論の出ないまま連休が終わりました。

でも、ギュスの肢の状態(痛みによるびっこ)は日に日に悪化していて、昨日からは更に痛みが強まってるようで、今日は朝夕2回の鎮痛剤を昼にも頓服しようかという状態だったのですが・・・

この1週間、日に1回は外に出してやるも、庭で排便するくらいで敷地の外には出ませんでした。ギュスもそれで納得していたみたいでしたが、今日は庭で排便せず、車に乗ると!

スロープ上れるのかな?と半信半疑でハーネスを着せ、ママが支えたところ、後脚が流れ気味ながらも(当然のことだけど前足が大部分の推進力を担ってるのね!)どうにか乗り込みました。

駐車場からすぐ園内(土!)に入れる小さな公園にいって下ろすと、まずは落としモノ。「戻る?」と尋ねたら車とは逆方向に。繋留しておいてオードリーも連れ出したら、2匹でしばらく気ままに臭いをかいでいました。

室内では、立てなくなるのは時間の問題?くらいの酷いびっこだったのに、公園ではそれほどでもなくて、思うに、伏せてる状態から立ち上がる時が一番負荷が大きいので、伏せてる時間の長い室内より、立ってフラフラしてる方が負荷が少なくてびっこも軽いのかな~と。

帰宅収納後は丸太のように転がってグースカ眠ってましたけど、散歩に出る前のようにウーウーブーブー呻く事もなかったから、結局鎮痛剤の頓用はしませんでした。頭もとがってないしね。(笑)

      ******

ここまで覚書兼ねて文章ばかりでしたので、ちょこっとGWの風景など貼って終わりにしますね。

お出かけしないし、散歩もないし(あってもパパ担当!)、普段目をつぶってる大掃除や大洗濯に明け暮れつつも、パン焼いたり、お菓子作ったりのオーママでした。

<賞味期限が迫ってきた生クリームを消費するためのレア・チーズケーキ!>
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連休中、気温上昇のみならず湿度がすっごく下がったので、オードリーの喉が不調になり加湿器稼働。それには窓閉めなきゃならないから、そうなるとエアコン(=冷房!)も稼働。はぁ~非エコ極まりない暮らしですが、室温23度以下・湿度50%台でないと具合悪いみたい。orz

<頑張っても60%までは上がらなかったよ!>
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<薬が効いているとご機嫌なギュス??>
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でも今朝は、リビングとトイレスペースの段差(10cmくらい?)で躊躇してました。(._.)

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朝のうちは萎れてたんだけど・・・

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公園まで出かけられて良かったよかった。(^^♪

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そして最後は、連休中唯一のお出かけ(?)写真。

実は、歩行器を作ってもらうことにしまして、サイズ合わせに行って来ました。その場でおおまかな試作品を作ってくれて、試したうえで、目下完成待ち中です。こちらは出来上がったら、また報告しますね。使えるといいんだけど、どうだろう?

<試作中、オーちゃんはパパとご近所散策、ギュスはママと車待機。^^;>
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タグ:骨肉腫
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